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7章貴族
110話 調合者2
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僕たちは集まっている人を見て驚きました。
冒険者ギルドのギルドマスターと商業ギルドの副ギルドマスター、それからこの街で工房をやっている親方やその右腕たちだったのです。
護衛の冒険者は最近力を付け始めたアイアンソウルにミスリルの片翼。
それに実力はあるけどなかなかDランクから上がらない獅子の意思。
あとは良く知らない新人のリーマンってPTでした。
そして一番驚いたのは領主が変わっていたことでした。
黒髪で年齢が僕より少し上くらいに見えるお兄さんでした。
シーリュ
「おいサッツ!ほんとにあれが領主様か?」
サッツ
「そうだと思うよ、さっき自己紹介してただろ」
シーリュ
「そうだけどさ、あんな若くて弱そうな兄ちゃんがねー」
サッツ
「そうだね」
アイリ
「サッツのほうが弱そうだよ、アハハハ」
サッツ
「い、いいじゃないか、僕たちは採取場所の選定が仕事なんだから」
僕たちは馬車で移動を始めました、途中昼休憩を挟んで森前で野営しました、明日森に入るそうです。
僕たちも見張りの人数に入っています。
それぞれのリーダーがくじを引き僕たちがその日の夜の見張りになってしまいました。
ただ見張りは領主さまが持っていた魔道具で安全らしく、一人を配置してくれればいいと言われたので助かりましたよ、ほんと。
僕たちは一人ずつ2時間交代で見張りに付くことにしました、飲み物を領主さまが出してくれたそうです、気前のいい人ですね。
他にも夕食は領主さま持ちだったそうです、食事が豪華で美味しいわけですね、僕はお酒は飲めないけど他の人たちが美味い美味いと飲んでいました。
見張りに付いて1時間ぐらいすると、なんと領主さまのお兄さんが一緒に起きていると言ってきました、僕は遠慮しましたよ・・・だけど。
ケイイチ
「勝手に起きてるからいいよね」
って笑顔で言われました。
無邪気に笑う人だなとその時思ったけど、まあ僕の責任でもないし、優しそうな人なので話し相手になってもらいました。
しばらく話していて分かったのですが、どうやら冒険者をしているそうです、領主さまなのに?と質問したら先日までは平民だったと言っていました。
何をやったら平民が領主になれるのだろう?
僕が話していると交代の時間になったので僕はアイリと交代しました。
領主さまの事を話したら顔が引きつっていましたよ。
僕はアイリの肩を叩いてテントに退散しました。
4時間して起きると僕は驚きました、まだ領主さまが起きていたのです。
サッツ
「ケイイチさん、まだ起きてたんですか!!」
ケイイチ
「ああ平気だからね」
何なんだこの人はと僕は思いましたよ。
シーリュ
「お!交代か、じゃあケイイチさん、ダンジョンの話楽しかったぜサンキューな、リーダー後よろしくぅー」
シーリュが親しそうに領主さまと話ています、この短時間にあの警戒心の強いシーリュを手なずけるなんて、と思ってしまいましたよ。
シーリュと交代してまた領主さまと話をしました、とても親しみやすくて楽しい人ですね。
僕は楽しく会話をして見張りをしました、こんな見張りなら喜んでやってもいいくらいです。
これはアイリも楽しかっただろうなーと思っていると他の人たちが起きだしました。
全員が起きて朝食を軽めに済ませて出発し、ダンジョン前に着いたので僕たちは荷物を下ろすのを手伝いました。
すると領主さまと2人の女の人、紹介で妻と言っていましたね、森の中に入って行ってしまいました。
平気なのでしょうか?
しばらくして領主さまたちが帰ってくると魔道具の設置が済んだと言っていました。
ギルドマスターに聞いたら、何でも領主さまが今回一緒に来たのは魔道具の配置が目的だったらしいです。
先日まで平民だったのにそんな魔道具を持ってるの?と思いましたがもう考えるのを止めました。
その日で村を作る目途がたったらしく、半分の護衛と工房関係の人を残して明日帰るらしいです。
ケイイチさんにもっと素材の話を聞きたかったなーと、僕は思っていると二人も何か聞きたそうにしていました。
僕たちは残る組でこれからが僕たちの仕事でもあります。
その日の夜は軽い宴会になりました、領主様が祝いだって言って出してくれたらしいです。
豪華な食事を僕たちも楽しみ、アイリが食事をすごく嬉しそうに食べていました。
そしてその夜、またくじで見張りを引いてしまいました。
さすがに今日はケイイチさんは来ないだろうと思って見張りまで寝ました。
魔道具のタイマーが鳴ったので僕がアイリと交代する為、外に出るとなんとまた領主さまがいました・・・いつ寝てるのこの人?と思いましたよ。
でも聞けません、誰しも言えないことの1つや2つあるものですし、冒険者の鉄則です、詮索はしません。
今日もダンジョンの素材の話をしました、その際にここを領主さまが発見したと言っていました。
ギルドマスターたちと調査をした時、30階まで行ったそうです、それまでにどんな素材がドロップしたとかを詳しく聞きました、とても楽しかったです。
そしてこのダンジョンは10階おきに敵が変わり、最後の部屋でボスが待ち構えているそうです。
僕はモンスターにはあまり興味がありませんが、ケイイチさんがとても嬉しそうに話していたので、僕も楽しく聞いていました。
その中でもこの情報は僕にとって有益でした、レア種のモンスターがいることを聞いたのです。
なんでも10階までに綿スライムとゴールドスライムがいて、そいつらが経験値とお金を沢山持っているそうです。
そういえばこの前ダンジョンに入った時に何度か見たかもしれません。
僕が思い出しながらケイイチさんに言うと「今度は倒すんだよ」って言って励ましてくれました。
何だか自分に兄さんが出来たみたいで嬉しくなりました。
僕たちの方針は今後も変わらないかもしれません。
でも僕は、出来るだけモンスターと戦っていこうとその時思いました。
冒険者ギルドのギルドマスターと商業ギルドの副ギルドマスター、それからこの街で工房をやっている親方やその右腕たちだったのです。
護衛の冒険者は最近力を付け始めたアイアンソウルにミスリルの片翼。
それに実力はあるけどなかなかDランクから上がらない獅子の意思。
あとは良く知らない新人のリーマンってPTでした。
そして一番驚いたのは領主が変わっていたことでした。
黒髪で年齢が僕より少し上くらいに見えるお兄さんでした。
シーリュ
「おいサッツ!ほんとにあれが領主様か?」
サッツ
「そうだと思うよ、さっき自己紹介してただろ」
シーリュ
「そうだけどさ、あんな若くて弱そうな兄ちゃんがねー」
サッツ
「そうだね」
アイリ
「サッツのほうが弱そうだよ、アハハハ」
サッツ
「い、いいじゃないか、僕たちは採取場所の選定が仕事なんだから」
僕たちは馬車で移動を始めました、途中昼休憩を挟んで森前で野営しました、明日森に入るそうです。
僕たちも見張りの人数に入っています。
それぞれのリーダーがくじを引き僕たちがその日の夜の見張りになってしまいました。
ただ見張りは領主さまが持っていた魔道具で安全らしく、一人を配置してくれればいいと言われたので助かりましたよ、ほんと。
僕たちは一人ずつ2時間交代で見張りに付くことにしました、飲み物を領主さまが出してくれたそうです、気前のいい人ですね。
他にも夕食は領主さま持ちだったそうです、食事が豪華で美味しいわけですね、僕はお酒は飲めないけど他の人たちが美味い美味いと飲んでいました。
見張りに付いて1時間ぐらいすると、なんと領主さまのお兄さんが一緒に起きていると言ってきました、僕は遠慮しましたよ・・・だけど。
ケイイチ
「勝手に起きてるからいいよね」
って笑顔で言われました。
無邪気に笑う人だなとその時思ったけど、まあ僕の責任でもないし、優しそうな人なので話し相手になってもらいました。
しばらく話していて分かったのですが、どうやら冒険者をしているそうです、領主さまなのに?と質問したら先日までは平民だったと言っていました。
何をやったら平民が領主になれるのだろう?
僕が話していると交代の時間になったので僕はアイリと交代しました。
領主さまの事を話したら顔が引きつっていましたよ。
僕はアイリの肩を叩いてテントに退散しました。
4時間して起きると僕は驚きました、まだ領主さまが起きていたのです。
サッツ
「ケイイチさん、まだ起きてたんですか!!」
ケイイチ
「ああ平気だからね」
何なんだこの人はと僕は思いましたよ。
シーリュ
「お!交代か、じゃあケイイチさん、ダンジョンの話楽しかったぜサンキューな、リーダー後よろしくぅー」
シーリュが親しそうに領主さまと話ています、この短時間にあの警戒心の強いシーリュを手なずけるなんて、と思ってしまいましたよ。
シーリュと交代してまた領主さまと話をしました、とても親しみやすくて楽しい人ですね。
僕は楽しく会話をして見張りをしました、こんな見張りなら喜んでやってもいいくらいです。
これはアイリも楽しかっただろうなーと思っていると他の人たちが起きだしました。
全員が起きて朝食を軽めに済ませて出発し、ダンジョン前に着いたので僕たちは荷物を下ろすのを手伝いました。
すると領主さまと2人の女の人、紹介で妻と言っていましたね、森の中に入って行ってしまいました。
平気なのでしょうか?
しばらくして領主さまたちが帰ってくると魔道具の設置が済んだと言っていました。
ギルドマスターに聞いたら、何でも領主さまが今回一緒に来たのは魔道具の配置が目的だったらしいです。
先日まで平民だったのにそんな魔道具を持ってるの?と思いましたがもう考えるのを止めました。
その日で村を作る目途がたったらしく、半分の護衛と工房関係の人を残して明日帰るらしいです。
ケイイチさんにもっと素材の話を聞きたかったなーと、僕は思っていると二人も何か聞きたそうにしていました。
僕たちは残る組でこれからが僕たちの仕事でもあります。
その日の夜は軽い宴会になりました、領主様が祝いだって言って出してくれたらしいです。
豪華な食事を僕たちも楽しみ、アイリが食事をすごく嬉しそうに食べていました。
そしてその夜、またくじで見張りを引いてしまいました。
さすがに今日はケイイチさんは来ないだろうと思って見張りまで寝ました。
魔道具のタイマーが鳴ったので僕がアイリと交代する為、外に出るとなんとまた領主さまがいました・・・いつ寝てるのこの人?と思いましたよ。
でも聞けません、誰しも言えないことの1つや2つあるものですし、冒険者の鉄則です、詮索はしません。
今日もダンジョンの素材の話をしました、その際にここを領主さまが発見したと言っていました。
ギルドマスターたちと調査をした時、30階まで行ったそうです、それまでにどんな素材がドロップしたとかを詳しく聞きました、とても楽しかったです。
そしてこのダンジョンは10階おきに敵が変わり、最後の部屋でボスが待ち構えているそうです。
僕はモンスターにはあまり興味がありませんが、ケイイチさんがとても嬉しそうに話していたので、僕も楽しく聞いていました。
その中でもこの情報は僕にとって有益でした、レア種のモンスターがいることを聞いたのです。
なんでも10階までに綿スライムとゴールドスライムがいて、そいつらが経験値とお金を沢山持っているそうです。
そういえばこの前ダンジョンに入った時に何度か見たかもしれません。
僕が思い出しながらケイイチさんに言うと「今度は倒すんだよ」って言って励ましてくれました。
何だか自分に兄さんが出来たみたいで嬉しくなりました。
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