学生時代、私をいじめていた女と一緒に異世界召喚されたけど、無能扱いされた私が実は本物の聖女で、いじめていた女は災厄を呼ぶ魔女でした。

さら

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第5話 本物の聖女

 夜明け前の空気は、張りつめていた。まだ太陽は姿を見せていないのに、胸の奥が落ち着かず、私は目を覚ましてしまっていた。窓の外は薄暗く、街灯代わりの魔石の灯りが、淡く揺れている。その光を眺めながら、私は静かに息を整えた。眠れなかった理由は、はっきりしている。昨日から続く違和感が、消えなかったからだ。

 胸の奥の温もりは、いつもよりも強い。熱というより、警鐘に近い感覚だった。何かが、近づいている。そう告げられているようで、私は布団から起き上がった。

「……行こう」

 誰に聞かせるでもなく呟き、身支度を整える。身分証の札を首にかけ、革袋を腰に結ぶ。外套を羽織り、静かに部屋を出た。宿の一階はまだ静まり返っていて、女主人の姿も見えない。私はそっと扉を開け、朝靄の街へと足を踏み出した。

 東門へ向かう道は、人影もまばらだった。普段なら、畑へ向かう時間には早すぎる。それでも、足は自然と、村の方角へ向かっていた。胸の奥が、確かにそちらを指している。

 城壁を越えると、冷たい風が頬を打った。草原の上に、薄い霧が漂っている。その中を進むにつれ、空気が変わっていくのを感じた。重い。息がしづらいわけじゃないけれど、何かが沈殿しているような、嫌な感覚。

「……やっぱり」

 遠くに見える村の輪郭が、霧の向こうで歪んでいる。私は歩調を早めた。胸の奥の温もりが、はっきりと熱を帯び始める。もう、無視できなかった。

 村に入ると、異変は明らかだった。朝のはずなのに、家々の戸が閉まったまま、人の気配がほとんどない。代わりに聞こえてくるのは、低く、苦しそうな呻き声と、咳き込む音だった。

「……どうしたの」

 声に出した瞬間、自分の声がやけに小さく聞こえた。私は最初に目についた家の扉を叩く。

「すみません……」

 返事はない。中から、誰かが動く気配だけがする。私はもう一度、強く叩いた。

 扉が、少しだけ開いた。中から覗いたのは、昨日畑で見かけた女性だった。顔色は青白く、目の下に濃い隈ができている。

「……あんた、昨日の」

「何が、あったんですか」

 問いかけると、女性は小さく首を振った。

「分からない。ただ……身体が、重くて」

 その背後で、別の人影がふらりと倒れかけるのが見えた。私は反射的に、家の中へ踏み込んだ。

「失礼します」

 中は、ひどい有様だった。床に座り込んだまま動けない人、壁にもたれて息を荒くしている人。皆、致命的な症状ではない。でも、確実に、生命力を削がれている。

「王都から来た人も、同じで……」

 女性の声が、震える。

「聖女様の奇跡で、治ったはずなのに……」

 その言葉を聞いた瞬間、胸の奥の温もりが、はっきりと答えを示した。これは、揺り戻しだ。無理やり引き上げられた生命が、均衡を取り戻そうとして、歪みを生んでいる。

 私は深く息を吸った。もう、迷っている場合じゃない。

「……少し、触れます」

 そう告げ、倒れかけていた人の肩に手を当てる。温もりが、一気に流れ出す。意識していなくても、自然と身体が動いた。派手な光はない。ただ、静かで、確かな感触。

 胸の奥が、空洞になるような感覚と同時に、相手の呼吸が落ち着いていく。震えていた身体が、少しずつ、元の温度を取り戻していく。

「……あれ」

 弱々しい声が上がる。

「楽に、なってきた……」

 私は手を離し、次の人へ向かった。一人、また一人と、同じように手を当てる。胸の奥の温もりは尽きない。むしろ、使うほどに、澄んでいくようだった。無理に力を引き出している感覚はない。ただ、歪みを正しい位置へ戻しているだけ。

 いつの間にか、家の外に人が集まり始めていた。呻き声は減り、代わりに、安堵の息が漏れる。

「……何を、してるんだ」

 かすれた声で、年配の男性が呟いた。昨日、畑で話をしてくれた人だ。彼は、私の手元をじっと見つめている。

「……治ってる」

 誰かが、信じられないものを見るように言った。

 私は立ち上がり、周囲を見渡した。誰もが、戸惑いと希望が入り混じった目で、私を見ている。その視線に、胸が締めつけられる。でも、もう逃げられなかった。

「……全部、治したわけじゃありません」

 私は、ゆっくりと言葉を選んだ。

「ただ、無理をしていた身体を、元に戻しただけです」

 沈黙が落ちる。理解されたかどうかは、分からない。でも、年配の男性は、深く息を吐いた。

「やはり……」

 彼は、私を真っ直ぐに見た。

「お前さんが、あの時話した“名乗らなかった者”か」

 私は、答えなかった。ただ、胸の奥の温もりが、はっきりと存在を主張している。否定することも、隠すことも、もうできない。

 村の空気が、ゆっくりと軽くなっていくのを感じながら、私は悟っていた。これが、私の力だ。称賛を集めるためのものじゃない。世界を壊すほどの派手さもない。ただ、確かに、人を、生かす力。

