241 / 1,103
殺す覚悟があるなら、殺される覚悟はあるのか?
しおりを挟む
俺の挑発に対して完全にブチ切れたであろうヤークチュ・ドークは構えもクソも無く、ただただ全力で殴り掛かって来た。
確かに強化魔法を付与されたのと薬物を使用したお陰だろうが、予想していたスピードよりも速い。
それに加えて身体強化のアビリティも使用・・・・・・相手が並の生徒であれば瞬殺もあっただろうな。
でも、それぐらいの速さなら目が慣れ過ぎている。
こちらも身体強化のアビリティを使い、闘気を体に纏う。
「テレフォンパンチだな。そんな力任せのパンチじゃ俺には効かないぞ」
「なっ!!!??? ふ、ふざけるなッーーーーーー!!!!!」
ヤークチュ・ドークが放った右ストレート擬き? を俺は左手で受け止めた。
その事実が気に入らなかったのか、そのまま力で押し込もうとするが正直意味が無い。
元々素の力が違うからな。
強化魔法と薬物の使用と、身体強化のアビリティを重ねて使用したヤークチュ・ドークと、身体強化のアビリティと闘気で強化した俺を比べれば俺の方がそのステータスも上だ。
というか、俺が基本属性の魔法アビリティを持っておらず貴族らしくないって言うなら、魔法を使って俺を倒そうとしろよ。
まぁ、それこそ魔弾や体術で瞬殺だけどさ。
「残念無念ってやつだな」
「ごふッ!!!」
右腕だけで俺を押し込もうとしてきたので、完全にがら空きだった腹に目がけて拳をぶち込む。
するとヤークチュ・ドークの体はくの字に曲がり、右腕の力が抜ける。
「もういっちょ」
「がはッ!!??」
体が少し浮いたところを狙って左足で殴った個所と同じところを蹴りつけた。
先程以上に体がくの字に曲がりながら後方吹っ飛ぶ。
場外に飛ばず、ワンバウンドで済んだ。
しかしそこそこ効いたらしく、起き上がるまでに多少に時間が掛かった。
「ふ、ふざけるなよ。この、俺が……お前みたいな、低能に負ける筈が、無いんだよ!!」
「この俺がってさ……別にお前、素の状態でも大して強く無いだろ」
遠慮無い言葉だと解っている。
ただ、言わずにはいられなかった。
だってさ……確かに反則を行ったお陰で他の生徒と比べれば頭一つ抜けたなってスピードとパワーだったよ。
でも、全く……もしくは殆ど体術の訓練を行ってこなかったのがさっきの動きだけで解る。
俺に基本属性の魔法アビリティを使えないから云々と言っていたが、武器も持ってないし魔法で戦うのが基本スタイルだと思う。
子供の喧嘩じゃ……いや、年齢を考えればまだまだ子供か。
でもお互いにそこまで戦いに関してド素人って訳でも無いんだか、技術無しのゴリ押しが通じない事ぐらい解かると思うんだけどなぁ~~~。
「・・・・・・殺す、完全に息の根を止めてやる」
「……ふ~~~~~ん、そういう事言うんだ。というか言っちゃったね」
死ねとか殺すとか、そういう事を口に出す人間は多いだろう。
でも俺らの世代でその言葉に足して言葉と同様の感情をもって口に出す人はそうそういない。
だけど、ヤークチュ・ドークはそれを完全な殺意を込めて俺に言った。
あれ……なんだっけ、なんかのアニメの目の能力が凄そうな主人公が似たような言葉を言ってた気がする。
殺すのは、殺される覚悟が出来てる奴だけだって。
まぁ……殆ど殺し合いなんてしたことが無いような奴にそんな事を求めるのは無茶だろうけど、殺そうとするなら逆に自分が殺されるかもしれないって事ぐらい解かるよな?
別にヤークチュ・ドークが俺より遥か上の実力を持っている訳じゃ無い、だからあいつが狩人って立場でも無い。
「なら、俺もお前を殺してやるよ」
感情的にならないとその目に殺意を宿せないヤークチュ・ドークと違い、俺は自分の意志で自在に殺意を放てる。
「ッ! な、あぁ……」
「どうやら、殺したい衝動があっても、殺される覚悟は無かったみたいだな」
獣魔法、ラビットフットを使って俺はヤークチュ・ドークとの距離を一瞬で詰める。
その速さに、ヤークチュ・ドークは完全に反応出来ていなかった。
「終わりだ、ゴミカス」
拳だと流石に腹を貫きかねないので、掌で思いっきりヤークチュ・ドークの腹を突き押した。
確かに強化魔法を付与されたのと薬物を使用したお陰だろうが、予想していたスピードよりも速い。
それに加えて身体強化のアビリティも使用・・・・・・相手が並の生徒であれば瞬殺もあっただろうな。
でも、それぐらいの速さなら目が慣れ過ぎている。
こちらも身体強化のアビリティを使い、闘気を体に纏う。
「テレフォンパンチだな。そんな力任せのパンチじゃ俺には効かないぞ」
「なっ!!!??? ふ、ふざけるなッーーーーーー!!!!!」
ヤークチュ・ドークが放った右ストレート擬き? を俺は左手で受け止めた。
その事実が気に入らなかったのか、そのまま力で押し込もうとするが正直意味が無い。
元々素の力が違うからな。
強化魔法と薬物の使用と、身体強化のアビリティを重ねて使用したヤークチュ・ドークと、身体強化のアビリティと闘気で強化した俺を比べれば俺の方がそのステータスも上だ。
というか、俺が基本属性の魔法アビリティを持っておらず貴族らしくないって言うなら、魔法を使って俺を倒そうとしろよ。
まぁ、それこそ魔弾や体術で瞬殺だけどさ。
「残念無念ってやつだな」
「ごふッ!!!」
右腕だけで俺を押し込もうとしてきたので、完全にがら空きだった腹に目がけて拳をぶち込む。
するとヤークチュ・ドークの体はくの字に曲がり、右腕の力が抜ける。
「もういっちょ」
「がはッ!!??」
体が少し浮いたところを狙って左足で殴った個所と同じところを蹴りつけた。
先程以上に体がくの字に曲がりながら後方吹っ飛ぶ。
場外に飛ばず、ワンバウンドで済んだ。
しかしそこそこ効いたらしく、起き上がるまでに多少に時間が掛かった。
「ふ、ふざけるなよ。この、俺が……お前みたいな、低能に負ける筈が、無いんだよ!!」
「この俺がってさ……別にお前、素の状態でも大して強く無いだろ」
遠慮無い言葉だと解っている。
ただ、言わずにはいられなかった。
だってさ……確かに反則を行ったお陰で他の生徒と比べれば頭一つ抜けたなってスピードとパワーだったよ。
でも、全く……もしくは殆ど体術の訓練を行ってこなかったのがさっきの動きだけで解る。
俺に基本属性の魔法アビリティを使えないから云々と言っていたが、武器も持ってないし魔法で戦うのが基本スタイルだと思う。
子供の喧嘩じゃ……いや、年齢を考えればまだまだ子供か。
でもお互いにそこまで戦いに関してド素人って訳でも無いんだか、技術無しのゴリ押しが通じない事ぐらい解かると思うんだけどなぁ~~~。
「・・・・・・殺す、完全に息の根を止めてやる」
「……ふ~~~~~ん、そういう事言うんだ。というか言っちゃったね」
死ねとか殺すとか、そういう事を口に出す人間は多いだろう。
でも俺らの世代でその言葉に足して言葉と同様の感情をもって口に出す人はそうそういない。
だけど、ヤークチュ・ドークはそれを完全な殺意を込めて俺に言った。
あれ……なんだっけ、なんかのアニメの目の能力が凄そうな主人公が似たような言葉を言ってた気がする。
殺すのは、殺される覚悟が出来てる奴だけだって。
まぁ……殆ど殺し合いなんてしたことが無いような奴にそんな事を求めるのは無茶だろうけど、殺そうとするなら逆に自分が殺されるかもしれないって事ぐらい解かるよな?
別にヤークチュ・ドークが俺より遥か上の実力を持っている訳じゃ無い、だからあいつが狩人って立場でも無い。
「なら、俺もお前を殺してやるよ」
感情的にならないとその目に殺意を宿せないヤークチュ・ドークと違い、俺は自分の意志で自在に殺意を放てる。
「ッ! な、あぁ……」
「どうやら、殺したい衝動があっても、殺される覚悟は無かったみたいだな」
獣魔法、ラビットフットを使って俺はヤークチュ・ドークとの距離を一瞬で詰める。
その速さに、ヤークチュ・ドークは完全に反応出来ていなかった。
「終わりだ、ゴミカス」
拳だと流石に腹を貫きかねないので、掌で思いっきりヤークチュ・ドークの腹を突き押した。
113
あなたにおすすめの小説
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
転生したみたいなので異世界生活を楽しみます
さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。
誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。
感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
【連載】リサイクルは異世界で?転生したら捨てられた悪役令嬢でしたが、そもそも価値が分からない男は不要です
Nekoyama
ファンタジー
どこにでも居そうな陰キャ系OL。それが私、間根 綺羅(まね きらら)の表の顔。でもその実は株式取引で総資産10億円突破している隠れ富豪。これを元手に、社畜は卒業して、ゆるーく楽しく暮らしていこうと思ったその矢先に、真っ白な世界に!!
あなたにはスキル「リサイクル」を授けましょう。世界をキレイにするために異世界で頑張ってくださいね。
そんな声が聞こえた気がする。え、私のお金は?鬼か!?
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
血染めの世界に花は咲くか
巳水
ファンタジー
かつて英雄に憧れ、裏切られ、奪われ、復讐にとりつかれた果てに、ひとつの国を血に沈めた。そして「血塗れ夜王」は、敬愛する師匠によってその生を終えた。
しかし、滅びたはずの魂は再び生れ落ちる――すべての記憶を抱えたままに。
新たな名と姿でこの世界に生を受けた彼は、前世の記憶と力、罪業を背負い、少年として新たな人生を歩み始める。
その先あるのは贖いか、それともさらなる血の罪か。二度目の命に意味はあるのか――。
本作品は「小説家になろう」にも投稿しております。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる