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一章
アジトへ(オルフェ視点)
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「やっと見つけたぜ!まったく手間かけさせやがって!!」
宿へ戻る直前、路地の影から粗暴は格好をした数人の男達が姿を現し、明かりに浮かぶ顔はどれも下卑た笑みを浮かべている。手には鈍く光る短剣や棍棒を握りながら距離を詰めて連中は、私の周囲を取り囲んだ。
「……誰だ」
私が淡々と問い返せば、そのうちの一人がふてぶてしく笑って言った。
「何、俺達はちょっとばかし、お前らから金を恵んで欲しいだけだ。宿にいた2人は、先に“ご招待”してる。だからお前も大人しく……ぎャャァーーッ!?」
男の悲鳴が夜気を裂いた。
「煩い。……少し焼いただけだろう」
私は指先をわずかに弾き、男の腕の表面を焼いただけだ。だが、炎を消すように男は地面を転げ回り、他の連中も警戒して後ずさる。
(この程度で騒ぐな……)
学院の合宿で魔物討伐を経験しており、こういった連中との戦闘も初めてではない。むしろ、多少魔物より質が悪いだけで、脅威とは言い難い。だが、私の顔を見た瞬間に襲撃してきたという事実を踏まえれば、“招待している二人”が誰なのかは、嫌でも察せられる。それならば、ここで時間を食っている場合ではない。
他の男たちが武器を構えた瞬間、私は足元に魔力を流し込む。次の瞬間には空気が震え、私を中心に炎が渦巻くように周囲を襲う。
「う、うわっ!?」「あっつぅ!?」「ひ、火魔法使いかよ!?」
あくまで威嚇。殺さないよう、皮膚を浅く焼くだけの加減はしている。だが、それでも十分だった。人質がいれば抵抗されないと思っていた者達の心を、その炎は確実に恐怖で縛りつける。だが、それでも背後から一人が飛び掛かってきたため、私は振り返らず、その者に魔法を放つ。
地面から噴き上がる炎が盗賊の身体を包むと、その者は声もなく散っていき、焦げた匂いが夜風に広がる。
その風を受けながら、私は表情ひとつ変えず、ゆっくりと問いかける。
「……さて。2人はどこにいる?」
沈黙。
ならばと、右手に魔力が集中させると、人を焼き殺すのには十分な熱量を生み出す。
空気が揺らぐ中、私は一歩ずつ距離を詰めて行けば、その瞬間、一番気弱そうな男が悲鳴に似た声を上げて崩れ落ちた。
「ア、アジトに!や、山にある山小屋のアジトにいる!だ、だから殺さないでくれ!!」
地面に這いつくばるように命乞いする盗賊に、私は静かに言い放つ。
「……素直に案内するなら、私は殺さないでやろう」
その一言で、周囲の盗賊たちも次々に同じように命乞いを始めた。声は震え、必死で、みっともないほどに縋りつくような響きだった。
私はちらりと、他の盗賊たちへ視線を向ける。すると、抵抗の意志は完全に折れ、全員が恐怖に濁った瞳で私を見ている。だが、“案内役”ひとりでいい。
「……他はいらないな」
私は指先を軽く払う。小さな火花が地面を転がり、それが一瞬で炎の奔流へと変わる。
悲鳴は短かく、風に煽られ、黒い灰となって散る。静寂の中、焦げ臭い匂いだけが夜気に溶けていた。
盗賊は“見つけ次第討伐せよ”と推奨されている存在だ。盗賊へ身を落とした時点で、人としての命の保証は失われる。だからこそ、そこに罪悪感はない。それに、私の家族に手を出したのだ。生かしておく理由などもない。しかし…。
(……父上は、まだ戻っていないのか?)
父上が近くにいたならば、街にいる盗賊共は既に壊滅しているはずだ。この騒ぎでも反応がないということは、未だにこの件を気付いていない可能性も高い。
「アクア、イグニス」
私の呼び声に応じて魔法陣が輝くと、2体の龍が姿を現した。赤と青の巨大な影に、町の住民達は悲鳴を上げるが、その動揺すら、今の私にとってはどうでもよかった。
「アクアは私と来い。イグニスはここで待機。……声で異常事態を知らせろ。父上が戻りしだい、共に私達の所まで来い」
イグニスが喉奥から空気を震わせるような咆哮を放てば、まるで大気そのものを揺らすような重低音が町中へ響き渡った。
(……これで父上にも伝わるだろう)
私は掴んでいた残党の襟首をアクアの背に引きずり上げると、そのまま龍の背へ跨った。
「案内しろ。遅いと判断したら、焼く」
「ひっ……は、はい!!」
悲鳴じみた声が響く中、アクアは翼を広げると、風を切り裂いて飛び立つ。
二人の元へと急ぐ間、人質ならば簡単に殺すような真似はしていないだろう。そんな根拠のない考えだけが、今の私の冷静さをかろうじて繋ぎ止めていた。
案内に従いしばらく飛ぶと、木々の隙間から目的の山小屋が見えた。魔物の気配が濃い森に、そこだけが不自然なほど開けており、建物がぽつんと浮いている。だが、そのおかげで遠目からでも、その存在を確認出来た私は、掴んでいた男の襟首を無造作に離した。
「ひ、ひぃいいいい!!」
男の悲鳴が夜の森に吸い込まれていく。
落下地点には木々が密集しているため、骨の数本は折れて身動きは取れなくなるだろうが、死ぬことはない。
(約束通り殺しはしない……私はな)
魔物が徘徊する森に落ちる男の悲鳴は、徐々に小さくなっていったが、気に留める必要もない。その声を後方に置き去りにしながら、私はアクアを山小屋の真上へと向かわせると、静かに中の気配を探る。
(意外と少ないな…)
街の方に人でも割いていたのか、中から感じる気配は少ない。私は、その中でも気配が薄い一点を着地点に定めると、アクアと共に中に踏み込む。すると、崩落した木片と土埃が一気に吹き上がり、視界が砂煙に覆われ、盗賊達の狼狽した叫びが響くが、私は答えず沈黙したまま周囲を見渡した。
煙がようやく薄れはじめると、その視界が開け、奥の方に縛られ、倒れ込んでいる母上の姿があったが、リュカの顔色が悪い。そして、その傍らには一人の男が立っていた。
宿へ戻る直前、路地の影から粗暴は格好をした数人の男達が姿を現し、明かりに浮かぶ顔はどれも下卑た笑みを浮かべている。手には鈍く光る短剣や棍棒を握りながら距離を詰めて連中は、私の周囲を取り囲んだ。
「……誰だ」
私が淡々と問い返せば、そのうちの一人がふてぶてしく笑って言った。
「何、俺達はちょっとばかし、お前らから金を恵んで欲しいだけだ。宿にいた2人は、先に“ご招待”してる。だからお前も大人しく……ぎャャァーーッ!?」
男の悲鳴が夜気を裂いた。
「煩い。……少し焼いただけだろう」
私は指先をわずかに弾き、男の腕の表面を焼いただけだ。だが、炎を消すように男は地面を転げ回り、他の連中も警戒して後ずさる。
(この程度で騒ぐな……)
学院の合宿で魔物討伐を経験しており、こういった連中との戦闘も初めてではない。むしろ、多少魔物より質が悪いだけで、脅威とは言い難い。だが、私の顔を見た瞬間に襲撃してきたという事実を踏まえれば、“招待している二人”が誰なのかは、嫌でも察せられる。それならば、ここで時間を食っている場合ではない。
他の男たちが武器を構えた瞬間、私は足元に魔力を流し込む。次の瞬間には空気が震え、私を中心に炎が渦巻くように周囲を襲う。
「う、うわっ!?」「あっつぅ!?」「ひ、火魔法使いかよ!?」
あくまで威嚇。殺さないよう、皮膚を浅く焼くだけの加減はしている。だが、それでも十分だった。人質がいれば抵抗されないと思っていた者達の心を、その炎は確実に恐怖で縛りつける。だが、それでも背後から一人が飛び掛かってきたため、私は振り返らず、その者に魔法を放つ。
地面から噴き上がる炎が盗賊の身体を包むと、その者は声もなく散っていき、焦げた匂いが夜風に広がる。
その風を受けながら、私は表情ひとつ変えず、ゆっくりと問いかける。
「……さて。2人はどこにいる?」
沈黙。
ならばと、右手に魔力が集中させると、人を焼き殺すのには十分な熱量を生み出す。
空気が揺らぐ中、私は一歩ずつ距離を詰めて行けば、その瞬間、一番気弱そうな男が悲鳴に似た声を上げて崩れ落ちた。
「ア、アジトに!や、山にある山小屋のアジトにいる!だ、だから殺さないでくれ!!」
地面に這いつくばるように命乞いする盗賊に、私は静かに言い放つ。
「……素直に案内するなら、私は殺さないでやろう」
その一言で、周囲の盗賊たちも次々に同じように命乞いを始めた。声は震え、必死で、みっともないほどに縋りつくような響きだった。
私はちらりと、他の盗賊たちへ視線を向ける。すると、抵抗の意志は完全に折れ、全員が恐怖に濁った瞳で私を見ている。だが、“案内役”ひとりでいい。
「……他はいらないな」
私は指先を軽く払う。小さな火花が地面を転がり、それが一瞬で炎の奔流へと変わる。
悲鳴は短かく、風に煽られ、黒い灰となって散る。静寂の中、焦げ臭い匂いだけが夜気に溶けていた。
盗賊は“見つけ次第討伐せよ”と推奨されている存在だ。盗賊へ身を落とした時点で、人としての命の保証は失われる。だからこそ、そこに罪悪感はない。それに、私の家族に手を出したのだ。生かしておく理由などもない。しかし…。
(……父上は、まだ戻っていないのか?)
父上が近くにいたならば、街にいる盗賊共は既に壊滅しているはずだ。この騒ぎでも反応がないということは、未だにこの件を気付いていない可能性も高い。
「アクア、イグニス」
私の呼び声に応じて魔法陣が輝くと、2体の龍が姿を現した。赤と青の巨大な影に、町の住民達は悲鳴を上げるが、その動揺すら、今の私にとってはどうでもよかった。
「アクアは私と来い。イグニスはここで待機。……声で異常事態を知らせろ。父上が戻りしだい、共に私達の所まで来い」
イグニスが喉奥から空気を震わせるような咆哮を放てば、まるで大気そのものを揺らすような重低音が町中へ響き渡った。
(……これで父上にも伝わるだろう)
私は掴んでいた残党の襟首をアクアの背に引きずり上げると、そのまま龍の背へ跨った。
「案内しろ。遅いと判断したら、焼く」
「ひっ……は、はい!!」
悲鳴じみた声が響く中、アクアは翼を広げると、風を切り裂いて飛び立つ。
二人の元へと急ぐ間、人質ならば簡単に殺すような真似はしていないだろう。そんな根拠のない考えだけが、今の私の冷静さをかろうじて繋ぎ止めていた。
案内に従いしばらく飛ぶと、木々の隙間から目的の山小屋が見えた。魔物の気配が濃い森に、そこだけが不自然なほど開けており、建物がぽつんと浮いている。だが、そのおかげで遠目からでも、その存在を確認出来た私は、掴んでいた男の襟首を無造作に離した。
「ひ、ひぃいいいい!!」
男の悲鳴が夜の森に吸い込まれていく。
落下地点には木々が密集しているため、骨の数本は折れて身動きは取れなくなるだろうが、死ぬことはない。
(約束通り殺しはしない……私はな)
魔物が徘徊する森に落ちる男の悲鳴は、徐々に小さくなっていったが、気に留める必要もない。その声を後方に置き去りにしながら、私はアクアを山小屋の真上へと向かわせると、静かに中の気配を探る。
(意外と少ないな…)
街の方に人でも割いていたのか、中から感じる気配は少ない。私は、その中でも気配が薄い一点を着地点に定めると、アクアと共に中に踏み込む。すると、崩落した木片と土埃が一気に吹き上がり、視界が砂煙に覆われ、盗賊達の狼狽した叫びが響くが、私は答えず沈黙したまま周囲を見渡した。
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