116 / 237
10章 ※
12
しおりを挟む
「え、やっ、どこにっ」
「ここでこうして――」
鋭く張り出した一洋の先端が、ゆっくりと滑るように双丘の間を行き来する。尻肉を掴んで両側から寄せ、陰茎を挟むようにして擦り上げ、柔肉の感触を堪能している。
自分の体が、男の欲望を果たす道具のように扱われる屈辱に肌が粟立ったが、その行為がもたらしたものは屈辱だけではなかった。
「ああ、いい……」
「ひっ、兄さん、そんなところ!」
尻肉の感触を堪能した一洋は、その下――後孔から双玉に至る隘路をも自身で擦り出したのだ。
下肢の合わせが、先走りでぬめぬめと濡れていく。そのいやらしさと感触に目眩を感じるが、うつ伏せで尻を掴まれている志貴は逃げられない。それに今夜は、一洋の気が済むまで寄り添うつもりなのだ。
その決意を思い出し、耐えるように目を閉じた志貴は、次の瞬間、喉を鋭く引き攣らせた。
「ひぁっ! な、何っ?!」
硬い欲望の先端が、会陰を強く押し上げる。すると何故か、尻の中――あの恐ろしく感じるところが疼いた。
「お前も感じるか?」
「そこ、どうして……? 嫌だ、突かないで、……あ、あっ、……はぁ……」
中から押されるのとは異なる――膜を隔てたようなもどかしい快感が、一洋の陰茎に擦られるたびに湧き上がる。そんなところまでもが感じるという事実が恐ろしく、しかし逃げることもできない志貴の狭間を、熱い先端が何度も行き来する。そのたびに会陰の刺激で中が疼き、――先走りに濡れた後孔が何度もひくついてしまうのだ。
「気持ちいいんだろう? 俺もお前のいい声で達きそうだ……っ」
掠れた声で、一洋が言う。
その熱を帯びた囁きに男の得ている快感が窺い知れ、志貴はぞくりと体を震わせた。自分の体を使って、一洋が感じている。そう思うと、触れられていない前までもが反応し、会陰を押される刺激と結びついた。一洋の自慰に煽られ、――体が引きずられている。
「兄さん、これ、やめて……!」
「あと少し、こうして――」
怖気づいた志貴を留めるように、尻肉に男の指が食い込む。痛いくらいに双丘を揉まれ、その動きが間に挟まった熱い肉を捏ね上げる。
強い一洋の欲望は、容易く埒を明けようとはしなかった。何度も先走りを擦り付けられ、尻の狭間も会陰も後孔も、すでにぐっしょり濡れている。一洋の欲望に奉仕する道具に成り果てた志貴は、ただその瞬間を待つしかなかった。
「――くっ、……ふぅ」
「ふぁっ、……は、あ……」
一洋が放った欲望の証は、志貴の尻に大量に飛び散った。滴るほどたっぷりと白濁を浴びせられ、その事実に頭が真っ白になる。
眠りに就けるように、『薬』の処方の手伝いを強引に申し出たのは志貴だったが、まさか手以外での奉仕を求められるとは思わなかったのだ。しかも、故意に肌を濡らすように精を吐かれるなど、手伝いの範疇を超えている。
「ここでこうして――」
鋭く張り出した一洋の先端が、ゆっくりと滑るように双丘の間を行き来する。尻肉を掴んで両側から寄せ、陰茎を挟むようにして擦り上げ、柔肉の感触を堪能している。
自分の体が、男の欲望を果たす道具のように扱われる屈辱に肌が粟立ったが、その行為がもたらしたものは屈辱だけではなかった。
「ああ、いい……」
「ひっ、兄さん、そんなところ!」
尻肉の感触を堪能した一洋は、その下――後孔から双玉に至る隘路をも自身で擦り出したのだ。
下肢の合わせが、先走りでぬめぬめと濡れていく。そのいやらしさと感触に目眩を感じるが、うつ伏せで尻を掴まれている志貴は逃げられない。それに今夜は、一洋の気が済むまで寄り添うつもりなのだ。
その決意を思い出し、耐えるように目を閉じた志貴は、次の瞬間、喉を鋭く引き攣らせた。
「ひぁっ! な、何っ?!」
硬い欲望の先端が、会陰を強く押し上げる。すると何故か、尻の中――あの恐ろしく感じるところが疼いた。
「お前も感じるか?」
「そこ、どうして……? 嫌だ、突かないで、……あ、あっ、……はぁ……」
中から押されるのとは異なる――膜を隔てたようなもどかしい快感が、一洋の陰茎に擦られるたびに湧き上がる。そんなところまでもが感じるという事実が恐ろしく、しかし逃げることもできない志貴の狭間を、熱い先端が何度も行き来する。そのたびに会陰の刺激で中が疼き、――先走りに濡れた後孔が何度もひくついてしまうのだ。
「気持ちいいんだろう? 俺もお前のいい声で達きそうだ……っ」
掠れた声で、一洋が言う。
その熱を帯びた囁きに男の得ている快感が窺い知れ、志貴はぞくりと体を震わせた。自分の体を使って、一洋が感じている。そう思うと、触れられていない前までもが反応し、会陰を押される刺激と結びついた。一洋の自慰に煽られ、――体が引きずられている。
「兄さん、これ、やめて……!」
「あと少し、こうして――」
怖気づいた志貴を留めるように、尻肉に男の指が食い込む。痛いくらいに双丘を揉まれ、その動きが間に挟まった熱い肉を捏ね上げる。
強い一洋の欲望は、容易く埒を明けようとはしなかった。何度も先走りを擦り付けられ、尻の狭間も会陰も後孔も、すでにぐっしょり濡れている。一洋の欲望に奉仕する道具に成り果てた志貴は、ただその瞬間を待つしかなかった。
「――くっ、……ふぅ」
「ふぁっ、……は、あ……」
一洋が放った欲望の証は、志貴の尻に大量に飛び散った。滴るほどたっぷりと白濁を浴びせられ、その事実に頭が真っ白になる。
眠りに就けるように、『薬』の処方の手伝いを強引に申し出たのは志貴だったが、まさか手以外での奉仕を求められるとは思わなかったのだ。しかも、故意に肌を濡らすように精を吐かれるなど、手伝いの範疇を超えている。
21
あなたにおすすめの小説
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
本物の夫は愛人に夢中なので、影武者とだけ愛し合います
こじまき
恋愛
幼い頃から許嫁だった王太子ヴァレリアンと結婚した公爵令嬢ディアーヌ。しかしヴァレリアンは身分の低い男爵令嬢に夢中で、初夜をすっぽかしてしまう。代わりに寝室にいたのは、彼そっくりの影武者…生まれたときに存在を消された双子の弟ルイだった。
※「小説家になろう」にも投稿しています
あなたの隣で初めての恋を知る
彩矢
BL
5歳のときバス事故で両親を失った四季。足に大怪我を負い車椅子での生活を余儀なくされる。しらさぎが丘養護施設で育ち、高校卒業後、施設を出て一人暮らしをはじめる。
その日暮らしの苦しい生活でも決して明るさを失わない四季。
そんなある日、突然の雷雨に身の危険を感じ、雨宿りするためにあるマンションの駐車場に避難する四季。そこで、運命の出会いをすることに。
一回りも年上の彼に一目惚れされ溺愛される四季。
初めての恋に戸惑いつつも四季は、やがて彼を愛するようになる。
表紙絵は絵師のkaworineさんに描いていただきました。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる