異世界召喚に巻き込まれたのでダンジョンマスターにしてもらいました

3章ダンジョン報告

51話 サーニャンの日常2

私の名前はサーニャンマスターが付けてくれました。

マスターをサポートする為今日も頑張ります。


マスターはダンジョンを100階まで作ったので、これから召喚者の救出をしに行くと言ってきました。



また突然にそのようなことを言っても準備に時間が掛かります。


その旨を告げると飛空艇でちゃちゃっと行ってきて帰ってくると言ってきました。


空いた口が塞がりません、確かに飛空艇なら早いでしょう。

しかし一回の救出の為だけに飛空艇を貴重なＤＰで交換するなんて、どうかしています。



でも今から準備するとなると、確かに時間がギリギリです、私は了承し町に向かい走り出しました。



途中どこかの騎士が盗賊に襲われていたのを助けましたが、時間がないのでマスターはそのまま放置しました。



町に着き門のところにいた門番が私たちをジロジロ見てきました、マスターは気にしていなかったです。



気づいていないのかもしれません・・・マスターは私が守ります。


マスターは町並みを見てフラフラ歩いています、人にぶつかりそうで危ないですが私が隣を歩いて誘導します。


ふふふ、マスターは気づいていません。



中央広場に到着して冒険者ギルドに向かうのかと思っていましたが、一軒の屋台に自分で買い物をしたいと言い出しました。


またマスターは訳のわからないことを言っています。



私が行きますと告げると情報が欲しいから自分で行きたいと言ってきました。


譲らなそうなので私はあきらめました。



遠目で屋台の子供を撫でているのが見えました、！！羨ましいー私も撫でてもらうもん。


マスターが帰ってきて串焼きをくれました、食べなくてもいいのですが強引だったので食べました。


味は、まあ普通です、マスターは難しい顔をしていました、また何か考えているのでしょう、私にはわかりません。


そして冒険者ギルドに入り登録をしました、途中マスターがこちらに顔を向けて無言で質問してきました。


血は出るのかっと、コアであるマスターでも血は出るので私は無言で頷きます。


何事もなく登録は済み私が説明を受けていると、マスターが依頼の紙を持ってさっきの受付に行きました。


依頼を受けるだけだと思っているとダンジョンを見つけたと報告しています。



そんなストレートに言っても信じてもらえませんって、ほら受付の人が怪訝そうな顔をしています。



ここは私がフォローをしなくてはいけません、マスターの横に行き進言します、するとマスターは戸惑っています。



何故でしょうか？あ、呼び名ですか、私は失敗してしまいました。



怒られるでしょうかマスターに怒られたことはないのでわかりません・・・怒られませんでした。


逆に撫でられて謝られました、私たちは受付にダンジョンの説明をして外に出ました。


依頼の品は持っているので宿を探すようです。


するとさっきの撫でられた・・・いえ屋台の子供に会いました、どうやら孤児院の子供のようです。



マスターは宿を探すのをやめて孤児院に向かい始めました、何やら思いついたようです。


どうやら孤児院を召喚者の為に使うようです、その為に準備として子供二人と話しています、最後の方で子供の一人が赤くなっていました・・・マスターは渡しませんよ。



契約の為に冒険者ギルドに行きマスターはギルドマスターと握手をしました、ギルドマスターはかなり力が入っています。



なんででしょう？



ダンジョンの話をした後、私たちは1階に行き孤児院の子供二人と合流しました、しかし変な冒険者にマスターが絡まれました。



私は威嚇したかったですがマスターが頭を撫でてきたので何もできませんでした・・・外に出て冒険者とマスターが戦うようです。


私が前に出ようとするとマスターと目が合いました、無言で「待機しろ」と言われたようです。




マスターを守るのは私の役目なのに・・・私が堪えているとマスターが冒険者を倒して子供二人を撫でています。



二人も幸せそうです。



分かります・・・分かりますけど、私だって我慢してましたよ。


目で訴えていると伝わったようで褒めてくれて撫でてもらいました。


これからもマスターから撫でて貰えるようにがんばっていきます。