24 / 118
本編
第23話『はじまり』
しおりを挟む
4月23日、月曜日。
今週も青空の下で学校生活が始まる。ただ、先週までとは違って、生徒会の仕事も本格化していくけれど。
いつものように公園で猫と戯れ、いつものように学校で周りの生徒からジロジロと見られる。そういうこともすっかりと慣れてしまった。
ただ、生徒会室に行くことはまだ慣れていないので、生徒会のメンバーになっても扉を開ける瞬間は緊張する。
「おはようございます」
「おはよう、玲人君」
「おはよう、逢坂君」
生徒会室に入ると、既に沙奈会長と副会長さんが登校していた。会長が元気そうなので一安心。
「玲人君、土日は楽しかったね」
「……悪くない休日になりました」
いつもと違う過ごし方をしたので、かなり長く感じた休日だった。あの盛りだくさんの出来事が2日間のうちにあったとは信じられない。
「土日は楽しかったって……沙奈ちゃんと逢坂君、一緒にどこかへ遊びに行ったりしたの?」
「実はですね……」
沙奈会長は俺と過ごした土日のことをとても楽しそうに話した。内容はたくさんあるのに分かりやすく纏めて伝えているのはさすが会長というべきか。あと、休みの間ってあまり副会長さんと連絡のやりとりはしないのかな。
「なるほどね。沙奈ちゃんにとって楽しい休日を逢坂君と一緒に過ごしたんだね」
「はい! まるで同棲をしているようでした!」
「ただ、今の内容を楽しげに話されると、沙奈ちゃんと逢坂君が付き合っているようにしか思えないけれど、これまでの2人のことを知っているし、何よりも逢坂君の表情を見ていると実際は違うんだなって分かるよ」
「副会長さんが理解のある方で助かります」
事の発端は突然、沙奈会長が俺の家に来たことだからな。思い返せば、琴葉のお見舞いに行くことを除けば、沙奈会長中心に事が進んでいたような気がする。昨日の朝は体調が悪くなっていたので仕方ないときもあったけれど。
「でも、逢坂君もよく突然来た沙奈ちゃんのことを迎え入れたよね。もしかして、本当は沙奈ちゃんに気があったりするの?」
「あるんだったら嬉しいな」
沙奈会長にそっと手を掴まれる。はにかんでチラチラと俺のことを見てくる。こういうのをあざといというと言うのだろうか。
「うちには4歳年上の姉がいますし、昔は幼なじみや姉さんの同級生と一緒に遊ぶことも多かったので、女性と一緒にいるのは慣れているんです」
「なるほどね。そういえば、私も小学生のときに友達の家に遊びに行ったとき、3歳年下の弟さんと一緒にゲームをしたりしたっけ」
「俺もそんな感じでした」
どの家でも、姉の友人が遊びに来たら弟は付き合わされるものなのかな。俺の家だけかと思った。
「お姉様の服を着せられて写真も撮られたんだよね。可愛かったなぁ」
「ううっ……」
姉さんのアルバムを見るまですっかりと忘れていたのに。最も知られてはまずい人に知られてしまったと思う。
「へえ、逢坂君って昔は黒髪だったんだ。逢坂君って知らなければ女の子にしか見えないかも」
「ちょっと待ってください。アルバムの写真を撮影していたんですか!」
「うん。スマートフォンでたくさん撮ったよ」
沙奈会長は姉さんの服を着ている俺の写真を表示した画面を見せてくる。俺が1人で入浴している間にでも写真に撮ったのかな。
「消せとは言いません。ただ、あまりその写真を他の人に見せないでくださいね。特に女装の写真を見せびらかしたら、俺は沙奈会長のことを大嫌いになる自信があります」
「見せびらかさないから嫌いにならないで!」
「……約束ですよ」
段々と沙奈会長の扱い方が分かってきたような気がする。
「今の2人のやり取りを見て、何となく、土日に2人がどんな感じだったのか想像できたよ」
「俺にとっても悪くない2日間でしたよ」
姉が1人増えたようなものだし、沙奈会長にも可愛いところがあるって分かったから。
「じゃあ、2人の週末の話を聞いたところで、そろそろ朝のミーティングを始めようか」
「そうですね。今日のことを話す前に、明日の朝……風紀委員会と一緒に校門で身だしなみチェックをやるから、明日は今日よりも30分くらい早く学校に来てね」
「分かりました」
スマートフォンのカレンダーの4月24日に『身だしなみチェック 30分早く学校に行く』と予定を書き込んだ。
今日の生徒会の仕事は特に急ぎの案件はないとのこと。なので、沙奈会長と副会長さんが俺に庶務係としての仕事を手取り足取り教えてくれるそうだ。
「俺の勝手なイメージですけど、生徒会って仕事がキツキツだと思っていました」
「式典や体育祭、文化祭などのイベントが近くなると仕事も忙しくなるけれど、それ以外はキツいってことはないかな。沙奈ちゃんがテキパキとこなしてくれているっていうのもあるけれどね」
