高嶺の花の高嶺さんに好かれまして。

桜庭かなめ

文字の大きさ
193 / 279
夏休み編5

第16話『この夏最後の夜にご奉仕を』

しおりを挟む
 お風呂から出た後は結衣の部屋に戻って、髪をドライヤーで乾かしたり、結衣の習慣になっているストレッチを一緒にやってみたりする。初めて結衣と一緒にストレッチをやったときはキツいと思う部分があったけど、何度か経験する中で何とかこなせるようになった。
 ストレッチを終えた頃には午後10時を過ぎていた。ただ、今日は土曜日なので、

「もうすぐ『鬼刈剣おにかりつるぎ』の時間だね!」

 結衣はテンションが上がっている。結衣は『鬼刈剣』という漫画が大好きで、毎週土曜日の午後10時半に放送されるTVアニメの最新話を楽しみにしているのだ。
 お手洗いに行ったり、結衣が2人分のアイスティーを用意したりすると、あっという間に『鬼刈剣』の放送時間がやってきた。隣同士でクッションに座って一緒に見る。
 今日放送のエピソードは戦闘シーンが一切ないものの緊張感のある内容。それもあって、結衣は真剣な表情でテレビをじっと見ており、俺に話しかけてくることはあまりなかった。

「原作の漫画で内容が分かっていたけど、緊張感のある内容だったね」
「ああ。バトルはなくても、あっという間の30分だったな」
「そうだね! 面白かった!」

 満足そうに言う結衣。今日は大半の時間を集中して見ていたからなぁ。

「さてと、これから何しようか。結衣も俺も観ているアニメで土曜に放送されるのは『鬼刈剣』だけだし」

 今は午後11時過ぎだから、お泊まりの夜恒例の肌を重ねる流れになるだろうか。

「私、悠真君にしたいことがあるの」
「どんなことだ?」
「それは……準備してからのお楽しみで。準備するために、悠真君は部屋の外で待っていてくれるかな?」
「ああ、分かった」
「終わったら呼ぶね」
「ああ」

 俺は一人で廊下に出る。
 俺にしたいことって何なんだろう? 俺のいないところで準備するほどだし……凄いことなんじゃないかと期待してしまう。それに、今はお泊まり中の夜だし。どんなことなのか楽しみだ。
 今まで冷房の効いている部屋の中にいたから、廊下が少し暑く感じるけど……夏本番の時期ほどではない。あと1時間ほどで季節が夏から秋に変わるのも納得だ。
 今年の夏のことを思い出すと、

「いい夏だったなぁ」

 自然とそんな言葉が漏れていた。結衣の笑顔を中心に思い浮かぶ。今年の夏がこんなにも色鮮やかな季節になったのは結衣達のおかげだ。明日から始まる秋も、振り返ったときに「いい秋だった」と思えるような季節にしたい。

「悠真君。準備終わったよ。入ってきていいよ」

 部屋の中から、結衣のそんな声が聞こえてきた。準備が終わったのか。いよいよ、結衣のしたいことが何なのか分かるんだな。ワクワクする。
 分かった、と返事して、俺は結衣の部屋の扉をゆっくりと開けた。

「お帰りなさいませ、ご主人様!」

 メイド服姿になった結衣が、可愛らしい笑顔でそう言ってくれた。メイド服は黒を基調とした王道のデザイン。半袖でスカートの丈は膝よりも少し短い。胸元はやや大きめに開いており、胸の谷間もしっかりと見えている。頭に白いカチューシャをつけていて。そんなメイド服を着た結衣は、

「可愛いな」

 物凄く似合っていて可愛らしい。可愛すぎて夢じゃないかと思うほどだ。

「ありがとうございます、ご主人様!」

 俺に褒められたのが嬉しかったのか、結衣はとても嬉しそうな笑顔でそう言った。そんな結衣を見ていると、お盆の時期に助っ人としてメイド喫茶でバイトしていた結衣を思い出す。あのときの結衣のメイド服姿も可愛かったな。

