266 / 279
2学期編3
第32話『ご奉仕し合う甘い夜』
しおりを挟む
お風呂から上がり、自室にいる芹花姉さんにお風呂が空いたことを伝えてから、俺の部屋に戻った。
ドライヤーを使ってお互いの髪を乾かしたり、結衣と一緒に結衣がいつもやっているストレッチしたり。結衣はスキンケアもした。
「これでストレッチは以上だよ」
「ああ。ストレッチ気持ち良かった」
「良かった。夕ご飯にカレーを食べたし、入浴してマッサージもしたし、ストレッチもしたから疲れが取れたよ」
「俺もだ」
これで、いつも通り、結衣と一緒にお泊まりの夜を楽しめるな。
「これからどうしようか?」
「そうだね……今は午後9時40分過ぎか。……確か、月曜日って悠真君も私も好きな日常系のアニメがあったよね」
「ああ。午後10時半からだったな」
「だよね。そのアニメをリアルタイムで観たいな」
「それいいな。分かった」
「ありがとう!」
結衣は嬉しそうな笑顔でそう言う。2人とも好きなアニメをリアルタイムで一緒に観るのは、お泊まりだからこそできることだもんな。これまでのお泊まりでも、何度かリアルタイムでアニメを観た。
「じゃあ、それまでは……昨日の深夜に録画したアニメを観るか。日曜の夜は結衣も俺も好きなラブコメアニメを放送してるし」
「うんっ! そうしよう!」
「決まりだな。じゃあ、帰りにコンビニで買ったお菓子を食べたり、飲み物を飲んだりしながら観るか」
「それがいいねっ」
「ああ。じゃあ、飲み物を持ってくるよ。結衣は何がいい?」
「そうだね……ホットコーヒーがいいかな。ブラックで。夜だから涼しいし、買ったのは甘いお菓子だから美味しく飲めそう」
「ホットコーヒーだな、了解。じゃあ、持ってくるからゆっくりしてて」
「はーい」
その後、俺が淹れたブラックのホットコーヒーを飲んだり、昨日の帰った後に近所のコンビニで買ったお菓子を食べたりしながら、昨晩録画したラブコメアニメと、午後10時半からは日常系アニメをリアルタイムで観た。
どちらのアニメも好きな作品だし、結衣と一緒にキャラクターやストーリーのことについて語りながら観たのでとても盛り上がった。結衣と話しながらアニメを観ることはこれまでにたくさんしてきたけど、本当に好きな時間だなぁって思う。
また、結衣は俺が淹れたホットコーヒーを美味しそうに飲んでいて。そんな結衣を見るととても嬉しい気持ちになった。
「今週も面白かったね!」
「面白かったな。あっという間だった」
日常系アニメをリアルタイムで観終わったとき、俺達はそんな感想を言った。面白かったし、結衣と一緒に観られたから凄く満足感がある。
「面白かったし、悠真君と一緒に観たから凄く満足してる!」
「俺も同じことを思ったよ。嬉しいな」
「悠真君もなんだね。私も嬉しい」
結衣は白い歯を見せながら嬉しそうに笑う。そして、キスしてきた。キスした瞬間に結衣の口元からコーヒーや甘いお菓子の匂いが感じられた。
少しして、結衣の方から唇を離した。至近距離で目が合うと、結衣はニコッと笑って。本当に可愛いな。あと、キスしたのもあって結構キュンとなった。
「ねえ、悠真君。そろそろ……えっちしたいな。悠真君と一緒に夜の時間を過ごして、えっちしたい気持ちが強くなってきてて。それに、これまでお泊まりの夜はえっちしてるし」
頬を中心に赤みを帯びた笑顔でそう言ってくる結衣。えっちのおねだりをしてくるのもあり、可愛いだけじゃなくて艶っぽさも感じられて。ドキッとする。
結衣の言う通り、これまでお泊まりしたときは夜に肌を重ねている。夏に伊豆へ旅行に行ったときも、泊まった部屋が結衣と2人きりの部屋だったのでその日の夜にも。
「ああ、もちろんだ。俺もしたい気分だ。お泊まりでは毎回しているから、今夜もしたいと思ってたんだ」
「そうだったんだね。嬉しい。今夜もしようね!」
「ああ」
「ただ……悠真君に一つお願いしたいことがあって」
「なんだ?」
「……文化祭で着ていた執事服を着てほしいな。私もメイド服を着るから。それを着てえっちしたいです」
「おぉ……」
俺は執事服、結衣はメイド服を着てのえっちか。結衣のメイド服姿はとても似合っていたのもあり、そそられるものがある。それに、夏休みの最後で結衣の家でお泊まりしたとき、ディスカウントショップで買ったメイド服を着た結衣と肌を重ねたからな。あのときはとても良かった。
「執事服とメイド服を買ったから、いつかはそれを着てえっちしたいなって思ってたんだ。夏休み最後のお泊まりでは、私がディスカウントショップで買ったメイド服を着てえっちして、それがとても良かったし」
「俺もそのお泊まりでのことを思い出していたよ。じゃあ、昨日……お泊まりしようって決めたときには、夜に衣装を着てえっちしたいと考えていたんだ」
「うん、そうだよ」
「……本当に結衣らしいな」
「ふふっ。それに、昨日、悠真君は執事服を持って帰ったしね」
「そうだったな」
ギターの入ったケースと一緒に家に持ち帰ったっけ。ケースは背負う形なので、執事服を持って帰るのは大変ではなかった。
「だから、今日のお泊まりで服を着てえっちできるかなって思って」
「なるほどな。……じゃあ、結衣はメイド服を持ってきたんだ」
「うん」
結衣は可愛い笑顔で首肯する。
「執事服は今すぐに着られる?」
「着られるよ。そこのクローゼットに入っているから」
「そっか! ……改めて言うね。悠真君は執事服、私はメイド服を着ながらのえっちしたいです。どうですか?」
真剣な様子で俺のことを見つめながら結衣はそう問いかける。その答えはもちろん、
「ああ、いいぞ。俺もしたい」
OKに決まっている。文化祭で着ていたメイド服姿の結衣は可愛かったし。それに、執事服を着ることなんて朝飯前だ。
「ありがとう、悠真君!」
結衣はとっても嬉しそうな笑顔でお礼を言った。
その後、俺は執事服に、結衣はメイド服へと着替えていく。
これまで、結衣がメイド服に着替えたのは学校の女子更衣室だった。だから、結衣がメイド服を着るところを見るのは初めてで。しかも、肌を重ねるために着るのもあって、かなりドキドキする。体が段々と熱くなるのを感じながら執事服を着ていった。
「よし、着替え終わった」
「私も着替え終わったよ」
目の前には一昨日や昨日の文化祭でたくさん見たメイド服姿の結衣がいる。本当によく似合っていて可愛いな。
こんなにすぐに、メイド服姿の結衣をまた見られるとは思わなかった。嬉しいな。それに、今までは他の人も結衣のメイド服姿を見ていたけど、今は見ているのは俺だけ。その状況が嬉しい気持ちを膨らませてくれる。
「悠真君、今日も似合ってるよ。かっこいい!」
「ありがとう。結衣も似合ってるよ。可愛いよ」
「ありがとう! 写真撮ってもいい?」
「ああ」
結衣のスマホで、メイド服姿の結衣と執事服姿の俺のツーショット写真を何枚も撮影した。
「悠真君、ありがとう。思い出がまた増えた」
「いえいえ」
俺がそう言うと、結衣は俺のことを抱きしめ、その流れでキスしてきた。
メイド服姿の結衣がしてくれるキスだから、いつも以上に心地良くて。シャンプーやボディーソープの匂いが混ざった結衣の甘い匂いがとても良くて。気持ちが高ぶってくる。だから、結衣のことを抱きしめて、結衣の口の中に舌を入れ込む。
「んんっ」
舌を入れた瞬間、結衣はそんな甘い声を漏らして、体をピクッと震わせる。そんな反応も可愛くて、ますます興奮してくる。
それから少しの間、結衣と舌を絡ませるキスをした。結衣の舌の生暖かさや独特な感触が気持ち良くて。結衣の口から感じられるコーヒーやお菓子の味が美味しくて。