「私だって最初は全然分からなかったですよ。先代の生徒会長や樹里先輩が分かりやすく仕事を教えてくれたおかげです」
周りの生徒も沙奈会長は才色兼備な女子だと言っているけれど、生徒会長になったばかりの頃は今の俺みたいに生徒会の仕事は全然分からなかったんだな。
「そう言ってくれると嬉しいよ。じゃあ、今度は沙奈ちゃんが生徒会の仕事を教える番だね」
「そうですね。上手く教えられるかどうか不安ですけど」
「私も一緒に教えていくつもりだからそこは安心して」
沙奈会長や副会長のことはいい人だと思っているけれど、ここまで2人が意気投合していると最初からキツそうな気がする。庶務係という役職だけれど、何かあったときにサポートできるように、色々な仕事を覚えていかないと。
「さっきも言ったとおり、私と樹里先輩で手取り足取り教えてあげるから。もちろん、分からないことがあったら遠慮なく訊いてね」
「はい」
生徒会絡みだと真面目になって本当に頼りがいがありそうなのに。
「ちょっと私、お手洗い行ってくる」
副会長さんは生徒会室を後にする。先週の月曜日にこの生徒会室で拘束されたので、会長と2人きりになるのは未だに恐い。
「大丈夫だって、玲人君。ロープで縛ったりするようなことはしないから安心して」
「……そうですか。ただ、心が読まれていることが恐いですよ」
寒気を感じたほどだ。顔に出ていたのかな。
「玲人君のことが大好きだからね。ただ、今は2人きりか……」
そう言うと、沙奈会長はちょっと恥ずかしそうな表情を見せる。2人きりだから会長も俺のことを意識しているのかも。
「ねえ、玲人君。あのさ……」
「何ですか?」
すると、沙奈会長はチラチラと俺のことを見て、
「……一緒に生徒会の仕事、頑張ろうね」
「は、はい。よろしくお願いします」
「うん、よろしく」
いつもなら爽やかな笑みを浮かべながら言ってくることだと思うけれど。まさか、体調があまり良くないのかな。
「会長。昨日も体調が悪いときがあったので、無理しないでくださいね。少しでも早く先輩方をサポートできるように、俺も生徒会の仕事を覚えていきますから」
「……頼もしいね、ありがとう」
そう言うと、沙奈会長は俺の頭を優しく撫でてきたのであった。
今日も昼休みや放課後は生徒会室で沙奈会長や副会長さんと一緒に過ごし、生徒会の仕事を少しずつ教えてもらう。
ただ、1つだけ気になることがある。
昨日までと違って、沙奈会長が俺と距離を取っているような気がするのだ。副会長さんと一緒に生徒会の仕事を俺に教えているからなのかな。それとも、週末は沙奈会長と一緒に過ごしていたからだろうか。時々、そんなことを考えながら、生徒会の仕事を覚えることに努めるのであった。
今週も青空の下で学校生活が始まる。ただ、先週までとは違って、生徒会の仕事も本格化していくけれど。
いつものように公園で猫と戯れ、いつものように学校で周りの生徒からジロジロと見られる。そういうこともすっかりと慣れてしまった。
ただ、生徒会室に行くことはまだ慣れていないので、生徒会のメンバーになっても扉を開ける瞬間は緊張する。
「おはようございます」
「おはよう、玲人君」
「おはよう、逢坂君」
生徒会室に入ると、既に沙奈会長と副会長さんが登校していた。会長が元気そうなので一安心。
「玲人君、土日は楽しかったね」
「……悪くない休日になりました」
いつもと違う過ごし方をしたので、かなり長く感じた休日だった。あの盛りだくさんの出来事が2日間のうちにあったとは信じられない。
「土日は楽しかったって……沙奈ちゃんと逢坂君、一緒にどこかへ遊びに行ったりしたの?」
「実はですね……」
沙奈会長は俺と過ごした土日のことをとても楽しそうに話した。内容はたくさんあるのに分かりやすく纏めて伝えているのはさすが会長というべきか。あと、休みの間ってあまり副会長さんと連絡のやりとりはしないのかな。
「なるほどね。沙奈ちゃんにとって楽しい休日を逢坂君と一緒に過ごしたんだね」
「はい! まるで同棲をしているようでした!」
「ただ、今の内容を楽しげに話されると、沙奈ちゃんと逢坂君が付き合っているようにしか思えないけれど、これまでの2人のことを知っているし、何よりも逢坂君の表情を見ていると実際は違うんだなって分かるよ」
「副会長さんが理解のある方で助かります」
事の発端は突然、沙奈会長が俺の家に来たことだからな。思い返せば、琴葉のお見舞いに行くことを除けば、沙奈会長中心に事が進んでいたような気がする。昨日の朝は体調が悪くなっていたので仕方ないときもあったけれど。
「でも、逢坂君もよく突然来た沙奈ちゃんのことを迎え入れたよね。もしかして、本当は沙奈ちゃんに気があったりするの?」
「あるんだったら嬉しいな」
沙奈会長にそっと手を掴まれる。はにかんでチラチラと俺のことを見てくる。こういうのをあざといというと言うのだろうか。
「うちには4歳年上の姉がいますし、昔は幼なじみや姉さんの同級生と一緒に遊ぶことも多かったので、女性と一緒にいるのは慣れているんです」
「なるほどね。そういえば、私も小学生のときに友達の家に遊びに行ったとき、3歳年下の弟さんと一緒にゲームをしたりしたっけ」
「俺もそんな感じでした」
どの家でも、姉の友人が遊びに来たら弟は付き合わされるものなのかな。俺の家だけかと思った。
「お姉様の服を着せられて写真も撮られたんだよね。可愛かったなぁ」
「ううっ……」
姉さんのアルバムを見るまですっかりと忘れていたのに。最も知られてはまずい人に知られてしまったと思う。
「へえ、逢坂君って昔は黒髪だったんだ。逢坂君って知らなければ女の子にしか見えないかも」
「ちょっと待ってください。アルバムの写真を撮影していたんですか!」
「うん。スマートフォンでたくさん撮ったよ」
沙奈会長は姉さんの服を着ている俺の写真を表示した画面を見せてくる。俺が1人で入浴している間にでも写真に撮ったのかな。
「消せとは言いません。ただ、あまりその写真を他の人に見せないでくださいね。特に女装の写真を見せびらかしたら、俺は沙奈会長のことを大嫌いになる自信があります」
「見せびらかさないから嫌いにならないで!」
「……約束ですよ」
段々と沙奈会長の扱い方が分かってきたような気がする。
「今の2人のやり取りを見て、何となく、土日に2人がどんな感じだったのか想像できたよ」
「俺にとっても悪くない2日間でしたよ」
姉が1人増えたようなものだし、沙奈会長にも可愛いところがあるって分かったから。
「じゃあ、2人の週末の話を聞いたところで、そろそろ朝のミーティングを始めようか」
「そうですね。今日のことを話す前に、明日の朝……風紀委員会と一緒に校門で身だしなみチェックをやるから、明日は今日よりも30分くらい早く学校に来てね」
「分かりました」
スマートフォンのカレンダーの4月24日に『身だしなみチェック 30分早く学校に行く』と予定を書き込んだ。
今日の生徒会の仕事は特に急ぎの案件はないとのこと。なので、沙奈会長と副会長さんが俺に庶務係としての仕事を手取り足取り教えてくれるそうだ。
「俺の勝手なイメージですけど、生徒会って仕事がキツキツだと思っていました」
「式典や体育祭、文化祭などのイベントが近くなると仕事も忙しくなるけれど、それ以外はキツいってことはないかな。沙奈ちゃんがテキパキとこなしてくれているっていうのもあるけれどね」
「私だって最初は全然分からなかったですよ。先代の生徒会長や樹里先輩が分かりやすく仕事を教えてくれたおかげです」
周りの生徒も沙奈会長は才色兼備な女子だと言っているけれど、生徒会長になったばかりの頃は今の俺みたいに生徒会の仕事は全然分からなかったんだな。
「そう言ってくれると嬉しいよ。じゃあ、今度は沙奈ちゃんが生徒会の仕事を教える番だね」
「そうですね。上手く教えられるかどうか不安ですけど」
「私も一緒に教えていくつもりだからそこは安心して」
沙奈会長や副会長のことはいい人だと思っているけれど、ここまで2人が意気投合していると最初からキツそうな気がする。庶務係という役職だけれど、何かあったときにサポートできるように、色々な仕事を覚えていかないと。
「さっきも言ったとおり、私と樹里先輩で手取り足取り教えてあげるから。もちろん、分からないことがあったら遠慮なく訊いてね」
「はい」
生徒会絡みだと真面目になって本当に頼りがいがありそうなのに。
「ちょっと私、お手洗い行ってくる」
副会長さんは生徒会室を後にする。先週の月曜日にこの生徒会室で拘束されたので、会長と2人きりになるのは未だに恐い。
「大丈夫だって、玲人君。ロープで縛ったりするようなことはしないから安心して」
「……そうですか。ただ、心が読まれていることが恐いですよ」
寒気を感じたほどだ。顔に出ていたのかな。
「玲人君のことが大好きだからね。ただ、今は2人きりか……」
そう言うと、沙奈会長はちょっと恥ずかしそうな表情を見せる。2人きりだから会長も俺のことを意識しているのかも。
「ねえ、玲人君。あのさ……」
「何ですか?」
すると、沙奈会長はチラチラと俺のことを見て、
「……一緒に生徒会の仕事、頑張ろうね」
「は、はい。よろしくお願いします」
「うん、よろしく」
いつもなら爽やかな笑みを浮かべながら言ってくることだと思うけれど。まさか、体調があまり良くないのかな。
「会長。昨日も体調が悪いときがあったので、無理しないでくださいね。少しでも早く先輩方をサポートできるように、俺も生徒会の仕事を覚えていきますから」
「……頼もしいね、ありがとう」
そう言うと、沙奈会長は俺の頭を優しく撫でてきたのであった。
今日も昼休みや放課後は生徒会室で沙奈会長や副会長さんと一緒に過ごし、生徒会の仕事を少しずつ教えてもらう。
ただ、1つだけ気になることがある。
昨日までと違って、沙奈会長が俺と距離を取っているような気がするのだ。副会長さんと一緒に生徒会の仕事を俺に教えているからなのかな。それとも、週末は沙奈会長と一緒に過ごしていたからだろうか。時々、そんなことを考えながら、生徒会の仕事を覚えることに努めるのであった。
1
あなたにおすすめの小説
陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!
みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!
杉藤千夏はツンデレ少女である。
そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。
千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。
徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い!
※他サイトにも投稿しています。
※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
サクラブストーリー
桜庭かなめ
恋愛
高校1年生の速水大輝には、桜井文香という同い年の幼馴染の女の子がいる。美人でクールなので、高校では人気のある生徒だ。幼稚園のときからよく遊んだり、お互いの家に泊まったりする仲。大輝は小学生のときからずっと文香に好意を抱いている。
しかし、中学2年生のときに友人からかわれた際に放った言葉で文香を傷つけ、彼女とは疎遠になってしまう。高校生になった今、挨拶したり、軽く話したりするようになったが、かつてのような関係には戻れていなかった。
桜も咲く1年生の修了式の日、大輝は文香が親の転勤を理由に、翌日に自分の家に引っ越してくることを知る。そのことに驚く大輝だが、同居をきっかけに文香と仲直りし、恋人として付き合えるように頑張ろうと決意する。大好物を作ってくれたり、バイトから帰るとおかえりと言ってくれたりと、同居生活を送る中で文香との距離を少しずつ縮めていく。甘くて温かな春の同居&学園青春ラブストーリー。
※特別編8-お泊まり女子会編-が完結しました!(2025.6.17)
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。
手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件
暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
【完結】好きって言ってないのに、なぜか学園中にバレてる件。
東野あさひ
恋愛
「好きって言ってないのに、なんでバレてるんだよ!?」
──平凡な男子高校生・真嶋蒼汰の一言から、すべての誤解が始まった。
購買で「好きなパンは?」と聞かれ、「好きです!」と答えただけ。
それなのにStarChat(学園SNS)では“告白事件”として炎上、
いつの間にか“七瀬ひよりと両想い”扱いに!?
否定しても、弁解しても、誤解はどんどん拡散。
気づけば――“誤解”が、少しずつ“恋”に変わっていく。
ツンデレ男子×天然ヒロインが織りなす、SNS時代の爆笑すれ違いラブコメ!
最後は笑って、ちょっと泣ける。
#誤解が本当の恋になる瞬間、あなたもきっとトレンド入り。
フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件
遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。
一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた!
宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!?
※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる