異世界に飛ばされた人見知りの僕は、影が薄かったから趣味に走る事にしました!

まったりー

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1章 占い異世界生活

2話 占いレベル

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「ふむふむ、そう言う事だったんだね」


朝になり、僕は更に占いをしたけれど、その内容は変わらず【北に向かえ】と言うモノで、他にも占ってみようと思って発見したんだ。
僕の占いは、迷った時の道しるべと言うモノで、他にはお天気占いだけしか出来なかった。


「金運や定番の恋愛とか出来ないんだね」


向こうにいた時は出来た事なのに、こっちではそれが出来なかった、まるで雲がかかった様に見えないんだ。
出来なくなったのは寂しいけれど、レベルが上がれば出来る様になる気もするし、ポイントは占いが変わっても貰えて僕の生活は困らない。


「次のレベルアップが楽しみだね」


朝食にハムサンドを交換して、それをモグモグと食べながら歩き、遠くに村が見えても僕は素通りです。
そんな数日を過ごし、レベルは4まで上がって、出来る占いも少しは増えて来た。


「運気アップの色占いに恋愛占い・・・でも、まだ北のままだね」


ポイントで自転車を交換し、僕の移動距離は最初と雲泥の差になり、ここは15の村と5つの街を横切った先にあった湖の畔です。
綺麗な景色だけれど、僕はそれを求めてなくて、更に北に自転車を走らせたんだ。


「長い旅なのは分かってたし、人と話さないのって楽だね」


普通なら辛い旅と言われてもおかしくないけれど、僕はとても爽快でこのままずっと旅をしてても良いとさえ思った。
でも、それは突然終わりを迎えた、占いで【北に向かえ】と出ないで【木の洞窟を探せ】だったんだ。


「木の洞窟って事は、幹に穴があるんだよね」


今いるのはとても深い森の中で、その中で1本の木が目標になったから、僕は必死で探したんだ。
何日掛かっても良いと思って探し、5日を費やして見つける事が出来た。


「ポイントも5万Pあるし穴も見つけた、穴を調べて何が分かるの楽しみだね」


どんな穴なのか、それを覗き込んで確かめると、そこにはとても深い階段が見えたんだ。
木の幹だから、これは根っこの部分が変化したのかもしれないけれど、僕は占いを信じて階段を下りて行ったよ。


「異世界って何でもありだね」


自然に出来たモノとは思えなかったけれど、その先にはとても広い広場があった。
何も無い空間をコケの明かりが照らしてくれてて、ここなら生活が出来ると確信を何でか持てたんだ。


「ここで一生を過ごすのか・・・それでも良いかも」


占いだけしていれば生きていける、それで良いかと僕はポイントで家を交換して住むことにした。
外にも椅子とテーブルを置いて、一休みを決め込んだんだ。


「うん、良いとお茶だね」


お茶を交換すると、ポットとカップも出て来て、クッキーと一緒に食してお腹に満たした。
僕しかいない空間で、楽園に来た気分になったけれど、そこに森にはいないんじゃないかって動物が階段の先に見えた。


「ンニャ~ン」
「ネコ?」


子猫に見えるその子は、地面をクンクンと嗅ぎながら少しずつ近づいて来て、その子の後ろにリスとタヌキの子供も姿を見せたんだ。
随分な組み合わせと思ったけれど、人ではない来訪者を歓迎したよ。


「こっちにおいで、食べ物は沢山あるからね」


餌付けの為に、僕は色々な食べ物をお皿に乗せ、地面に置いて離れて見守った。
しばらく警戒していた3匹は、お皿の食べ物をクンクンし始め、口に入れて食べ始めたんだ。


「ンニャ~ン」
「気に入ったらまたおいで、僕はここにいつでもいるからね」


お茶を飲みながら、言葉が理解できるかもわからない来訪者にそう伝え、僕はのんびりと天井を見上げた。
何時の間にか眠っていた僕の膝の上には、さっきまで警戒していた子猫が寝ていて、テーブルにはリスとタヌキが固まって寝てたよ。


「よしよし、フワフワだね」


子猫を撫でると、凄くフワフワで占い以外の楽しみが出来た瞬間でした。
しばらく撫でていると、その子たちは帰る時間になったのか階段を上がって行ってしまい、僕も家に入って寝る事にしたんだ。


「2階建てのログハウスを交換したけど、一人で暮らすには広かったかな」


お風呂もとても広くて、部屋も幾つもある。
毎日違う部屋で寝る楽しみを思いつき、僕はお風呂に入ってのんびりです。


「はぁ~旅の疲れを取るのに丁度良いね~」


一息ついて、明日もあの子たちは来てくれるのかと心配になったんだ。


「楽しみが無くなるのもイヤだし、お願いだから来てほしいね」


お風呂に入ると嫌な事も思い出すから、僕は悲しい思い出が頭を過って涙をこぼしてしまった。
人見知りになった原因の出来事で、ここならそれもないと自分に言い聞かせた。


「僕は平気、一人でも生きていける」


ここに来るまでの旅よりも、僕は向こうの生活の方が辛かった。
占いは最高だよっと、僕は自分のスキルに感謝したんだ。


「もうあんな生き方は嫌だ」


インターネットの占いは楽しかったんだよ、だけれどそれ以外がほんとに辛かった。
もうそれも無くなり、更には動物とも触れ合える毎日が待っている、そう思うととても楽しいんだ。


「明日、来てくれるかな」


来てくれるよねっと自分に言ってしまい、とても不安になりながら寝る事のなったんだ。
だけれど、次の日に3匹が来てくれて、その嬉しさに飛び上がってしまった。


「さぁお食べ」
「ニャ~」
「キュ~」
「ポンポン」


タヌキの鳴き声を初めて聞いて、不思議とも思わない僕は、しっかりと動物のご飯を交換して食べてもらった。
もう来ないんじゃないかと、僕は自然と口に出してしまったけれど、3匹に分かるわけないとはははっと笑っていたんだ。


「こんニャ美味しいの、来ないわけないニャ~」
「ちょっ、ちょっとニャチ!?」
「ダメポンよ」


3匹が言葉を喋っていた事は、この時僕は笑っていて気付かなくて、それからは喋る事がなかったんだ。
だけれど、数日の間にそのチャンスがないわけもなく、ニャチの失敗が繰り返されて気付くことが出来た。
僕は、指摘しないでみんなの名前を呼ぶことを決めたんだよ。


「さぁニャチごはんだよ、シマルもポルトもどうぞ」


みんなは喋らずに鳴き声を発するけど、僕はみんなが本当の事を言ってくるのを期待して待っていた。
人見知りの僕だけれど、みんなはもう友達以上の関係だと思っているから怖くなくて、いつでもどんとこいって気持ちだったんだよ。
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