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第87話 スカスカ大陸への道
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バンガダリオンとブルンガモンドの脅威
スカスカ大陸――名前からして、なんだか物足りなさそうな印象を受けるその地だが、実際にはとんでもない危険が待ち構えているという話だった。タカシとユウジは、四聖獣から手に入れたヒントを頼りに、スカスカ大陸への道を進み始めた。
「なあ、ユウジ。スカスカ大陸って名前の割に、めっちゃ大変そうじゃないか?」
タカシは地図を片手に、険しい山道を進みながらぼやいた。
「だって、今までの大陸だってそうだろ?名前だけ聞けば楽しそうだったのに、実際には死にそうな思いしかしてないぞ?」
ユウジも半ばあきれ顔だ。
道中、二人は地図に描かれた「危険地帯:バンガダリオン山脈」という文字に辿り着いた。そこには「絶対に近寄るな!特に、ブルンガモンド注意!」と赤い文字で書かれている。
「ブルンガモンド?何だ、それ。美味そうな名前だな。」
タカシは真剣に考えるような顔で呟いた。
「いやいや、どう考えても危ない名前だろ!注意って書いてあるんだからさ!」
ユウジがツッコむ。
突然の登場、バンガダリオンの山奥
二人が険しい山道を登る最中、突如、巨大な地響きが起こった。地面が揺れ、岩が崩れる音が辺りに響き渡る。
「おい、これヤバくないか?」
タカシは足を止め、後ろを振り返った。
「タカシ、見ろ!」
ユウジが指さした先には、巨大な影が現れた。
そこに立ちはだかっていたのは、「バンガダリオン」――全身が岩で覆われた巨大なゴリラのような怪物だった。両腕を振り回し、口からは紫色の煙を吐き出している。
「おい、なんだよあれ!まさか、あいつがバンガダリオンか!?」
タカシは目を見開く。
「いや、でも地図にはブルンガモンドって書いてあっただろ?あいつは違うんじゃないか?」
ユウジが首をかしげる。
「いや、どっちでもいい!逃げろ!」
タカシが叫ぶと同時に、二人は全速力で山道を駆け下り始めた。
謎の怪物、ブルンガモンドの登場
必死に走り続ける二人だったが、突然、霧の中から新たな怪物が姿を現した。その怪物は「ブルンガモンド」と名乗り、バンガダリオン以上に異様な姿をしていた。全身が青白い光で覆われ、無数の触手がぐるぐると回っている。
「うわっ、気持ち悪い!なんだよあれ!」
ユウジは叫んだ。
「いや、待て・・・ブルンガモンドって、名前の割にはめっちゃ攻撃的じゃないか!?」
タカシは後退りする。
ブルンガモンドは巨大な声で叫び始めた。
「誰が我の地に足を踏み入れたか!貴様ら、覚悟しろ!我のブルブルアタックを受けるがいい!」
「ブルブルアタック!?そんなふざけた名前の技でやられるか!」
タカシはそう叫びながらも、一歩も動けない。
怪物たちの真実
突然、バンガダリオンとブルンガモンドが互いに目を合わせた。すると、二体の怪物が一斉にしゃがみ込み、巨大な岩を使って「じゃんけん」を始めたのだ。
「・・・え?」
タカシとユウジは呆然とその光景を見つめた。
「な、何してるんだ、あいつら?」
ユウジがぽつりと呟く。
「どう見ても、じゃんけんだろ・・・」
タカシは困惑しながら答えた。
怪物たちは「グー」「チョキ」「パー」を繰り返し、互いに勝ったり負けたりしていた。そして、なぜかじゃんけんの結果によって山全体が揺れるほどの爆発音が響く。
「おいおい、じゃんけんするだけで山が崩れるって、どんだけ力あるんだよ!」
タカシは地面に座り込みながら叫んだ。
脱出と新たな道
結局、バンガダリオンとブルンガモンドのじゃんけんに巻き込まれながらも、二人はなんとか山道を抜け出した。山を降りると、そこにはスカスカ大陸への入り口が広がっていた。
「・・・なあ、タカシ。結局、俺たち何しに来たんだ?」
ユウジが不安げに尋ねる。
「・・・わかんねえけど、とりあえず、あの二体があのままじゃんけんしてるなら問題ないだろ。」
タカシは肩をすくめた。
しかし、背後からバンガダリオンとブルンガモンドの声が響く。
「次はお前たちの番だ!さあ、じゃんけんしろ!」
「嫌だ!俺たちはもう先に行く!」
二人は声を揃えて叫びながら、スカスカ大陸へと駆け込んでいった。
追いかけてくるじゃんけんモンスターたち
スカスカ大陸の入り口まで何とか辿り着いたタカシとユウジ。しかし、その背後では、バンガダリオンとブルンガモンドがなおも追いかけてきていた。
「おいおい、まだ来るのかよ!?」
タカシは振り返り、叫んだ。
「じゃんけんで決着つけるんじゃなかったのか!?何で俺たちに絡んでくるんだ!」
ユウジも全力で走りながら文句を言う。
「お前たちの手の動きが気に入らない!もっと真剣にじゃんけんしろ!」
バンガダリオンが怒鳴りながら巨大な岩を投げてきた。
「真剣にってなんだよ!じゃんけんはただの遊びだろ!」
タカシは頭を抱えながら必死に岩を避ける。
「しかも、お前たちが勝手にやってただけじゃないか!」
ユウジも息を切らしながら反論するが、ブルンガモンドが冷酷な声で答えた。
「我らはこの大地の秩序を守る者!じゃんけんの結果を無視する者には厳罰が下る!」
ブルンガモンドの触手が高速で回転し始める。
「秩序って何だよ!意味わかんねえよ!」
タカシは叫びながら必死に逃げた。
じゃんけん修行の名目で追撃
逃げ続けるタカシとユウジを、バンガダリオンとブルンガモンドは手加減なしで追いかけてくる。途中、突然バンガダリオンが前に立ち塞がり、こう言い放った。
「お前たちにはじゃんけんの極意を学んでもらう!今すぐ特訓を始めろ!」
「いやだ!俺たち忙しいんだよ!次の冒険が待ってるんだから!」
タカシは即答で断った。
しかし、ブルンガモンドが巨大な触手で道を塞ぎ、にやりと笑う。
「では、逃げた場合は、100回負けた分の罰ゲームを受けてもらう。」
「100回!?どんなルールだよ!」
ユウジが慌てて叫ぶ。
「罰ゲームの名は“負けたらスカスカビンタ地獄”だ!」
バンガダリオンが誇らしげに宣言した。
「そんな地獄聞いたことない!スカスカって何だよ!」
タカシとユウジは同時にツッコんだ。
スカスカ大陸での逃亡劇
二体のモンスターはスカスカ大陸の中でもなお追いかけてきた。タカシたちは逃げ回りながら、この大陸が本当にスカスカなのかを確かめる暇もない。
大陸の地形は奇妙だった。空間のあちこちに謎の穴が開いていて、どれも中がスカスカで奥が見えない。
「この穴、落ちたらどうなるんだ?」
ユウジが疑問を口にした瞬間、バンガダリオンが声を上げた。
「その穴は『スカスカホール』だ!落ちたら永遠にじゃんけんさせられるぞ!」
「何その地獄!?どんだけじゃんけんに命かけてんだよ!」
タカシは全力で穴を避けながら走る。
ブルンガモンドが追撃をかけながら叫ぶ。
「我らの大陸では、すべての問題はじゃんけんで解決されるのだ!異を唱える者は許されぬ!」
「じゃんけんしか文化がないのか!?」
ユウジが絶叫した。
思わぬ助け舟
追い詰められた二人がスカスカホールの間を縫って逃げていると、突然、どこからともなく軽快な音楽が聞こえてきた。次の瞬間、奇妙な乗り物が空から降りてきた。乗っていたのは、どこか胡散臭い風貌の男だった。
「よっ、君たち!困ってるみたいだね!俺は“スカスカタクシー”の運転手、ズルガポンだ!」
