異世界召喚に巻き込まれたのでダンジョンマスターにしてもらいました

まったりー

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4章召喚された者たち

70話 シャンプーの効果

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ケイイチ
「こんにちはミレーネさん、この依頼を受けたいので受付をお願いします」

ミレーネ
「はい、ではカードをお願いします」

俺はカードを渡し依頼を受注しカードを返してもらった。

ケイイチ
「後ですね、ちょっとお願いがありまして」

ミレーネ
「何でしょうか?」

俺は冒険者志願の3人を紹介した。

ケイイチ
「これからこの3人が冒険者としてここを拠点にしますので、よろしくお願いします」

3人が一礼して挨拶していた。

ケイイチ
「後ですね、魔道具作りを志願している者がいまして、竹林さんこっちに来て」

俺は竹林さんを紹介し、どこかで作れないか聞いてみた。

ミレーネ
「そうですねー・・・ではここに行かれるのがよろしいかと思います」


ミレーネさんが紙を一枚くれた紙を見ると地図が書いてあった、魔道具屋かな?

ケイイチ
「ありがとうございます」

ミレーネ
「いえいえ、ケイイチさんにはお世話になっていますからね、これからもおねがいします」


俺が笑顔で礼を言うと隣でミキがすごい顔をしていた。


ミレーネ
「それでですね、ケイイチさんに商業ギルドから使いがきてましたよ」

ケイイチ
「もう来たのですか⁉︎早いですね」

ミレーネ
「ええ・・・向こうも効果が解かっていたからでしょう、今日の昼を過ぎてもケイイチさんが来なければ、こちらから使いを出すところでしたよ」


危なく行き違いになるところだったのか。

商業ギルドには丁度俺たちも行くし、都合がいいかな。

ケイイチ
「解りました、この後行ってきます」

ミレーネ
「いい商談ができますようお祈りしております」

ケイイチ
「後俺たちも3人でパーティーを組むことになりました」

ミレーネ
「・・・そうですか、でしたら今まで保留だったパーティー名を決めてはいかがですか?」

忘れてた⁉︎うーん、何かないかなー。



少し考えて、俺は孤児院の子供たちが頭に思い浮かんだ。

ケイイチ
「じゃあ、天使の柱でお願いします」

ミレーネ
「・・・解かりました、ではカードをこちらに」

俺たちはカードを板に置き手続きをした。

その後ミレーネさんに挨拶をしてみんなで商業ギルドに向かった。

その際、冒険者志願の3人は分かれて依頼を受けると言ったので、気を付けるように言って別れた。

俺は念のため念話でサキュバスのサーユに3人を密かに護衛するように伝えた。

念話はネームドにしたら使えますとサーニャンに教えてもらっていたのだ。

商業ギルドに入るとダンショウとコウリョウが待ち構えていた。

ダンショウ
「やあ待っていたよ、思っていたよりも早かったね」


⁉︎俺は二人を見て驚いた。

主にダンショウにだが、髪がストレートになっていて前に見た中性的な感じではなく女性の顔になっていた。

シャンプーか?そんなに効果があるのか?


ケイイチ
「・・・こ、こんにちは、見違えましたね」

ダンショウ
「そうだろー、いや~驚いたのなんの、まあ話は奥でしようか」


俺たちは奥の部屋に行き椅子に座った。


ダンショウ
「今日はずいぶんと大人数なんだね」

ケイイチ
「ええ、ちょっと違う用件で商業ギルドに来る予定でしたので、大人数になってしまいました、すみません」

ダンショウ
「いやべつに構わないよ、そっちの要件はなんだい、こっちは長くなりそうだから後にしたいからさ」


うーん、シャンプー効果を話したくてしょうがないようだな。

俺はスライムの核各種と試作品を机に並べた。

ダンショウ
「これは?・・・スライムの核となにかな?」

ケイイチ
「全部スライムの核ですよ」


おおー⁉︎驚いてるね。


ケイイチ
「核を加工したものがそちらになりますが、まだ用途がないので商品になるかを確認してもらいたいのです」

ダンショウ
「うーん、これは難しいねー、使い道は何か思いつかないかい?」

ケイイチ
「そうですねー、例えばですが何かの間に挟み、衝撃を吸収する緩衝材に使えると思います、それと遊び道具としても使えます、こんなふうに」


俺はボール状にした物を壁に投げて弾んで帰ってきたのをキャッチする。

二人がそれを見て驚いていた、そんなに驚くことかな?


ケイイチ
「どうでしょうか?」

ダンショウ
「緩衝材の方は研究してみないと解らないけど、そっちのボール?ってのはなるね」


やったね!


これで鈴木さんを商人として紹介して、ギルドとの窓口になってもらおう。

ケイイチ
「良かったです、それで量産するにしても研究するにしても、俺は会えないことが多くなるので、商人の鈴木さんを紹介したいのです、ちなみにまだギルドに登録をしてないので、それもお願いします」

ダンショウ
「わかった、コウリョウそっちはよろしくね」

鈴木さんとコウリョウさんが少し離れた席に移動して話し合っている。

ダンショウ
「他には何かあるかい?」

ケイイチ
「いえ、こちらの要件は終わりました」

ダンショウ
「じゃあ商談の続きの、値段の交渉をしようか」

ケイイチ
「よろしくおねがいします」
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