901 / 1,103
遠慮なく、いただきます
しおりを挟む
「ふぅ~~~、ようやく戻ってこれた~~~」
セルシアが目を覚まし、体調を完全に整えた後、全員ルーフェイスの背に乗って帰還。
登る階段の数を数えてると、セルシアと二人で上がった数も含めて、本当に絶望を感じるぐらいの階層まで降りてたのだと知った。
だからこそ、カルパに戻って来て、より安心した。
「本当にはらはらしましたね」
「まさに冒険って感じだったな!!!」
「ラガス坊ちゃま……」
「そんな白い目向けないでくれよ。冗談だって冗談。さすがにヤバいなと思ったよ……お陰って言うのはあれだけど、ちょっと面白い事も思い付いたしな」
セルシアのせい……って言うのは気が引けるけど、一緒に飛ばされたからこそ、セルシアの間でちょっと面白いアイデアをゲットした。
「……そうですか。では、遺跡の探索を再開するのは……五日後ぐらいですか?」
「そうだな。それぐらいになるかもしれない」
メリルたちと合流した際、思いっきり爆睡出来たけど、やっぱり街に戻ってきたら、もう一度爆睡したい。
その後、ハンターギルドで適当に素材を売却。
酒場でがっつり呑んで食った後……風呂に入るのを忘れて爆睡した。
「ラガス坊ちゃま」
「…………もう一回、寝る」
「かしこまりました」
なんとなく、普段なら起きてる時間だからメリルが起こしに来たのだろうと思い、直ぐに二度寝すると伝えた。
後から聞いたが、セルシアも同じく二度寝をしたらしい。
そして昼過ぎになり、ようやく俺とセルシアも起きた。
メリルたちはハンターギルドに向かったと置手紙があったので、朝食(昼食)を食べた後は、セルシアと二人でぶらっと散歩。
夕食頃に宿に戻ってから約十分後、二人が戻って来た……と思ったら、何故かエスエールさんと以前偶々出会った探求者の幹部メンバーたちもいた。
「よぅ、ラガス。美味い飯奢るから、一緒に食わないか」
「……それじゃあ、ご馳走になります」
本当にこう、気の良い近所のお兄さん、面倒見の良い先輩って感じの人だな。
俺、一応男爵家の令息ではあるけど…………大手クランのマスターっていうのを考えると、そう簡単に会って話して、飯食える相手じゃないんだよな。
「変な顔になってますよ、ラガス坊ちゃま」
「……だろうな」
なんとなく、自覚はある。
エスエールさんが、幹部の人たちが実力主義だからと言えばそれまでなんだろうけど……冷静に考えると、やっぱ普通じゃないって感じるな。
「好きな物を好きなだけ頼んでくれ」
「ありがとうございます」
好きな物を好きなだけ頼んでくれ(なるべく俺たちの質問に答えてくれると嬉しい)って面と向かって言われたら、ちゃんと美味そうな料理を好きなだけ頼まないと失礼だよな。
「……か、畏まりました。それでは、少々お待ちください」
エスエールさんたちも含めて、全員が注文を終えると、オーダーを取りに来た従業員は顔を引きつらせてた。
「今回の探索は、かなり長かったみたいだな。ハンターとしての血が騒いでしまったか?」
「はっはっは。それもあるかもしれません。ただ、今回はちょっと事情があって」
「事情? 地下遺跡に関する指名依頼を受けてたのか?」
「そうじゃないです。実は、リビングデットナイトの集団と戦ってる時に、セルシアと揃って転移トラップで跳ばされてしまったんですよ」
「「「「っ!!!!」」」」
正直に探索期間がいつもよりも長くなった理由を、全員……さっきの従業員に負けないぐらい顔をひきつらせた。
「よ……よく、無事に戻ってこれたな。そこまで深い場所に跳ばされなかった、という訳ではないのだろ」
「そうですね。少なくとも、十層以上したの階層に跳ばされました」
「そういうトラップもあるのか……そこでは、どんなモンスターと遭遇したんだ?」
レイザージャガーやサンドリザードマンの事など、料理が届くまでにある程度伝え終え、運ばれてきてからは一旦食べることに集中した。
セルシアが目を覚まし、体調を完全に整えた後、全員ルーフェイスの背に乗って帰還。
登る階段の数を数えてると、セルシアと二人で上がった数も含めて、本当に絶望を感じるぐらいの階層まで降りてたのだと知った。
だからこそ、カルパに戻って来て、より安心した。
「本当にはらはらしましたね」
「まさに冒険って感じだったな!!!」
「ラガス坊ちゃま……」
「そんな白い目向けないでくれよ。冗談だって冗談。さすがにヤバいなと思ったよ……お陰って言うのはあれだけど、ちょっと面白い事も思い付いたしな」
セルシアのせい……って言うのは気が引けるけど、一緒に飛ばされたからこそ、セルシアの間でちょっと面白いアイデアをゲットした。
「……そうですか。では、遺跡の探索を再開するのは……五日後ぐらいですか?」
「そうだな。それぐらいになるかもしれない」
メリルたちと合流した際、思いっきり爆睡出来たけど、やっぱり街に戻ってきたら、もう一度爆睡したい。