男は派手な服を着て、どこか間抜けな笑顔を浮かべている。
「ズルガポン!?そんな名前で頼りになるのか?」
タカシは疑いの目を向ける。
「まあまあ!乗るかどうかは自由だよ~。ただし、料金は“じゃんけんで勝った回数×スカスカコイン”だけどね!」
ズルガポンは悪びれもせずに答えた。
「じゃんけんから逃げたいのに、またじゃんけんかよ!」
ユウジが頭を抱える。
最後の逆転劇
結局、ズルガポンのタクシーに乗り込んだ二人だったが、バンガダリオンとブルンガモンドはまだ諦めていなかった。ズルガポンが操縦するタクシーを追いかけながら、二体は叫ぶ。
「お前たち、最後にもう一度勝負しろ!そうすれば見逃してやる!」
「もういやだ!俺たちは自由なんだ!」
タカシは座席から振り返りながら叫ぶ。
「でも、これ以上逃げられないぞ!」
ユウジが焦った声を上げた。
タカシは一瞬考えたあと、ズルガポンに耳打ちした。
「おい、ズルガポン、何とかしてくれよ!」
ズルガポンはニヤリと笑うと、タクシーのハンドルを回してスカスカホールの真上で急停止した。
「さあ、これがスカスカホールスピンだ!行くぞ~!」
突如、タクシーが高速回転を始め、強烈な風圧がバンガダリオンとブルンガモンドを巻き込む。二体の怪物はそのままスカスカホールに吸い込まれていった。
「ぐああああ!じゃんけんの文化がああああ!」
最後の叫び声を残し、二体はホールの奥底へと消えた。
勝利のあとに待つさらなる試練
「やっと終わったな・・・」
タカシはホッとした表情でタクシーの座席に沈み込んだ。
「いや、でもズルガポン、これいくらなんだ?」
ユウジが警戒しながら尋ねると、ズルガポンが悪魔のような笑顔を浮かべた。
「料金は1000スカスカコインだ!もちろん、じゃんけんで勝った回数分の割引を考慮してね!」
「だから、もうじゃんけんは嫌だってば!」
タカシとユウジの叫び声がスカスカ大陸の空に響いた。
次なる冒険への道は、まだまだ遠い・・・!
スカスカ大陸――名前からして、なんだか物足りなさそうな印象を受けるその地だが、実際にはとんでもない危険が待ち構えているという話だった。タカシとユウジは、四聖獣から手に入れたヒントを頼りに、スカスカ大陸への道を進み始めた。
「なあ、ユウジ。スカスカ大陸って名前の割に、めっちゃ大変そうじゃないか?」
タカシは地図を片手に、険しい山道を進みながらぼやいた。
「だって、今までの大陸だってそうだろ?名前だけ聞けば楽しそうだったのに、実際には死にそうな思いしかしてないぞ?」
ユウジも半ばあきれ顔だ。
道中、二人は地図に描かれた「危険地帯:バンガダリオン山脈」という文字に辿り着いた。そこには「絶対に近寄るな!特に、ブルンガモンド注意!」と赤い文字で書かれている。
「ブルンガモンド?何だ、それ。美味そうな名前だな。」
タカシは真剣に考えるような顔で呟いた。
「いやいや、どう考えても危ない名前だろ!注意って書いてあるんだからさ!」
ユウジがツッコむ。
突然の登場、バンガダリオンの山奥
二人が険しい山道を登る最中、突如、巨大な地響きが起こった。地面が揺れ、岩が崩れる音が辺りに響き渡る。
「おい、これヤバくないか?」
タカシは足を止め、後ろを振り返った。
「タカシ、見ろ!」
ユウジが指さした先には、巨大な影が現れた。
そこに立ちはだかっていたのは、「バンガダリオン」――全身が岩で覆われた巨大なゴリラのような怪物だった。両腕を振り回し、口からは紫色の煙を吐き出している。
「おい、なんだよあれ!まさか、あいつがバンガダリオンか!?」
タカシは目を見開く。
「いや、でも地図にはブルンガモンドって書いてあっただろ?あいつは違うんじゃないか?」
ユウジが首をかしげる。
「いや、どっちでもいい!逃げろ!」
タカシが叫ぶと同時に、二人は全速力で山道を駆け下り始めた。
謎の怪物、ブルンガモンドの登場
必死に走り続ける二人だったが、突然、霧の中から新たな怪物が姿を現した。その怪物は「ブルンガモンド」と名乗り、バンガダリオン以上に異様な姿をしていた。全身が青白い光で覆われ、無数の触手がぐるぐると回っている。
「うわっ、気持ち悪い!なんだよあれ!」
ユウジは叫んだ。
「いや、待て・・・ブルンガモンドって、名前の割にはめっちゃ攻撃的じゃないか!?」
タカシは後退りする。
ブルンガモンドは巨大な声で叫び始めた。
「誰が我の地に足を踏み入れたか!貴様ら、覚悟しろ!我のブルブルアタックを受けるがいい!」
「ブルブルアタック!?そんなふざけた名前の技でやられるか!」
タカシはそう叫びながらも、一歩も動けない。
怪物たちの真実
突然、バンガダリオンとブルンガモンドが互いに目を合わせた。すると、二体の怪物が一斉にしゃがみ込み、巨大な岩を使って「じゃんけん」を始めたのだ。
「・・・え?」
タカシとユウジは呆然とその光景を見つめた。
「な、何してるんだ、あいつら?」
ユウジがぽつりと呟く。
「どう見ても、じゃんけんだろ・・・」
タカシは困惑しながら答えた。
怪物たちは「グー」「チョキ」「パー」を繰り返し、互いに勝ったり負けたりしていた。そして、なぜかじゃんけんの結果によって山全体が揺れるほどの爆発音が響く。
「おいおい、じゃんけんするだけで山が崩れるって、どんだけ力あるんだよ!」
タカシは地面に座り込みながら叫んだ。
脱出と新たな道
結局、バンガダリオンとブルンガモンドのじゃんけんに巻き込まれながらも、二人はなんとか山道を抜け出した。山を降りると、そこにはスカスカ大陸への入り口が広がっていた。
「・・・なあ、タカシ。結局、俺たち何しに来たんだ?」
ユウジが不安げに尋ねる。
「・・・わかんねえけど、とりあえず、あの二体があのままじゃんけんしてるなら問題ないだろ。」
タカシは肩をすくめた。
しかし、背後からバンガダリオンとブルンガモンドの声が響く。
「次はお前たちの番だ!さあ、じゃんけんしろ!」
「嫌だ!俺たちはもう先に行く!」
二人は声を揃えて叫びながら、スカスカ大陸へと駆け込んでいった。
追いかけてくるじゃんけんモンスターたち
スカスカ大陸の入り口まで何とか辿り着いたタカシとユウジ。しかし、その背後では、バンガダリオンとブルンガモンドがなおも追いかけてきていた。
「おいおい、まだ来るのかよ!?」
タカシは振り返り、叫んだ。
「じゃんけんで決着つけるんじゃなかったのか!?何で俺たちに絡んでくるんだ!」
ユウジも全力で走りながら文句を言う。
「お前たちの手の動きが気に入らない!もっと真剣にじゃんけんしろ!」
バンガダリオンが怒鳴りながら巨大な岩を投げてきた。
「真剣にってなんだよ!じゃんけんはただの遊びだろ!」
タカシは頭を抱えながら必死に岩を避ける。
「しかも、お前たちが勝手にやってただけじゃないか!」
ユウジも息を切らしながら反論するが、ブルンガモンドが冷酷な声で答えた。
「我らはこの大地の秩序を守る者!じゃんけんの結果を無視する者には厳罰が下る!」
ブルンガモンドの触手が高速で回転し始める。
「秩序って何だよ!意味わかんねえよ!」
タカシは叫びながら必死に逃げた。
じゃんけん修行の名目で追撃
逃げ続けるタカシとユウジを、バンガダリオンとブルンガモンドは手加減なしで追いかけてくる。途中、突然バンガダリオンが前に立ち塞がり、こう言い放った。
「お前たちにはじゃんけんの極意を学んでもらう!今すぐ特訓を始めろ!」
「いやだ!俺たち忙しいんだよ!次の冒険が待ってるんだから!」
タカシは即答で断った。
しかし、ブルンガモンドが巨大な触手で道を塞ぎ、にやりと笑う。
「では、逃げた場合は、100回負けた分の罰ゲームを受けてもらう。」
「100回!?どんなルールだよ!」
ユウジが慌てて叫ぶ。
「罰ゲームの名は“負けたらスカスカビンタ地獄”だ!」
バンガダリオンが誇らしげに宣言した。
「そんな地獄聞いたことない!スカスカって何だよ!」
タカシとユウジは同時にツッコんだ。
スカスカ大陸での逃亡劇
二体のモンスターはスカスカ大陸の中でもなお追いかけてきた。タカシたちは逃げ回りながら、この大陸が本当にスカスカなのかを確かめる暇もない。
大陸の地形は奇妙だった。空間のあちこちに謎の穴が開いていて、どれも中がスカスカで奥が見えない。
「この穴、落ちたらどうなるんだ?」
ユウジが疑問を口にした瞬間、バンガダリオンが声を上げた。
「その穴は『スカスカホール』だ!落ちたら永遠にじゃんけんさせられるぞ!」
「何その地獄!?どんだけじゃんけんに命かけてんだよ!」
タカシは全力で穴を避けながら走る。
ブルンガモンドが追撃をかけながら叫ぶ。
「我らの大陸では、すべての問題はじゃんけんで解決されるのだ!異を唱える者は許されぬ!」
「じゃんけんしか文化がないのか!?」
ユウジが絶叫した。
思わぬ助け舟
追い詰められた二人がスカスカホールの間を縫って逃げていると、突然、どこからともなく軽快な音楽が聞こえてきた。次の瞬間、奇妙な乗り物が空から降りてきた。乗っていたのは、どこか胡散臭い風貌の男だった。
「よっ、君たち!困ってるみたいだね!俺は“スカスカタクシー”の運転手、ズルガポンだ!」
男は派手な服を着て、どこか間抜けな笑顔を浮かべている。
「ズルガポン!?そんな名前で頼りになるのか?」
タカシは疑いの目を向ける。
「まあまあ!乗るかどうかは自由だよ~。ただし、料金は“じゃんけんで勝った回数×スカスカコイン”だけどね!」
ズルガポンは悪びれもせずに答えた。
「じゃんけんから逃げたいのに、またじゃんけんかよ!」
ユウジが頭を抱える。
最後の逆転劇
結局、ズルガポンのタクシーに乗り込んだ二人だったが、バンガダリオンとブルンガモンドはまだ諦めていなかった。ズルガポンが操縦するタクシーを追いかけながら、二体は叫ぶ。
「お前たち、最後にもう一度勝負しろ!そうすれば見逃してやる!」
「もういやだ!俺たちは自由なんだ!」
タカシは座席から振り返りながら叫ぶ。
「でも、これ以上逃げられないぞ!」
ユウジが焦った声を上げた。
タカシは一瞬考えたあと、ズルガポンに耳打ちした。
「おい、ズルガポン、何とかしてくれよ!」
ズルガポンはニヤリと笑うと、タクシーのハンドルを回してスカスカホールの真上で急停止した。
「さあ、これがスカスカホールスピンだ!行くぞ~!」
突如、タクシーが高速回転を始め、強烈な風圧がバンガダリオンとブルンガモンドを巻き込む。二体の怪物はそのままスカスカホールに吸い込まれていった。
「ぐああああ!じゃんけんの文化がああああ!」
最後の叫び声を残し、二体はホールの奥底へと消えた。
勝利のあとに待つさらなる試練
「やっと終わったな・・・」
タカシはホッとした表情でタクシーの座席に沈み込んだ。
「いや、でもズルガポン、これいくらなんだ?」
ユウジが警戒しながら尋ねると、ズルガポンが悪魔のような笑顔を浮かべた。
「料金は1000スカスカコインだ!もちろん、じゃんけんで勝った回数分の割引を考慮してね!」
「だから、もうじゃんけんは嫌だってば!」
タカシとユウジの叫び声がスカスカ大陸の空に響いた。
次なる冒険への道は、まだまだ遠い・・・!
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