765 / 1,103
一応約十年
しおりを挟む
「今日の訓練はこんなところだな」
「「「「「「「「「「はぁ、はぁ、はぁ……」」」」」」」」」」
う~~~ん、皆見事にこってり絞られたみたいだな。
俺もそれなりに絞ったけど……シュラやメリルは特に絞ったみたいだな。
「これはから飯にしようと思うけど、どうする? お前らも一緒に食べるか?」
もう俺たちに変な敵意を抱ている奴らはいなさそうだし、飯に誘っても問題無いだろう……と思ったら、全員参加した。
「すいません、エール一杯おかわり」
「かしこまりました!!」
彼等が普段使用している酒場に向かい、適当にメニューを頼む。
偶に入る高級料理店の料理と比べればそりゃ差はあるんだけど、なんでか全然酒場の料理も美味く感じるんだよな……まっ、そういう料理ばっかり食べて生きてきた訳じゃないから、か?
「ラガスさん……俺たちは、どうすれば上に登れますか」
「そりゃ頑張るしかないだろ。一発逆転を目指すのではなく、適度な焦りを持ちながら前に進んでいくしかない。って、俺に言われても不満は残るだろうけど……あれだ、メリル。俺が本格的に特訓し始めたのって幾つぐらいだ?」
「…………本格的に、であれば五歳ぐらいからでしょうか」
「そうか、五歳か。じゃあ、今まで約十年……強くなることに時間を時間を使い続けてきた訳だ。十年だ……どうだ
、割と中々な年月だろ」
この点に関しても色々と言いたくなる部分は解る。
それでも……十年、中々短くない歳月を強くなることに使ってきたんだ。
「お前たちのピークがどこでくるかは分からない。それでも、考え続けて前に進もうとする限り、弱くなることはない。計画的に進もうとしても上手くいかないことはあるだろうけど、それも全部無駄じゃない……筈だ」
性格には、失敗を無駄にしないかするかはお前ら自身だけどな。
俺の場合は……前世の記憶があるってのをズルだろうけど、前世の失敗とも言える怠惰? から目標に向かって色々と考えて、あまり時間を無駄にせず行動しようと思いながら生きてきた。
「今回、俺たちが色々と教えはするけど、その全てがお前たちに当てはまる訳じゃない。言うて、俺ら……まだ全員二十を越えてないんだぜ?」
「そ、そういえば…………けど、ラガスさんたちには、そういうのを気にしない安心感? があるんだよ」
……多分、最高の褒め言葉なんだろうな?
ぶっちゃけ、素直に嬉しい。
嬉しいんだが……俺としては、超外から見た客観的な事しか言えないのが現状なんだ。
「ありがとう。そう言ってもらえると嬉しいよ。でも、俺は優れた騎士を何人も育ててきた名指導者じゃない」
「……ラガス坊ちゃまは、もう少しこれまでの行動を誇っても良いのではないですか?」
「三年時、最後の模擬戦の事を言ってるのか? あれは、自分だったらこういう判断、動きも出来るって感覚でアドバイスしてただけだ。そのアドバイスを実行する為の細かいプロセスは説明出来てない」
浴びるほど実戦は経験してきたし、割と色んな武器を使って戦ってきた。
でも、だからって適切な指導が出来るかは別だ。
「俺は、俺らは明日からも色んなアドバイスをするが……お前たちの中には、その全てを理解しようとする必要がない奴もいるだろう」
「??? それは、なんでですか?」
「感覚的な問題だ。強くなる為に正確な知識、鍛錬が必要だけど、中には感覚で納得出来る動きが出来る奴もいる。あっ、言っとくけどそいつが天才だからとか、そういう問題じゃないからな。あくまで感覚的な問題ってだけだ」
俺が教えてた三人の中にも、もしかしたらそういう感覚を持ってる奴がいるかもしれない。
そういう場合は……あくまで俺が教えた知識を頭に留めておく、それぐらいの方が良い場合もあるだろうな……ん~~~~~~~、やっぱり誰かを指導するってのは激ムズだな。
「「「「「「「「「「はぁ、はぁ、はぁ……」」」」」」」」」」
う~~~ん、皆見事にこってり絞られたみたいだな。
俺もそれなりに絞ったけど……シュラやメリルは特に絞ったみたいだな。
「これはから飯にしようと思うけど、どうする? お前らも一緒に食べるか?」
もう俺たちに変な敵意を抱ている奴らはいなさそうだし、飯に誘っても問題無いだろう……と思ったら、全員参加した。
「すいません、エール一杯おかわり」
「かしこまりました!!」
彼等が普段使用している酒場に向かい、適当にメニューを頼む。
偶に入る高級料理店の料理と比べればそりゃ差はあるんだけど、なんでか全然酒場の料理も美味く感じるんだよな……まっ、そういう料理ばっかり食べて生きてきた訳じゃないから、か?