その後、ハンターギルドで適当に素材を売却。
酒場でがっつり呑んで食った後……風呂に入るのを忘れて爆睡した。
「ラガス坊ちゃま」
「…………もう一回、寝る」
「かしこまりました」
なんとなく、普段なら起きてる時間だからメリルが起こしに来たのだろうと思い、直ぐに二度寝すると伝えた。
後から聞いたが、セルシアも同じく二度寝をしたらしい。
そして昼過ぎになり、ようやく俺とセルシアも起きた。
メリルたちはハンターギルドに向かったと置手紙があったので、朝食(昼食)を食べた後は、セルシアと二人でぶらっと散歩。
夕食頃に宿に戻ってから約十分後、二人が戻って来た……と思ったら、何故かエスエールさんと以前偶々出会った探求者の幹部メンバーたちもいた。
「よぅ、ラガス。美味い飯奢るから、一緒に食わないか」
「……それじゃあ、ご馳走になります」
本当にこう、気の良い近所のお兄さん、面倒見の良い先輩って感じの人だな。
俺、一応男爵家の令息ではあるけど…………大手クランのマスターっていうのを考えると、そう簡単に会って話して、飯食える相手じゃないんだよな。
「変な顔になってますよ、ラガス坊ちゃま」
「……だろうな」
なんとなく、自覚はある。
エスエールさんが、幹部の人たちが実力主義だからと言えばそれまでなんだろうけど……冷静に考えると、やっぱ普通じゃないって感じるな。
「好きな物を好きなだけ頼んでくれ」
「ありがとうございます」
好きな物を好きなだけ頼んでくれ(なるべく俺たちの質問に答えてくれると嬉しい)って面と向かって言われたら、ちゃんと美味そうな料理を好きなだけ頼まないと失礼だよな。
「……か、畏まりました。それでは、少々お待ちください」
エスエールさんたちも含めて、全員が注文を終えると、オーダーを取りに来た従業員は顔を引きつらせてた。
「今回の探索は、かなり長かったみたいだな。ハンターとしての血が騒いでしまったか?」
「はっはっは。それもあるかもしれません。ただ、今回はちょっと事情があって」
「事情? 地下遺跡に関する指名依頼を受けてたのか?」
「そうじゃないです。実は、リビングデットナイトの集団と戦ってる時に、セルシアと揃って転移トラップで跳ばされてしまったんですよ」
「「「「っ!!!!」」」」
正直に探索期間がいつもよりも長くなった理由を、全員……さっきの従業員に負けないぐらい顔をひきつらせた。
「よ……よく、無事に戻ってこれたな。そこまで深い場所に跳ばされなかった、という訳ではないのだろ」
「そうですね。少なくとも、十層以上したの階層に跳ばされました」
「そういうトラップもあるのか……そこでは、どんなモンスターと遭遇したんだ?」
レイザージャガーやサンドリザードマンの事など、料理が届くまでにある程度伝え終え、運ばれてきてからは一旦食べることに集中した。
190
あなたにおすすめの小説
落ちこぼれの【無属性】魔術師、実は属性そのものを定義する「概念魔法」の創始者だった
風船色
ファンタジー
「魔法とは才能(血筋)ではなく、記述されるべき論理(ロジック)である」
王立魔導学院で「万年最下位」の烙印を押された少年、アリスティア・レイロード。属性至上主義のこの世界で、火すら出せない彼は「無属性のゴミ」と蔑まれ、ついに卒業試験で不合格となり国外追放を言い渡される。
しかし、彼を嘲笑う者たちは知らなかった。アリスティアが、既存の属性魔法など比較にならないほど高次の真理――世界の現象を数式として捉え、前提条件から書き換える『概念魔法(コンセプト・マジック)』の使い手であることを。
追放の道中、彼は石ころに「硬度:無限」の概念を付与し、デコピン一つで武装集団を粉砕。呪われた最果ての森を「快適な居住空間」へと再定義し、封印されていた銀嶺竜の少女・ルナを助手にして、悠々自適な研究生活をスタートさせる。
一方、彼を捨てた王国は、属性魔法が通用しない未知の兵器を操る帝国の侵攻に直面していた。「助けてくれ」と膝をつくかつての同級生や国王たちに対し、アリスティアは冷淡に告げる。
「君たちの誇りは、僕の昼寝より価値があるのか?」
これは、感情に流されない徹底した合理主義者が、己の知的好奇心のために世界の理を再構築していく、痛快な魔導ファンタジー。
世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
【完結】魔法大戦 〜失われた古代魔法で無双する!〜
加瀬 一葉
ファンタジー
王立魔法学校。高等部に編入してきた冴えない生徒ラフィト。エリートが集うこの学校で、辺境出身のラフィトは落ちこぼれの劣等生なのだが……。
実は彼は、失われたはずの古代魔法を操る一族の末裔。魔族の脅威が増す時代に、ラフィトは人類を救うことができるのか?
過去と現在が交錯する、魔法ファンタジー。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる