スーパー忍者・タカシの大冒険

Selfish

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第156話 「低神界の神・モレトル登場!試練の名は『モレモレの恐怖』!」

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タレトルの試練をなんとか乗り越えたタカシたち。次に訪れたのは、低神界でもひときわ湿った雰囲気を放つ「ヌルヌル湿原」。そこに待っていたのは、タレトルの弟、「モレトル」だった。

ユウジは眉をひそめながら呟いた。
「…モレトル?なんか名前からして、いろいろ漏れそうな感じがするな。」

突然、地面が揺れ、巨大な水たまりの中から不気味な声が響いた。
「よくぞ来たな、勇敢なる忍者たちよ。我が名はモレトル、水分と漏洩を司る低神界の神である!」

現れたモレトルは、全身が水滴で覆われた不思議な存在。顔の中央には蛇口のようなものがついていて、時折「ポタ…ポタ…」と水が垂れている。

モレトルの使命

モレトルは堂々と語り始めた。
「私はこの世界のすべての『漏れるもの』を守護している。汗、涙、雨漏り、さらに秘密も漏れるのだ!」

タカシは目を丸くして言った。
「秘密まで漏れるの!?それ守護してるっていうのか?」

モレトルは頷く。
「そうだ。例えば今、お前たちが隠していることも、私はお見通しだ!」

すると突然、モレトルの蛇口から水が噴き出し、空中に文字が浮かび上がった。
「タカシ、昨夜寝る前にこっそりお菓子を食べた。」
「ユウジ、旅の途中でタカシの焼肉タレをちょっと盗み飲みした。」
「ウースラ・ポッチ、実は一回だけタカシのマントにおしっこした。」

全員が凍りつく中、ポッチが気まずそうに目を逸らした。
「いや、その、勢いで…つい…。」

モレトルの試練開始

モレトルはさらに蛇口をひねり、大量の水をまき散らしながら言った。
「私が課す試練は『漏れを克服する試練』!これをクリアすれば、お前たちは真の忍者としてさらなる力を得るだろう!」

試練の内容は、次の3つ。
1. 「水浸し迷路」
水がひたひたに漏れ続ける迷路を攻略せよ。ただし、足元が滑りやすく、油断するとスライディングして戻される。
2. 「漏れる真実クイズ」
モレトルが相手の秘密を次々に暴露し、恥ずかしさに耐え抜けるかを試す心理的試練。
3. 「漏れそうで漏れないタンクチャレンジ」
重い水タンクを頭に乗せて運ぶが、漏れそうで漏れない微妙なバランス感覚が求められる。

迷路で大混乱

タカシたちはまず「水浸し迷路」に挑戦。だが、滑る床と突然噴き出す水流に苦しめられ、全員が何度も転んだ。

ユウジが叫ぶ。
「これ、ただの水遊びじゃねえか!滑り台じゃねえかよ!」

ウースラ・ポッチもツルッと滑って壁に激突。
「わん!これ…楽しいけど全然進めない!」

タカシは苦労しながらもなんとか出口にたどり着いたが、全身ビショビショで息を切らしていた。
「これ、ただの体力試験だろ…!」

クイズで暴露合戦

次に挑んだ「漏れる真実クイズ」。モレトルが質問を浴びせかけ、正直に答えなければ水をかけられるという地獄の試練。

モレトルが質問する。
「タカシ!一番好きな焼肉の部位は何だ!」

タカシは答える。
「カルビだ!」

モレトルがニヤリと笑う。
「嘘だな!実はホルモンが好きだろう!」

蛇口が開き、タカシは全身水浸しに。
「くそっ!なんでそれもバレてるんだよ!」

ウースラ・ポッチもクイズで恥をかかされ、ユウジに至っては、過去の「焼肉代をこっそり割り勘にしなかったエピソード」を暴露される。

「いや、あの時は財布を忘れただけで…!」
ユウジの弁明も虚しく、水を浴びる音が響き渡った。

タンクチャレンジの奇跡

最後の試練「漏れそうで漏れないタンクチャレンジ」。タカシたちはタンクを頭に乗せてバランスを取りながらコースを歩くが、あまりの緊張に汗が滝のように流れる。

ユウジが呻く。
「これ、もう汗でタンクが滑りそうなんだけど!?」

だが、ポッチがここで奇跡を起こした。短い足で慎重に歩きながら、最後まで水を漏らさずゴールにたどり着いたのだ!

タカシとユウジが驚きの声を上げる。
「ポッチ、お前すげえじゃん!」

モレトルも感心し、蛇口を閉じて言った。
「お前たち、よく耐えた。これで試練は終了だ。だが、さらなる困難が待ち受けているぞ。」

次の神へ

モレトルから授けられたのは、特製の「漏れない魔法水筒」。どんなに振り回しても中身が漏れないという便利アイテムだった。
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