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追い回す
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「ルルゥゥゥ……ァアアアアッ!!!!!」
こいつ、縦横無尽に駆け回りやがって……この地下遺跡での生活が、随分と長そうだな!!!
「疾ッ!!!」
「ハッ!!!!!」
「ゥウウアアッ!!!」
俺とセルシアの雷斬刃を、体を回転させながらロングソードで弾きやがった。
俺は狼牙瞬雷を、セルシアは紫電崩牙を抜剣してるっていうのに……こいつマジか。
まぁ……一瞬でも止まれば撃てるんだけどな。
「ッ!!!???」
「……やっぱり、貫くのは無理か」
貫通力強化を付与して、回転を加えた魔弾でも、イレックスコボルトの体を貫くことは出来なかった。
パッと見、Aランクのモンスターなだけあって、細マッチョとゴリマッチョの間ぐらい、か?
内部構造までは解らないけど、多分傷を付けることは出来ても、絶対に途中で止まる。
それなら、ビーストキラーの効果を付与するか?
ビーストキラーを付与した魔弾なら、とりあえず貫通はすると思うんだが……いや、早めに切り札を見せるのもあれか。
「ガアアアアアッ!!!!」
「ぐっ!!!! ~~~~~~~~~っ!!!!」
「はっ!!!!」
「っ!? っ!!!!」
シュラが大剣でイレックスコボルトの斬撃をなんとか耐えた。
メリルがその隙に毒付き短剣を何本も投げたのに、あっさり躱しやがって……やっぱり獣だから、匂いでメリルの毒は食らっちゃ駄目だって解ってるのか?
「シュラ、無事ですか」
「おぅよ。まだ肉も骨も無事だ……まぁ、くそ強烈な一撃だったけどな」
「……一撃の威力は、以前あなたが戦ったファイルトロールより上かもしれませんね」
「だな……はは!! やっぱ、思わず笑みが零れちまう、なっ!!!!」
多分、またメリルが白い目でシュラを見てるだろうけど、それはもう仕方ない性だろうな。
「乱れ狂え、閃光」
「貫け、雷閃」
「ッ!!!!!!」
チッ!! 短刀と細剣の技を同時発動したっていうのに……最低限のところだけ壊して対応するとか、どれだけ対応力高いんだよ。
俺が多数の斬撃で網をつくって、セルシアの雷閃で仕留めようと思ったのに。
やっぱり、この階層の広さ的に、斬撃で網をつくるのは難しいか。
『ねぇ、ラガス。僕も参加した方が良い?』
『……いや、ルーフェイスはまだ周囲の警戒に集中しててくれ』
『了解!!!』
このイレックスコボルトの戦闘力的に、一緒に戦った方が安全に倒せるだろうけど、あれだけ強いと……割と本気で周囲に意識を裂く余裕がなくなる。
てか、ラビットフットじゃなくて、ガゼルエンジンに変えた方が良いか?
「ぐっ!!??」
「シュラっ!!!!」
「……チッ!!! 考えてる余裕はないな!!!!!」
イレックスコボルトが攻め方を変えてきた。
真正面から攻撃するんじゃなく、攻撃するポイントを直接ズラしてきた。
だからこそ、大剣での防御に集中していたラストが受け損なって吹き飛ばされた。
ガゼルエンジンに切り替えず、ラビットフットのまま戦うと決め、付与弾で身体能力を更に上昇。
大量のビーストキラーを付与した魔弾を周囲に浮かばせて、追いかける。
「ッ!! グルルゥアアアアアアッ!!!!!」
「嘗、めんなオラアアアアアアアアアアッ!!!!」
こちとら、別に、接近戦が不得意って訳じゃ、ねぇんだよ!!!!!!
臆せず、薄皮が切れることぐらい気にせず、遺跡内を縦横無尽に跳ね回るイレックスコボルトを追いかけ続ける。
「オオオオォォォオオオオオオオオオッ!!!!!」
「ルルルルルゥアアアアアアアアアアアッ!!!!!!」
跳ねる、振るう、刻まれる、刻む、撃つ、躱される、また跳ねる、振るい、放ち……殺し合う。
五秒経ったか……それとも、もう三十秒も経ったか、どちらなのか解らない。
そんな状況で狼牙瞬雷を振るい続ける中、やはりと言うか、予想通りというか、イレックスコボルトはビーストキラーを付与した魔弾をかなり嫌っている。
だからこそ……使えると思い、自身の周囲に浮かばせていた残りの魔弾を使い、壁から壁に跳ぼうとしたイレックスコボルトの先に置いた。
「ッ! ーーーーーッ!!!!!!」
「っ!!!!! クソ、が」
あの野郎、無理矢理体を回転させて、魔弾にぶつからない様に勢いを殺しながら、俺を、叩きつけやがった。
こいつ、縦横無尽に駆け回りやがって……この地下遺跡での生活が、随分と長そうだな!!!
「疾ッ!!!」
「ハッ!!!!!」
「ゥウウアアッ!!!」
俺とセルシアの雷斬刃を、体を回転させながらロングソードで弾きやがった。
俺は狼牙瞬雷を、セルシアは紫電崩牙を抜剣してるっていうのに……こいつマジか。
まぁ……一瞬でも止まれば撃てるんだけどな。
「ッ!!!???」
「……やっぱり、貫くのは無理か」
貫通力強化を付与して、回転を加えた魔弾でも、イレックスコボルトの体を貫くことは出来なかった。
パッと見、Aランクのモンスターなだけあって、細マッチョとゴリマッチョの間ぐらい、か?
内部構造までは解らないけど、多分傷を付けることは出来ても、絶対に途中で止まる。
それなら、ビーストキラーの効果を付与するか?
ビーストキラーを付与した魔弾なら、とりあえず貫通はすると思うんだが……いや、早めに切り札を見せるのもあれか。
「ガアアアアアッ!!!!」
「ぐっ!!!! ~~~~~~~~~っ!!!!」
「はっ!!!!」
「っ!? っ!!!!」
シュラが大剣でイレックスコボルトの斬撃をなんとか耐えた。
メリルがその隙に毒付き短剣を何本も投げたのに、あっさり躱しやがって……やっぱり獣だから、匂いでメリルの毒は食らっちゃ駄目だって解ってるのか?
「シュラ、無事ですか」
「おぅよ。まだ肉も骨も無事だ……まぁ、くそ強烈な一撃だったけどな」
「……一撃の威力は、以前あなたが戦ったファイルトロールより上かもしれませんね」
「だな……はは!! やっぱ、思わず笑みが零れちまう、なっ!!!!」
多分、またメリルが白い目でシュラを見てるだろうけど、それはもう仕方ない性だろうな。
「乱れ狂え、閃光」
「貫け、雷閃」
「ッ!!!!!!」
チッ!! 短刀と細剣の技を同時発動したっていうのに……最低限のところだけ壊して対応するとか、どれだけ対応力高いんだよ。
俺が多数の斬撃で網をつくって、セルシアの雷閃で仕留めようと思ったのに。
やっぱり、この階層の広さ的に、斬撃で網をつくるのは難しいか。
『ねぇ、ラガス。僕も参加した方が良い?』
『……いや、ルーフェイスはまだ周囲の警戒に集中しててくれ』
『了解!!!』
このイレックスコボルトの戦闘力的に、一緒に戦った方が安全に倒せるだろうけど、あれだけ強いと……割と本気で周囲に意識を裂く余裕がなくなる。
てか、ラビットフットじゃなくて、ガゼルエンジンに変えた方が良いか?
「ぐっ!!??」
「シュラっ!!!!」
「……チッ!!! 考えてる余裕はないな!!!!!」
イレックスコボルトが攻め方を変えてきた。
真正面から攻撃するんじゃなく、攻撃するポイントを直接ズラしてきた。
だからこそ、大剣での防御に集中していたラストが受け損なって吹き飛ばされた。
ガゼルエンジンに切り替えず、ラビットフットのまま戦うと決め、付与弾で身体能力を更に上昇。
大量のビーストキラーを付与した魔弾を周囲に浮かばせて、追いかける。
「ッ!! グルルゥアアアアアアッ!!!!!」
「嘗、めんなオラアアアアアアアアアアッ!!!!」
こちとら、別に、接近戦が不得意って訳じゃ、ねぇんだよ!!!!!!
臆せず、薄皮が切れることぐらい気にせず、遺跡内を縦横無尽に跳ね回るイレックスコボルトを追いかけ続ける。
「オオオオォォォオオオオオオオオオッ!!!!!」
「ルルルルルゥアアアアアアアアアアアッ!!!!!!」
跳ねる、振るう、刻まれる、刻む、撃つ、躱される、また跳ねる、振るい、放ち……殺し合う。
五秒経ったか……それとも、もう三十秒も経ったか、どちらなのか解らない。
そんな状況で狼牙瞬雷を振るい続ける中、やはりと言うか、予想通りというか、イレックスコボルトはビーストキラーを付与した魔弾をかなり嫌っている。
だからこそ……使えると思い、自身の周囲に浮かばせていた残りの魔弾を使い、壁から壁に跳ぼうとしたイレックスコボルトの先に置いた。
「ッ! ーーーーーッ!!!!!!」
「っ!!!!! クソ、が」
あの野郎、無理矢理体を回転させて、魔弾にぶつからない様に勢いを殺しながら、俺を、叩きつけやがった。
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