236 / 450
家族の一員
胃袋を掴みたかった
しおりを挟む
九条さんに車を出してもらい、一度私のアパートへ寄ってもらった。急いで数日分の荷物をまとめる。一体どれくらいの期間帰ってこれないかもわからないので結構な荷物になる。傷んでしまいそうな冷蔵庫の食料品まで持ってきてしまった。
両手いっぱいの荷物を車に詰め込み、再びあのマンションへと向かっていく。どうして好きな人の家に泊まれるきっかけが曰く付き人形なんだろう。もっと他にタイミングはなかったものか。
オートロックを解除し部屋へ上がる。九条さんは寝室を私の部屋として使っていい、と言ってくれたので、荷物はそこへ放り込んでおいた。
その後リビングへ戻った私は、ソファに座って袋から出した人形と向かい合っている九条さんがいたので驚いて声を上げた。
「しゅ、シュールすぎる絵ですよ九条さん……!」
私は恐る恐る彼の隣にいく。九条さんは考えるようにじっと人形を見つめている。
「やはり新品同様の綺麗さですね。怨念はない、か……。恨みなどもないのにどうしてこの世に留まっているんでしょう? 少なくとも我々が今まで出会った者たちは明確な動機がありました」
「まあ、浄霊するのが仕事でしたしね……」
「憎しみ、悲しみ、心残り。まあ、自分が死んだことに気づいていないパターンもありますが、そう言ったものが物に宿るパターンは聞いたことがありません」
「ううん……」
腕を組んで考える。だがもちろん答えは出ない。
こんな状況だというのに、頭に浮かんだ感情は空腹だった。仕方がない、生きるとは食べることだ。
私は九条さんに言う。
「九条さん、夕飯食べませんか」
「ああ、忘れていました。キッチンにレトルトやポッキーなど入ってますから勝手に触ってください」
「レトルトはともかくここでポッキーを出さないでくださいよ、そんな夕ご飯いやだ」
呆れながら立ち上がる。そこでふと、そういえば家にあった食材も持ってきたんだっけと思い出す。
私は振り返って九条さんに言った。
「キッチン使っていいですか? 簡単なものでよければ作ります」
「いいですが料理できそうなもの冷蔵庫にありませんよ」
「家から持ってきたんです」
「そうでしたか、ではお願いします。戸棚とか勝手に開けていいですから」
九条さんは考え事をしながら答えた。私はよし、と気合を入れる。伊藤さんも言ってたけど、ちゃんと食べて体力つけないとね、自分を保つには規則正しい生活しないと!
それにあれだ、こんな状況で自分でも呆れるけどこれはチャンスだ。少女漫画でよくあるやつ、手料理で胃袋をつかめ、だ。まあ、私の料理は弁当で食べてるけど、自宅で作られるのはまた印象が違うはず。
そうだよ! 人形に震えてるより、前向きにやっていかなきゃ! マイナス思考は入られやすいんだし、少しでも楽しんでやるんだ。ええ、やけくそですとも。
私はずんずんとキッチンへ入っていく。一度も使われたことがないんじゃないかと思うほどピカピカのコンロだった。手が込んだものはできないけど、チャーハンとスープでも……。
そう思って振り返った時、私は首を傾げた。
「……九条さん」
「はい」
「炊飯器どこですか?」
このキッチンには冷蔵庫とレンジぐらいしか見当たらない。炊飯器はいったいどこに?
彼はこちらを見て無表情で言った。
「そんなものありません」
「…………す
炊飯器がないんですか!? 日本人なのに!?」
私は声をひっくり返して驚いた。だって、いくら料理しないからってそんなことある!? 米だけ炊いて惣菜買って~……とかじゃないの?
驚く私に、彼は人形と睨めっこをしながら言った。
「米なんて炊かないので」
潔い。潔すぎる。意地でも料理なんかするもんか、ってことか。まあ確かに九条さんが米研いでる姿なんて想像つかないけどさ……。
呆れている私に、彼は言った。
「そこの戸棚にムトウのご飯があります」
「なるほど……ご飯もレトルトなんですね……」
私ははあとため息をついた。こりゃ凄い、手強すぎる。じゃあご飯はそれを使って簡単チャーハンを……
って、ちょっと待ってほしい。
私は思うことがあり、コンロのすぐ下の収納を開いた。あら綺麗、開けたことがないのかしらってレベルで何もない。
隣の収納を開ける。さらに隣も。その隣も。全て同じ光景が目に入った。私は悲痛な叫び声をあげる。
「九条さん、フライパンどこですか!?」
「そんなものありません」
「油は? 塩とかは!」
「醤油ならかろうじて冷蔵庫にあります」
「菜箸は、包丁は!?」
「あると思いますか?」
私はキッチンに突っ伏した。これにて、『手料理で胃袋を掴もう大作戦』は無事失敗に終わったのである。流石にフライパンも鍋もなしに料理はできない。食材も持ってきた意味はなかった。
「……レトルト温めますね……」
「私なんでもいいので、一緒に何かお願いします」
私は項垂れながら、戸棚を開けてみる。確かに、レトルトなどの食べ物はぎっしりあった。ついでに冷蔵庫も開けると、こちらも調理しなくていい食べ物はいくらかある。へえ、九条さんって納豆とかヨーグルトとか食べるんだ。
私はご飯と目についた適当なレトルトの箱を取り出してみた。まあ、こういうのって美味しんだけどね、毎日ってなるとやっぱり九条さんの健康が心配だよ。
一応お皿はあったので、そこに盛り付けて温めていく。ぼんやりとしながら、ふとソファに座る九条さんを見た。
赤い着物を着ている人形をまじまじと観察し、時折話しかけている。はたから見ればとんでもなくやばい光景だが、今は必要なことなのだ。
「会話できそうでしょうか?」
私が尋ねると、彼は首を振る。
「まるでですね。どんな感情なのかオーラを感じることすらできません。私とは相性悪いんですかね」
ふうとため息をつきながら人形の髪を触っている。相性、かあ。私とはきっと相性が合ったんだろうな。
新しい家族、って呼ばれた。多分元々は藤原さんを家族だと思っていたのかな。寂しくて家族を探してる? でもそれって十分心残りになるよね。
両手いっぱいの荷物を車に詰め込み、再びあのマンションへと向かっていく。どうして好きな人の家に泊まれるきっかけが曰く付き人形なんだろう。もっと他にタイミングはなかったものか。
オートロックを解除し部屋へ上がる。九条さんは寝室を私の部屋として使っていい、と言ってくれたので、荷物はそこへ放り込んでおいた。
その後リビングへ戻った私は、ソファに座って袋から出した人形と向かい合っている九条さんがいたので驚いて声を上げた。
「しゅ、シュールすぎる絵ですよ九条さん……!」
私は恐る恐る彼の隣にいく。九条さんは考えるようにじっと人形を見つめている。
「やはり新品同様の綺麗さですね。怨念はない、か……。恨みなどもないのにどうしてこの世に留まっているんでしょう? 少なくとも我々が今まで出会った者たちは明確な動機がありました」
「まあ、浄霊するのが仕事でしたしね……」
「憎しみ、悲しみ、心残り。まあ、自分が死んだことに気づいていないパターンもありますが、そう言ったものが物に宿るパターンは聞いたことがありません」
「ううん……」
腕を組んで考える。だがもちろん答えは出ない。
こんな状況だというのに、頭に浮かんだ感情は空腹だった。仕方がない、生きるとは食べることだ。
私は九条さんに言う。
「九条さん、夕飯食べませんか」
「ああ、忘れていました。キッチンにレトルトやポッキーなど入ってますから勝手に触ってください」
「レトルトはともかくここでポッキーを出さないでくださいよ、そんな夕ご飯いやだ」
呆れながら立ち上がる。そこでふと、そういえば家にあった食材も持ってきたんだっけと思い出す。
私は振り返って九条さんに言った。
「キッチン使っていいですか? 簡単なものでよければ作ります」
「いいですが料理できそうなもの冷蔵庫にありませんよ」
「家から持ってきたんです」
「そうでしたか、ではお願いします。戸棚とか勝手に開けていいですから」
九条さんは考え事をしながら答えた。私はよし、と気合を入れる。伊藤さんも言ってたけど、ちゃんと食べて体力つけないとね、自分を保つには規則正しい生活しないと!
それにあれだ、こんな状況で自分でも呆れるけどこれはチャンスだ。少女漫画でよくあるやつ、手料理で胃袋をつかめ、だ。まあ、私の料理は弁当で食べてるけど、自宅で作られるのはまた印象が違うはず。
そうだよ! 人形に震えてるより、前向きにやっていかなきゃ! マイナス思考は入られやすいんだし、少しでも楽しんでやるんだ。ええ、やけくそですとも。
私はずんずんとキッチンへ入っていく。一度も使われたことがないんじゃないかと思うほどピカピカのコンロだった。手が込んだものはできないけど、チャーハンとスープでも……。
そう思って振り返った時、私は首を傾げた。
「……九条さん」
「はい」
「炊飯器どこですか?」
このキッチンには冷蔵庫とレンジぐらいしか見当たらない。炊飯器はいったいどこに?
彼はこちらを見て無表情で言った。
「そんなものありません」
「…………す
炊飯器がないんですか!? 日本人なのに!?」
私は声をひっくり返して驚いた。だって、いくら料理しないからってそんなことある!? 米だけ炊いて惣菜買って~……とかじゃないの?
驚く私に、彼は人形と睨めっこをしながら言った。
「米なんて炊かないので」
潔い。潔すぎる。意地でも料理なんかするもんか、ってことか。まあ確かに九条さんが米研いでる姿なんて想像つかないけどさ……。
呆れている私に、彼は言った。
「そこの戸棚にムトウのご飯があります」
「なるほど……ご飯もレトルトなんですね……」
私ははあとため息をついた。こりゃ凄い、手強すぎる。じゃあご飯はそれを使って簡単チャーハンを……
って、ちょっと待ってほしい。
私は思うことがあり、コンロのすぐ下の収納を開いた。あら綺麗、開けたことがないのかしらってレベルで何もない。
隣の収納を開ける。さらに隣も。その隣も。全て同じ光景が目に入った。私は悲痛な叫び声をあげる。
「九条さん、フライパンどこですか!?」
「そんなものありません」
「油は? 塩とかは!」
「醤油ならかろうじて冷蔵庫にあります」
「菜箸は、包丁は!?」
「あると思いますか?」
私はキッチンに突っ伏した。これにて、『手料理で胃袋を掴もう大作戦』は無事失敗に終わったのである。流石にフライパンも鍋もなしに料理はできない。食材も持ってきた意味はなかった。
「……レトルト温めますね……」
「私なんでもいいので、一緒に何かお願いします」
私は項垂れながら、戸棚を開けてみる。確かに、レトルトなどの食べ物はぎっしりあった。ついでに冷蔵庫も開けると、こちらも調理しなくていい食べ物はいくらかある。へえ、九条さんって納豆とかヨーグルトとか食べるんだ。
私はご飯と目についた適当なレトルトの箱を取り出してみた。まあ、こういうのって美味しんだけどね、毎日ってなるとやっぱり九条さんの健康が心配だよ。
一応お皿はあったので、そこに盛り付けて温めていく。ぼんやりとしながら、ふとソファに座る九条さんを見た。
赤い着物を着ている人形をまじまじと観察し、時折話しかけている。はたから見ればとんでもなくやばい光景だが、今は必要なことなのだ。
「会話できそうでしょうか?」
私が尋ねると、彼は首を振る。
「まるでですね。どんな感情なのかオーラを感じることすらできません。私とは相性悪いんですかね」
ふうとため息をつきながら人形の髪を触っている。相性、かあ。私とはきっと相性が合ったんだろうな。
新しい家族、って呼ばれた。多分元々は藤原さんを家族だと思っていたのかな。寂しくて家族を探してる? でもそれって十分心残りになるよね。
36
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。