桜庭かなめ

文字の大きさ
77 / 118
特別編

第13話『ホテルへGO』

しおりを挟む
 午後4時過ぎ。
 いちご狩りをした僕らは車へと戻る。これから、僕達が宿泊する富士河乃湖ホテルに向かうので、先ほどとは違って沙奈会長が助手席に座り、琴葉が僕の隣に座る。

「いやぁ、たくさん食べたね、レイ君」
「そうだな」
「これ以上いちごに食べる日は今後ないっていうくらいに食べたよ」
「……さすがは琴葉。いちご狩りに行きたいって言っただけあるね。琴葉は昔からいちごが大好きだもんな」

 僕も、しばらくは食べなくてもいいと思うくらいにたくさん食べた。そのためか、口の中が甘くなってしまっているので、駐車場にある自動販売機で買った地域限定の微糖コーヒーを飲む。

「うん、美味しい」

 いちごや練乳の甘味に慣れてしまったので、微糖コーヒーの甘味が全然感じられないけど。これ、本当に微糖だよな? ブラックじゃないよね?

「レイ君、本当にコーヒーが好きだよね。そんなに飲んで今日は眠れるの?」
「うん。飲み慣れているからね。多少、寝る時間が遅くなるくらいで」
「……レイ君も大人になったねぇ。髪も金色にしちゃってねぇ」

 そう言って琴葉は僕の頭を撫でてくる。おばあちゃんかよ。
 コーヒーはまだしも、金髪はあまり関係ない気がする。金色に染めた元々の理由は、周りとあまり深く関わらないようにするためだったし。

「……そういう琴葉だって、大人になったよ」
「……レイ君にそう言われると、本当にそうなった気がするよ」

 ずっと前から琴葉から元気をもらっていたし、時には支えてもらったこともあったから……そういう意味ではずっと前から彼女は「大人」なのかも。

「みんな、ここからホテルまで20分くらいで着きますよ」

 もう河乃湖の近くにいるからそのくらいで着くか。どんなホテルか楽しみだ。

「じゃあ、ホテルに向かって出発!」

 姉さんの運転によって、僕達は富士河乃湖ホテルへと向かい始める。

「麻実ちゃんがここまで運転が上手だとはねぇ。事故はさすがに起こさないとしても、下手な運転で車酔いするかもしれないと思ったよ」
「……実は僕も同じようなことを朝まで思ってた」
「やっぱりそう思うよね。ただ、昨日レイ君の家に泊まりに行ってから、麻実ちゃんって結構大人だなって思うんだ。2年近く眠り続けて、ひさしぶりに会ったっていうのもあると思うけど」
「確かに。まあ、このメンバーの中では最年長だし、ずっと運転してくれているから、いつも以上に頼れるなぁって強く思うよ」

 僕も姉さんとは1年以上会えなかったし。
 その間、姉さんは大学受験があり、見事に進学し1人暮らしを経験して。きっと、僕のことで辛い気持ちにさせてしまったときもあっただろう。それでも、僕と再会したとき、姉さんはそれまでと変わらずに笑顔を見せてくれたな。俺はそれが嬉しかった。

「レイ君がそう言うなんて何だか意外。昔はあたしと一緒に麻実ちゃんもレイ君に甘えるときが何度もあったからさ」
「そう? 甘えてくるところや子供っぽいところもあるけど、僕にとっては生まれたときから姉さんはずっと僕の姉さんだからね」
「実の弟だからこそ思うことがあるんだね」
「そうだな」

 運転する姉さんの姿がチラッと見えるけど、姉さんがとても大きく見えるよ。そう思うと、姉さんがしっかり運転していることに感動してくるな。

「どうしたの、レイ君。目に涙を浮かべちゃって」
「……いちごと練乳の甘さに慣れていたからか、このコーヒーが思いの外苦く思えたんだよ」
「……そっか。そういうことにしておこうか」

 琴葉は優しい笑みを浮かべながらそう言った。きっと、今のは嘘だって分かっているんだろうな。
 それからは、琴葉と談笑しながら、車窓から見える景色を静かに楽しむ。まさか、琴葉と一緒に穏やかな旅の時間を過ごせるときが来るなんて。先月、高校に入学したときの自分でさえも想像できなかっただろう。
 楽しい時間を過ごしたからか、今日泊まる富士河乃湖ホテルへと到着した。沙奈会長の持っているチケットや公式サイトでホテルの外観は知っていたけど、こうして実際に見てみると立派なところなのだと実感する。

「凄いところに泊まるんだね、レイ君」
「とても立派そうだ。河乃湖とその周辺の中では指折りの人気を誇るホテルみたいだよ」
「へえ……そんなところにタダで泊まれるなんて有り難い限りでございます」

 そう言って、琴葉は沙奈会長に向かって両手を合わせている。大げさな気もするけど、琴葉がそうしてしまうのも理解できる。

「ようこそお越しくださいました。さあ、お荷物はこちらに」

 ホテルの男性スタッフさんがカートを運んできてくれた。これは有り難い。僕とスタッフさんで荷物をカートに置く。

「では、中へどうぞ。フロントにてチェックインの手続きをお願いいたします」

 ホテルの中に入ると、意外と落ち着いた雰囲気のエントランスだ。
 チケットを持つ沙奈会長と、最年長で保護者代わりの姉さんはチェックインの手続きをするためにフロントに行く。僕達は近くのソファーに座って彼女達のことを待つ。

「この河乃湖町で栽培された茶葉で作られた冷たい緑茶でございます。もしよろしければご賞味ください。そちらに紙コップと給茶機がありますので、ご滞在の間はご自由にどうぞ」

 作務衣を着た若い女性の仲居さんが、僕らに緑茶を出してくれた。生徒会室で沙奈会長や副会長さんに飲み物を出しているので、何だか不思議な感じだ。

「ありがとうございます。いただきます」
「……は、はい! では失礼いたします」

 ただお礼を言っただけなんだけど、仲居さんは頬を赤くして嬉しそうな様子で僕達の元から立ち去っていった。

「レイ君、落としたね」
「さすがです、玲人さん!」
「まあ、今みたいに優しい笑みを見せられてお礼を言われたらキュンとなっちゃうか」
「……僕は素直にお礼を言っただけなんですけどね」

 僕のことをどう思っているかは知らないけれど……さっきの様子を見る限り、悪い気持ちを抱いたわけではないだろう。
 河乃湖のお茶を一口飲んでみる。うん、美味しい。

「みんな、お待たせ。チェックインの手続き終わったよ」
「2部屋とも同じ8階なんですけど、玲人君と私が泊まる部屋は801号室で、お姉様、樹里先輩、琴葉ちゃん、真奈が泊まる部屋は808号室と少し離れる形になりますね」
「でも、同じフロアだからさほど気にならないかな、沙奈ちゃん」

 副会長さんと同じ意見かな。ツインルームと和室で種類も違うし、直前に予約したので離ればなれになるかと思ったくらいだから、同じフロアで良かったんじゃないだろうか。

「あと、貸切の温泉で空きが出たみたいだから、5時半に予約を取っておいたよ」
「へえ、いいじゃない」
「運が良かったね、お姉ちゃん!」
「楽しみだね、真奈ちゃん」

 貸切の温泉まであるとは。色々なことを堪能できるんだな。

「では、お部屋までご案内いたします」

 女将さんなのか、年配の女性の方が僕達の宿泊する客室まで案内してもらう。
 さすがに8階の高さからだと広い景色を観ることができる。エレベーターホールの窓から見えた景色は富士山や河乃湖とは反対側だけど、自然がいっぱいで本当に旅に来たんだなと実感させられる。
 エレベーターホールから近いということで、まずは琴葉達が泊まる808号室の方へと向かう。

「うわあっ、素敵なお部屋……」

 客室に入ってすぐに琴葉が嬉しそうな表情をしてそう呟いた。確かに、広くて落ち着くできそうな和室の部屋だ。
 そういえば、小学校の修学旅行で泊まった旅館の部屋がこういった和室だった。もちろん、子供だったからこのくらいの広さの部屋に6人で泊まったな。

「思い出すね、レイ君。小学校の修学旅行のこと」
「ああ、こういう部屋で寝たよな。自分でふとんを敷いて」
「私も中学までの修学旅行ではそうだったなぁ。月野学園の修学旅行ではベッドだったけれど。沙奈ちゃんはどうだった?」
「私も小学校と中学校のときはこういうところでしたよ。お姉様はどうでした?」
「……どうだったかなぁ。部屋よりも観光地に行ったことの方が記憶に残っていて。ただ、樹里ちゃんと同じだった感じがする」

 姉さんはそう言うと静かに笑った。

「みなさんのお話を聞くと、あたしも今年の修学旅行が楽しみです! 玲人さんとお姉ちゃんの泊まるお部屋も見てみたいです」
「そ、そうね。じゃあ、4人の荷物を下ろして801号室に案内してもらいましょう」

 そういえば、女将さんに部屋を案内してもらっている最中だったっけ。
 琴葉、姉さん、副会長さん、真奈ちゃんの荷物を置いた後、沙奈会長と僕が泊まる801号室へと向かう。

「こっちも素敵なお部屋だね、レイ君」
「そうだな」

 さっき、和室の部屋を見たからか同じホテルとは思えない雰囲気。ここで沙奈会長と2人きりで過ごすのか。

「こちらの客室には天然温泉の露天風呂もございますので、もしよければお楽しみください」

 まさかの天然温泉の露天風呂付きの部屋だとは。この部屋、フロアの一番端にあるし、特別な部屋なのかもしれない。そんなことを考えながら、沙奈会長と自分の荷物をカートから降ろした。

「ごゆっくりお過ごしください。何かありましたら、いつでも内線にてフロントにご連絡くださいませ。それでは失礼いたします」

 女将さんは801号室を後にした。

「沙奈ちゃん。さっき、貸切温泉を何時で予約したんだっけ? あたし、忘れちゃった」
「ええと、5時半から1時間ですね。運良くその時間が空いていました。夕ご飯はバイキング形式で、6時から9時までの間に会場のレストランに行けば大丈夫になっています」
「ありがとう。じゃあ、予約した時間まであと数十分くらいあるんだね。それまでは自由時間ってことにしようか」

 これまで色々なところに行って移動も多かったからな。せっかくホテルにも着いたんだし、ゆっくりとした時間を送りたい。
 みんな、そんな僕と同じような気持ちなのか、姉さんの意見に賛成し、各々の時間を過ごすことに。

「そうだ、父さんに電話を入れるか……」

 ホテルに到着したら連絡するって言ってあるからな。バルコニーに出ると河乃湖と富士山が綺麗にとても見える。
 父さんのスマートフォンに連絡をすると、姉さんの運転に不安を抱いていたのか「無事で良かった」が第一声だった。そして、再度、温泉饅頭をたくさん買ってくるように言われるのであった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!

みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!  杉藤千夏はツンデレ少女である。  そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。  千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。  徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い! ※他サイトにも投稿しています。 ※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。

罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語

ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。 だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。 それで終わるはずだった――なのに。 ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。 さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。 そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。 由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。 一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。 そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。 罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。 ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。 そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。 これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。

サクラブストーリー

桜庭かなめ
恋愛
 高校1年生の速水大輝には、桜井文香という同い年の幼馴染の女の子がいる。美人でクールなので、高校では人気のある生徒だ。幼稚園のときからよく遊んだり、お互いの家に泊まったりする仲。大輝は小学生のときからずっと文香に好意を抱いている。  しかし、中学2年生のときに友人からかわれた際に放った言葉で文香を傷つけ、彼女とは疎遠になってしまう。高校生になった今、挨拶したり、軽く話したりするようになったが、かつてのような関係には戻れていなかった。  桜も咲く1年生の修了式の日、大輝は文香が親の転勤を理由に、翌日に自分の家に引っ越してくることを知る。そのことに驚く大輝だが、同居をきっかけに文香と仲直りし、恋人として付き合えるように頑張ろうと決意する。大好物を作ってくれたり、バイトから帰るとおかえりと言ってくれたりと、同居生活を送る中で文香との距離を少しずつ縮めていく。甘くて温かな春の同居&学園青春ラブストーリー。  ※特別編8-お泊まり女子会編-が完結しました!(2025.6.17)  ※お気に入り登録や感想をお待ちしております。

手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない

みずがめ
恋愛
 宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。  葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。  なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。  その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。  そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。  幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。  ……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。

陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件

暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!

イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について

のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。 だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。 「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」 ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。 だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。 その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!? 仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、 「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」 「中の人、彼氏か?」 視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!? しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して―― 同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!? 「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」 代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!

【完結】好きって言ってないのに、なぜか学園中にバレてる件。

東野あさひ
恋愛
「好きって言ってないのに、なんでバレてるんだよ!?」 ──平凡な男子高校生・真嶋蒼汰の一言から、すべての誤解が始まった。 購買で「好きなパンは?」と聞かれ、「好きです!」と答えただけ。 それなのにStarChat(学園SNS)では“告白事件”として炎上、 いつの間にか“七瀬ひよりと両想い”扱いに!? 否定しても、弁解しても、誤解はどんどん拡散。 気づけば――“誤解”が、少しずつ“恋”に変わっていく。 ツンデレ男子×天然ヒロインが織りなす、SNS時代の爆笑すれ違いラブコメ! 最後は笑って、ちょっと泣ける。 #誤解が本当の恋になる瞬間、あなたもきっとトレンド入り。

フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件

遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。 一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた! 宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!? ※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。

処理中です...