万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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そっちはそっちで

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SIDE ラガス

アリクと共にサキュバスを倒し終えた後、他のメンバーが戦っている戦いに加勢しようかと思ったけど、アリクにまだいいと止められたので、一応加勢せずに待機していた。

正直……ジェノサイドスケルトンと戦っているリースさんとシュラの方に加勢は必要ないかなって思ってたけど、サルネさんとサーシャさんの方には少しぐらい手助けした方が良いかと思ってた。
でも、それは完全に俺の思い違いというか、見誤っていたというか……って感じだったな。

そして全部の戦いが終わった後、何故アサルカコボルトとジェノサイドスケルトン、サキュバスの様な三体が共に行動していたのかについて語ろうとしたタイミングで、メリルたちが到着した。

「っ……もしや、もう…………終わってしまいまし、た?」

「あぁ、そうだな。本当についさっき終わったぞ」

「………………」

い、いや。そんなに落ち込むか?
こう……メイド失格、みたいなオーラが出てるんだが。

「ん? なぁ、メリル。お前、結構面倒なモンスターと戦ってたんか?」

「……えぇ、そうですね。言い訳になってしまいますが、面倒なモンスターと戦ってたわ」

「シュラ、お前よく気付いたな」

「何もなかったら、もうちょい早く着いてたんじゃないかって思って」

……それもそうか。
未開拓地が全然整備されてないというか、歩き辛い場所であっても、ルーフェイスの脚があればあっという間に移動できる距離……ではあったのか?

「どんなモンスターと戦ってたんだ、二人とも」

「火を操る、トロール、と、戦ってた、よ」

「火を操るトロールか…………それは、あれか。火の始末が超面倒だったって感じか?」

「その通りです、ラガス坊ちゃま」

あぁ~~~~、なるほどなぁ。
そりゃあ、確かに超面倒だな。

火を扱えるトロールにとっちゃどうでも良いことかもしれないけど、俺たちにとっては密林火災は本当に駄目というか、やってしまったら……戦犯? は、違うか。
でも、他のハンターたちから色々攻められてしまう可能性はある。

「とはいえ、純粋なパワーも厄介な個体ではありました」

「へぇ~~~~。つーと、あれか。俺が前に戦ったファイルトロールと同じぐらいのパワーがあった感じか」

「おそらく、同等のパワーを持ってたわ。だから、セルシア様と二人で倒したの」

「そのまま放置は出来ず、とりあえず倒すことに集中したって訳だな」

「えぇ、そうよ……それで、ラガス坊ちゃま。遅れて来た身で訊くのもあれですが、ここにクレア様たちがいるという事は、例のアサルカコボルトはクレア様たちと戦っていたということでしょうか」

「あぁ、そうだ。ちゃんと情報通り、悪魔系のモンスターであるサキュバスと、前衛の骨モンスター、ジェノサイドスケルトンと組んで行動してた」

「ジェノサイドスケルトンは解りませんが、サキュバスは解りますが……アリク様、大丈夫でしたか?」

うん……まぁ、そうなるよな。
失礼っちゃ失礼な質問ではあるけど、まず心配するのはそこだよな。

「あれなのよ、メリル。ぶっちゃけ、アリクはアリクで頑張って対応しててくれたのよ。変に惑わされることもなかったし」

「そうだったのですね……失礼いたしました、アリク様」

「別に良いって。実際、サキュバスが振りまく変な甘い匂いのせいで、ろくに動けなくなってた……ラガスが上手く匂いを吹っ飛ばしてくれなかったら、本当にヤバかった」

「匂いは匂いでヤバかったし、意外と攻撃手段も豊富だったしな~~。けど、アリクも最後闘炎を纏って思いっ切りぶった斬ったじゃん。あれは凄かったぜ」

「闘炎を、扱えるようになったのですね」

うんうん、その気持ち凄いよく解るぞ、メリル。
俺もシュラが闘炎を使った時、超驚いた。

「まだ長くは使えないが、一応な」

使用時間が長くなくても、強い切り札であることは間違いないし……三体じゃなくて二体だけなら、アリクたちだけでも十分倒せる可能性はあっただろうな。

何はともあれ、これ以上の被害を食い止められて良かったぜ。
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