スーパー忍者・タカシの大冒険

Selfish

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第145話: 焼肉の神、その名も…!

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焼肉の神の試練を受けることになったタカシとユウジ。空から光る焼肉屋の看板が降りてきたその瞬間、天空から響くような声が聞こえてきた。

「我こそは焼肉の神…その名も――」

二人はごくりと息をのんだ。そして、声が続いた。

「カリビ・ハラミーン!」

「……は?」タカシが思わず口を開けた。「カリビ・ハラミーン?名前、面白すぎだろ!焼肉の神ってもっと威厳ある感じかと思ったのに!」

「文句を言うな、人間ども!」天からの声が雷のように響く。「焼肉の神、カリビ・ハラミーンは古より全焼肉を司り、その肉汁を守り続けてきた偉大なる存在だ!」

「いやいや、名前のインパクトが強すぎて、全然話が頭に入らないんだけど!」ユウジも苦笑いを浮かべた。「あと、なんで神なのに、焼肉限定なんだよ!」

「焼肉は人類の魂!」カリビ・ハラミーンの声はさらに大きくなる。「焼肉なくして世界の平和なし!肉が焼ける音、それこそが宇宙の調和!肉の香り、それが真の癒し!」

「やばい、ちょっと納得しかけてる自分がいる…!」タカシが頭を抱えた。

「よろしい、愚かな者ども!」カリビ・ハラミーンが声を張り上げた。「試練を受けたくば、私の姿を現すぞ!」

すると、突然空が割れ、巨大な焼肉の皿に乗った人物が降りてきた。その人物の姿は――

頭はハラミの形をした兜をかぶり、肩にはカルビを模した肩当て、腰には牛タンの模様が入ったベルト。そして背中には骨付きカルビの巨大な串を背負っている!

「焼肉の神、カリビ・ハラミーン、降臨!」と、その奇妙な人物が高らかに叫んだ。

タカシとユウジは目を見開き、思わず叫んだ。「めっちゃ焼肉じゃん!!」

「全てを焼く者、カリビ・ハラミーン!」神は威厳たっぷりに手を広げながら言った。「これより、スーパー焼肉忍者としての試練を与える!」

「試練って、具体的に何やるの?」タカシが恐る恐る尋ねた。

カリビ・ハラミーンは指を一本突き上げ、厳かに告げた。「試練その一、『肉を完璧なミディアムレアに焼け!』」

「え、それだけ?」ユウジが眉をひそめる。

「だが、ただの肉ではないぞ!」ハラミーンが手を振ると、どこからともなく黒い煙をまとった肉の塊が宙に現れた。「これは呪われし肉、シャドウ・ミート!焼くのに失敗すれば、たちまち黒焦げとなり、魂をも奪われる恐怖の肉だ!」

「そんな肉焼きたくない!」タカシが叫んだ。

「逃げることは許さん!」カリビ・ハラミーンが叫び、肉の塊がタカシとユウジの前にドスンと落ちた。

「ユウジ、ここはお前の出番だ!」タカシがユウジの肩を叩く。「スーパー焼肉忍者なんだから、得意分野だろ!」

「待てよタカシ!これ、もし失敗したらオレの魂、肉にされちゃうってことだろ!?そんな責任重大な肉、初級忍者には重すぎるって!」

「オレも手伝うよ!スーパー忍者初級として、何かできるかも!」

「タカシ、君、絶対肉を焦がすタイプだろ!」ユウジが悲鳴を上げる。

「とにかく焼け!」カリビ・ハラミーンが叫び、二人の足元に巨大な炭火が出現した。「制限時間は10分!完璧なミディアムレアを焼き上げるのだ!」

「よし…やるしかない!」ユウジが意を決し、肉をつかんで炭火に向かう。

「その肉、普通じゃないぞ!」ポッチが横からアドバイスする。「焼けるときに突然しゃべり出すワン!」

「しゃべる肉!?もうめちゃくちゃだよ!」ユウジが肉を炭火の上に置いた瞬間――

「熱いんだよコラァァァ!」と、肉が叫んだ。

「うわ、本当にしゃべった!」タカシが驚く。

「お前ら、焼くんだったらちゃんとひっくり返せよ!」肉はさらに文句を言い出した。「焦げたらお前らが恥をかくんだからな!」

「なんで焼かれる側が偉そうなんだよ!」ユウジがツッコミながら、慎重に肉をひっくり返す。

果たして、タカシとユウジは呪われた肉を完璧なミディアムレアに焼き上げ、スーパー焼肉忍者として次の段階に進むことができるのか…?

次回、焼肉の神カリビ・ハラミーンのさらなる試練が待つ!
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