異世界召喚に巻き込まれたのでダンジョンマスターにしてもらいました

まったりー

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7章貴族

109話 調合者1

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僕は羊の群れのリーダーで名前はサッツです。






今日は新しいダンジョンに採取に来ています。

ホントはモンスターを倒して進んでいくのが冒険者なのですが、僕たちはあまり戦闘が得意ではありません。

なので浅い階層で採取をし、たまに襲って来るモンスターだけ相手をしています。



それでも僕たち3人(アイリ・シーリュ)は依頼を着実にこなして今、Dランクになっています。


周りからは「あんな弱いやつらが」とか嫌味をいわれています。




でも僕たちはくじけません、得意なこともありますからね。




それは採取した物で調合をした薬です。


このダンジョンから取れる物は品質が良く、良い薬ができるらしいです。


薬はかなりの利益になりますからね。


ギルドでも常駐依頼であるので渡してもいいですし、薬屋に行って売ってもいいです。


前は品薄でした、そして在庫があっても品質が低く中級に使えない物ばかりです。


ですが最近はこのダンジョンのおかげで薬草などが良く取れるようになり、しかも中級に使えるほどの品質です、これなら設備と材料があれば上級も作れるでしょう。




先日友人の薬屋に行った時喜んで話してくれました、まあその話を聞いたから僕たちは今ダンジョンにいるのですけどね。




僕たちは袋が一杯になったので採取を止めてダンジョンを出ると他の冒険者が入って行きました・・・シーリュが羨ましそうに見ています。




僕たちは適当な場所にテントを張り、調合の準備を始めました。



サッツ
「アイリその薬草をすり潰して」

アイリ
「はーい」

サッツ
「シーリュは火を準備して」

シーリュ
「あーいよ、サッツはどうするんだ?」

サッツ
「僕は水を汲んでくるからね」


僕たちはそれぞれ分担して作業をし、薬ができました。


アイリ
「すごいねサッツ、ここの薬草ってほんとに品質が良いんだね」

サッツ
「そうだね僕も驚いたよ」


下級ポーション10個とMPポーション5個が出来ました、鑑定して品質が良いと書いてあります。


シーリュ
「サッツ!これだと中級とかも作りたくなるな」

サッツ
「そうだけどさ、材料がねー」

アイリ
「そうだよシーリュ、中級って言ったら中級魔石が要るんだよ、私たちだけじゃ無理だよ」

シーリュ
「だけどさー」

サッツ
「気持ちは解るよ、僕も作りたいもん、今度友人から材料を安く譲って貰えるように頼んでみるよ」

アイリ
「ほんとサッツ」

シーリュ
「やったぜ!さすがサッツ」


僕たちはこうしてここに3日滞在して薬を作れるだけ作りました。

街に戻って友人の薬屋に行き薬と素材を売り、そのお金で中級の素材を2割引きで買うことが出来たのでよかったです。





次の日残った薬をギルドの依頼で渡す為、ギルドに行くと何やら騒がしかったです。



何でもあのダンジョンの周りに村を作ることを領主さまが決めたそうです。


サッツ
「ここの領主って、たしか金にがめつくて有名だったけど」


ギルドマスターが頑張ったのかな?僕が疑問に思っていると、どうやらそれに付いていく護衛を募集しているらしいのです。

僕たちには無理な依頼なので僕は受付に行って薬を渡しました。


受付嬢
「ああ、サッツくん丁度良かった、探していたのよ」


受付嬢のリミさんが言ってきました。


サッツ
「僕を探してたってどうしたんですか?」

リミ
「それがね、新しいダンジョンの護衛を今集めているんだけど、貴方たちダンジョンの中の採取場所に詳しいでしょ、そっちの枠で副ギルドマスターが指名してるのよ」


僕は驚いて固まってしまった。


サッツ
「な、なんで僕たちなんでしょうか?」

リミ
「そりゃー優秀だからよ」

サッツ
「そんな、僕たちは普通に依頼をこなしていただけですよ?」

リミ
「それが良かったのよ、納品する品は品質が良くて確実、おまけに礼儀正しい、だから副ギルドマスターも注目していたのよ、どうかしら?」


せっかくの指名だから受けたいけど、みんなと決めようかな。


サッツ
「解りました、仲間と相談します」

リミ
「前向きに検討してね」


僕はすぐに宿に帰ってみんなに話しました。


サッツ
「どうかな二人とも、僕は願ってもない事だと思っているんだけど」


二人が考え込んでいます。


アイリ
「私は賛成だよー」

シーリュ
「俺もいいぜ、他の冒険者と一緒なら先に進んで素材が手に入るからな」


僕たちは急いでギルドに行って遠征に参加する手続きをしました。


リミ
「じゃあ明後日の8時に門前に集まってね」


僕たちは出発までに準備を整え、その出発の日を迎えました。
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