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10章魔王
205話 フルーティアの苦悩
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私はAランク査定官のフルーティア。
私は今、ある人の査定に来ています。
ケイイチ
「いいよミキ」
ミキ
「ええ行くわよーっはぁー」
クリスタルのサソリ型モンスターをたった3人で倒しています、それも魔法も戦技も使わずにです。
私も初めに少し戦わせてもらいましたが少し削った跡が付いただけで全然歯が立たなかったです。
もちろん魔力を武器に流して威力を上げていますよ、ですがケイイチとミキは私よりもはるかに多くの魔力を流して戦っています。
エルフの私よりも多くの魔力を流すって、ほんとに人種ですかこの人たちは。
ケイイチ
「どうですかフルーティアさん、そろそろまた参加しますか?」
フルーティア
「ええお願いするわ」
私はケイイチとミキの魔力量と同じ量を武器に流す為、休憩を挟んでいます。
護衛の練習になって良いですねっとケイイチに言われました。
私は初め悔しかったです、Aランクに簡単に上がり、Sももうすぐと言われた私が実力が足りなくて護衛の対象になったのです、それは悔しいでしょう。
でもケイイチの気づかいを受けるにしたがってその気持ちは薄れていきました、だってなんだか割れ物でも扱うようにやさしくしてくれるの。
ケイイチ
「フルーティアさん、俺とミキが抑えてますから横から攻撃してください」
フルーティア
「ええ、分ったわ、っやぁーー」
クリスタルの剣のモンスターを、横から切り付け半分にして倒すことが出来たわ。
一撃にこんなに魔力を使ったのなんて、魔法以外初めての事ね。
それでもいい経験になっているわ、これだけ魔力を使えば魔法を使わなくてもクリスタルを切れるのね。
これで更に戦技を使ったらどうなるのかしらね?・・・3人はまだ使っていないし、私にはそんな余裕はないわ。
ケイイチ
「お疲れ様です、飲み物をどうぞ」
戦闘を終わらせるとケイイチが小さなコップに飲み物を入れていつもくれるのだけど、それがまた美味しいのよ、なんの果実かしらね?
フルーティア
「ええ、ありがとうケイイチ」
私は回復を考え3回に1回のペースで戦闘に参加しています・・・ん!MPの回復速度がいつもより早いような気がしますね。
それに休憩しているとはいえ全然疲れません、なんででしょう?考えられるとしたら、あの飲み物くらいですね。
フルーティア
「あのケイイチ」
ケイイチ
「はい、何ですか、あ!モンスターがいますね先にそっちを片付けましょう」
私も戦闘に参加してサソリのモンスターを倒してケイイチが聞き返してきました。
ケイイチ
「それで何ですか?フルーティアさん」
フルーティア
「いえ、なんでかMPの回復が早くなってる気がしたのと、疲れないのでなんでかなと」
ケイイチ
「ああそれですか、俺たちの都合で明日の昼までには戻りたいので、休憩が出来なくなってしまったから、スタミナとMPのポーションを飲み物に入れてました」
ああなるほど、だからですか。
フルーティア
「そうでしたか、でもそれなら直にくれれば良かったのに」
ケイイチ
「いえ直だと受け取ってくれないかなーっと」
フルーティア
「何でですか、下級位気にしませんよ、まあ普通は長期戦闘になる時くらいしか使いませんけど」
ケイイチ
「・・・」
フルーティア
「??どうしました?」
ケイイチ
「いえ、何度も渡さないといけないのでお腹が水分でいっぱいになるでしょ、だから下級じゃなくて上級を使っていますから」
フルーティア
「え!・・・ええぇーー!?」
驚きです、上級をこんな水のように使う人がいるなんて。
その後また飲み物を貰いましたが私は受け取るのを拒否しました、ですがケイイチが
ケイイチ
「まだ先は長いですよ、休憩できませんので倒れられても困ります、飲んでください」
っと言われてしまって私は受け取って飲みました。
何なんですかこの人たちは・・・今回私は、本部で彼らを落とす様に言われてここに来ました。
いきなりCランクがAに上がるのをよく思わない者がいて、更に本当はSの申請をしてきたことに本部が怒っているからです。
最近の冒険者はBランクに上がる者が少なく、上がっても実力がない者が増えてきていたので本部の気持ちも分かります。
なので最近力を付けてきた私が選ばれたのです、私との実力の差を見せれば査定で落ちても納得するだろうと。
ですが実際は私がお荷物になるほどの逸材でした。
私たちはその後も戦闘を続け先に進みました、あの飲み物を貰いながら・・・。
私は今、ある人の査定に来ています。
ケイイチ
「いいよミキ」
ミキ
「ええ行くわよーっはぁー」
クリスタルのサソリ型モンスターをたった3人で倒しています、それも魔法も戦技も使わずにです。
私も初めに少し戦わせてもらいましたが少し削った跡が付いただけで全然歯が立たなかったです。
もちろん魔力を武器に流して威力を上げていますよ、ですがケイイチとミキは私よりもはるかに多くの魔力を流して戦っています。
エルフの私よりも多くの魔力を流すって、ほんとに人種ですかこの人たちは。
ケイイチ
「どうですかフルーティアさん、そろそろまた参加しますか?」
フルーティア
「ええお願いするわ」
私はケイイチとミキの魔力量と同じ量を武器に流す為、休憩を挟んでいます。
護衛の練習になって良いですねっとケイイチに言われました。
私は初め悔しかったです、Aランクに簡単に上がり、Sももうすぐと言われた私が実力が足りなくて護衛の対象になったのです、それは悔しいでしょう。
でもケイイチの気づかいを受けるにしたがってその気持ちは薄れていきました、だってなんだか割れ物でも扱うようにやさしくしてくれるの。
ケイイチ
「フルーティアさん、俺とミキが抑えてますから横から攻撃してください」
フルーティア
「ええ、分ったわ、っやぁーー」
クリスタルの剣のモンスターを、横から切り付け半分にして倒すことが出来たわ。
一撃にこんなに魔力を使ったのなんて、魔法以外初めての事ね。
それでもいい経験になっているわ、これだけ魔力を使えば魔法を使わなくてもクリスタルを切れるのね。
これで更に戦技を使ったらどうなるのかしらね?・・・3人はまだ使っていないし、私にはそんな余裕はないわ。
ケイイチ
「お疲れ様です、飲み物をどうぞ」
戦闘を終わらせるとケイイチが小さなコップに飲み物を入れていつもくれるのだけど、それがまた美味しいのよ、なんの果実かしらね?
フルーティア
「ええ、ありがとうケイイチ」
私は回復を考え3回に1回のペースで戦闘に参加しています・・・ん!MPの回復速度がいつもより早いような気がしますね。
それに休憩しているとはいえ全然疲れません、なんででしょう?考えられるとしたら、あの飲み物くらいですね。
フルーティア
「あのケイイチ」
ケイイチ
「はい、何ですか、あ!モンスターがいますね先にそっちを片付けましょう」
私も戦闘に参加してサソリのモンスターを倒してケイイチが聞き返してきました。
ケイイチ
「それで何ですか?フルーティアさん」
フルーティア
「いえ、なんでかMPの回復が早くなってる気がしたのと、疲れないのでなんでかなと」
ケイイチ
「ああそれですか、俺たちの都合で明日の昼までには戻りたいので、休憩が出来なくなってしまったから、スタミナとMPのポーションを飲み物に入れてました」
ああなるほど、だからですか。
フルーティア
「そうでしたか、でもそれなら直にくれれば良かったのに」
ケイイチ
「いえ直だと受け取ってくれないかなーっと」
フルーティア
「何でですか、下級位気にしませんよ、まあ普通は長期戦闘になる時くらいしか使いませんけど」
ケイイチ
「・・・」
フルーティア
「??どうしました?」
ケイイチ
「いえ、何度も渡さないといけないのでお腹が水分でいっぱいになるでしょ、だから下級じゃなくて上級を使っていますから」
フルーティア
「え!・・・ええぇーー!?」
驚きです、上級をこんな水のように使う人がいるなんて。
その後また飲み物を貰いましたが私は受け取るのを拒否しました、ですがケイイチが
ケイイチ
「まだ先は長いですよ、休憩できませんので倒れられても困ります、飲んでください」
っと言われてしまって私は受け取って飲みました。
何なんですかこの人たちは・・・今回私は、本部で彼らを落とす様に言われてここに来ました。
いきなりCランクがAに上がるのをよく思わない者がいて、更に本当はSの申請をしてきたことに本部が怒っているからです。
最近の冒険者はBランクに上がる者が少なく、上がっても実力がない者が増えてきていたので本部の気持ちも分かります。
なので最近力を付けてきた私が選ばれたのです、私との実力の差を見せれば査定で落ちても納得するだろうと。
ですが実際は私がお荷物になるほどの逸材でした。
私たちはその後も戦闘を続け先に進みました、あの飲み物を貰いながら・・・。
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