「でも、どうしてメイド服を着ているんだ?」
「……悠真君は覚えているかな。メイドの助っ人バイトで悠真君に接客したとき、悠真君に夜のご奉仕をしたいって言ったこと」
「……言ってたな。確か、ケチャップで文字を書いてくれたときだよな」
「そうだよっ! だから、いつかは本当に夜のご奉仕をしたいと思って。ちなみに、夜のご奉仕っていうのは……私がメイド服姿になってえっちすることです」

 えへへっ……と、結衣は顔を赤くして照れくさそうに笑う。その姿も凄く可愛い。まあ、メイド喫茶で「夜のご奉仕をしたい」って言われたときに予想できていたけどね。

「その夜のご奉仕が、さっき言っていた俺にしたかったこと?」
「うん、そうだよ」
「結衣らしいな」
「……今日のお泊まりが決まって、ディスカウントショップでこのメイド服を買ったの。露出度が多めのこのメイド服を」
「そうだったんだな」

 今日をより楽しいものにするために、結衣も準備してくれていたんだ。それがとても嬉しい。
 俺はメイド服姿の結衣をそっと抱きしめて、結衣の頭を優しく撫でる。

「ありがとう、結衣。まさか、また結衣のメイド服姿が見られるとは思わなかったよ。しかも、夏休み中に。凄く嬉しい」

 至近距離で結衣のことを見つめながら、感謝の言葉を伝える。
 結衣は依然として赤い顔に可愛らしい笑みを浮かべ、

「とても嬉しいお言葉です。ご主人様」

 メイドらしい口調で俺にそう言ってくれた。そんな結衣がとても可愛くて、結衣に吸い込まれるような感覚でキスをした。結衣の口からアイスティーの香りと甘味が伝わってきて。甘味はアイスティーを飲んだときよりもずっと強く感じた。
 俺から唇を離すと、目の前には結衣のとろけた笑顔があった。

「ご主人様から素敵なご褒美をいただいちゃいました。ありがとうございます」
「いえいえ。……そのメイド服姿が可愛いから、スマホで写真を撮ってもいいかな」
「もちろんです!」

 それから、俺のスマホでメイド服姿の結衣の写真をたくさん撮った。ピースサイン、胸元でハートマーク、マグカップを手渡す、ベッドで仰向け、両手でスカートを少したくし上げるなどといったワンショットはもちろんのこと、結衣とのツーショット写真も撮った。

「うん、いい写真がたくさん撮れたよ」
「良かったです、ご主人様」
「ありがとう。ツーショット写真はLIMEで送っておくけど、結衣だけの写真はどうする?」「それも送ってくれますか? 写真を見たら、今日のことをより思い出せそうですから」
「分かった」

 俺はLIMEを開いて、今撮った結衣のメイド服姿の写真を全て結衣に送った。これで大丈夫かな。

「送ったよ、結衣」
「ありがとうございますっ」
「……自然と敬語が出てるね。すっかりメイドさん気分だね」
「一日だけですけどバイトをしましたからね」
「ははっ。さすがは結衣だ」

 これだけ自然に敬語が使えるならメイド喫茶でバイトするといいんじゃないか……と一瞬思ったけど、こんなに可愛いメイド服姿は俺にだけ見せてくれればいい。メイド喫茶のバイトを勧めるのは止めよう。接客業なら他にもたくさんあるし。

「ご主人様」

 メイドさんらしく呼ぶと、結衣は俺のことをそっと抱きしめてくる。

「ご主人様に色々な写真を撮っていただいたら……ベッドの中で夜のご奉仕をしたい気持ちが膨らんできました。いい……ですか?」

 静かな口調でそう言うと、結衣は上目遣いで俺のことを見てくる。抱きしめられているし、メイド服姿でもあるから本当に可愛い。魅力に溢れるメイドさんだよ。そんな結衣の背中に両手を回す。

「もちろんだよ、結衣。可愛いメイド姿になってくれて、可愛い写真をたくさん撮らせてくれたんだから、主としてご褒美をあげないと。それは結衣の言う夜のご奉仕と重なるけど……いいかな?」

 結衣のことを見つめながら、主っぽく言ってみる。
 どんな反応をされるか心配だったけど、結衣はニッコリ笑い、しっかりと頷いてくれる。

「……はい。ご主人様からのご褒美が楽しみです。たっぷりと味わいたいです」
「ありがとう、結衣」

 俺は結衣にキスをして、そのままベッドに押し倒した。



 それからは主にベッドの中で結衣とたくさん肌を重ねた。今は結衣がメイド服姿だから、結衣からはご奉仕を受け、俺からはご褒美をあげると言うのが正しいかな。
 メイド服姿の結衣はとても可愛くて、これまでよりもたくさん結衣に「好き」とか「可愛い」と言って、唇や頬を中心にキスをした。ただ、結衣の体も見たいから、肌を重ねる中で少しずつメイド服を脱がしていった。
 結衣もメイド服を着て気持ちが高ぶっているのか、結衣がリードしたり、体を積極的に動かしたりすることもあって。
 高校1年最後の夜は結衣のおかげでとても気持ちのいい夜になった。



「……今夜もたくさんしましたね、ご主人様」
「そうだね、結衣」

 結衣とたくさん肌を重ねた後、俺達は一糸纏わぬ状態で寄り添う。仰向けになる俺の胸に結衣が頭を乗せている。全身に結衣の強い温もりを感じて、定期的に結衣の温かな吐息がかかって気持ちいい。
 また、夜のご奉仕という体だったので、結衣は肌を重ねる中でメイド服は全て脱いだけど、カチューシャだけは今でも頭に付けている。

「私からの夜のご奉仕……いかがでしたか?」
「凄く気持ち良かったよ。メイド服姿の結衣の姿も可愛かったし、最高だった」
「そう思ってもらえて嬉しいです」
「結衣はどうだった? 俺からのご褒美は」
「とても気持ち良かったです。こんなに素敵な夜をご主人様と過ごせて。ご主人様から最高のご褒美をもらいました」
「そう思ってもらえて良かった」

 俺は結衣にキスする。肌を重ねる幾度となくキスをしたけど、結衣とのキスは本当に気持ちがいい。
 俺から唇を離すと、結衣は「えへへっ」と可愛らしく笑い、俺の胸元に頭をスリスリしてきた。本当に可愛いな。

「ねえ、結衣。もうそろそろ元の口調に戻ってもいいんじゃないかな。メイドさん口調も可愛いけど、普段の口調も可愛いからさ」
「……分かったよ、悠真君」

 普段の口調でそう言うと、結衣はカチューシャを外して枕の横に置いた。カチューシャがメイドさんになるスイッチだったのかな。

「今日はメイド服姿だったからか、悠真君……いつもよりも激しいときがあったね」
「結衣がとても可愛かったし、メイド服姿が新鮮だったから。そんな結衣も俺の上で激しく体を動かすときがあったよな」
「……メイド服を着ていていつもとはちょっと違う気分だったからね。悠真君が激しくするのが気持ち良かったのもある」
「俺も結衣の激しさも気持ち良かったさ」
「……そっか」

 ふふっ、と結衣は嬉しそうに笑う。そんな結衣の姿はとても可愛らしくて、俺は結衣の頭を優しく撫でる。肌を重ねた後だから、結衣の頭からも強い温もりが伝わってきた。

「結衣のおかげで、今年の夏の最後の夜はとてもいい時間になったよ。ありがとう」
「いえいえ。こちらこそありがとう。悠真君を誘って、メイド服も買って正解だったな。これからもたまにはメイド服を着てしよっか」
「そうだな」

 凄く似合っていて可愛いからいい刺激になるし。メイド服以外にも、ナース服とかバニーガールとかスクール水着とかも良さそうだ。

「ふああっ……」

 と、可愛い声を漏らしながら結衣はあくびをする。

「花火大会にも行ったし、悠真君とたくさんえっちしたから眠くなってきちゃった」

 はにかみながらそう言う結衣。

「ははっ、そっか。俺もいい感じに眠気が来ているよ」
「じゃあ、今日はもう寝ようか」
「ああ。俺がベッドライトを消すよ。おやすみ、結衣」
「うん、おやすみ」

 結衣は自分からおやすみのキスをして、そっと目を閉じる。
 さっそく強い眠気が襲ってきたのだろうか。目を瞑ってから数秒もしないうちに、結衣は可愛らしい寝息を立て始めた。結衣の寝顔も凄く可愛らしい。

