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ワンサイドゲーム
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「ん~~~~、あれだな。脚が伸びれば非常に厄介なんだろうけど、割と……メリル一人で倒せそう、だな」
「キメラだとしても、タコとしての動き? に問題はなさそうっすけど、それでもメリルの速さに対抗できる手段はなさそうですし……案外、ワンサイドゲームで終わるかもしれないっすね」
Bランクのモンスターを相手にワンサイドゲーム……それって、普通に考えて中々に凄い成果だよな。
「メリル、躱して、予測する、のが、本当に、上手い、ね」
「うん……そうだな。ここまでワンサイドゲームな状況が続いてるのは、読みの高さがあって……なのかもしれないな」
正確なところは解らないけど、メリルの速さだけだと……完全に脚力だけでタコキメラの攻撃に対処するのは難しいと思う。
八本の脚が伸びたりしないとはいえ、口からは墨以外の攻撃をばんばん吐いてる。
拡散と集中を上手く使い分けることは出来るみたいだし、エイム力も悪くない。
普通のハンターたちなら、何人も討伐するのに必要だし……あの脚に捕まれば、脚の種類によっては握り潰されて、即終了なんてあり得る。
「それにあれじゃないっすか、そろそろ毒が効いてくる頃だと思うっす」
「タコキメラの毒耐性がどれぐらいのものか知らないけど、無視出来ない何かが降りかかるな」
ルーフェイスの母親であるフェイリスから糸系とアビリティ結晶と、毒魔法のアビリティ結晶を貰ったメリルは、それらを無駄にしまいと本気でそられのアビリティと向き合ってきた。
やろうと思えば、毒魔法をメインにしてタコキメラを倒すことも出来そうだけど……メリルのことだから、倒した後に襲ってくるかもしれない可能性を警戒してそうだな。
「おっ、聞いてきたみたいっすね……種類は、麻痺毒みたいっすね」
「みたいだな。明らかに動きのスピードが落ちてる」
……タコキメラは、解毒系のアビリティは持ってないみたいだな。
いや、もしかしてタコっていう種族自体に、毒をろ過する……自然に消す機能が付いてたりするか?
キメラっていう要素を考えると、タコだからって理由とか関係無しに出来そうな気がしなくもないけど……けど、メリルも決めにいってるみたいだし、心配するだけ無駄か。
「シュラ、セルシア、ルーフェイス。三人は周囲を警戒しといてくれ」
「了解っす」
「分かった」
「ワゥ!!!」
メリルが普段使っている短剣じゃなくて、マジックアイテムの短剣……切り札と呼べる一級品の刃を抜いた。
「終わりです」
そう呟かれた言葉通り、そこからタコキメラが逆転できる術はなく、メリルが抜いた短剣によって体が内側から凍らされていく。
一斬りで全身を凍らせることは不可能だが、それでも何度も何度も斬りつければ……いずれ体の芯まで凍結できる。
毒を食らう前のタコキメラなら、なんとか抵抗できたかもしれないけど……うん、完全にチャックメイトってやつだな。
「ラガス坊ちゃま、終了しました」
「おぅ、お疲れ様。なんていうか……マジでワンサイドゲームだったな」
「キメラだからか、意外と考える頭がなかったのが幸いでした。最初に周囲の木々を破壊されていたら、ほぼ無傷で勝利するというのは無理でした」
だろうな。
糸と毒、短剣技……後はその他の魔法による攻撃手段を持ってたとしても、
周囲を更地にされたら、強味である糸で出来ることが減ってしまう。
「まっ、それでもBランクモンスターを相手にほぼ完封したんだ。本当にお疲れ様」
「シュラが挑んだファイルトロールとは種類が違いましたからね。環境が環境だったこともあり、幸運が重なった結果です」
「何カッコつけたんだよ。素直に喜べば良いのによ」
メリルが謙虚な態度で自分の力だけで達成出来た結果ではないと口にするも、シュラがニヤニヤと笑いながらぶった斬った。
「シュラ……その顔を止めないと、糸で逆さ吊りにしますよ」