舌を絡ませるキスをして、結衣から唇を離した。
結衣は頬を上気させていて。少し呼吸が乱れていて。唇がお互いの唾液で湿っていて。それがとても艶やかで。
「凄くいいキスだったよ。悠真君から舌を絡ませてきたからビックリしちゃった」
「メイド服姿の結衣が可愛いし、キスしたのに興奮してさ」
「ふふっ、そっか。今は悠真君だけのメイドさんだよ。……悠真様に夜のご奉仕をしたいです」
結衣はとても甘い声でそうお願いしてくる。笑顔が可愛いし、「悠真君だけのメイドさん」という言葉もあって、俺の心は鷲掴みされる。
「ああ。俺も結衣お嬢様に夜のご奉仕をしたいです。結衣お嬢様だけの執事ですから」
「うんっ。じゃあ、ご奉仕し合いましょうね。悠真様」
「はい。結衣お嬢様」
そう言い、今度は俺からキスをした。
それからは主にベッドの中で、結衣と俺はたくさん肌を重ねた。ご奉仕し合った。
メイド服姿の結衣はとても可愛くて。文化祭では多くの人達に接客していたメイド服姿の結衣としているのもあって凄く興奮する。それに今、の結衣は俺だけのメイドさんだしな。あと、結衣が「悠真様」と様付けで名前を言ってくれるときもあるから。
結衣はこれまで以上に積極的で。リードしたり、体を激しく動かしたりして。それがとても可愛くて。そして、気持ち良くて。
メイド服姿の結衣もとてもいいけど、結衣の綺麗な体を見たい気持ちや、肌と肌で直接触れ合いたい気持ちもあって。結衣も同じ気持ちだと分かり、途中からはお互いに服を脱がして肌を重ねていった。
好きな気持ちや気持ちいいことをたくさん言葉にし合ったり、唇を中心にたくさんキスしたりして、気持ちのいい時間を過ごしていった。
「今夜も気持ち良かったですね、悠真様」
たくさん肌を重ねた後、ベッドで向かい合う形で横になって結衣はそう言った。今は服を全て脱いで裸の状態だけど、肌を重ねる前にご奉仕し合おうと言ったからメイドさん口調で言ってみたのかもしれない。可愛いな。
「ええ。気持ち良かったですね、結衣お嬢様」
結衣に合わせて、俺は執事らしい口調で答えた。それが良かったのか、結衣は可愛い笑顔で「ふふっ」と笑う。あと、お腹まで布団を掛けているので、見えているのはお腹から上だけだけど、ベッドライトに照らされた結衣の体がとても綺麗だ。
「服を着てするのも、裸でするのも良かったね」
「そうだな」
服を着て肌を重ねるのがとても良かったから、メイド服や執事服を見たり、それらを着ている俺達の写真を見たりしたら、文化祭のことだけでなく、今回肌を重ねたときのことを思い出しそうだ。
「今夜の結衣はこれまで以上に積極的で激しかったな」
「うんっ。執事服姿の悠真君がかっこよかったし。それに、文化祭を通じて悠真君のことがもっと好きになったからね。執事として接客したり、ライブで弾き語りしたりした悠真君がかっこよくて。ライブ終わりには私に大好きだって言ってくれて。写真を撮りたがる人から助けてくれて。悠真君との文化祭デートが楽しくて。後夜祭や打ち上げも楽しかった。他にも悠真君にキュンとなることがいっぱいあって。だから、悠真君を求めたくなって、これまで以上に激しく体が動いてた。気持ち良かったしね」
「なるほどな。結衣らしいし、嬉しいよ」
「ふふっ。……悠真君だって、いつも以上に激しかったよ」
「俺も結衣と同じだよ。メイド服姿の結衣が可愛かったし。俺も文化祭を通じて結衣のことがもっと好きになったから。喫茶店や屋台で頑張って接客したり、デートや後夜祭や打ち上げを楽しんだり、弾き語りライブを楽しんでくれたりしたからさ。大好きだって言ったら、私も大好きだって返事してくれたのが嬉しかったし。あとは、結衣と肌を重ねるのが気持ち良かったのもある」
「そっか! 悠真君がそう言ってくれて嬉しいよ!」
結衣はニコッと笑いながらそう言う。
高校生になってから初めての文化祭を通して、結衣のことをもっと好きになれた。結衣も同じで嬉しい。
「ふああっ……」
結衣と一緒にたくさん体を動かしたから、急に眠気がきた。
俺が大きなあくびをしたからか、結衣は「ふふっ」と笑う。
「眠くなった?」
「ああ。たくさん体を動かしたからな」
「ふふっ、なるほどね。私も眠くなってきたよ」
やんわりとした笑顔で言い、結衣は「ふああっ」とあくびをする。あくびも可愛いな。
「じゃあ、そろそろ寝るか」
「うんっ。あと、悠真君の腕を抱きしめて寝てもいい?」
「もちろんさ」
「ありがとう」
これから寝るので、掛け布団を結衣の肩のあたりまでかける。腕を抱きしめやすいように、俺は仰向けの状態になる。
その直後、結衣は俺の左腕をしっかりと抱きしめてくる。結衣の温もりや体の柔らかさが直接感じられてとても気持ちがいい。
「悠真君の腕を抱きしめるの……いいな。温かいし、いい抱き心地だよ。だから、もっと眠くなってきた。今夜もよく眠れそう」
「そっか。嬉しいな。抱きしめられるのが気持ちいいから、俺もよく眠れそうだ」
「そっか! ……おやすみなさい、悠真君」
「おやすみなさい、結衣」
そう言葉を交わして、結衣からおやすみのキスをした。肌を重ねる中で唇にたくさんキスしたけど、キスは何度もしてもいいなって思える。
少しして結衣から唇を離すと、結衣はすぐに目を瞑った。さっそく寝息を立て始めて。寝姿も可愛いな。
ベッドライトを消して部屋を真っ暗にした後、俺も目を瞑る。
体をたくさん動かしたことの疲れがあったり、結衣に腕を抱きしめられていることやベッドの温もりが心地良かったりするのもあって、すぐに眠りに落ちていった。
ドライヤーを使ってお互いの髪を乾かしたり、結衣と一緒に結衣がいつもやっているストレッチしたり。結衣はスキンケアもした。
「これでストレッチは以上だよ」
「ああ。ストレッチ気持ち良かった」
「良かった。夕ご飯にカレーを食べたし、入浴してマッサージもしたし、ストレッチもしたから疲れが取れたよ」
「俺もだ」
これで、いつも通り、結衣と一緒にお泊まりの夜を楽しめるな。
「これからどうしようか?」
「そうだね……今は午後9時40分過ぎか。……確か、月曜日って悠真君も私も好きな日常系のアニメがあったよね」
「ああ。午後10時半からだったな」
「だよね。そのアニメをリアルタイムで観たいな」
「それいいな。分かった」
「ありがとう!」
結衣は嬉しそうな笑顔でそう言う。2人とも好きなアニメをリアルタイムで一緒に観るのは、お泊まりだからこそできることだもんな。これまでのお泊まりでも、何度かリアルタイムでアニメを観た。
「じゃあ、それまでは……昨日の深夜に録画したアニメを観るか。日曜の夜は結衣も俺も好きなラブコメアニメを放送してるし」
「うんっ! そうしよう!」
「決まりだな。じゃあ、帰りにコンビニで買ったお菓子を食べたり、飲み物を飲んだりしながら観るか」
「それがいいねっ」
「ああ。じゃあ、飲み物を持ってくるよ。結衣は何がいい?」
「そうだね……ホットコーヒーがいいかな。ブラックで。夜だから涼しいし、買ったのは甘いお菓子だから美味しく飲めそう」
「ホットコーヒーだな、了解。じゃあ、持ってくるからゆっくりしてて」
「はーい」
その後、俺が淹れたブラックのホットコーヒーを飲んだり、昨日の帰った後に近所のコンビニで買ったお菓子を食べたりしながら、昨晩録画したラブコメアニメと、午後10時半からは日常系アニメをリアルタイムで観た。
どちらのアニメも好きな作品だし、結衣と一緒にキャラクターやストーリーのことについて語りながら観たのでとても盛り上がった。結衣と話しながらアニメを観ることはこれまでにたくさんしてきたけど、本当に好きな時間だなぁって思う。
また、結衣は俺が淹れたホットコーヒーを美味しそうに飲んでいて。そんな結衣を見るととても嬉しい気持ちになった。
「今週も面白かったね!」
「面白かったな。あっという間だった」
日常系アニメをリアルタイムで観終わったとき、俺達はそんな感想を言った。面白かったし、結衣と一緒に観られたから凄く満足感がある。
「面白かったし、悠真君と一緒に観たから凄く満足してる!」
「俺も同じことを思ったよ。嬉しいな」
「悠真君もなんだね。私も嬉しい」
結衣は白い歯を見せながら嬉しそうに笑う。そして、キスしてきた。キスした瞬間に結衣の口元からコーヒーや甘いお菓子の匂いが感じられた。
少しして、結衣の方から唇を離した。至近距離で目が合うと、結衣はニコッと笑って。本当に可愛いな。あと、キスしたのもあって結構キュンとなった。
「ねえ、悠真君。そろそろ……えっちしたいな。悠真君と一緒に夜の時間を過ごして、えっちしたい気持ちが強くなってきてて。それに、これまでお泊まりの夜はえっちしてるし」
頬を中心に赤みを帯びた笑顔でそう言ってくる結衣。えっちのおねだりをしてくるのもあり、可愛いだけじゃなくて艶っぽさも感じられて。ドキッとする。
結衣の言う通り、これまでお泊まりしたときは夜に肌を重ねている。夏に伊豆へ旅行に行ったときも、泊まった部屋が結衣と2人きりの部屋だったのでその日の夜にも。
「ああ、もちろんだ。俺もしたい気分だ。お泊まりでは毎回しているから、今夜もしたいと思ってたんだ」
「そうだったんだね。嬉しい。今夜もしようね!」
「ああ」
「ただ……悠真君に一つお願いしたいことがあって」
「なんだ?」
「……文化祭で着ていた執事服を着てほしいな。私もメイド服を着るから。それを着てえっちしたいです」
「おぉ……」
俺は執事服、結衣はメイド服を着てのえっちか。結衣のメイド服姿はとても似合っていたのもあり、そそられるものがある。それに、夏休みの最後で結衣の家でお泊まりしたとき、ディスカウントショップで買ったメイド服を着た結衣と肌を重ねたからな。あのときはとても良かった。
「執事服とメイド服を買ったから、いつかはそれを着てえっちしたいなって思ってたんだ。夏休み最後のお泊まりでは、私がディスカウントショップで買ったメイド服を着てえっちして、それがとても良かったし」
「俺もそのお泊まりでのことを思い出していたよ。じゃあ、昨日……お泊まりしようって決めたときには、夜に衣装を着てえっちしたいと考えていたんだ」
「うん、そうだよ」
「……本当に結衣らしいな」
「ふふっ。それに、昨日、悠真君は執事服を持って帰ったしね」
「そうだったな」
ギターの入ったケースと一緒に家に持ち帰ったっけ。ケースは背負う形なので、執事服を持って帰るのは大変ではなかった。
「だから、今日のお泊まりで服を着てえっちできるかなって思って」
「なるほどな。……じゃあ、結衣はメイド服を持ってきたんだ」
「うん」
結衣は可愛い笑顔で首肯する。
「執事服は今すぐに着られる?」
「着られるよ。そこのクローゼットに入っているから」
「そっか! ……改めて言うね。悠真君は執事服、私はメイド服を着ながらのえっちしたいです。どうですか?」
真剣な様子で俺のことを見つめながら結衣はそう問いかける。その答えはもちろん、
「ああ、いいぞ。俺もしたい」
OKに決まっている。文化祭で着ていたメイド服姿の結衣は可愛かったし。それに、執事服を着ることなんて朝飯前だ。
「ありがとう、悠真君!」
結衣はとっても嬉しそうな笑顔でお礼を言った。
その後、俺は執事服に、結衣はメイド服へと着替えていく。
これまで、結衣がメイド服に着替えたのは学校の女子更衣室だった。だから、結衣がメイド服を着るところを見るのは初めてで。しかも、肌を重ねるために着るのもあって、かなりドキドキする。体が段々と熱くなるのを感じながら執事服を着ていった。
「よし、着替え終わった」
「私も着替え終わったよ」
目の前には一昨日や昨日の文化祭でたくさん見たメイド服姿の結衣がいる。本当によく似合っていて可愛いな。
こんなにすぐに、メイド服姿の結衣をまた見られるとは思わなかった。嬉しいな。それに、今までは他の人も結衣のメイド服姿を見ていたけど、今は見ているのは俺だけ。その状況が嬉しい気持ちを膨らませてくれる。
「悠真君、今日も似合ってるよ。かっこいい!」
「ありがとう。結衣も似合ってるよ。可愛いよ」
「ありがとう! 写真撮ってもいい?」
「ああ」
結衣のスマホで、メイド服姿の結衣と執事服姿の俺のツーショット写真を何枚も撮影した。
「悠真君、ありがとう。思い出がまた増えた」
「いえいえ」
俺がそう言うと、結衣は俺のことを抱きしめ、その流れでキスしてきた。
メイド服姿の結衣がしてくれるキスだから、いつも以上に心地良くて。シャンプーやボディーソープの匂いが混ざった結衣の甘い匂いがとても良くて。気持ちが高ぶってくる。だから、結衣のことを抱きしめて、結衣の口の中に舌を入れ込む。
「んんっ」
舌を入れた瞬間、結衣はそんな甘い声を漏らして、体をピクッと震わせる。そんな反応も可愛くて、ますます興奮してくる。
それから少しの間、結衣と舌を絡ませるキスをした。結衣の舌の生暖かさや独特な感触が気持ち良くて。結衣の口から感じられるコーヒーやお菓子の味が美味しくて。
舌を絡ませるキスをして、結衣から唇を離した。
結衣は頬を上気させていて。少し呼吸が乱れていて。唇がお互いの唾液で湿っていて。それがとても艶やかで。
「凄くいいキスだったよ。悠真君から舌を絡ませてきたからビックリしちゃった」
「メイド服姿の結衣が可愛いし、キスしたのに興奮してさ」
「ふふっ、そっか。今は悠真君だけのメイドさんだよ。……悠真様に夜のご奉仕をしたいです」
結衣はとても甘い声でそうお願いしてくる。笑顔が可愛いし、「悠真君だけのメイドさん」という言葉もあって、俺の心は鷲掴みされる。
「ああ。俺も結衣お嬢様に夜のご奉仕をしたいです。結衣お嬢様だけの執事ですから」
「うんっ。じゃあ、ご奉仕し合いましょうね。悠真様」
「はい。結衣お嬢様」
そう言い、今度は俺からキスをした。
それからは主にベッドの中で、結衣と俺はたくさん肌を重ねた。ご奉仕し合った。
メイド服姿の結衣はとても可愛くて。文化祭では多くの人達に接客していたメイド服姿の結衣としているのもあって凄く興奮する。それに今、の結衣は俺だけのメイドさんだしな。あと、結衣が「悠真様」と様付けで名前を言ってくれるときもあるから。
結衣はこれまで以上に積極的で。リードしたり、体を激しく動かしたりして。それがとても可愛くて。そして、気持ち良くて。
メイド服姿の結衣もとてもいいけど、結衣の綺麗な体を見たい気持ちや、肌と肌で直接触れ合いたい気持ちもあって。結衣も同じ気持ちだと分かり、途中からはお互いに服を脱がして肌を重ねていった。
好きな気持ちや気持ちいいことをたくさん言葉にし合ったり、唇を中心にたくさんキスしたりして、気持ちのいい時間を過ごしていった。
「今夜も気持ち良かったですね、悠真様」
たくさん肌を重ねた後、ベッドで向かい合う形で横になって結衣はそう言った。今は服を全て脱いで裸の状態だけど、肌を重ねる前にご奉仕し合おうと言ったからメイドさん口調で言ってみたのかもしれない。可愛いな。
「ええ。気持ち良かったですね、結衣お嬢様」
結衣に合わせて、俺は執事らしい口調で答えた。それが良かったのか、結衣は可愛い笑顔で「ふふっ」と笑う。あと、お腹まで布団を掛けているので、見えているのはお腹から上だけだけど、ベッドライトに照らされた結衣の体がとても綺麗だ。
