万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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期待か、闘争心か

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「フォレストオークか。とりあえず、レグディスたちの好きな様に戦ってくれ」

「おぅよ!!!!」

数は三体。
たいして多くはないけど、未開拓地で生息してるフォレストオークだから、他の地域に生息してる個体よりも大きく強い。

つっても、そんな事はレグディスたちも解ってるか。

「ぬぁあああらッ!!!!」

「うぉらッ!!!!!」

「……全く、二人ともそういう風に戦うなら、事前に言ってくださいよ」

「全くね」

レグディスとフィーマはフォレストオークの攻撃に対し、自分の攻撃を真正面からぶつけた。
二人がフォレストオークを全く侮ってないということもあって、結果は二人が完全に競り勝った。

おそらくだけど、俺たちに少しでも自分たちは戦えるんだって強さを見せようとしてるってところか?
そんなに無茶な戦い方をしてる訳じゃなさそうだし、特に注意する必要はないか。

「子供、という訳ではありませんね」

「一応対戦相手が人とモンスターでは変わってくる。だからこそ、再度自分たちがどれだけ戦えるか見せておきたいんだろうな」

俺たちの仕事は護衛っちゃ護衛かもしれないけど、エスエールさんにそこまで過保護になってほしいとは言われてないからな。

四人に任せられる相手は任せる。

「解ってたけど、普通に戦えるよな~~」

「フォレストオークが相手であれば、戦えない方がおかしいというものでしょう。エスエールさん程の方が有望株だと、次期幹部候補だと考えてるのですから」

「幹部候補、ねぇ……」

「シュラは、彼らがそこまで成長する可能性はゼロだと?」

「俺は教育者や指導者じゃねぇから、そんなの解らねぇよ。ただ、組織の幹部? とかになって楽しいのかと思ってな」

ふむ……そういうのを狙ってる人からすれば、色々とブーイングが飛んできそうな言葉ではあるけど、シュラが何を言いたいのか解らなくはないな。

「幹部とかになったら、好きな様にモンスターと戦ったり、依頼を受けることが出来なくなるからか?」

「そうっすね。だって、組織の幹部とかって俺の勝手のイメージっすけど、前に出て戦うよりも書類仕事がメインになってそうなんで」

「なるほど、そこが引っ掛かったのですね…………しかし、あの虎人族の男、レグディスは見た目より頭が回るようですので、エスエールさんは期待してるかもしれませんよ」

「俺たちには関係ねぇ事だがら別に良いんだけど、それをあいつは望むのかね~」

憧れてる人から、上に来てほしいという誘いと、自分は前で戦い続けたいという闘争心。

揺れる内容ではあるな。
とはいえ、そういった誘いが来る時に、レグディスの周囲がどうなってによって、どう返事するか変わるだろうな。

「ッシャオラッ!!!! 終わったぞ! 観てたか!?」

「おぅ、ちゃんと観てた観てた。見張りは俺たちがやっておくから、ちゃちゃっと解体してくれ」

レグディス、フィーマ、ヴェルデの三人が一体ずつ相手をして倒した。
後方からファールナの援護があったとはいえ、討伐時間を考えれば上々の結果と言える。

『っ、ねぇラガス。こっちの何体か来るよ』

『マジか。ちょっとめんどくさい感じか?』

『どうなんだろ? 嗅いだことがある匂いだけど、ちょっと……違う?』

嗅いだことがある匂いがするってことは、今まで戦ったことがあるモンスターってことだろうな。

さてさて、どんなモンスターが血の匂いに誘われたの、か………………なるほど。確かに戦ったことがあるモンスターではあるな。

「ラガス坊ちゃま、少々面倒なモンスターが来ましたね」

「面倒って言うか……あれ、どう見ても普通の個体じゃないよな」

「なぁラガスさん!!! あいつの相手は俺にやらせてくれ!!!!」

シュラが指をさす相手は……四体の通常種リザードマンを従える、超筋肉ムキムキゴリマッチョリザードマン。

……絶対ステロイド打ってるだろ。
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