 聖女という言葉が、胸をよぎる。でも、それを口にする必要はない。私は、ただ、ここに立っている。それだけで、十分だった。





 家の中に満ちていた重苦しい空気は、時間とともにゆっくりと薄れていった。人々の呼吸が整い、伏せられていた背中が少しずつ起き上がっていく。その光景を見つめながら、私は壁際に腰を下ろした。力を使った反動で倒れ込むような疲労はない。ただ、長く歩いた後のような、穏やかなだるさが全身を包んでいる。

「……助かった」

 誰かがそう呟いた。小さな声だったけれど、確かに届いた。その言葉に、胸の奥がわずかに温かくなる。称賛とも感謝とも言い切れない、ただの事実としての一言。それが、今の私にはちょうどよかった。

「薬も、祈祷も効かなかったのに……」

 別の声が続く。私は顔を上げず、床を見つめたまま、ゆっくりと首を振った。

「治したわけじゃありません」

 自分でも驚くほど、落ち着いた声が出た。

「身体が、本来の状態に戻ろうとするのを、少し手伝っただけです」

 その説明が、どこまで伝わったかは分からない。でも、年配の男性は、深く頷いていた。

「無理に引き上げられたものは、必ず歪む」

 彼は、誰に向けるでもなく言った。

「水も同じだ。堰き止めて一気に流せば、田は潤うが、土は崩れる」

 その言葉に、周囲の村人たちが黙り込む。皆、王都から来た噂と、今ここで起きた現実を、心の中で照らし合わせているのだろう。

「……じゃあ、聖女様の奇跡は」

 誰かが、恐る恐る口にした。その瞬間、胸の奥が、きゅっと締まった。私は視線を上げ、ゆっくりと答える。

「間違っている、と言うつもりはありません」

 それは、本心だった。

「多くの人を、救ったのは事実です。ただ……」

 言葉を選ぶ。凛香を、否定したくない気持ちと、現実を見過ごせない気持ちが、胸の中でせめぎ合う。

「力が強すぎると、支えきれないことも、あります」

 沈黙が落ちる。誰も反論しなかった。それが、答えの一つなのだと思った。

 しばらくして、村の外から別の人影が現れた。息を切らし、明らかに急いできた様子だ。

「……あんたたち、大丈夫か」

 それは、王都と村を行き来している行商人だった。彼は室内の様子を見回し、目を見張る。

「噂で聞いたんだ。王都の奇跡の後、具合を悪くする人が出てるって」

 年配の男性が、静かに答える。

「ここも、そうだった。今は落ち着いたがな」

 行商人は、私に視線を向けた。その目に、戸惑いと警戒が混ざる。

「……あんたが?」

 私は小さく頷いた。嘘をつく必要は、もうなかった。

「名前は」

 一瞬、迷った。でも、逃げるのはやめた。

「白石澪です」

 名を告げた途端、胸の奥が、静かに脈打つ。隠していたものを、少しだけ外に出した感覚。

「聖女様……か?」

 その問いに、私は首を振った。

「違います」

 はっきりと、そう言えた。

「私は、ただ……元に戻すことしか、できません」

 行商人は、しばらく私を見つめ、それから小さく息を吐いた。

「それで十分だ」

 その言葉に、思わず顔を上げてしまった。彼は続ける。

「治す、ってのは、元に戻すことだろ。無理やり変えることじゃない」

 胸の奥に、じんわりと何かが広がった。理解されるという感覚。それは、学生時代にも、王城でも、ほとんど得られなかったものだ。

 その時、外から慌ただしい足音が近づいてきた。鎧の擦れる音、規則正しい歩調。私は、嫌な予感に胸を強張らせる。

「……騎士だ」

 誰かが小声で言った。扉の外で、複数の人間が立ち止まる気配がする。

 コン、と扉が叩かれた。

「王都より、聖女様の奇跡に関する調査で来た。中を改めさせてもらう」

 その声に、家の中の空気が一気に張りつめる。村人たちの視線が、私に集まった。私は、ゆっくりと立ち上がる。

 隠し続けることは、もうできない。逃げることも、しない。

 扉の向こうには、王都がある。凛香がいる場所。派手な奇跡が、正しいと信じられている世界。

 私は静かに、深呼吸をした。ここで起きたことは、小さくて、地味で、記録にも残らないかもしれない。でも、確かに、人を救った。

 その事実だけを胸に、私は扉の方へ、一歩踏み出した。




 扉が開かれると同時に、朝の冷たい空気が一気に流れ込んできた。そこに立っていたのは、王都の紋章を胸に刻んだ騎士が三人。磨かれた鎧は清潔で、威圧感があるというより、訓練された秩序そのものだった。先頭に立つ騎士は、年配で、冷静そうな目をしている。

「調査のため、失礼する」

 形式ばった口調だったが、視線は鋭く、室内を一瞬で把握していた。床に座っていた村人たち、回復した様子、そして、私の存在。

「……状況を説明してもらおう」

 年配の男性が一歩前に出る。

「今朝、村人が体調を崩した。原因は分からんが、この娘が手を当ててくれて、皆、楽になった」

 騎士の視線が、私に集中する。私は逃げずに、まっすぐ立っていた。心臓は速く打っているけれど、不思議と恐怖はない。胸の奥の温もりが、静かに私を支えていた。

「名は」

「白石澪です」

 騎士は頷き、記録用の紙に何かを書きつける。

「そなたは、聖女候補として召喚された一人だな」

「……はい」

「しかし、適性は低いと判断され、城を離れた」

 事実を並べるその口調は、責めるでもなく、淡々としている。私は否定も肯定もせず、ただ頷いた。

「では、なぜ今、回復が起きた」

 その問いに、私は少しだけ考え、言葉を選んだ。

「……治したわけでは、ありません」

 騎士の眉が、わずかに動く。

「身体が、無理をしていた状態を、元に戻しただけです」

「それを、そなたは“奇跡”と呼ばないと」

「呼びません」

 はっきりと答えると、室内が静まり返った。騎士たちは互いに視線を交わし、短い沈黙の後、先頭の騎士が口を開いた。

「王都では、聖女様が奇跡を起こしておられる」

 その言葉に、胸の奥がわずかにざわつく。凛香の姿が、脳裏に浮かんだ。

「それによって、多くの命が救われた。だが同時に、体調を崩す者が出ているという報告も、確かに上がっている」

 騎士の視線が、私を射抜く。

「そなたは、その原因が、奇跡の“揺り戻し”だと考えるか」

 答えれば、立場が変わる。答えなければ、ここで起きたことは、なかったことにされる。私は、短く息を吸った。

「……可能性の一つとして」

 それだけを口にした。断定はしない。でも、否定もしない。

 騎士は、少しだけ目を細めた。

「賢い答えだ」

 その言葉が、意外だった。責められると思っていたからだ。

「そなたの力は、派手ではない。記録にも残しにくい。だが……」

 彼は、村人たちの様子を見回す。

「確かに、ここでは回復が起きている」

 室内の空気が、わずかに緩んだ。村人たちの肩から、力が抜けるのが分かる。

「白石澪」

 騎士は、私の名を呼んだ。

「今後、王都へ来る意思はあるか」

 胸が、強く打った。王都。凛香がいる場所。私を無能と切り捨てた場所。

「……今は、ありません」

 即答だった。逃げではない。今の私は、ここにいるべきだと、胸の奥が告げていた。

「そうか」

 騎士はそれ以上、踏み込まなかった。

「だが、覚えておけ。そなたのような力は、放っておけば、いずれ目につく」

 それは、忠告だった。

「守られることもあれば、狙われることもある」

 私は、小さく頷いた。覚悟は、できている。

 騎士たちは調査結果を簡単にまとめ、村を後にする準備を始めた。扉が閉まる直前、先頭の騎士が、振り返る。

「白石澪」

「はい」

「聖女とは、名乗るものではない。結果として、そう呼ばれるものだ」

 その言葉を残し、彼らは去っていった。静けさが、ゆっくりと室内に戻ってくる。

 村人たちの視線が、再び私に集まった。期待と、不安と、感謝が混ざった視線。私はそれを受け止めきれず、少しだけ視線を落とす。

「……私は、ここにいます」

 それだけを、静かに告げた。

「必要な時に、手を貸す。それ以上でも、それ以下でもありません」

 年配の男性が、ゆっくりと頷いた。

「それでいい」

 その言葉に、胸の奥の温もりが、穏やかに広がる。派手な光は、どこにもない。でも、確かに、ここにある。

 王都では今も、眩い奇跡が語られているだろう。その影で、静かな歪みが、少しずつ積み重なっていることも。

 私は窓の外を見た。朝の霧は、すでに薄れ始めている。これが、私の立つ場所だ。選ばれなかった私が、選ばれなかったやり方で、世界を支える場所。

 本物の聖女であるかどうかは、まだ誰も知らない。ただ、必要なところに、必要なだけ、力が届いている。それで、今は十分だった。
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