万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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苦さが染みる

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「ぐっ!!!!!!!!!!」

あ、脚がクソ、痺れる!!!!

でも……一応、予定い取り、かな。

「破ッ!!!!!!」

「ギっ!!!!????」

警戒してくれてたのは、悪くない気分ではあったけど、さすがに俺だけを警戒し過ぎだ。

空中で止まってしまえば、セルシアからすれば良い的。
紫電崩牙で雷閃を放って……心臓を貫いて終わりだと思ってたけど、寸でのところでズラしたか。

本当に恐ろしいほど強いな、あのコボルト。

「ぬぅおらあああああああッ!!!!」

とはいえ、形勢逆転できたことに変わりはない。

戻って来たシュラが大剣に鬼火を纏い、大切断を放ちながら壁端までイレックスコボルトを斬り飛ばした。

「チッ!!! ゴーレムとかじゃないのに、どれだけ堅いんだよ!!!」

「いや、ナイス攻めだ、シュラ。よく反応してくれた」

「うっす!! つっても、がっつりやられたんで、一発ぐらいやり返したかっただけっすよ」

「それでも、ナイスな一撃だった」

イレックスコボルトはセルシアの雷閃だけじゃなく、シュラの大切断にもギリギリで反応した。

結果として、ガードに使用した両腕を切断することは出来なかったが、それでも決して浅くない切傷を与えた。

「ラガス坊ちゃまの言う通りですよ、シュラ。あなたが傷口をつくったことで、ようやく毒を注入出来ました」

イレックスコボルトがシュラの大切断で斬り飛ばされた瞬間を狙い、メリルは毒付きの短剣を投擲していた。

壁に激突した相手にぶつけるならともかく、まだ吹き飛んでる最中の傷口に当てるとか……狙い良過ぎないか?

「Aランクという存在を考慮すると、効力が完全に発揮されることはないでしょうが、痺れは残る筈です」

「あの厄介なスピードが落ちるってことだな。それはありが、た………………おいおい、なんだよあれ」

まだ死んでないのは解ってた。
でも、イレックスコボルトの体から蒸気? が零れ始めた。

「ッ!!! ウゥウォォォオオオオオオオオオッ!!!!」

「「「「っ!!!???」」」」

こいつは、本格的に不味い。
そう思った俺は、直ぐにドラゴニック・ビルドアップを使用した。

そして狼牙瞬雷をしまい、以前リザード公爵から受けた魔靴の成功報酬として貰った炎と氷の対刃剣を取り出し、抜剣。

「っ!!?? ん、なろッ!!!!!!!!」

「ッ!!! グルルゥゥウウウァアアアアアアアアッ!!!!」

「おおおおおぁああああああああアアアアッ!!!!!!」

何故、自由に使えるのか解らない腕を、爪をイレックスコボルトは振るい、俺は対刃剣で対抗した。

もう……そこからは、よく覚えていなかった。
ただただ対刃剣を振るって、飛び跳ねて、駆けて躱して振るって、斬撃刃を放って……とにかく、何も考えてなかったと思う。




「はぁ、はぁ……げほ、ごほっ! はぁ、はぁ」

「ラガス坊ちゃま、ゆっくり……ゆっくりと呼吸してください」

「あ、あぁ」

どれだけ、刻んだか解らない。
何回爪と剣を合わせた? 何百……は、いってそうだな。

「ラガス、ポーション」

「ありが、とう………………あぁ~~~~~~、苦さが、染みるよ」

俺も相当刻んだけど、逆に俺もそこそこ刻まれたと思う。

ぶっちゃけ……ルーフェイスの力を、狩りても良かったかもな。

「ラガスさん! こいつの解体は俺たちでやっとくんで、ゆっくりしててくださいっす!!!」

「そうか…………それじゃあ、任せた」

相当刻んだから、毛皮とかはあまり売れないかもな……あれ? そういえば、最低でも……十回以上、三十回ぐらい? 刻んだはずなのに……首を刎ねるまで、いつの間にか傷が消えてたような。

「……今気付いたけんだけど、こいつ……なんで腕や脚、胸に傷がないんだ?」

「今更気付いたのですか?」

「マジで考える余裕がなかったからな」

いや、もう……本当に疲れた……ちょっと寝よ。
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