47 / 112
第二章『生き写しの少女とゴーストの未練』
二章-6
しおりを挟む
6
戦いが終わった俺たちは、馬車列のある市場の広場へと戻った。
だけど俺には、呑気に休んでいられる余裕がない。これからすぐに兵舎に行って、隊商の馬車や商人に対する処遇改善を願い――いや、勝ち取らなければならない。
鎧や長剣を荷馬車に置いた俺は、眠気で鉛のように重くなった頭を振ってから、市場の出口へと向かった。
今日こそ、ちゃんと話をしないと……隊商のみんなが、いらぬ苦労を背負い込むことになってしまう。
瞼の重さに視界がほぼ真っ暗になりかけたとき、真横から声をかけられた。
「クラネス様」
一瞬、自分の名前が呼ばれたことに気づけなかった。
二回目に名を呼ばれて振り返ると、なにやら古めかしい本を抱きかかえた、マリアさんがいた。
マリアさんは目を細めながら、嘆息に似た息を吐いた。
「そんなフラフラで歩かれては、危ないですよ」
「そう言われても……急いで兵舎へ行かないと」
「そんな睡眠不足で話し合いをしても、言い負かされるだけでは?」
……超ド正論である。
寝不足な頭で話し合いをしたって、冷静な判断が出来なければ、相手の仕掛けてきた罠や言いくるめに対して、反論の一手が出てこないだろう。
仮眠をすれば違うんだろうけど……そんな時間的余裕がまったくない。
俺は欠伸を噛み殺しながら、軽く頭を振った。
「マリアさん……こんなところで、どうしたんですか?」
「あなたがたに会いに来ました。カレンお嬢様からの言伝を預かっております。街の過去に関する書籍が見つかりましたので」
その言葉で、眠気が軽く吹っ飛んだ。
「もう見つかったんですか!?」
「……はい。この早朝に」
早朝? あの深窓の御令嬢そのものな彼女が、そこまで熱心に調べてくれるなんて……思ってもいなかった。
見直したっていうと失礼極まりないけど、カレンさんのことを侮っていた俺は、自省の念を抱いた。
この頑張りを無下に扱うことだけは、してはいけない気がする。それは人として、やってはいけないことに思えたんだ。
俺はマリアさんと広場に戻ると、アリオナさんやフレディ、それにエリーさんとメリィさんを集めた。
マリアさんは俺たちに、古びた茶色い表紙の書籍を見せた。
「これは、ハワード家の御先祖様にいた、とある女性が記したものです」
そう前置きしてから、マリアさんは内容について語り始めた。
今から約五〇〇年前――この街がまだギリムマギではなく、別の名前だったころ。この一帯は魔術師たちが多く住んでいたようだ。
本を記した女性はカレンさん同様、街の首長の長女だったようだ。魔術が盛んな土地とはいえ、首長と魔術師とでは身分の差は歴然だ。
そんな土地に住みながら、この女性は魔術師の一人と恋に落ちました。リュート座の女性とワイバーン座の魔術師は、星座的にも相性が良かったようです。身分違いという困難にも挫けず、二人の想いは激しく燃え上がり――。
「あの、すいません。そこの部分って今、必要ですか?」
俺の指摘に、マリアさんは本の文面から顔を上げた。
「……申し訳ありません。お嬢様が、この部分にいたく感動されておりまして。是非、お話をするようにと仰せつかりまして」
「なるほどぉ。お気持ち、わかりますわ」
ポンと手を打ちながら微笑んだのは、エリーさんだ。なんかマリアさんと、身分違いの恋への憧れ――的な会話で盛り上げっているんだけど。
徹夜明けで寝不足な俺やアリオナさん、それにフレディやメリィさんは、うろんな表情をしていた。
「すまないが、話を戻して貰えないだろうか」
「申し訳ありません。それでは、話を戻します」
マリアさんは謝ってから、本の文面を指でなぞった。
恋人の魔術師は逢瀬を重ねていた女性は、あるときから別の魔術師に付きまとわれ始める。
恋人と別の魔術師は、二人ともかなり高位の魔術師だったらしい。話し合いは拗れに拗れ、恋人と別の魔術師とで話し合いが行われたらしい――が、そこでなにが起きたのか、二人とも自宅で他界してしまったらしい。
悲嘆に暮れた女性は自殺を図ったが、兄や妹たちに命を救われる――そこから哀しみが薄れて、伴侶を得るまでに五年の歳月を要した――という話だった。
今回の書物の内容で一番の情報は、魔術師たちの自宅のあった場所が、記されていたことだろう。恋人の自宅は街から北東の山の中。別の魔術師は、街から西だ。
「ここに出てきた自宅を、調べたいですわね」
エリーさんはそう言うけど……これには、大きな問題がある。
俺は頭を掻きながら、マリアさんの手の下にある書物に指先を向けた。
「五〇〇年も前の書物ですよ? 今でもその家が残っているとは思えないんですけど」
「そうとは限りませんよ? 大昔のものとはいえ、魔術師の建物ですから。遺跡として残っている可能性がありますよ」
遺跡――その可能性は、考えてみなかった。
なにせ俺の前世からすれば、この世界は中世以前の文化レベルだ。そんな世界に、遺跡があるなんて思ってもみなかった。
「なるほど。遺跡を調べるわけですね。ですが、そこで手掛かりを見つけられるか、その確信はあるのですか?」
フレディに問われたエリーさんは、お気楽な表情で首を横に振った。
「確信なんて、ありません。ただ、調べる価値はあるでしょう。手掛かりがあれば、めっけもの。なければ、書物の情報がハズレってわかりますから」
「……なるほど」
フレディと同じように、俺も納得しながら頷いた。
虱潰し――って、こっちの世界でも言うのかは、わからない。だけど情報が少ない今、手当たり次第に調べていくっていうのは、間違っていないと思う。
「……となると、やっぱり街の外へ行かなきゃですね」
「その通りです。マリアさん、わたくしたちが街の外へ出る件は、どうなりました?」
「……まだ、結論は出ておりません。ボロチン様が、難色を示しておりまして……民兵の中で最大戦力ともいえる者たちが、それで逃げたらどうするのだ、と。見張りを付けたとしても、あなたがたが本気を出せば、逃亡は不可能ではないと言われておりまして」
さすが……腐っても領主で貴族か。戦力分析が確実で、自分の街の兵士に対しても希望的観測のない、容赦ない評価を下している。
そうはいっても、今日の今日で外に出るのは無理そうだ。
「調査できるまで、長くなりそうですねぇ」
俺が溜息を吐くと、マリアさんは頭を下げてきた。
「申し訳ありません。こちらも、努力をしてはいるのですが」
「ああ、いや。マリアさんたちを責めているわけじゃないですよ。他にも考えなきゃならない問題が、出てきましたし」
メリィさんが眠たそうな目を、俺に向けてきた。
「問題?」
「この書籍に書かれている二人の魔術師。恋人と、付きまとった魔術師がいますけど、あの幽霊はどっちだったのか――って問題が」
俺の言葉に、この場にいた全員がハッと顔を上げた。
マルドーの言葉を信用するなら、彼は恋人だった魔術師となる。だけど、もしそれが嘘だったら……。
俺たちは、なにか大きな罠に填められている可能性だって、出てくるんだ。
「……悩ましいですね。わたくしたちに、街を救ってくれと言ったましたから。つい、幽霊さんの言葉を信じてしまいましたけれど。こうなると、不安を覚えてしまいますね」
と、エリーさんは表情を曇らせるけど……言った張本人がこう言うのもなんだけど、そこまで心配する必要はないと思う。
「あくまでも、可能性の話ですから」
「でも、用心はしたほうがいいってことですよね」
メリィさんは、真剣な顔で頷くと、主であるエリーさんと目配せをした。
とりあえず、話はこれで終わりだ。俺が立ち上がろうとしたとき、俺の肩にストンっという感触がした。
横を見れば、寝息を立てているアリオナさんの頭部があった。なにせ、俺以外の声が聞こえないんだ。
こうした話し合いになると、暇で仕方がなかったんだろう……な。
熟睡してしまったアリオナさんの、汗の臭い――それが漂って来て、俺の脳を激しく焼き始めた。
「クラネス様、兵舎へ行かれるなら、わたくしも同行致しますが……如何致しますか?」
「いやその……そうしたいのは、山々なんですが」
アリオナさんが俺の肩を枕代わりにして、熟睡しているから動けない。
どうしたらいいんだろう? アリオナさんを起こしたくはないし、このままでいたいという気持ちもある。
だけと、隊商の長として話しをしに行かなければならない――この葛藤に、俺は硬直してしまった。結局、フレディやエリーさんの助けもあって、アリオナさんは荷馬車の寝床へ運ばれていった。
少し惜しい気持ちもあったけど、こればかりは仕方が無い。
そんなわけで、俺はマリアさんと兵舎へと出向いた。
仕入れについての譲歩は無理だったけど、隊商の馬車が市場の広場で逗留し続けられる許可は奪い取った。これで一安心――と思っていたけど、昼前には更なる進展が飛び込んできた。
俺たちが街の外へ調査に出る許可が、正式に出たと――マリアさんが伝えに来てくれたんだ。
戦いが終わった俺たちは、馬車列のある市場の広場へと戻った。
だけど俺には、呑気に休んでいられる余裕がない。これからすぐに兵舎に行って、隊商の馬車や商人に対する処遇改善を願い――いや、勝ち取らなければならない。
鎧や長剣を荷馬車に置いた俺は、眠気で鉛のように重くなった頭を振ってから、市場の出口へと向かった。
今日こそ、ちゃんと話をしないと……隊商のみんなが、いらぬ苦労を背負い込むことになってしまう。
瞼の重さに視界がほぼ真っ暗になりかけたとき、真横から声をかけられた。
「クラネス様」
一瞬、自分の名前が呼ばれたことに気づけなかった。
二回目に名を呼ばれて振り返ると、なにやら古めかしい本を抱きかかえた、マリアさんがいた。
マリアさんは目を細めながら、嘆息に似た息を吐いた。
「そんなフラフラで歩かれては、危ないですよ」
「そう言われても……急いで兵舎へ行かないと」
「そんな睡眠不足で話し合いをしても、言い負かされるだけでは?」
……超ド正論である。
寝不足な頭で話し合いをしたって、冷静な判断が出来なければ、相手の仕掛けてきた罠や言いくるめに対して、反論の一手が出てこないだろう。
仮眠をすれば違うんだろうけど……そんな時間的余裕がまったくない。
俺は欠伸を噛み殺しながら、軽く頭を振った。
「マリアさん……こんなところで、どうしたんですか?」
「あなたがたに会いに来ました。カレンお嬢様からの言伝を預かっております。街の過去に関する書籍が見つかりましたので」
その言葉で、眠気が軽く吹っ飛んだ。
「もう見つかったんですか!?」
「……はい。この早朝に」
早朝? あの深窓の御令嬢そのものな彼女が、そこまで熱心に調べてくれるなんて……思ってもいなかった。
見直したっていうと失礼極まりないけど、カレンさんのことを侮っていた俺は、自省の念を抱いた。
この頑張りを無下に扱うことだけは、してはいけない気がする。それは人として、やってはいけないことに思えたんだ。
俺はマリアさんと広場に戻ると、アリオナさんやフレディ、それにエリーさんとメリィさんを集めた。
マリアさんは俺たちに、古びた茶色い表紙の書籍を見せた。
「これは、ハワード家の御先祖様にいた、とある女性が記したものです」
そう前置きしてから、マリアさんは内容について語り始めた。
今から約五〇〇年前――この街がまだギリムマギではなく、別の名前だったころ。この一帯は魔術師たちが多く住んでいたようだ。
本を記した女性はカレンさん同様、街の首長の長女だったようだ。魔術が盛んな土地とはいえ、首長と魔術師とでは身分の差は歴然だ。
そんな土地に住みながら、この女性は魔術師の一人と恋に落ちました。リュート座の女性とワイバーン座の魔術師は、星座的にも相性が良かったようです。身分違いという困難にも挫けず、二人の想いは激しく燃え上がり――。
「あの、すいません。そこの部分って今、必要ですか?」
俺の指摘に、マリアさんは本の文面から顔を上げた。
「……申し訳ありません。お嬢様が、この部分にいたく感動されておりまして。是非、お話をするようにと仰せつかりまして」
「なるほどぉ。お気持ち、わかりますわ」
ポンと手を打ちながら微笑んだのは、エリーさんだ。なんかマリアさんと、身分違いの恋への憧れ――的な会話で盛り上げっているんだけど。
徹夜明けで寝不足な俺やアリオナさん、それにフレディやメリィさんは、うろんな表情をしていた。
「すまないが、話を戻して貰えないだろうか」
「申し訳ありません。それでは、話を戻します」
マリアさんは謝ってから、本の文面を指でなぞった。
恋人の魔術師は逢瀬を重ねていた女性は、あるときから別の魔術師に付きまとわれ始める。
恋人と別の魔術師は、二人ともかなり高位の魔術師だったらしい。話し合いは拗れに拗れ、恋人と別の魔術師とで話し合いが行われたらしい――が、そこでなにが起きたのか、二人とも自宅で他界してしまったらしい。
悲嘆に暮れた女性は自殺を図ったが、兄や妹たちに命を救われる――そこから哀しみが薄れて、伴侶を得るまでに五年の歳月を要した――という話だった。
今回の書物の内容で一番の情報は、魔術師たちの自宅のあった場所が、記されていたことだろう。恋人の自宅は街から北東の山の中。別の魔術師は、街から西だ。
「ここに出てきた自宅を、調べたいですわね」
エリーさんはそう言うけど……これには、大きな問題がある。
俺は頭を掻きながら、マリアさんの手の下にある書物に指先を向けた。
「五〇〇年も前の書物ですよ? 今でもその家が残っているとは思えないんですけど」
「そうとは限りませんよ? 大昔のものとはいえ、魔術師の建物ですから。遺跡として残っている可能性がありますよ」
遺跡――その可能性は、考えてみなかった。
なにせ俺の前世からすれば、この世界は中世以前の文化レベルだ。そんな世界に、遺跡があるなんて思ってもみなかった。
「なるほど。遺跡を調べるわけですね。ですが、そこで手掛かりを見つけられるか、その確信はあるのですか?」
フレディに問われたエリーさんは、お気楽な表情で首を横に振った。
「確信なんて、ありません。ただ、調べる価値はあるでしょう。手掛かりがあれば、めっけもの。なければ、書物の情報がハズレってわかりますから」
「……なるほど」
フレディと同じように、俺も納得しながら頷いた。
虱潰し――って、こっちの世界でも言うのかは、わからない。だけど情報が少ない今、手当たり次第に調べていくっていうのは、間違っていないと思う。
「……となると、やっぱり街の外へ行かなきゃですね」
「その通りです。マリアさん、わたくしたちが街の外へ出る件は、どうなりました?」
「……まだ、結論は出ておりません。ボロチン様が、難色を示しておりまして……民兵の中で最大戦力ともいえる者たちが、それで逃げたらどうするのだ、と。見張りを付けたとしても、あなたがたが本気を出せば、逃亡は不可能ではないと言われておりまして」
さすが……腐っても領主で貴族か。戦力分析が確実で、自分の街の兵士に対しても希望的観測のない、容赦ない評価を下している。
そうはいっても、今日の今日で外に出るのは無理そうだ。
「調査できるまで、長くなりそうですねぇ」
俺が溜息を吐くと、マリアさんは頭を下げてきた。
「申し訳ありません。こちらも、努力をしてはいるのですが」
「ああ、いや。マリアさんたちを責めているわけじゃないですよ。他にも考えなきゃならない問題が、出てきましたし」
メリィさんが眠たそうな目を、俺に向けてきた。
「問題?」
「この書籍に書かれている二人の魔術師。恋人と、付きまとった魔術師がいますけど、あの幽霊はどっちだったのか――って問題が」
俺の言葉に、この場にいた全員がハッと顔を上げた。
マルドーの言葉を信用するなら、彼は恋人だった魔術師となる。だけど、もしそれが嘘だったら……。
俺たちは、なにか大きな罠に填められている可能性だって、出てくるんだ。
「……悩ましいですね。わたくしたちに、街を救ってくれと言ったましたから。つい、幽霊さんの言葉を信じてしまいましたけれど。こうなると、不安を覚えてしまいますね」
と、エリーさんは表情を曇らせるけど……言った張本人がこう言うのもなんだけど、そこまで心配する必要はないと思う。
「あくまでも、可能性の話ですから」
「でも、用心はしたほうがいいってことですよね」
メリィさんは、真剣な顔で頷くと、主であるエリーさんと目配せをした。
とりあえず、話はこれで終わりだ。俺が立ち上がろうとしたとき、俺の肩にストンっという感触がした。
横を見れば、寝息を立てているアリオナさんの頭部があった。なにせ、俺以外の声が聞こえないんだ。
こうした話し合いになると、暇で仕方がなかったんだろう……な。
熟睡してしまったアリオナさんの、汗の臭い――それが漂って来て、俺の脳を激しく焼き始めた。
「クラネス様、兵舎へ行かれるなら、わたくしも同行致しますが……如何致しますか?」
「いやその……そうしたいのは、山々なんですが」
アリオナさんが俺の肩を枕代わりにして、熟睡しているから動けない。
どうしたらいいんだろう? アリオナさんを起こしたくはないし、このままでいたいという気持ちもある。
だけと、隊商の長として話しをしに行かなければならない――この葛藤に、俺は硬直してしまった。結局、フレディやエリーさんの助けもあって、アリオナさんは荷馬車の寝床へ運ばれていった。
少し惜しい気持ちもあったけど、こればかりは仕方が無い。
そんなわけで、俺はマリアさんと兵舎へと出向いた。
仕入れについての譲歩は無理だったけど、隊商の馬車が市場の広場で逗留し続けられる許可は奪い取った。これで一安心――と思っていたけど、昼前には更なる進展が飛び込んできた。
俺たちが街の外へ調査に出る許可が、正式に出たと――マリアさんが伝えに来てくれたんだ。
11
あなたにおすすめの小説
前世で薬漬けだったおっさん、エルフに転生して自由を得る
がい
ファンタジー
ある日突然世界的に流行した病気。
その治療薬『メシア』の副作用により薬漬けになってしまった森野宏人(35)は、療養として母方の祖父の家で暮らしいた。
爺ちゃんと山に狩りの手伝いに行く事が楽しみになった宏人だったが、田舎のコミュニティは狭く、宏人の良くない噂が広まってしまった。
爺ちゃんとの狩りに行けなくなった宏人は、勢いでピルケースに入っているメシアを全て口に放り込み、そのまま意識を失ってしまう。
『私の名前は女神メシア。貴方には二つ選択肢がございます。』
人として輪廻の輪に戻るか、別の世界に行くか悩む宏人だったが、女神様にエルフになれると言われ、新たな人生、いや、エルフ生を楽しむ事を決める宏人。
『せっかくエルフになれたんだ!自由に冒険や旅を楽しむぞ!』
諸事情により不定期更新になります。
完結まで頑張る!
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
暗殺者から始まる異世界満喫生活
暇人太一
ファンタジー
異世界に転生したが、欲に目がくらんだ伯爵により嬰児取り違え計画に巻き込まれることに。
流されるままに極貧幽閉生活を過ごし、気づけば暗殺者として優秀な功績を上げていた。
しかし、暗殺者生活は急な終りを迎える。
同僚たちの裏切りによって自分が殺されるはめに。
ところが捨てる神あれば拾う神ありと言うかのように、森で助けてくれた男性の家に迎えられた。
新たな生活は異世界を満喫したい。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです(完結)
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる