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「みじめね」
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あと2か月で元に戻れなければ、犬になってしまうかもしれない。
先日ノアに言われた言葉が、ルイーザの胸を蝕んでいた。「あまり長くその姿でいると、精神が完全に犬になる」とは最初から言われていたけれど、前例と共に具体的な期間を提示されてしまうと一気に現実味が増してしまう。
*****
(ノアのように、動物と話せる魔術師は珍しいの?)
『珍しいと思う。この研究塔にも僕のほかには一人しか知らない。
僕も、動物と話せるわけではないよ。動物と人間では根本的に思考が異なるから、なんとなく言っていることがわかる程度だ。』
(……だから、完全に猫になってしまった人の傍には誰も言葉が通じる人がいなかったのね)
『そうだね。
僕も、動物になった人間と会うのは初めてだったからこんなにはっきりと意思疎通がとれることは君で初めて知ったけどね』
*****
先日ノアと交わした会話を思い出す。ノアが珍しい、というのであれば意思疎通を取れる人物が近くにいた上で、どれだけ人間でいられる期限が伸びるのか──本当に、期限が伸びるのかの症例を得ることはできないだろう。こればかりは、天に任せる他できることはない。
この状態になったときは、まだ暑い季節だった。しかし、今は時折冷たい風が吹くようになり、青々としていた木々も、季節の移り初めを見せている。
長くてあと2か月。人間に戻れたとしても、冬に差し掛かるころだろうか。
さくさくと、夏の頃より水分の減った芝生を踏む複数の足音がする。秋風に乗ってきた匂いで、誰が近づいているのかルイーザにはすぐにわかった。今日も、王太子であるヴィクトールが、婚約者候補が犬を受け入れるかどうかのテストのためにきたのだろう。
ルイーザは、気に入らない令嬢であれば引き合わされたときにちょっと意地悪でもしてやろうかと考えていたけれど、そんな事をする以前に令嬢たちは皆大型犬を受け入れなかった。
家にこもることが多い貴族女性に、触れたこともないような大きな犬を撫でろと言われても無理な話である。ルイーザだって、こんなことにならずに大型犬に引き合わされていたら怯え逃げていたかもしれない。
番犬用の休憩スペースについたヴィクトールが連れていた女性は、婚約者候補たちの中で最もルイーザが忌避したい女性だった。
(……メリナ・ノイマン伯爵令嬢)
他者を蹴落としてでも目的に向かういっそ清々しいほどの狡猾さは、次期王妃の座を勝ち取るに相応しい気性かもしれない。しかし、煮え湯を飲まされたことはどうにも忘れられない。
先ほどまで休憩所にいたマリーは、足音が聞こえた時点でどこかへ去っていった。今ここにいるのは、リーダー格の大きな黒毛の雄犬と、ルイーザだけだった。
令嬢たちと会わせるのは、なるべく穏やかな犬を選んでいるらしいヴィクトールは、2匹を見てルイーザの元へ歩いてきた。
令嬢と共にいる時の彼は一人で犬を構いにくるときと違い、やはり夜会で見るような王子然とした笑顔だ。
「やあショコラ。今日は友人を紹介させてくれ。
メリナ嬢だよ」
ヴィクトールの言葉はいつもと似たような言葉だけれど、令嬢の様子はいつもと違う。ルイーザや他の犬を見ると、悲鳴を上げたり怯えて逃げたりする人ばかりだったのだけれど、メリナは平然と微笑んでいた。
「まあ、可愛らしいですわ。大きな体に豊かな毛並み、とっても素敵」
屈託ない笑顔でメリナが言う。「そうだろう」とヴィクトールは満足そうな表情で頷いた。
しかし、ルイーザが真っ先に感じたのは、強烈な違和感だった。犬になってから、人間とは比べ物にならないほど相手の感情に鋭くなった。例えば、犬が苦手な使用人が裏庭を通る時。平然と歩いているように見えて、緊張や不安、恐怖が伝わってくるのだ。
だから、犬たちもそういった使用人が通る時はなるべく彼らから離れる。相手を思いやって……というよりも、負の感情が伝染し犬側も穏やかではいられないからだ。
メリナの瞳に浮かぶ感情は、決して好意的なものではない。侮蔑、嘲り、僅かな憐憫。上がった口角とは裏腹に、冷たい感情を称えた瞳にぞくりと寒気が走る。ルイーザは、座った体勢のまま動けなくなった。
(……何?そんなに犬が嫌いなの?)
「この子は、とても人懐っこくていい子なんだ」
ヴィクトールが笑顔でルイーザを紹介する。メリナは、頬に手を当てて感嘆の声を漏らしてから言葉を続けた。
「まぁ……わたくしが撫でても大丈夫かしら」
「きっと大丈夫だよ」
嫌だ、と思ったけれどここで噛みつく訳にはいかないので、ルイーザはそっと顔を背けるに留めた。罪のない人に危害を与えたとなると、大ごとになってしまうだろう。そして、ヴィクトールもここの番犬であれば他人に危害を与えないと信頼して令嬢を連れてきているのだ。
嫌そうなルイーザを気にすることもなく、メリナはルイーザの目の前に屈んで首の横を撫でる。手つきは乱暴なものではないが、ちらりと彼女を見るとやはりその目は冷え切っていた。
(そんなに嫌いな犬を撫でるとは、見事な信念ね。)
他の令嬢は逃げ出したというのに。
この様子では、婚約者はメリナに決まりだろうか。自分が選ばれなかったとしても、できればもっと好感が持てて尊敬ができる令嬢を選んでほしかったとルイーザは内心嘆息する。
何気なく再度メリナに目を向けると、彼女の唇が弧を描いたと思ったら僅かに動いた。
『み、じ、め、ね』
その唇の動きを理解した瞬間、ルイーザの体中の毛がぶわりと逆立つ。
(どういう、こと……?)
ばくばくと、痛い位に心臓が脈を打った。惨めね、と確かに彼女の唇は形を作った。もしかしたら他の言葉を意味するものかもしれないが、間違いなくただの犬に対しての態度ではない。
理解が追い付かず、固まるルイーザを見て、メリナはくすりと笑ったと思ったら立ち上がってヴィクトールに向き合った。
「この子、大人しくてすごく可愛らしいですわ。
ヴィクトール殿下はいつもここの犬たちを愛でていらっしゃるのですか?」
「時々、暇ができたときにね。
動物は暖かくて癒されるから」
「そうですわね。私、結婚したら犬が飼いたいと思っておりましたの。
こういう大人しくて賢そうな子を飼えたら、きっと生活が豊かになります」
ヴィクトールとメリナ嬢は、いくつか会話をした後に休憩所を後にした。動くことができずに彼らの姿を見送ってから、ルイーザは自分の体が尋常でなく震えていることに気が付いた。
(メリナ嬢は知っている?)
(でも、ノイマン家はそこまで裕福ではない──遠い異国から薬を仕入れられるほどの財力はない筈よ)
(では、何故?)
──みじめね
彼女の赤い唇の動きを何度も脳が再生する。思考がまとまらず、手足の先が冷えてきた。この体になってから、ほとんど寒さなんて感じなかったというのに。
(メリナ嬢が犯人なの?
それとも、私をこの姿にした誰かを知っている?)
「そこには必ず悪意がある」「最悪の場合、殺されるかもしれない」以前、ノアに言われた言葉が同時に脳内を駆け巡る。
(どうしよう、どうしたらいいの?……たすけて、お父さま、ノア、でん──)
「ショコラ!」
思考に埋もれたまま、どれだけの時間が経過したのかわからないが、ハッとした時にヴィクトールがすぐそばまで戻っていた。現実に引き戻されたルイーザは、ある事実に愕然とする。
(私、今誰を呼ぼうとした……?)
そんな事を考えるよりも早く、ヴィクトールがルイーザの前に片膝をついてゆっくりと背を撫でた。
「ショコラ、ごめんよ……。慣れぬ人に触れさせて嫌な思いをさせてしまったね」
混乱して取り乱していた気持ちが徐々に落ち着き、ひと撫でされる度に震えが収まってゆくのがわかる。
与えられる優しい手のひらの動きに、安堵したルイーザは姿勢を低くしたヴィクトールの肩に顎を乗せて息をついた。いつもは無遠慮にぎゅうぎゅうと触れるくせに、こんな時に限って気遣うようにそっと優しく抱きしめ背を撫でるものだから、更に緊張が解れてゆく。そんな安心してしまう心と裏腹に、人間としてのルイーザの心には戦慄が走っていた。
認めたくない、認めたくはないのだけれど。
(……もしかして私、このポンコツ殿下に相当懐いてしまっているんじゃ……?)
ルイーザの犬としての部分は、ヴィクトールにすっかり餌付けされてしまっていたらしい。
先日ノアに言われた言葉が、ルイーザの胸を蝕んでいた。「あまり長くその姿でいると、精神が完全に犬になる」とは最初から言われていたけれど、前例と共に具体的な期間を提示されてしまうと一気に現実味が増してしまう。
*****
(ノアのように、動物と話せる魔術師は珍しいの?)
『珍しいと思う。この研究塔にも僕のほかには一人しか知らない。
僕も、動物と話せるわけではないよ。動物と人間では根本的に思考が異なるから、なんとなく言っていることがわかる程度だ。』
(……だから、完全に猫になってしまった人の傍には誰も言葉が通じる人がいなかったのね)
『そうだね。
僕も、動物になった人間と会うのは初めてだったからこんなにはっきりと意思疎通がとれることは君で初めて知ったけどね』
*****
先日ノアと交わした会話を思い出す。ノアが珍しい、というのであれば意思疎通を取れる人物が近くにいた上で、どれだけ人間でいられる期限が伸びるのか──本当に、期限が伸びるのかの症例を得ることはできないだろう。こればかりは、天に任せる他できることはない。
この状態になったときは、まだ暑い季節だった。しかし、今は時折冷たい風が吹くようになり、青々としていた木々も、季節の移り初めを見せている。
長くてあと2か月。人間に戻れたとしても、冬に差し掛かるころだろうか。
さくさくと、夏の頃より水分の減った芝生を踏む複数の足音がする。秋風に乗ってきた匂いで、誰が近づいているのかルイーザにはすぐにわかった。今日も、王太子であるヴィクトールが、婚約者候補が犬を受け入れるかどうかのテストのためにきたのだろう。
ルイーザは、気に入らない令嬢であれば引き合わされたときにちょっと意地悪でもしてやろうかと考えていたけれど、そんな事をする以前に令嬢たちは皆大型犬を受け入れなかった。
家にこもることが多い貴族女性に、触れたこともないような大きな犬を撫でろと言われても無理な話である。ルイーザだって、こんなことにならずに大型犬に引き合わされていたら怯え逃げていたかもしれない。
番犬用の休憩スペースについたヴィクトールが連れていた女性は、婚約者候補たちの中で最もルイーザが忌避したい女性だった。
(……メリナ・ノイマン伯爵令嬢)
他者を蹴落としてでも目的に向かういっそ清々しいほどの狡猾さは、次期王妃の座を勝ち取るに相応しい気性かもしれない。しかし、煮え湯を飲まされたことはどうにも忘れられない。
先ほどまで休憩所にいたマリーは、足音が聞こえた時点でどこかへ去っていった。今ここにいるのは、リーダー格の大きな黒毛の雄犬と、ルイーザだけだった。
令嬢たちと会わせるのは、なるべく穏やかな犬を選んでいるらしいヴィクトールは、2匹を見てルイーザの元へ歩いてきた。
令嬢と共にいる時の彼は一人で犬を構いにくるときと違い、やはり夜会で見るような王子然とした笑顔だ。
「やあショコラ。今日は友人を紹介させてくれ。
メリナ嬢だよ」
ヴィクトールの言葉はいつもと似たような言葉だけれど、令嬢の様子はいつもと違う。ルイーザや他の犬を見ると、悲鳴を上げたり怯えて逃げたりする人ばかりだったのだけれど、メリナは平然と微笑んでいた。
「まあ、可愛らしいですわ。大きな体に豊かな毛並み、とっても素敵」
屈託ない笑顔でメリナが言う。「そうだろう」とヴィクトールは満足そうな表情で頷いた。
しかし、ルイーザが真っ先に感じたのは、強烈な違和感だった。犬になってから、人間とは比べ物にならないほど相手の感情に鋭くなった。例えば、犬が苦手な使用人が裏庭を通る時。平然と歩いているように見えて、緊張や不安、恐怖が伝わってくるのだ。
だから、犬たちもそういった使用人が通る時はなるべく彼らから離れる。相手を思いやって……というよりも、負の感情が伝染し犬側も穏やかではいられないからだ。
メリナの瞳に浮かぶ感情は、決して好意的なものではない。侮蔑、嘲り、僅かな憐憫。上がった口角とは裏腹に、冷たい感情を称えた瞳にぞくりと寒気が走る。ルイーザは、座った体勢のまま動けなくなった。
(……何?そんなに犬が嫌いなの?)
「この子は、とても人懐っこくていい子なんだ」
ヴィクトールが笑顔でルイーザを紹介する。メリナは、頬に手を当てて感嘆の声を漏らしてから言葉を続けた。
「まぁ……わたくしが撫でても大丈夫かしら」
「きっと大丈夫だよ」
嫌だ、と思ったけれどここで噛みつく訳にはいかないので、ルイーザはそっと顔を背けるに留めた。罪のない人に危害を与えたとなると、大ごとになってしまうだろう。そして、ヴィクトールもここの番犬であれば他人に危害を与えないと信頼して令嬢を連れてきているのだ。
嫌そうなルイーザを気にすることもなく、メリナはルイーザの目の前に屈んで首の横を撫でる。手つきは乱暴なものではないが、ちらりと彼女を見るとやはりその目は冷え切っていた。
(そんなに嫌いな犬を撫でるとは、見事な信念ね。)
他の令嬢は逃げ出したというのに。
この様子では、婚約者はメリナに決まりだろうか。自分が選ばれなかったとしても、できればもっと好感が持てて尊敬ができる令嬢を選んでほしかったとルイーザは内心嘆息する。
何気なく再度メリナに目を向けると、彼女の唇が弧を描いたと思ったら僅かに動いた。
『み、じ、め、ね』
その唇の動きを理解した瞬間、ルイーザの体中の毛がぶわりと逆立つ。
(どういう、こと……?)
ばくばくと、痛い位に心臓が脈を打った。惨めね、と確かに彼女の唇は形を作った。もしかしたら他の言葉を意味するものかもしれないが、間違いなくただの犬に対しての態度ではない。
理解が追い付かず、固まるルイーザを見て、メリナはくすりと笑ったと思ったら立ち上がってヴィクトールに向き合った。
「この子、大人しくてすごく可愛らしいですわ。
ヴィクトール殿下はいつもここの犬たちを愛でていらっしゃるのですか?」
「時々、暇ができたときにね。
動物は暖かくて癒されるから」
「そうですわね。私、結婚したら犬が飼いたいと思っておりましたの。
こういう大人しくて賢そうな子を飼えたら、きっと生活が豊かになります」
ヴィクトールとメリナ嬢は、いくつか会話をした後に休憩所を後にした。動くことができずに彼らの姿を見送ってから、ルイーザは自分の体が尋常でなく震えていることに気が付いた。
(メリナ嬢は知っている?)
(でも、ノイマン家はそこまで裕福ではない──遠い異国から薬を仕入れられるほどの財力はない筈よ)
(では、何故?)
──みじめね
彼女の赤い唇の動きを何度も脳が再生する。思考がまとまらず、手足の先が冷えてきた。この体になってから、ほとんど寒さなんて感じなかったというのに。
(メリナ嬢が犯人なの?
それとも、私をこの姿にした誰かを知っている?)
「そこには必ず悪意がある」「最悪の場合、殺されるかもしれない」以前、ノアに言われた言葉が同時に脳内を駆け巡る。
(どうしよう、どうしたらいいの?……たすけて、お父さま、ノア、でん──)
「ショコラ!」
思考に埋もれたまま、どれだけの時間が経過したのかわからないが、ハッとした時にヴィクトールがすぐそばまで戻っていた。現実に引き戻されたルイーザは、ある事実に愕然とする。
(私、今誰を呼ぼうとした……?)
そんな事を考えるよりも早く、ヴィクトールがルイーザの前に片膝をついてゆっくりと背を撫でた。
「ショコラ、ごめんよ……。慣れぬ人に触れさせて嫌な思いをさせてしまったね」
混乱して取り乱していた気持ちが徐々に落ち着き、ひと撫でされる度に震えが収まってゆくのがわかる。
与えられる優しい手のひらの動きに、安堵したルイーザは姿勢を低くしたヴィクトールの肩に顎を乗せて息をついた。いつもは無遠慮にぎゅうぎゅうと触れるくせに、こんな時に限って気遣うようにそっと優しく抱きしめ背を撫でるものだから、更に緊張が解れてゆく。そんな安心してしまう心と裏腹に、人間としてのルイーザの心には戦慄が走っていた。
認めたくない、認めたくはないのだけれど。
(……もしかして私、このポンコツ殿下に相当懐いてしまっているんじゃ……?)
ルイーザの犬としての部分は、ヴィクトールにすっかり餌付けされてしまっていたらしい。
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