レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー

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3章 抵抗

57話 他国の目的

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8つ星探索の責任者になった自分は、ジャーパンのメンバーが去った後、本来の取引の為に残っていて、それを知らない他国の人達が出ていくのを待っていました。


「これが言語理解のイヤリングの効果なのね・・・ふぅ~ん」
「リサリカ様、楽しそうですね」
「それはそうよジュリアナ、全力を出したのに倒せない相手が出てきたのよ」


それも、相手は本来の探索者メンバーではなく、護衛として作られた存在だった。
外から見ていた普通の人の自分でも驚いた、アメーリカのリサリカが負けるなんて考えた事も無かったからです。


「楽しみ、早く明後日にならないかしらね」
「それまでショッピングしましょう、付き合いますよリサリカ様」
「よろしく、じゃあね皆さん」


アメーリカのメンバーがいなくなり、やっと本来の話が出来る様になり、自分は残ったメンバーに声を掛けました。
しかし、あの戦いを見て不安を持ったのか、誰もが暗い顔をしていたよ。


「皆さんそんな顔をしないでください、大丈夫ですよ」
「そうは言いますがね風切さんよ、このイヤリングだけでもすげぇのにあれだぜ?」
「そうあるよ、あんなの相手にしてられないね」
「相手にしなければ良いのです、こちらは技術だけ頂けば良い」


鳳凰公社から任せられ自分は、あの男に復讐する為準備していた。
全ての技術を奪い地獄を見せるのが自分の作戦で、今回集まった国に声を掛けていたんだ。


「この国の数社が技術を得ようとして失敗しましたが、それは無知だったです」
「っと言うと、原因は分かってるね?」
「簡単に魔力が扱えなかったんです、ですが自分はそれを克服しています、そうですよねイータリのジョブルさん」


他国の方の注目する中、属性武器から魔力を得る方法を見つけた事を話してくれました。
そして、ポーションの製作に成功したとワインを飲んだ後に話、技術は奪えるとニヤリとした。


「それは凄いね」
「しかしよ、それ以外はどうなんだよ」
「それも問題ございません、この手甲があります」


協力関係になった時、自分がこっそり盗んだ品で、これさえあれば属性武器も作れると宣言した。
それは凄いと全員が喜び、自分はついにあの男に恨みを晴らせると確信したんだ。


「あんた悪い奴ね」
「悪いのはあの男なんですよ、自分の全てを奪った」
「あの男?」


ここには来てない斑鳩文哉を倒す、それが自分の目的でその為なら何でもすると決めていた。
成功はもう目の前で、8つ星の探索が失敗しても問題ないほどの利益が得られると確信していた。


「そういう訳なので、お願いしますよ皆さん」
「任せるね、沢山作ってやるね」
「だな、もう探索を止めて帰りたいぜ」
「ははは、そうはいきません、出来れば失敗させてから帰ってくださいよ」


あの女どもが大けがをすれば、出てこないあの男が泣くところが見れるだろう。
だから帰らずに足を引っ張ってほしいとお願いしたら、プライドに引っかかったのか怒りを面に出して来た。


「お前、死にたいね?」
「す、すみません、言い過ぎました」
「次は無いね」
「はい、皆さんなら攻略出来ます、よろしくお願いします」


心にもない事だが、自分は頭を下げてその場を凌いだ。
殺されるわけにはいかない、自分はあの男の泣く姿を見なければいけなかったんだ。


「それでは、自分も準備がありますのでこれで」
「あいあい、よろしくね」
「ヘマするなよ~」


見つかるヘマを気にしているようだけど、自分がそんな事をするわけもなく、後少しで成功する所でするわけがなかった。
返事は笑顔で返し、自分は部屋を出て自分の仕事に戻り、笑いを堪えて書類整理をしていた。


「とはいえ、明後日に迫っているからあまり仕事は無いんだよね」


鳳凰公社から支援金を裏で使い、あと少しまで来た今もうやる事はあまりなく、逆に動き過ぎると不信感が生まれ危険だった。
何もしなくても勝ちは確定していて、出来るなら探索が失敗してくれれば良いと思っていたんだ。


「だけどそれはないよなぁ~」


それだけの実力をあの魔道具が見せたし、実力は確かに本物だった。
その力を根こそぎ奪えるから笑いが止まらず、コーヒーを飲んで落ち着いたんだ。


「今出来る事と言えば、失敗するように細工する事だけど、それは危険だよね」


やはり動かない方が良いかと思い、逃げる準備だけをして荷造りをする為に家に戻った。
協力した国のどこに行くのか、それだけをまだ考えていて、楽しく暮らせる条件はどこかと考えていたよ。


「やっぱり、海がきれいなところが良いかな」
「あら~そうはいかないベアよぉ~」


灯りを消した先で声がして、その異様に光る赤い目が自分を見ていた。
それが何者なのか灯りと再度付けてみると、あの魔道具の色違いが立っていた。


「お、お前は何者だ」
「あら~そんなの言わなくても分かるベアよ~」
「あの男の仕業だな」
「グランドマスターはね、あなたの様な裏切り者を探す為にわたくしを作ったベア」


そんな馬鹿なと思ったけど、あいつが世間に出て自分の様は奴はいるはずだったのに、現れたのは失敗した1人だけだった。
それはおかしいと思ったけど、ただ単に失敗しただけ答えを自分で出したのは間違いだった。


「お前が影で始末していたんだな」
「そうともいうベアが、それはこの後君がどう答えるかで決まるベア」
「つまり、引き抜くつもりだな」
「そうベア、あの技術を成功させるほどの腕前は欲しいベア」


協力してほしいとクマのぬいぐるみが提案してきたが、自分はそんな提案に乗る気はなく、ポケットに入れていた火魔法を出せる指輪を出してぬいぐるみに放った。
それで倒せないのは分かっていたので、火の玉が当たる前に逃げ出したんだ。


「まずいまずい、急いで空港にいかないと」
「行かせるわけないベア」
「ひっ!」


後ろにあのぬいぐるみがいて、自分の腰を掴んできて空を飛んだ。
無傷だったのは予想していたが、こんなに早く見つかるとは思わず、謝罪して逃げる時間を稼ごうとしたんだ。


「謝ってももう遅いベア、お前は提案を断った、その先の未来は無いベア」
「かかか、考え直した、協力するから助けて」
「実は、協力は必要ないんだベア、全て奪うのがわたくしの仕事ベア」


提案してきたのは、ただ単に時間を稼ぐだけの作業だとぬいぐるみが言ってきて、自分の残した資料などを回収したと目を光らせてきた。


「お前の未来は決まっていたベア、ご苦労様ベア」
「だましたのか」
「だからなんだベア、お前だってそうしていたベア、お前たちの様な奴がいるから、グランドマスターは今も」


ぬいぐるみが言葉を中断し、手をこちらに向けた時、腹に強烈な痛みを受けた。
ビーズが自分の腹に直撃し、大きな穴が開いていたから、もう死ぬんだと思ったよ。


「くっくっく、自分を殺しても、技術を盗む者は他にもいる、もう遅いんだよ」
「作りたければ作れば良いベア、グランドマスターはそれくらいではへこたれないベア」
「ふっふっふ、苦し紛れに何を言ってるんだ」
「地獄で見ていると良いベア」


自分の意識はそこで無くなり、死んだのが分かりました。
でも悔いはなく、やってやったと気分よく行けたんだ。
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