「ラガスさん……俺たちは、どうすれば上に登れますか」
「そりゃ頑張るしかないだろ。一発逆転を目指すのではなく、適度な焦りを持ちながら前に進んでいくしかない。って、俺に言われても不満は残るだろうけど……あれだ、メリル。俺が本格的に特訓し始めたのって幾つぐらいだ?」
「…………本格的に、であれば五歳ぐらいからでしょうか」
「そうか、五歳か。じゃあ、今まで約十年……強くなることに時間を時間を使い続けてきた訳だ。十年だ……どうだ
、割と中々な年月だろ」
この点に関しても色々と言いたくなる部分は解る。
それでも……十年、中々短くない歳月を強くなることに使ってきたんだ。
「お前たちのピークがどこでくるかは分からない。それでも、考え続けて前に進もうとする限り、弱くなることはない。計画的に進もうとしても上手くいかないことはあるだろうけど、それも全部無駄じゃない……筈だ」
性格には、失敗を無駄にしないかするかはお前ら自身だけどな。
俺の場合は……前世の記憶があるってのをズルだろうけど、前世の失敗とも言える怠惰? から目標に向かって色々と考えて、あまり時間を無駄にせず行動しようと思いながら生きてきた。
「今回、俺たちが色々と教えはするけど、その全てがお前たちに当てはまる訳じゃない。言うて、俺ら……まだ全員二十を越えてないんだぜ?」
「そ、そういえば…………けど、ラガスさんたちには、そういうのを気にしない安心感? があるんだよ」
……多分、最高の褒め言葉なんだろうな?
ぶっちゃけ、素直に嬉しい。
嬉しいんだが……俺としては、超外から見た客観的な事しか言えないのが現状なんだ。
「ありがとう。そう言ってもらえると嬉しいよ。でも、俺は優れた騎士を何人も育ててきた名指導者じゃない」
「……ラガス坊ちゃまは、もう少しこれまでの行動を誇っても良いのではないですか?」
「三年時、最後の模擬戦の事を言ってるのか? あれは、自分だったらこういう判断、動きも出来るって感覚でアドバイスしてただけだ。そのアドバイスを実行する為の細かいプロセスは説明出来てない」
浴びるほど実戦は経験してきたし、割と色んな武器を使って戦ってきた。
でも、だからって適切な指導が出来るかは別だ。
「俺は、俺らは明日からも色んなアドバイスをするが……お前たちの中には、その全てを理解しようとする必要がない奴もいるだろう」
「??? それは、なんでですか?」
「感覚的な問題だ。強くなる為に正確な知識、鍛錬が必要だけど、中には感覚で納得出来る動きが出来る奴もいる。あっ、言っとくけどそいつが天才だからとか、そういう問題じゃないからな。あくまで感覚的な問題ってだけだ」
俺が教えてた三人の中にも、もしかしたらそういう感覚を持ってる奴がいるかもしれない。
そういう場合は……あくまで俺が教えた知識を頭に留めておく、それぐらいの方が良い場合もあるだろうな……ん~~~~~~~、やっぱり誰かを指導するってのは激ムズだな。
62
あなたにおすすめの小説
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
転生したみたいなので異世界生活を楽しみます
さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。
誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。
感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
【連載】リサイクルは異世界で?転生したら捨てられた悪役令嬢でしたが、そもそも価値が分からない男は不要です
Nekoyama
ファンタジー
どこにでも居そうな陰キャ系OL。それが私、間根 綺羅(まね きらら)の表の顔。でもその実は株式取引で総資産10億円突破している隠れ富豪。これを元手に、社畜は卒業して、ゆるーく楽しく暮らしていこうと思ったその矢先に、真っ白な世界に!!
あなたにはスキル「リサイクル」を授けましょう。世界をキレイにするために異世界で頑張ってくださいね。
そんな声が聞こえた気がする。え、私のお金は?鬼か!?
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
血染めの世界に花は咲くか
巳水
ファンタジー
かつて英雄に憧れ、裏切られ、奪われ、復讐にとりつかれた果てに、ひとつの国を血に沈めた。そして「血塗れ夜王」は、敬愛する師匠によってその生を終えた。
しかし、滅びたはずの魂は再び生れ落ちる――すべての記憶を抱えたままに。
新たな名と姿でこの世界に生を受けた彼は、前世の記憶と力、罪業を背負い、少年として新たな人生を歩み始める。
その先あるのは贖いか、それともさらなる血の罪か。二度目の命に意味はあるのか――。
本作品は「小説家になろう」にも投稿しております。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる