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帰宅と結婚準備 4
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「早く縄をほどかんかっ!」
と父が喚いたのだが、イアナはしばらく縄はそのままにしておくことにした。先に事情を確認したかったからだ。
「それで、お父様。これが遊びでないなら、一体何で縛られているんです?」
「ジョルジアナのせいだ!」
「ジョルジアナの? そういえば姿が見えませんでしたね。ジョルジアナは今どこに?」
「何を能天気な顔をしているんだお前は‼ お前は昔からそうだった。何が起きてものほほんと焦りもしない。いったいどういう神経をしているんだ!」
それはまあ、年の功というやつだろう。前世を含めると八十歳のおばあちゃんなので、ちょっとやそっとのことでいちいち焦ったりしないのだ。さすがに想定の範囲を超えると慌てるが、今のところ、お馬鹿さんな家族がまたお馬鹿さんなことをはじめた、という想定の範囲内の出来事なので焦る必要もない。
「わたしのことはいいですから、ジョルジアナがどうしたんです?」
父は忌々しそうに舌打ちした。
「ジョルジアナなら今頃、ステファーニ公爵領だ! 私とギオーニ男爵のサインを偽装した偽の書類を持ってな‼」
「なんの書類です?」
「花嫁を交換する書類だ!」
「はい?」
イアナが首を傾げると、父は芋虫のように体をくねらせながら「詳しい事情が知りたかったら、いいからとっととこれを解け!」と騒ぐ。
仕方がないので縄をほどいてやると、ベッドの上に上体を起こした父が、首の汗をぬぐいながら荒い息を繰り返した。暴れたせいで熱くなったようだ。
「で、何がどうなっているんですか?」
「少し待たんかっ! せめて、息を整えさせろ!」
息が乱れているのは父が暴れたせいである。まるでイアナが悪いみたいに言わないでほしい。
中年の父が息を整えるのには時間がかかりそうなので、イアナは待っている間、散らかっている部屋の片づけをすることにした。
(まったく、どうやったらこんな風に散らかせるのかしら? でも、玄関や廊下よりましだから、お父様はこれでも片付けようとはしたみたいね)
脱いだ服は一応一か所にまとめてあったし、本棚から引っ張り出した本も、ローテーブルの上にまとめて積み上げてある。暖炉に使う薪は部屋の端に無造作に置かれていたが、固めて置いてある点は評価しよう。
使ったグラスやティーカップは使ったまま放置されているが、玄関ホールのように破片が散乱していないだけましだった。
(というかさっきお母様は男爵が来るって言わなかった? え? このゴミ邸に? 大丈夫なの⁉)
とてもではないが人を招けるような場所ではない。どこの男爵が来るのかは知らないが、こんなところに呼ばれても困惑するだけだろう。母は何を考えているのか。
父が脱ぎ散らかした服を畳んでいると、ようやく息が整ったらしい父が「何をしているんだ」と怪訝な顔をする。
「暇だから片付けていました。で、事情を教えてください」
イアナが振り返ると、父は眉間に皺をよせ、片づけはいいからこちらに来いと手招いた。まあいいかと、ベッドのそばの椅子に腰かけると、父がコホンと咳ばらいをする。
「お前はどこまで事情を把握しているんだったか?」
「どこもなにも、お父様が危篤と聞かされてお見舞いに来たらお母様にこの部屋に閉じ込められ、そしてお父様がベッドの上に猿轡を噛まされ縄でぐるぐる巻きにされて転がされていて、ジョルジアナが偽の書類を持ってステファーニ公爵領へ向かった、という断片的な事情しか知りません」
これだけ聞くと本当にひどい状態である。口にしたイアナもさっぱり状況が見えてこない。
そして、父は自分が危篤扱いにされていたと知らなかったようで、「なんだって⁉」と目を剥いているが、今重要なのはそこではない。怒るのはあとにしてほしい。
「お父様はどうして縛られていたんです? ジョルジアナのせいだとは聞きましたけど」
「ジョルジアナが、お前と自分の結婚相手を交換しろと言い出したんだ。ギオーニ男爵に嫁ぐならステファーニ公爵に嫁ぐ方がいいとかなんとか言い出してな。いくらなんでもそんな無茶が通るはずがないだろうと言って諭したんだが、どうやらわかっていなかったらしい。私は一服盛られ、気がついたらベッドの上に縛り上げられた状態で転がされていた。ちなみにお前の母もジョルジアナの味方だ」
父が「ジョルジアナを甘やかしすぎた」なんて言って頭を抱えているが、今更である。イアナも忠告したはずだ。そのときは余計な口を挟むなと怒られたが。
「思えばお前はおかしな子だったが、ジョルジアナよりはましだったかもしれん。こんなことをしてただですむはずがない。我が家はもうおしまいだ……」
すでに没落寸前だったので、今更「もうおしまい」とか言われても……という感じだったが、イアナは余計なことは言わずに黙っておいた。反省しているようなのでこのまま反省させようと思ったのだ。
「つまり、お父様はジョルジアナに縛り上げられて、ジョルジアナはわたしと結婚相手を交換するために偽の書類を準備し、それを持ってステファーニ公爵家へ向かったということですね? さっきお母様からもうすぐ男爵がこちらへ来ると聞きましたけど、来られるのはギオーニ男爵ということでよろしいですか?」
「ああ、そうだろう。ギオーニ男爵とジョルジアナの縁談だが、ジョルジアナがあちこちの茶会で金で売られて嫁ぐ羽目になったと吹聴して回ってな。外聞が悪すぎるため、結婚式より早めに男爵家に移して監視下に置くと言う話になったのだ。これはギオーニ男爵だけではなくコンソラータ・モンレアーレ伯爵夫人……いや、伯爵令嬢に戻ったんだったな。彼女の意思でもある」
ギオーニ男爵のみならず、ジョルジアナが二度も迷惑をかけて結果離縁する羽目にまで陥ったコンソラータまで口を挟んでこられたので、父は異を唱えることはできなかったらしい。ジョルジアナは当然嫌がったが、予定では本日、ギオーニ男爵家に移動する手はずだったようだ。
(それにしても、あの子、馬鹿なのかしら? 結婚相手を交換なんてできるはずがないじゃないの)
フェルナンドは間違いなく怒るだろう。
ギオーニ男爵だって、ジョルジアナに亡き妻の面影を見たから縁談に頷いたのだ。イアナでは意味がないし、コンソラータだって、ジョルジアナの報復のために嫁がせることにしたのだから、花嫁の交換を認めるはずがない。
「このことを知ったら、ギオーニ男爵もコンソラータ様も怒るでしょうね。きっと多額の慰謝料を請求されると思いますよ。借金も返せていないのにこれ以上慰謝料を請求されたら、タウンハウスも領地も全部手放しても払いきれないでしょうね」
「他人事のように言うな!」
「他人事ですよ。もうわたしには関係のないことですもの。……わたしは以前、お父様に言いましたよね。このままでは伯爵家は潰れますよ、と。領地経営を見直し、ジョルジアナやお母様に贅沢をやめさせてください、と。そう言ったらお父様は女が口を挟むなと言って怒ったじゃないですか。だから、わたしは何も言いませんし手も貸しません」
きっぱりと言ってやると、父は驚いたように目を丸くした。
「もしかしてお前……怒っていたのか?」
「逆に聞きますけど、どうして怒っていないと思ったんです? 普通は怒りますよね」
「だってお前は怒った顔をしないから……」
それは無駄だからだ。父たちはイアナのことを軽んじているし、邪魔者扱いしていた。そんなイアナがいくら怒って見せても何も変わらないし、むしろ父たちは余計に怒りだすだろう。おばあちゃんは無駄な労力を使いたくないのだ。疲れるから。
「わたしが何か言えばうるさいと怒られ、使用人のように扱われ、ジョルジアナの慰謝料の支払いのために嫁げと言われ、嫁いでからも金をよこせと何度も言われ続ける。これが怒らないでいられますか?」
まあ、フェルナンドに嫁げたのは幸運だったのでこれについては実際は怒っていないのだが、これだけの仕打ちをされても怒らない人間がいたら見てみたい。
「わたしはお父様にとってもお母様にとってもジョルジアナにとっても、家族ではありませんでした。家族の扱いを受けていませんでしたからね。それなのに、都合のいいときだけ家族面をして利用しようとしてくるお父様たちには、もうとっくに愛想が尽きているんです。我が家がどうなろうと、自分たちのまいた種なんですから、お父様たちが自分たちで責任を取ってください。わたしを巻き込まないで」
父は今更ながらに己の行動を顧みたのか、衝撃を受けた顔になっているが、そんな顔をしてももう遅い。
「ギオーニ男爵とコンソラータ様に事情を説明しなくてはならないので、迎えに来られたらわたしは男爵家へ向かいますが、覚悟しておくことです。きっと、男爵もコンソラータ様も、そしてわたしの旦那様も、とても怒るでしょうからね。わたしは一切庇いません」
言い切ってやると、父は真っ青な顔になって、がたがたと震え出した。
と父が喚いたのだが、イアナはしばらく縄はそのままにしておくことにした。先に事情を確認したかったからだ。
「それで、お父様。これが遊びでないなら、一体何で縛られているんです?」
「ジョルジアナのせいだ!」
「ジョルジアナの? そういえば姿が見えませんでしたね。ジョルジアナは今どこに?」
「何を能天気な顔をしているんだお前は‼ お前は昔からそうだった。何が起きてものほほんと焦りもしない。いったいどういう神経をしているんだ!」
それはまあ、年の功というやつだろう。前世を含めると八十歳のおばあちゃんなので、ちょっとやそっとのことでいちいち焦ったりしないのだ。さすがに想定の範囲を超えると慌てるが、今のところ、お馬鹿さんな家族がまたお馬鹿さんなことをはじめた、という想定の範囲内の出来事なので焦る必要もない。
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「なんの書類です?」
「花嫁を交換する書類だ!」
「はい?」
イアナが首を傾げると、父は芋虫のように体をくねらせながら「詳しい事情が知りたかったら、いいからとっととこれを解け!」と騒ぐ。
仕方がないので縄をほどいてやると、ベッドの上に上体を起こした父が、首の汗をぬぐいながら荒い息を繰り返した。暴れたせいで熱くなったようだ。
「で、何がどうなっているんですか?」
「少し待たんかっ! せめて、息を整えさせろ!」
息が乱れているのは父が暴れたせいである。まるでイアナが悪いみたいに言わないでほしい。
中年の父が息を整えるのには時間がかかりそうなので、イアナは待っている間、散らかっている部屋の片づけをすることにした。
(まったく、どうやったらこんな風に散らかせるのかしら? でも、玄関や廊下よりましだから、お父様はこれでも片付けようとはしたみたいね)
脱いだ服は一応一か所にまとめてあったし、本棚から引っ張り出した本も、ローテーブルの上にまとめて積み上げてある。暖炉に使う薪は部屋の端に無造作に置かれていたが、固めて置いてある点は評価しよう。
使ったグラスやティーカップは使ったまま放置されているが、玄関ホールのように破片が散乱していないだけましだった。
(というかさっきお母様は男爵が来るって言わなかった? え? このゴミ邸に? 大丈夫なの⁉)
とてもではないが人を招けるような場所ではない。どこの男爵が来るのかは知らないが、こんなところに呼ばれても困惑するだけだろう。母は何を考えているのか。
父が脱ぎ散らかした服を畳んでいると、ようやく息が整ったらしい父が「何をしているんだ」と怪訝な顔をする。
「暇だから片付けていました。で、事情を教えてください」
イアナが振り返ると、父は眉間に皺をよせ、片づけはいいからこちらに来いと手招いた。まあいいかと、ベッドのそばの椅子に腰かけると、父がコホンと咳ばらいをする。
「お前はどこまで事情を把握しているんだったか?」
「どこもなにも、お父様が危篤と聞かされてお見舞いに来たらお母様にこの部屋に閉じ込められ、そしてお父様がベッドの上に猿轡を噛まされ縄でぐるぐる巻きにされて転がされていて、ジョルジアナが偽の書類を持ってステファーニ公爵領へ向かった、という断片的な事情しか知りません」
これだけ聞くと本当にひどい状態である。口にしたイアナもさっぱり状況が見えてこない。
そして、父は自分が危篤扱いにされていたと知らなかったようで、「なんだって⁉」と目を剥いているが、今重要なのはそこではない。怒るのはあとにしてほしい。
「お父様はどうして縛られていたんです? ジョルジアナのせいだとは聞きましたけど」
「ジョルジアナが、お前と自分の結婚相手を交換しろと言い出したんだ。ギオーニ男爵に嫁ぐならステファーニ公爵に嫁ぐ方がいいとかなんとか言い出してな。いくらなんでもそんな無茶が通るはずがないだろうと言って諭したんだが、どうやらわかっていなかったらしい。私は一服盛られ、気がついたらベッドの上に縛り上げられた状態で転がされていた。ちなみにお前の母もジョルジアナの味方だ」
父が「ジョルジアナを甘やかしすぎた」なんて言って頭を抱えているが、今更である。イアナも忠告したはずだ。そのときは余計な口を挟むなと怒られたが。
「思えばお前はおかしな子だったが、ジョルジアナよりはましだったかもしれん。こんなことをしてただですむはずがない。我が家はもうおしまいだ……」
すでに没落寸前だったので、今更「もうおしまい」とか言われても……という感じだったが、イアナは余計なことは言わずに黙っておいた。反省しているようなのでこのまま反省させようと思ったのだ。
「つまり、お父様はジョルジアナに縛り上げられて、ジョルジアナはわたしと結婚相手を交換するために偽の書類を準備し、それを持ってステファーニ公爵家へ向かったということですね? さっきお母様からもうすぐ男爵がこちらへ来ると聞きましたけど、来られるのはギオーニ男爵ということでよろしいですか?」
「ああ、そうだろう。ギオーニ男爵とジョルジアナの縁談だが、ジョルジアナがあちこちの茶会で金で売られて嫁ぐ羽目になったと吹聴して回ってな。外聞が悪すぎるため、結婚式より早めに男爵家に移して監視下に置くと言う話になったのだ。これはギオーニ男爵だけではなくコンソラータ・モンレアーレ伯爵夫人……いや、伯爵令嬢に戻ったんだったな。彼女の意思でもある」
ギオーニ男爵のみならず、ジョルジアナが二度も迷惑をかけて結果離縁する羽目にまで陥ったコンソラータまで口を挟んでこられたので、父は異を唱えることはできなかったらしい。ジョルジアナは当然嫌がったが、予定では本日、ギオーニ男爵家に移動する手はずだったようだ。
(それにしても、あの子、馬鹿なのかしら? 結婚相手を交換なんてできるはずがないじゃないの)
フェルナンドは間違いなく怒るだろう。
ギオーニ男爵だって、ジョルジアナに亡き妻の面影を見たから縁談に頷いたのだ。イアナでは意味がないし、コンソラータだって、ジョルジアナの報復のために嫁がせることにしたのだから、花嫁の交換を認めるはずがない。
「このことを知ったら、ギオーニ男爵もコンソラータ様も怒るでしょうね。きっと多額の慰謝料を請求されると思いますよ。借金も返せていないのにこれ以上慰謝料を請求されたら、タウンハウスも領地も全部手放しても払いきれないでしょうね」
「他人事のように言うな!」
「他人事ですよ。もうわたしには関係のないことですもの。……わたしは以前、お父様に言いましたよね。このままでは伯爵家は潰れますよ、と。領地経営を見直し、ジョルジアナやお母様に贅沢をやめさせてください、と。そう言ったらお父様は女が口を挟むなと言って怒ったじゃないですか。だから、わたしは何も言いませんし手も貸しません」
きっぱりと言ってやると、父は驚いたように目を丸くした。
「もしかしてお前……怒っていたのか?」
「逆に聞きますけど、どうして怒っていないと思ったんです? 普通は怒りますよね」
「だってお前は怒った顔をしないから……」
それは無駄だからだ。父たちはイアナのことを軽んじているし、邪魔者扱いしていた。そんなイアナがいくら怒って見せても何も変わらないし、むしろ父たちは余計に怒りだすだろう。おばあちゃんは無駄な労力を使いたくないのだ。疲れるから。
「わたしが何か言えばうるさいと怒られ、使用人のように扱われ、ジョルジアナの慰謝料の支払いのために嫁げと言われ、嫁いでからも金をよこせと何度も言われ続ける。これが怒らないでいられますか?」
まあ、フェルナンドに嫁げたのは幸運だったのでこれについては実際は怒っていないのだが、これだけの仕打ちをされても怒らない人間がいたら見てみたい。
「わたしはお父様にとってもお母様にとってもジョルジアナにとっても、家族ではありませんでした。家族の扱いを受けていませんでしたからね。それなのに、都合のいいときだけ家族面をして利用しようとしてくるお父様たちには、もうとっくに愛想が尽きているんです。我が家がどうなろうと、自分たちのまいた種なんですから、お父様たちが自分たちで責任を取ってください。わたしを巻き込まないで」
父は今更ながらに己の行動を顧みたのか、衝撃を受けた顔になっているが、そんな顔をしてももう遅い。
「ギオーニ男爵とコンソラータ様に事情を説明しなくてはならないので、迎えに来られたらわたしは男爵家へ向かいますが、覚悟しておくことです。きっと、男爵もコンソラータ様も、そしてわたしの旦那様も、とても怒るでしょうからね。わたしは一切庇いません」
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