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10章魔王
206話 フルーティアの苦悩2
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フルーティア
「な!なんですかこのテントはー!?」
私たちはボスの部屋前で野営しています。
テントが一つで初めは私、ケイイチにおそわれるかと思ってドキドキしました、説明され中に入ると信じられないほど広くなっていて驚きました。
ちょっとガッカリもしました。
ケイイチ
「まあまあ、疲れたでしょ、どうぞ夕飯です」
あまり気にした風でないケイイチたちが、テーブルに食事を並べて待っています、仕方ないので座りました。
フルーティア
「な、なんですかこの料理!?すごく美味しいですね」
料理を食べて驚きました、見たことがない料理ばかりでしたが、とても美味しかったです。
ケイイチ
「ではデザートを食べながら聞いてください」
食事が終わり、食後のお茶とデザートを頂きながら聞きました・・・内容はそんな空気の中で言う事ではありませんでしたけどね。
フルーティア
「そ、それは本当ですか!?」
ケイイチ
「ええ、俺たちは何度か来ていますから間違いないですよ、陣形は今まで通りでお願いします」
何とボスはドラゴンを相手にするそうです、しかもクリスタルのですよ。
唯一の救いは成体ではなく幼生体なことですね。
ケイイチ
「フルーティアさんは安全を考えながら攻撃してくださいね」
フルーティア
「わ、私も参加して良いのですか!」
ケイイチ
「もちろんですよ、短い間ですがここまで一緒にきた仲間じゃないですか」
私は彼の笑顔と言葉に胸がキュンとなりました、116年生きてこんな気持ちになったのは初めてです。
今まで私は一人でやってきました、周りに実力の合う者がいなかったのもありますが、他人を信じられなかったですし、興味もありませんでした。
私はこの3人にとって足手まといです、でもいつか追い付いてみせます。
その時は仲間に、ケイイチの隣に立ってみせます。
私はそう決意しながら個室に入ってベットに横になりました。
フルーティア
「な!?なにこれ、なんでこんなにフカフカなの」
私は戻ってケイイチに聞こうか迷いましたが明日にすることにしました・・・だって驚き疲れたのよ。
眠りについて途中騒がしくなった気がしましたが情報で聞いていた、ダンジョンの構造変化だと思ったのでそのまま寝ました。
気になりましたよ、なりましたけどベットの布団が気持ちいいのがいけなのよ。
ケイイチ
「装備の点検は済んだかい」
朝、朝食を軽めに摂ってケイイチが言ってきました。
サーニャンとミキが頷き私も頷いています。
ケイイチ
「じゃあ行くよ」
私たちは部屋に入り武器を構えました。
クリスタルドラゴン
「キュル?」
な!何だか声が可愛いわね。
私は少し油断し武器が下がっていたのでしょう、クリスタルドラゴンがこちらを向いたと思ったら見えなくなりました。
ケイイチ
「フルーティアさん気を付けてください」
気付いたらケイイチが私の前にいました、どうやらクリスタルドラゴンが突っ込んできて私を攻撃してきたようでした。
フルーティア
「あ、ありがとうケイイチ」
私はケイイチの背中に手を当ててお礼を述べました。
こういうのも良いかも⁉︎ケイイチに守って貰えて嬉しくなりました。
ケイイチ
「当然ですから気にしないでください、さあ今度はこっちの番です、行きますよフルーティアさん」
その後私を守りつつ攻撃を与えてクリスタルドラゴンを倒し、宝箱がドロップしました。
ケイイチ
「おお!運がいいですね、フルーティアさん罠はないようなので開けていいですよ」
私はケイイチの言う通りに宝箱を開けました、中に入っていたのは赤い液体が入った瓶でした。
サーニャン
「それは幼生ドラゴンの血ですね」
ケイイチ
「おおすごいね!一番レアな奴じゃん」
ケイイチがすごく嬉しそうに笑っています・・・無邪気に笑う人なんです彼は。
ケイイチ
「じゃあ戻って報酬の話をしようか」
私たちはダンジョンを出てケイイチが借りているという家に向かいました。
「な!なんですかこのテントはー!?」
私たちはボスの部屋前で野営しています。
テントが一つで初めは私、ケイイチにおそわれるかと思ってドキドキしました、説明され中に入ると信じられないほど広くなっていて驚きました。
ちょっとガッカリもしました。
ケイイチ
「まあまあ、疲れたでしょ、どうぞ夕飯です」
あまり気にした風でないケイイチたちが、テーブルに食事を並べて待っています、仕方ないので座りました。
フルーティア
「な、なんですかこの料理!?すごく美味しいですね」
料理を食べて驚きました、見たことがない料理ばかりでしたが、とても美味しかったです。
ケイイチ
「ではデザートを食べながら聞いてください」
食事が終わり、食後のお茶とデザートを頂きながら聞きました・・・内容はそんな空気の中で言う事ではありませんでしたけどね。
フルーティア
「そ、それは本当ですか!?」
ケイイチ
「ええ、俺たちは何度か来ていますから間違いないですよ、陣形は今まで通りでお願いします」
何とボスはドラゴンを相手にするそうです、しかもクリスタルのですよ。
唯一の救いは成体ではなく幼生体なことですね。
ケイイチ
「フルーティアさんは安全を考えながら攻撃してくださいね」
フルーティア
「わ、私も参加して良いのですか!」
ケイイチ
「もちろんですよ、短い間ですがここまで一緒にきた仲間じゃないですか」
私は彼の笑顔と言葉に胸がキュンとなりました、116年生きてこんな気持ちになったのは初めてです。
今まで私は一人でやってきました、周りに実力の合う者がいなかったのもありますが、他人を信じられなかったですし、興味もありませんでした。
私はこの3人にとって足手まといです、でもいつか追い付いてみせます。
その時は仲間に、ケイイチの隣に立ってみせます。
私はそう決意しながら個室に入ってベットに横になりました。
フルーティア
「な!?なにこれ、なんでこんなにフカフカなの」
私は戻ってケイイチに聞こうか迷いましたが明日にすることにしました・・・だって驚き疲れたのよ。
眠りについて途中騒がしくなった気がしましたが情報で聞いていた、ダンジョンの構造変化だと思ったのでそのまま寝ました。
気になりましたよ、なりましたけどベットの布団が気持ちいいのがいけなのよ。
ケイイチ
「装備の点検は済んだかい」
朝、朝食を軽めに摂ってケイイチが言ってきました。
サーニャンとミキが頷き私も頷いています。
ケイイチ
「じゃあ行くよ」
私たちは部屋に入り武器を構えました。
クリスタルドラゴン
「キュル?」
な!何だか声が可愛いわね。
私は少し油断し武器が下がっていたのでしょう、クリスタルドラゴンがこちらを向いたと思ったら見えなくなりました。
ケイイチ
「フルーティアさん気を付けてください」
気付いたらケイイチが私の前にいました、どうやらクリスタルドラゴンが突っ込んできて私を攻撃してきたようでした。
フルーティア
「あ、ありがとうケイイチ」
私はケイイチの背中に手を当ててお礼を述べました。
こういうのも良いかも⁉︎ケイイチに守って貰えて嬉しくなりました。
ケイイチ
「当然ですから気にしないでください、さあ今度はこっちの番です、行きますよフルーティアさん」
その後私を守りつつ攻撃を与えてクリスタルドラゴンを倒し、宝箱がドロップしました。
ケイイチ
「おお!運がいいですね、フルーティアさん罠はないようなので開けていいですよ」
私はケイイチの言う通りに宝箱を開けました、中に入っていたのは赤い液体が入った瓶でした。
サーニャン
「それは幼生ドラゴンの血ですね」
ケイイチ
「おおすごいね!一番レアな奴じゃん」
ケイイチがすごく嬉しそうに笑っています・・・無邪気に笑う人なんです彼は。
ケイイチ
「じゃあ戻って報酬の話をしようか」
私たちはダンジョンを出てケイイチが借りているという家に向かいました。
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そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
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