「服を着てするのも、裸でするのも良かったね」
「そうだな」
服を着て肌を重ねるのがとても良かったから、メイド服や執事服を見たり、それらを着ている俺達の写真を見たりしたら、文化祭のことだけでなく、今回肌を重ねたときのことを思い出しそうだ。
「今夜の結衣はこれまで以上に積極的で激しかったな」
「うんっ。執事服姿の悠真君がかっこよかったし。それに、文化祭を通じて悠真君のことがもっと好きになったからね。執事として接客したり、ライブで弾き語りしたりした悠真君がかっこよくて。ライブ終わりには私に大好きだって言ってくれて。写真を撮りたがる人から助けてくれて。悠真君との文化祭デートが楽しくて。後夜祭や打ち上げも楽しかった。他にも悠真君にキュンとなることがいっぱいあって。だから、悠真君を求めたくなって、これまで以上に激しく体が動いてた。気持ち良かったしね」
「なるほどな。結衣らしいし、嬉しいよ」
「ふふっ。……悠真君だって、いつも以上に激しかったよ」
「俺も結衣と同じだよ。メイド服姿の結衣が可愛かったし。俺も文化祭を通じて結衣のことがもっと好きになったから。喫茶店や屋台で頑張って接客したり、デートや後夜祭や打ち上げを楽しんだり、弾き語りライブを楽しんでくれたりしたからさ。大好きだって言ったら、私も大好きだって返事してくれたのが嬉しかったし。あとは、結衣と肌を重ねるのが気持ち良かったのもある」
「そっか! 悠真君がそう言ってくれて嬉しいよ!」
結衣はニコッと笑いながらそう言う。
高校生になってから初めての文化祭を通して、結衣のことをもっと好きになれた。結衣も同じで嬉しい。
「ふああっ……」
結衣と一緒にたくさん体を動かしたから、急に眠気がきた。
俺が大きなあくびをしたからか、結衣は「ふふっ」と笑う。
「眠くなった?」
「ああ。たくさん体を動かしたからな」
「ふふっ、なるほどね。私も眠くなってきたよ」
やんわりとした笑顔で言い、結衣は「ふああっ」とあくびをする。あくびも可愛いな。
「じゃあ、そろそろ寝るか」
「うんっ。あと、悠真君の腕を抱きしめて寝てもいい?」
「もちろんさ」
「ありがとう」
これから寝るので、掛け布団を結衣の肩のあたりまでかける。腕を抱きしめやすいように、俺は仰向けの状態になる。
その直後、結衣は俺の左腕をしっかりと抱きしめてくる。結衣の温もりや体の柔らかさが直接感じられてとても気持ちがいい。
「悠真君の腕を抱きしめるの……いいな。温かいし、いい抱き心地だよ。だから、もっと眠くなってきた。今夜もよく眠れそう」
「そっか。嬉しいな。抱きしめられるのが気持ちいいから、俺もよく眠れそうだ」
「そっか! ……おやすみなさい、悠真君」
「おやすみなさい、結衣」
そう言葉を交わして、結衣からおやすみのキスをした。肌を重ねる中で唇にたくさんキスしたけど、キスは何度もしてもいいなって思える。
少しして結衣から唇を離すと、結衣はすぐに目を瞑った。さっそく寝息を立て始めて。寝姿も可愛いな。
ベッドライトを消して部屋を真っ暗にした後、俺も目を瞑る。
体をたくさん動かしたことの疲れがあったり、結衣に腕を抱きしめられていることやベッドの温もりが心地良かったりするのもあって、すぐに眠りに落ちていった。
0
あなたにおすすめの小説
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
10年ぶりに再会した幼馴染と、10年間一緒にいる幼馴染との青春ラブコメ
桜庭かなめ
恋愛
高校生の麻丘涼我には同い年の幼馴染の女の子が2人いる。1人は小学1年の5月末から涼我の隣の家に住み始め、約10年間ずっと一緒にいる穏やかで可愛らしい香川愛実。もう1人は幼稚園の年長組の1年間一緒にいて、卒園直後に引っ越してしまった明るく活発な桐山あおい。涼我は愛実ともあおいとも楽しい思い出をたくさん作ってきた。