「おやすみ、結衣」

 結衣の額に軽くキスして、ベッドライトを消す。
 目を瞑ると……結衣の温もりと柔らかさ、甘い匂いを感じるから、程なくして眠りに落ちる。
 高校1年生の夏は結衣のベッドで、結衣と一緒に寝るという最高の形で幕を下ろしたのであった。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

10年ぶりに再会した幼馴染と、10年間一緒にいる幼馴染との青春ラブコメ

桜庭かなめ
恋愛
 高校生の麻丘涼我には同い年の幼馴染の女の子が2人いる。1人は小学1年の5月末から涼我の隣の家に住み始め、約10年間ずっと一緒にいる穏やかで可愛らしい香川愛実。もう1人は幼稚園の年長組の1年間一緒にいて、卒園直後に引っ越してしまった明るく活発な桐山あおい。涼我は愛実ともあおいとも楽しい思い出をたくさん作ってきた。  あおいとの別れから10年。高校1年の春休みに、あおいが涼我の家の隣に引っ越してくる。涼我はあおいと10年ぶりの再会を果たす。あおいは昔の中性的な雰囲気から、清楚な美少女へと変わっていた。  3人で一緒に遊んだり、学校生活を送ったり、愛実とあおいが涼我のバイト先に来たり。春休みや新年度の日々を通じて、一度離れてしまったあおいとはもちろんのこと、ずっと一緒にいる愛実との距離も縮まっていく。  出会った早さか。それとも、一緒にいる長さか。両隣の家に住む幼馴染2人との温かくて甘いダブルヒロイン学園青春ラブコメディ!  ※特別編6が完結しました!(2026.1.21)  ※小説家になろう(N9714HQ)とカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録や感想をお待ちしております。

疎遠だった叔父の遺産が500億円分のビットコインだった件。使い道がないので、隣の部屋の塩対応な美少女に赤スパ投げまくってる件

月下花音
恋愛
貧乏大学生の成瀬翔は、疎遠だった叔父から500億円相当のビットコインが入ったUSBメモリを相続する。使い道に困った彼が目をつけたのは、ボロアパートの薄い壁の向こうから聞こえる「声」だった。隣人は、大学で「氷の令嬢」と呼ばれる塩対応な美少女・如月玲奈。しかしその正体は、同接15人の極貧底辺VTuber「ルナ・ナイトメア」だったのだ! 『今月ももやし生活だよぉ……ひもじい……』 壁越しに聞こえる悲痛な叫び。翔は決意する。この500億で、彼女を最強の配信者に育て上げようと。謎の大富豪アカウント『Apollo(アポロ)』として、5万円の赤スパを投げ、高級機材を即配し、彼女の生活を神の視点で「最適化」していく。しかし彼はまだ知らなかった。「金で買えるのは生活水準だけで、孤独は埋められない」ということに。500億を持った「見えない神様」が、神の座を捨てて、地上の女の子の手を握るまでの救済ラブコメディ。

陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!

みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!  杉藤千夏はツンデレ少女である。  そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。  千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。  徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い! ※他サイトにも投稿しています。 ※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

学校一の美人から恋人にならないと迷惑系Vtuberになると脅された。俺を切り捨てた幼馴染を確実に見返せるけど……迷惑系Vtuberて何それ?

宇多田真紀
青春
学校一の美人、姫川菜乃。 栗色でゆるふわな髪に整った目鼻立ち、声質は少し強いのに優し気な雰囲気の女子だ。 その彼女に脅された。 「恋人にならないと、迷惑系Vtuberになるわよ?」 今日は、大好きな幼馴染みから彼氏ができたと知らされて、心底落ち込んでいた。 でもこれで、確実に幼馴染みを見返すことができる! しかしだ。迷惑系Vtuberってなんだ?? 訳が分からない……。それ、俺困るの?

イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について

のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。 だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。 「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」 ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。 だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。 その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!? 仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、 「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」 「中の人、彼氏か?」 視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!? しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して―― 同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!? 「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」 代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!

処理中です...