「おっ、今から一戦おっ始めるか? 俺は全然ウェルカムだぜ」
……普通ならメリルの言葉にビビるんだろうけど、シュラには逆効果だな。
「キメラだとしても、タコとしての動き? に問題はなさそうっすけど、それでもメリルの速さに対抗できる手段はなさそうですし……案外、ワンサイドゲームで終わるかもしれないっすね」
Bランクのモンスターを相手にワンサイドゲーム……それって、普通に考えて中々に凄い成果だよな。
「メリル、躱して、予測する、のが、本当に、上手い、ね」
「うん……そうだな。ここまでワンサイドゲームな状況が続いてるのは、読みの高さがあって……なのかもしれないな」
正確なところは解らないけど、メリルの速さだけだと……完全に脚力だけでタコキメラの攻撃に対処するのは難しいと思う。
八本の脚が伸びたりしないとはいえ、口からは墨以外の攻撃をばんばん吐いてる。
拡散と集中を上手く使い分けることは出来るみたいだし、エイム力も悪くない。
普通のハンターたちなら、何人も討伐するのに必要だし……あの脚に捕まれば、脚の種類によっては握り潰されて、即終了なんてあり得る。
「それにあれじゃないっすか、そろそろ毒が効いてくる頃だと思うっす」
「タコキメラの毒耐性がどれぐらいのものか知らないけど、無視出来ない何かが降りかかるな」
ルーフェイスの母親であるフェイリスから糸系とアビリティ結晶と、毒魔法のアビリティ結晶を貰ったメリルは、それらを無駄にしまいと本気でそられのアビリティと向き合ってきた。
やろうと思えば、毒魔法をメインにしてタコキメラを倒すことも出来そうだけど……メリルのことだから、倒した後に襲ってくるかもしれない可能性を警戒してそうだな。
「おっ、聞いてきたみたいっすね……種類は、麻痺毒みたいっすね」
「みたいだな。明らかに動きのスピードが落ちてる」
……タコキメラは、解毒系のアビリティは持ってないみたいだな。
いや、もしかしてタコっていう種族自体に、毒をろ過する……自然に消す機能が付いてたりするか?
キメラっていう要素を考えると、タコだからって理由とか関係無しに出来そうな気がしなくもないけど……けど、メリルも決めにいってるみたいだし、心配するだけ無駄か。
「シュラ、セルシア、ルーフェイス。三人は周囲を警戒しといてくれ」
「了解っす」
「分かった」
「ワゥ!!!」
メリルが普段使っている短剣じゃなくて、マジックアイテムの短剣……切り札と呼べる一級品の刃を抜いた。
「終わりです」
そう呟かれた言葉通り、そこからタコキメラが逆転できる術はなく、メリルが抜いた短剣によって体が内側から凍らされていく。
一斬りで全身を凍らせることは不可能だが、それでも何度も何度も斬りつければ……いずれ体の芯まで凍結できる。
毒を食らう前のタコキメラなら、なんとか抵抗できたかもしれないけど……うん、完全にチャックメイトってやつだな。
「ラガス坊ちゃま、終了しました」
「おぅ、お疲れ様。なんていうか……マジでワンサイドゲームだったな」
「キメラだからか、意外と考える頭がなかったのが幸いでした。最初に周囲の木々を破壊されていたら、ほぼ無傷で勝利するというのは無理でした」
だろうな。
糸と毒、短剣技……後はその他の魔法による攻撃手段を持ってたとしても、
周囲を更地にされたら、強味である糸で出来ることが減ってしまう。
「まっ、それでもBランクモンスターを相手にほぼ完封したんだ。本当にお疲れ様」
「シュラが挑んだファイルトロールとは種類が違いましたからね。環境が環境だったこともあり、幸運が重なった結果です」
「何カッコつけたんだよ。素直に喜べば良いのによ」
メリルが謙虚な態度で自分の力だけで達成出来た結果ではないと口にするも、シュラがニヤニヤと笑いながらぶった斬った。
「シュラ……その顔を止めないと、糸で逆さ吊りにしますよ」
「おっ、今から一戦おっ始めるか? 俺は全然ウェルカムだぜ」
……普通ならメリルの言葉にビビるんだろうけど、シュラには逆効果だな。
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