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7章貴族
111話 姫様の訪問1
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俺たちは街に戻りそれぞれ帰るところに歩いて行った。
俺は念話でルーからあることを言われている。
それは孤児院にある人たちが来ていると報告がきたのだ。
ローディアナ
「あら!おかえりなさい」
ケイイチ
「え、ええ只今帰りました」
姫様と護衛の人たちが大勢、孤児院の庭で待っていた。
ケイイチ
「どうしてここにいるのですか?ローディアナ様」
ローディアナ
「ええ、あなたのおかげで戦争が終わったのよ」
んん?俺のおかげって
ローディアナ
「そのお礼を伝えるために来たの」
はて?俺、何かしたっけ?
ローディアナ
「良く解らないって顔ですね」
ケイイチ
「そうですね、身に覚えがありませんからね」
ホントに覚えがなかった。
なんで俺が戦争を終わらせたのかな?
ローディアナ
「いいですわ、説明して差し上げますわ」
ケイイチ
「お願いします、ではこちらにどうぞ」
俺は姫たちを孤児院の食堂に招いた、本当は応接室が良かったのだが人数が多くて入りきらないと思ったのだ。
姫のほかに侍女が4人、騎士が15人もいた、俺はシューミに言って子供たちを食堂から出し、お茶とお菓子を俺たちで準備してそれぞれ座って貰った。
ケイイチ
「では伺いましょうか」
ローディアナ
「その前に名乗らせていただきますわ、わたくしはこの国クロイツ王国の第三王女ローディアナ・ド・クロイツですわ」
うん、王女ってのは知ってたよ。
ケイイチ
「どうも王女様それで話というのは」
ローディアナ
「ええ、あなたはダンに、商業ギルドのダンショウに頼んで各国に売りに出した物がありますよね」
・・・もしかしてあれか!!
俺が驚いていると姫が笑いながら言ってきた。
ローディアナ
「そうです!黒色水晶です」
何でもダンショウがレイグリッドと戦争をしている3国のうち2国、フォルスとファーランドに黒色水晶を売ったそうだ。
そして姫に手紙で水晶を密かに渡し、残りの国サマエルに水晶を渡して恩を売り、更に他の国も持っていることを伝え、3国共同の攻撃をするようにと手紙に書いてあったらしい。
ケイイチ
「水晶でそんなことが出来るのですか?」
ローディアナ
「ええ1つでは魔力が足りず無理ですが、3つならば可能ですわ」
姫様が言うには3国で同時に発動して使える大魔法があるらしい。
ローディアナ
「その魔法でレイグリッドが消滅しましたわ」
ケイイチ
「消滅って、他の市民や冒険者たちはどうしたんですか!」
ローディアナ
「ええ、事前に各ギルドに連絡を入れ、魔法の範囲外に退避して貰っていますわ」
この世界は各ギルドが個別で連絡手段を持っていて迅速に対応したらしい。
ケイイチ
「そ、そうですか」
ローディアナ
「はい、そして退避してきた人たちは3国が責任を持って引き取っていますのでご安心ください」
俺が頷いているとミキが発言してきた。
ミキ
「あの、戦場に出ていた人たちはどうなりましたか?」
ローディアナ
「国が無くなった事を戦場で戦っていた者たちに知らせていますので、投降してきた者もいますが」
まだ投降してない者もいるんですね、まあいきなり国が無くなったと言われても信じないかもね、ミキが黙ってしまった、俺はミキの頭を撫でて慰めた。
ローディアナ
「お気持ちは解ります、ですがあのまま戦争が続けばもっと多くの命が無くなったでしょう、これはしかたのない事だったのです」
俺たちが黙って聞いていると姫様が言ってくれた、戦争だからどちらかが滅びるのは仕方のないことだ。
ケイイチ
「それは・・・解りますが」
ローディアナ
「貴方は世界を救ったのですよ、もっと誇るべきですわ」
そういわれても、実感が無い。
ローディアナ
「貴方は我が国の貴族として多大な功績を収めました、よって国王から褒美が与えられます」
褒美って言われてもなー、実感が湧かないのにそんな物もらえないよー。
ローディアナ
「王都にいらしてくださいますか?」
王都かー、遠いんだろうなー。
孤児院の周りの工事もあるし、せっかくダンジョンの周りに村を作り始めたから長期の外出は控えたいんだけどなー。
俺は念話でルーからあることを言われている。
それは孤児院にある人たちが来ていると報告がきたのだ。
ローディアナ
「あら!おかえりなさい」
ケイイチ
「え、ええ只今帰りました」
姫様と護衛の人たちが大勢、孤児院の庭で待っていた。
ケイイチ
「どうしてここにいるのですか?ローディアナ様」
ローディアナ
「ええ、あなたのおかげで戦争が終わったのよ」
んん?俺のおかげって
ローディアナ
「そのお礼を伝えるために来たの」
はて?俺、何かしたっけ?
ローディアナ
「良く解らないって顔ですね」
ケイイチ
「そうですね、身に覚えがありませんからね」
ホントに覚えがなかった。
なんで俺が戦争を終わらせたのかな?
ローディアナ
「いいですわ、説明して差し上げますわ」
ケイイチ
「お願いします、ではこちらにどうぞ」
俺は姫たちを孤児院の食堂に招いた、本当は応接室が良かったのだが人数が多くて入りきらないと思ったのだ。
姫のほかに侍女が4人、騎士が15人もいた、俺はシューミに言って子供たちを食堂から出し、お茶とお菓子を俺たちで準備してそれぞれ座って貰った。
ケイイチ
「では伺いましょうか」
ローディアナ
「その前に名乗らせていただきますわ、わたくしはこの国クロイツ王国の第三王女ローディアナ・ド・クロイツですわ」
うん、王女ってのは知ってたよ。
ケイイチ
「どうも王女様それで話というのは」
ローディアナ
「ええ、あなたはダンに、商業ギルドのダンショウに頼んで各国に売りに出した物がありますよね」
・・・もしかしてあれか!!
俺が驚いていると姫が笑いながら言ってきた。
ローディアナ
「そうです!黒色水晶です」
何でもダンショウがレイグリッドと戦争をしている3国のうち2国、フォルスとファーランドに黒色水晶を売ったそうだ。
そして姫に手紙で水晶を密かに渡し、残りの国サマエルに水晶を渡して恩を売り、更に他の国も持っていることを伝え、3国共同の攻撃をするようにと手紙に書いてあったらしい。
ケイイチ
「水晶でそんなことが出来るのですか?」
ローディアナ
「ええ1つでは魔力が足りず無理ですが、3つならば可能ですわ」
姫様が言うには3国で同時に発動して使える大魔法があるらしい。
ローディアナ
「その魔法でレイグリッドが消滅しましたわ」
ケイイチ
「消滅って、他の市民や冒険者たちはどうしたんですか!」
ローディアナ
「ええ、事前に各ギルドに連絡を入れ、魔法の範囲外に退避して貰っていますわ」
この世界は各ギルドが個別で連絡手段を持っていて迅速に対応したらしい。
ケイイチ
「そ、そうですか」
ローディアナ
「はい、そして退避してきた人たちは3国が責任を持って引き取っていますのでご安心ください」
俺が頷いているとミキが発言してきた。
ミキ
「あの、戦場に出ていた人たちはどうなりましたか?」
ローディアナ
「国が無くなった事を戦場で戦っていた者たちに知らせていますので、投降してきた者もいますが」
まだ投降してない者もいるんですね、まあいきなり国が無くなったと言われても信じないかもね、ミキが黙ってしまった、俺はミキの頭を撫でて慰めた。
ローディアナ
「お気持ちは解ります、ですがあのまま戦争が続けばもっと多くの命が無くなったでしょう、これはしかたのない事だったのです」
俺たちが黙って聞いていると姫様が言ってくれた、戦争だからどちらかが滅びるのは仕方のないことだ。
ケイイチ
「それは・・・解りますが」
ローディアナ
「貴方は世界を救ったのですよ、もっと誇るべきですわ」
そういわれても、実感が無い。
ローディアナ
「貴方は我が国の貴族として多大な功績を収めました、よって国王から褒美が与えられます」
褒美って言われてもなー、実感が湧かないのにそんな物もらえないよー。
ローディアナ
「王都にいらしてくださいますか?」
王都かー、遠いんだろうなー。
孤児院の周りの工事もあるし、せっかくダンジョンの周りに村を作り始めたから長期の外出は控えたいんだけどなー。
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