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第二章 ジャルヌ教編
第23話 ジャルヌ教編2
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目にも掛からない位まで伸びたサラサラの赤髪、男にしては大分と丁寧に手入れされた髪に整髪料を塗り髪を後ろへと持っていく、そしてクシで整えると鏡の前に立った。
「まぁこんなもんか」
少し雰囲気を変えてオールバックに挑戦したアダムスの姿がそこにはあった。
カッコいいと言うよりは可愛いよりの顔つきをしているアダムスにはとてもでは無いが似合っている髪型では無かった、だが満足そうにアダムスは頷くと蛇口をひねり整髪料を水で落とす、そして六畳一間程の部屋に向かうとベット横の棚に置かれた鎧を身につけた。
器用に片腕で留め具を止めると剣を腰に携えて回復アイテムやその他の便利道具が入ったポーチを腰に付ける、そして部屋の電気類が止まっているのを確認するとドアを開けた。
王宮側にある兵舎、そこにアダムスは住んでいた。
アルスセンテの給料は他の兵士とは比べ物にならない位高い、だが独り身で物欲も然程ないアダムスにとって金の使い道などなく、引っ越す理由も特に無かった。
扉の鍵を閉めると一定間隔で部屋が並ぶ通路を歩く、そして階段を降りると外の眩しい日差しが照りつけて来た。
「今日もいい天気だ」
手で日を遮りながら空を見る、青く澄んでいた。
いつもならば王宮へと向かい皇帝陛下の指示に従って動くのだが今日からは長期休暇と言う形でジャルヌ教へと通い詰める……正直初めての任務で戸惑っていた。
決められた敵を倒す、そんな単純な事しかしてこなかった故に長期に渡る複雑な任務はこなせるか少し心配だった。
「まぁ……何とかなるか」
そう言って街へと向かうアダムス、教会へ行く前にまずはフィルディアの回収だった。
彼女は性格面でも実力面でも完璧な人だが朝だけが以上に弱い……これからは自分が起こしに行く役目になりそうだった。
「確かフィルの家は貴族エリアだったな」
昨日フィルディアに貰った地図を眺める、王宮が存在する中央、その周りを囲むように存在する市街地こと居住区域、そして南、北、西に東の一部分に記されている貴族エリア、貴族が謀反の可能性があるからと離されていたのは知っていたが全て王宮から軽く50kmは離れて居た。
「取り敢えずフィルディアの家は市街地を南に進めば着くか」
地図を確認しながら四方に伸びた通りを南に下る、現在の時刻は朝の7時だと言うのに大通りは商人達の仕入れで賑わっていた。
地図を確認しつつ人に当たらぬ様避けながら通りを歩く、その時足に何かが当たる感覚がした。
ふと足元に視線を向ける、するとそこには真っ赤なリンゴが転がっていた。
「何処かの商人が落としたのか?」
アダムスはリンゴを拾い上げ辺りを見回す、だが周りに果物を扱っている露店も無ければ商人も居なかった。
すると前から果物の入った紙袋を持った黒髪の幼い少年が歩いて来た。
「あ、あの!リンゴを見ませんでしたか!」
「これの事か?」
人見知りなのか少し途切れながらも尋ねてくる少年の言葉にリンゴを差し出すアダムス、すると少年はパアッと明るい表情になった。
「はい、そうです!!」
頷く少年にアダムスはリンゴを袋の中に入れてあげる、すると少年はリンゴを確認して嬉しそうに礼を言った。
「ありがとうございます!!」
「気にしなくていいよ、もう落とすんじゃないぞ」
「はい!」
そう言って元気に走り去って行く少年、未来を担う若き命……その命をジャルヌ教の狂徒は狩っていると考えると許せなかった。
少年の背中を見つめながらアダムスはぎゅっと拳を握り締める、一刻も早い解決を……しなければならなかった。
暫く大通りを南下すると庶民的な市街地からガラッと雰囲気が変わり大きな鉄門がそびえ立っていた。
「衛兵は見た所居ないが……入って良いのか?」
何故か衛兵が見当たらない、アダムスは首を傾げつつも扉に手を掛けると鉄の扉を横に引いて開けた。
すると中には大きめな木々がいくつも立ち並び、舗装された道が一直線に伸びている広々とした庭の様な空間が広がって居た。
紙に視線を移しフィルディアの家を確認する、この道を奥に行った先にある様子だった。
「すっごい所だな……」
キチンと処理された木々、数千は超えそうな数を管理するのに果たして何人の庭師が必要なのか……この国一番の貴族と言っても過言では無さそうだった。
暫く辺りの景観を眺めながら道を進むと噴水の奥にデカデカとした屋敷がそびえ立つ、その入り口には執事の様な黒い服を着た老人が立って居た。
「お待ちしておりました、アダムス様ですね」
「は、はい……フィルディアを迎えに来ました」
「お嬢様は浴場に居ます故暫しお待ち下さい、それと朝食の用意があります、こちらへ」
そう言って執事の案内で中へと入る、屋敷の中も誰の趣味なのか何が凄いのか分からない絵画や壺、彫刻などが飾られている、いくつもの部屋が並ぶ廊下を抜け奥の部屋へと入るとそこには長い机に椅子が三つだけの奇妙な部屋があった。
「こちらでお待ち下さい」
そう言い執事は椅子を引く、アダムスは引かれた椅子に座ると執事は何処かへと去って行った。
「凄い家だな……」
目の前に置かれて居た金で出来たフォークを眺めながら感心する、平民上がりの自分にとっては異様な光景、貴族と言うのは皆んなこう……無駄金を使うのだろうか。
フォークやナイフを眺めていると扉が開く音がする、アダムスはテーブルに置くと音のした方に視線を向けた。
するとそこには完全には髪が乾き切って居ない白いローブ姿のフィルディアが眠そうな顔であくびをしながら歩いて居た。
「アダムスさん来てたんですね」
「迎えに着てくれって頼まれましたから、それと義手の話しも」
義手と言う言葉を出した瞬間フィルディアの目が覚めたのかパッチリと目を開ける、そして何も言わずに走って何処かへと去って行った。
「な、なんだ?」
急に消えたフィルディアに困惑しているとフィルディアは直ぐに戻ってくる、その手には人間の腕と何ら変わらない精巧な義手が持たれて居た。
「父上に話しをして昨日作って貰ってたんです!魔法義手、少ない魔力供給で動かす事ができ、尚且つ通常の二倍の力を発揮する事が出来るんです!!」
興奮気味に話すフィルディアに少し気圧される、こんな彼女は初めて見た。
「魔法義手ですか、普通の義手よりも高いですよね?」
「そうですね、ですがこれは試作品と言うかなんと言うか……従来の義手に比べて重量を軽くして尚且つ力も2.5倍に、耐久度もだいぶ上がってます、ただ魔力が切れると普通に動かす事が出来ない可能性があるのが難点でして……と言うわけでタダで良いですよ!」
そう言って魔法義手を手渡すフィルディア、その義手を持った瞬間あまりの軽さに驚いた。
人間の腕より軽い……この腕から通常の2.5倍の力が出せる……流石帝国最高峰の魔法義手職人、凄い物だった。
「それでフィルディアの父は?」
「過労で寝てます、義手の取り付けは私でも出来るので朝食を食べたら執り行いますね」
そう言って笑うとフィルディアは椅子に座りご飯を食べ出す、何はともあれ腕が戻って来るのは嬉しい事だった。
魔法に関しては特訓中だが常人よりは自信がある部類、過剰供給さえしなければ戦闘面でも困る事は無さそうだった。
その後朝食を取り終えるとフィルディアに連れられ父が使っていると言う工房へ案内された。
工房の中は貴族の家とは思えない程泥臭く、オイルまみれだった。
「ここの台にない方の腕を置いて下さい」
そう言うフィルディアの指示に従い無くなった腕の方を台に置く、するとフィルディアは義手を腕に密着させ離れない様に特殊な機械で固定した。
「少し痛みますよ」
そう言って魔法陣を義手と腕の間に発生させる、すると尋常では無い痛み、暑さが腕の先に走った。
「ガァッ……ぐっ……」
思わず腕を離しそうになる、だが機械のお陰で体は一ミリたりとも動かなかった。
数分、体感にして数時間痛みに耐え続ける、すると魔法陣は消え痛みもスッと消えた。
「もう大丈夫です、私は着替えて来るのでくっついた腕の確認をしてて下さい」
そう言って工房を後にするフィルディア、一人取り残されたアダムスは自分の腕に視線を移した。
感覚がある……恐らく魔法で神経をリンクさせてあるのだろう。
握っては開いてを繰り返す、元の腕と何ら変わりない動き、剣を握り振っても何とも無かった。
「動作に問題は無いですか?」
鎧姿に着替えて着たフィルディアが扉から顔だけを覗かせ問いかけて来る、その問いにアダムスは頷いた。
「本当に感謝しかないです……」
「感謝なんて……試作品の実験台になってもらってるんですしね」
そう言って笑うフィルディア、例え実験台でも良かった、再び剣を握れるのならば。
「まぁこんなもんか」
少し雰囲気を変えてオールバックに挑戦したアダムスの姿がそこにはあった。
カッコいいと言うよりは可愛いよりの顔つきをしているアダムスにはとてもでは無いが似合っている髪型では無かった、だが満足そうにアダムスは頷くと蛇口をひねり整髪料を水で落とす、そして六畳一間程の部屋に向かうとベット横の棚に置かれた鎧を身につけた。
器用に片腕で留め具を止めると剣を腰に携えて回復アイテムやその他の便利道具が入ったポーチを腰に付ける、そして部屋の電気類が止まっているのを確認するとドアを開けた。
王宮側にある兵舎、そこにアダムスは住んでいた。
アルスセンテの給料は他の兵士とは比べ物にならない位高い、だが独り身で物欲も然程ないアダムスにとって金の使い道などなく、引っ越す理由も特に無かった。
扉の鍵を閉めると一定間隔で部屋が並ぶ通路を歩く、そして階段を降りると外の眩しい日差しが照りつけて来た。
「今日もいい天気だ」
手で日を遮りながら空を見る、青く澄んでいた。
いつもならば王宮へと向かい皇帝陛下の指示に従って動くのだが今日からは長期休暇と言う形でジャルヌ教へと通い詰める……正直初めての任務で戸惑っていた。
決められた敵を倒す、そんな単純な事しかしてこなかった故に長期に渡る複雑な任務はこなせるか少し心配だった。
「まぁ……何とかなるか」
そう言って街へと向かうアダムス、教会へ行く前にまずはフィルディアの回収だった。
彼女は性格面でも実力面でも完璧な人だが朝だけが以上に弱い……これからは自分が起こしに行く役目になりそうだった。
「確かフィルの家は貴族エリアだったな」
昨日フィルディアに貰った地図を眺める、王宮が存在する中央、その周りを囲むように存在する市街地こと居住区域、そして南、北、西に東の一部分に記されている貴族エリア、貴族が謀反の可能性があるからと離されていたのは知っていたが全て王宮から軽く50kmは離れて居た。
「取り敢えずフィルディアの家は市街地を南に進めば着くか」
地図を確認しながら四方に伸びた通りを南に下る、現在の時刻は朝の7時だと言うのに大通りは商人達の仕入れで賑わっていた。
地図を確認しつつ人に当たらぬ様避けながら通りを歩く、その時足に何かが当たる感覚がした。
ふと足元に視線を向ける、するとそこには真っ赤なリンゴが転がっていた。
「何処かの商人が落としたのか?」
アダムスはリンゴを拾い上げ辺りを見回す、だが周りに果物を扱っている露店も無ければ商人も居なかった。
すると前から果物の入った紙袋を持った黒髪の幼い少年が歩いて来た。
「あ、あの!リンゴを見ませんでしたか!」
「これの事か?」
人見知りなのか少し途切れながらも尋ねてくる少年の言葉にリンゴを差し出すアダムス、すると少年はパアッと明るい表情になった。
「はい、そうです!!」
頷く少年にアダムスはリンゴを袋の中に入れてあげる、すると少年はリンゴを確認して嬉しそうに礼を言った。
「ありがとうございます!!」
「気にしなくていいよ、もう落とすんじゃないぞ」
「はい!」
そう言って元気に走り去って行く少年、未来を担う若き命……その命をジャルヌ教の狂徒は狩っていると考えると許せなかった。
少年の背中を見つめながらアダムスはぎゅっと拳を握り締める、一刻も早い解決を……しなければならなかった。
暫く大通りを南下すると庶民的な市街地からガラッと雰囲気が変わり大きな鉄門がそびえ立っていた。
「衛兵は見た所居ないが……入って良いのか?」
何故か衛兵が見当たらない、アダムスは首を傾げつつも扉に手を掛けると鉄の扉を横に引いて開けた。
すると中には大きめな木々がいくつも立ち並び、舗装された道が一直線に伸びている広々とした庭の様な空間が広がって居た。
紙に視線を移しフィルディアの家を確認する、この道を奥に行った先にある様子だった。
「すっごい所だな……」
キチンと処理された木々、数千は超えそうな数を管理するのに果たして何人の庭師が必要なのか……この国一番の貴族と言っても過言では無さそうだった。
暫く辺りの景観を眺めながら道を進むと噴水の奥にデカデカとした屋敷がそびえ立つ、その入り口には執事の様な黒い服を着た老人が立って居た。
「お待ちしておりました、アダムス様ですね」
「は、はい……フィルディアを迎えに来ました」
「お嬢様は浴場に居ます故暫しお待ち下さい、それと朝食の用意があります、こちらへ」
そう言って執事の案内で中へと入る、屋敷の中も誰の趣味なのか何が凄いのか分からない絵画や壺、彫刻などが飾られている、いくつもの部屋が並ぶ廊下を抜け奥の部屋へと入るとそこには長い机に椅子が三つだけの奇妙な部屋があった。
「こちらでお待ち下さい」
そう言い執事は椅子を引く、アダムスは引かれた椅子に座ると執事は何処かへと去って行った。
「凄い家だな……」
目の前に置かれて居た金で出来たフォークを眺めながら感心する、平民上がりの自分にとっては異様な光景、貴族と言うのは皆んなこう……無駄金を使うのだろうか。
フォークやナイフを眺めていると扉が開く音がする、アダムスはテーブルに置くと音のした方に視線を向けた。
するとそこには完全には髪が乾き切って居ない白いローブ姿のフィルディアが眠そうな顔であくびをしながら歩いて居た。
「アダムスさん来てたんですね」
「迎えに着てくれって頼まれましたから、それと義手の話しも」
義手と言う言葉を出した瞬間フィルディアの目が覚めたのかパッチリと目を開ける、そして何も言わずに走って何処かへと去って行った。
「な、なんだ?」
急に消えたフィルディアに困惑しているとフィルディアは直ぐに戻ってくる、その手には人間の腕と何ら変わらない精巧な義手が持たれて居た。
「父上に話しをして昨日作って貰ってたんです!魔法義手、少ない魔力供給で動かす事ができ、尚且つ通常の二倍の力を発揮する事が出来るんです!!」
興奮気味に話すフィルディアに少し気圧される、こんな彼女は初めて見た。
「魔法義手ですか、普通の義手よりも高いですよね?」
「そうですね、ですがこれは試作品と言うかなんと言うか……従来の義手に比べて重量を軽くして尚且つ力も2.5倍に、耐久度もだいぶ上がってます、ただ魔力が切れると普通に動かす事が出来ない可能性があるのが難点でして……と言うわけでタダで良いですよ!」
そう言って魔法義手を手渡すフィルディア、その義手を持った瞬間あまりの軽さに驚いた。
人間の腕より軽い……この腕から通常の2.5倍の力が出せる……流石帝国最高峰の魔法義手職人、凄い物だった。
「それでフィルディアの父は?」
「過労で寝てます、義手の取り付けは私でも出来るので朝食を食べたら執り行いますね」
そう言って笑うとフィルディアは椅子に座りご飯を食べ出す、何はともあれ腕が戻って来るのは嬉しい事だった。
魔法に関しては特訓中だが常人よりは自信がある部類、過剰供給さえしなければ戦闘面でも困る事は無さそうだった。
その後朝食を取り終えるとフィルディアに連れられ父が使っていると言う工房へ案内された。
工房の中は貴族の家とは思えない程泥臭く、オイルまみれだった。
「ここの台にない方の腕を置いて下さい」
そう言うフィルディアの指示に従い無くなった腕の方を台に置く、するとフィルディアは義手を腕に密着させ離れない様に特殊な機械で固定した。
「少し痛みますよ」
そう言って魔法陣を義手と腕の間に発生させる、すると尋常では無い痛み、暑さが腕の先に走った。
「ガァッ……ぐっ……」
思わず腕を離しそうになる、だが機械のお陰で体は一ミリたりとも動かなかった。
数分、体感にして数時間痛みに耐え続ける、すると魔法陣は消え痛みもスッと消えた。
「もう大丈夫です、私は着替えて来るのでくっついた腕の確認をしてて下さい」
そう言って工房を後にするフィルディア、一人取り残されたアダムスは自分の腕に視線を移した。
感覚がある……恐らく魔法で神経をリンクさせてあるのだろう。
握っては開いてを繰り返す、元の腕と何ら変わりない動き、剣を握り振っても何とも無かった。
「動作に問題は無いですか?」
鎧姿に着替えて着たフィルディアが扉から顔だけを覗かせ問いかけて来る、その問いにアダムスは頷いた。
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