異世界召喚に巻き込まれたのでダンジョンマスターにしてもらいました

まったりー

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3章ダンジョン報告

50話 絡まれました

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ケイイチ
「早く帰って宴会の準備をしないとな」


サーニャン
「はい、マスター」


俺は1階の丸テーブルがある方に向かった。


二人が冒険者らしき革鎧を着た4人となにやら話している。


革鎧を着た男A
「なあ、いいじゃないか、向こうで少し付き合ってくれるだけでいいからさ」


革鎧を着た男B
「そうだぞー、飯も奢るしさー行こうぜー」


シューミ
「いえ、私たちは人を待っているのでけっこうです」


革鎧を着た男C
「そういわずにさー、少しでいいからさー」



何やらナンパされているようだ・・・俺が来るまでそう掛からなかったよな?


こんな小さい子をナンパって・・・冒険者って。



ケイイチ
「待たせたね、行こうか」

シューミ
「あ、ケイイチさん」

ミミ
「お兄ちゃんおかえりー」


俺は4人を無視して二人に声を掛ける。


それが気に入らなかったのか4人が突っかかってきた。


革鎧を着た男A
「なんだぁ、あんちゃん俺たちは無視かぁー」


革鎧を着た男C
「いい度胸だなぁー、表に出ろや、ちょっと教育をしてやる」


うーん、ここで異世界のテンプレがきたかー、でも時間がないしなー、口論をするより適当に相手したほうがいいかなー、俺が考えていると冒険者4人は外に出て行った。


受付嬢
「ちょっと、冒険者同士の争いは禁止ですよー」


受付にいた女の人?おおー!獣人だ何種かな?


犬?狼?の人が注意してくれた。


ケイイチ
「いえいえ教育ですから、適当に相手しますので平気ですよ」


俺は軽く返事をして外に出た、サーニャンには後ろで待機してもらう、参加したら向こうの人死んじゃうからね。


俺たちは裏通りに案内された、二人も一緒だ、少し不安なのだろう、両手を胸の前で組んでぎゅっと力が入っている。


革鎧を着た男A
「覚悟はできたかあんちゃんよぉー?」


ケイイチ
「何の覚悟だい?ただの教育だろ?」


革鎧を着た男A
「はっ決まってるじゃないか、死ぬ覚悟だよー」


冒険者2人が剣を上から振り下ろして切りかかってくる、俺はそれを横に移動して避けた。


革鎧を着た男B
「!!こ、こいつなかなかやるようだぞ」


革鎧を着た男A
「おい、全員で囲め、一斉にいくぞ」


はぁ~、どうしようかな、攻撃するとかなり大事になりそうだし、避けて相手のスタミナが切れるのを待つと時間が掛かるしなー。


俺が考えていると隙が出来たとばかりに4人が切りかかってきた。


革鎧を着た男D
「うるぁーー!!」


一人の剣を紙一重でかわし、男のおでこに指でデコピンをした、男が一回転して気絶してしまった。


あれ⁉︎そんなに強かった?


他の3人は一瞬躊躇ったが再び切りかかってきた、同じようにデコピンをして一回転させて俺たちはその場を離れた。


シューミ
「ケイイチさんって強かったのですね、驚きました」

ミミ
「すごいねお兄ちゃん」


二人が称賛してくれるがデコピンで勝ってもなんか嬉しくない、俺は二人の頭を撫でながらそんなことを思っていた。


ケイイチ
「ありがと二人とも、サーニャンもよく後ろで待っていてくれたね、ありがと」


俺はサーニャンも撫でる、うーん、猫耳がぴくぴくしていてかわいいな。



サーニャン
「・・いえ、ご指示でしたので」


ケイイチ
「それでもありがと、じゃあ孤児院に行こうか。」


サーニャン・シューミ・ミミ
「「「はい」」」


みんなで孤児院に向かって歩き出した、この時上で一人の女性が見ていたとも知らずに。


上にいた女
「くくく、いい物が見れた、これであれは貰えそうだな」

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