異世界召喚に巻き込まれたのでダンジョンマスターにしてもらいました

3章ダンジョン報告

33話 王女の極秘任務 副団長2

ガンザ・魔法騎士A・B・C
「「「「ファイアーボール」」」」


盗賊に向かってＭＰが続く限り魔法を打ちまくる。


魔法騎士Ａ
「盗賊の速度が落ちましたが、いぜん進行してきます。」

9人くらいは魔法で倒したが長距離からの魔法のため命中率は低い。

それに殺傷率の低い下級の魔法を使ったからでもある、敵の進行を遅らせるのが目的で時間稼ぎには十分だろう。


魔法騎士Ｂ
「副団長そろそろ魔力が限界です。」

ガンザ
「く、防壁の魔法を掛けろ、ここを死守する。」

魔法騎士Ａ，Ｂ，Ｃ
「「「はっ」」」


部下に「ウインドシールド」の魔法を唱えさせ前方に風の防壁を作り時間を稼いだ。


ガンザ
「魔法が切れたら俺は突撃する、お前たちは姫を守れいいな」

魔法騎士Ａ
「しかし一人では無理です。」

魔法騎士Ｂ
「そうです、団長が帰ってくるまで4人でここを守りましょう」


森から飛んできた弓矢の数からいっても5人はいると思う、団長は強いから死ぬことは考えられないが、短時間で帰ってこれるとは思えない。


その為の時間稼ぎだったが間に合わないかもしれない。


ガンザ
「ダメだ、この戦力差ではすぐに抜かれる、その前に俺が突撃しかく乱する。」

魔法騎士Ａ
「りょ、了解しました。」


しばらくして防壁が消え敵がまた進行を開始してきたまだ団長は来ない。


ガンザ
「く、間に合わなかったか、俺は突撃する、後は頼んだぞ」


俺が部下に命令した直後、彼がどこからともなく現れ声を掛けてきた。


謎の者
「加勢します」


この状況で加勢してくれるなら願ってもない、っと思いながら俺は返事をした。


ガンザ
「すまない助かる」


俺は返事をしたが加勢したのが2人黒髪の青年と獣人の少女で、やられるのも時間の問題だと思い、自分も突撃して部下に姫の護衛を指示しようと部下の方を見ると口を開けて茫然としていた。


部下の視線を追うと黒髪の青年と獣人の少女が盗賊を瞬く間に倒していって俺も茫然としてしまった。


黒髪の青年
「これで全部ですねでは、我々は先を急ぎますのでこれで」


俺が気づくと彼らは街道を走って行ってしまった。


ガンザ
「あ、待ってくれー」


俺は声を掛けながら走ったがすぐ見えなくなってしまった。

しばらく立ち尽くした後、姫の傍を離れていたことに気づいて急いで戻ったら、団長が戻ってきていた。


団長
「姫の傍を離れるとは馬鹿ものー」


っと拳骨をくらって意識をうしなった。

これが彼らとの出会いだった、俺は空を見上げ独り言を呟いた。


ガンザ
「上には上がいる、俺は人並み以上に努力をしてきたがまだまだだったな、これからはもっと精進しよう。」


俺は心に決めたのだった。