あおいとの別れから10年。高校1年の春休みに、あおいが涼我の家の隣に引っ越してくる。涼我はあおいと10年ぶりの再会を果たす。あおいは昔の中性的な雰囲気から、清楚な美少女へと変わっていた。
3人で一緒に遊んだり、学校生活を送ったり、愛実とあおいが涼我のバイト先に来たり。春休みや新年度の日々を通じて、一度離れてしまったあおいとはもちろんのこと、ずっと一緒にいる愛実との距離も縮まっていく。
出会った早さか。それとも、一緒にいる長さか。両隣の家に住む幼馴染2人との温かくて甘いダブルヒロイン学園青春ラブコメディ!
※特別編6が完結しました!(2026.1.21)
※小説家になろう(N9714HQ)とカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。
疎遠だった叔父の遺産が500億円分のビットコインだった件。使い道がないので、隣の部屋の塩対応な美少女に赤スパ投げまくってる件
月下花音
恋愛
貧乏大学生の成瀬翔は、疎遠だった叔父から500億円相当のビットコインが入ったUSBメモリを相続する。使い道に困った彼が目をつけたのは、ボロアパートの薄い壁の向こうから聞こえる「声」だった。隣人は、大学で「氷の令嬢」と呼ばれる塩対応な美少女・如月玲奈。しかしその正体は、同接15人の極貧底辺VTuber「ルナ・ナイトメア」だったのだ!
『今月ももやし生活だよぉ……ひもじい……』
壁越しに聞こえる悲痛な叫び。翔は決意する。この500億で、彼女を最強の配信者に育て上げようと。謎の大富豪アカウント『Apollo(アポロ)』として、5万円の赤スパを投げ、高級機材を即配し、彼女の生活を神の視点で「最適化」していく。しかし彼はまだ知らなかった。「金で買えるのは生活水準だけで、孤独は埋められない」ということに。500億を持った「見えない神様」が、神の座を捨てて、地上の女の子の手を握るまでの救済ラブコメディ。
陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!
みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!
杉藤千夏はツンデレ少女である。
そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。
千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。
徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い!
※他サイトにも投稿しています。
※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
学校一の美人から恋人にならないと迷惑系Vtuberになると脅された。俺を切り捨てた幼馴染を確実に見返せるけど……迷惑系Vtuberて何それ?
宇多田真紀
青春
学校一の美人、姫川菜乃。
栗色でゆるふわな髪に整った目鼻立ち、声質は少し強いのに優し気な雰囲気の女子だ。
その彼女に脅された。
「恋人にならないと、迷惑系Vtuberになるわよ?」
今日は、大好きな幼馴染みから彼氏ができたと知らされて、心底落ち込んでいた。
でもこれで、確実に幼馴染みを見返すことができる!
しかしだ。迷惑系Vtuberってなんだ??
訳が分からない……。それ、俺困るの?
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる