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【本編完結】その後の話 中編
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「ポアプルは気づいていないが、あの王子、うちのグリーンを狙っているんだ!くそっ、あのマセガキがッ!!」
騎士団まで来て、管を巻く弟に呆れるが、まあ気持ちはわからんでもないなあ、と、カモミールとブラックは思うので。
訓練の邪魔だと追い出し辛い。
「あっ、もうこんな時間!俺、保育園に子どもたち迎えてソルト迎えて帰るから!あとは兄弟仲良く!じゃ。」
団長の裏切り者!
城で務める者のためにソルトが建てた保育園は、素晴らしいシステムだった。
まだ幼い頃から、様々な立場の者がいることを知り、身分の上下関係なく友情を育む。
これにより、貴族は将来、民のために真摯に領地を回したり国を治めようとするだろうし、民も優秀なら重用されやすくなる。
貴族同士の顔つなぎも勧められる。
お茶会よりよほど有意義だ。
ともに学ぶことで、誰でも同じ教育を受けられるし。
「………俺も子どもの迎えが。」
「ブラックの子どもは、病院の院内保育で、ミリーさんが迎えるんでしょう!逃げないでっ。」
ああ、もう。
お願いだから魔法で俺の体を固めないでくださいます?
「セイロン、シナモン!ベリー!ハーブ!パパだよお♡」
年子で生まれた愛する四人の子どもにハグをすると、二人の息子に腹をパンチされて、二人の娘に平手打ちを食らう。
四人のうち、長男と長女はカモミール似で、次男と次女はソルト似だ。
性格は活発にしたソルトなのに、全員、ハグしようとすると反撃してくる。
解せぬ。パパ、寂しい。
「だってパパ、汗臭い。」
「痛い。」
「きもい。」
「うざい。」
くすん。
ちなみに、ソルトにも、もう次は産みませんからねと言われている。
同じ保育園の別のエリアでは、ナス課長が子どもを迎えに来た。キュウリ先輩も一緒だ。
二人は見た目を維持している。
キュウリ先輩は、ナス課長の結婚のすぐあとで結婚した。
スパークリングのプロポーズを断るはずはない。
次男のスパークリングは爵位を継げないが、アニスの補佐だし、大学教授として国への貢献が高いので、子爵家を賜った。
領地はないが、仕事は高収入なので、キュウリー家も安心して二人の結婚を承諾したのだ。
「お父さま!」
赤ちゃんを抱いた保育士を追い越して、海里によく似た男の子が走ってくる。
赤ちゃんの髪は紫色。
そして、そのそばを別の保育士に連れられて、人参色の髪の男の子が歩いてくる。
「マリーン。ただいま。先生、ありがとうございました。」
ナス課長は微笑んで、保育士から赤ちゃんを受け取り、慣れた様子で抱っこする。
「アクアちゃんもいい子でしたよ。」
海里との間に奇跡的に産まれた、自分にそっくりの娘は、スヤスヤと寝ている。
「お母様ももう教室を閉める頃だから、みんなで帰ろう。」
そう言うと、マリーンは、うん!と笑った。
キュウリ先輩も、人参色の髪の自分によく似た子と手を繋ぐ。
「お母様、お父さま。今日も遅い?」
「ピンキー。今日頑張ったら、明日早く帰れるみたいだよ。休みの日はどこかへおでかけいこうね。」
「わあい!」
「ブラック、帰るよ~。」
騎士団に迎えに来た愛しのミリーと長女のアリー、長男のシアンに、ブラックはホッとした。
アリーはミリーに似て美人だし、手前味噌だが自分に似たシアンもなかなか美人だ。
だから、ホワイトの気持ちはわからんでもないが。
よそからみると、クローヴ殿下に見初められているのは、悪いことではないと思う。
だが、ホワイトに言わせると、ああいうのが将来別の美人に現を抜かして婚約破棄してくるらしい。
かわいい息子を悪役令息にしたくないとかわけわからないことを言っている。
「じゃ、俺も迎えが来たから!」
「チッ、仕方ないですね?明日も付き合ってくださいよ。」
「そういうのはクミン様たちに言え!俺と管巻いても何も解決しないから!婚約の申込みが今にくるから!」
言ってやって、ブラックは逃げた。
そして、文官室では、最後に残ったソルトたちが………
騎士団まで来て、管を巻く弟に呆れるが、まあ気持ちはわからんでもないなあ、と、カモミールとブラックは思うので。
訓練の邪魔だと追い出し辛い。
「あっ、もうこんな時間!俺、保育園に子どもたち迎えてソルト迎えて帰るから!あとは兄弟仲良く!じゃ。」
団長の裏切り者!
城で務める者のためにソルトが建てた保育園は、素晴らしいシステムだった。
まだ幼い頃から、様々な立場の者がいることを知り、身分の上下関係なく友情を育む。
これにより、貴族は将来、民のために真摯に領地を回したり国を治めようとするだろうし、民も優秀なら重用されやすくなる。
貴族同士の顔つなぎも勧められる。
お茶会よりよほど有意義だ。
ともに学ぶことで、誰でも同じ教育を受けられるし。
「………俺も子どもの迎えが。」
「ブラックの子どもは、病院の院内保育で、ミリーさんが迎えるんでしょう!逃げないでっ。」
ああ、もう。
お願いだから魔法で俺の体を固めないでくださいます?
「セイロン、シナモン!ベリー!ハーブ!パパだよお♡」
年子で生まれた愛する四人の子どもにハグをすると、二人の息子に腹をパンチされて、二人の娘に平手打ちを食らう。
四人のうち、長男と長女はカモミール似で、次男と次女はソルト似だ。
性格は活発にしたソルトなのに、全員、ハグしようとすると反撃してくる。
解せぬ。パパ、寂しい。
「だってパパ、汗臭い。」
「痛い。」
「きもい。」
「うざい。」
くすん。
ちなみに、ソルトにも、もう次は産みませんからねと言われている。
同じ保育園の別のエリアでは、ナス課長が子どもを迎えに来た。キュウリ先輩も一緒だ。
二人は見た目を維持している。
キュウリ先輩は、ナス課長の結婚のすぐあとで結婚した。
スパークリングのプロポーズを断るはずはない。
次男のスパークリングは爵位を継げないが、アニスの補佐だし、大学教授として国への貢献が高いので、子爵家を賜った。
領地はないが、仕事は高収入なので、キュウリー家も安心して二人の結婚を承諾したのだ。
「お父さま!」
赤ちゃんを抱いた保育士を追い越して、海里によく似た男の子が走ってくる。
赤ちゃんの髪は紫色。
そして、そのそばを別の保育士に連れられて、人参色の髪の男の子が歩いてくる。
「マリーン。ただいま。先生、ありがとうございました。」
ナス課長は微笑んで、保育士から赤ちゃんを受け取り、慣れた様子で抱っこする。
「アクアちゃんもいい子でしたよ。」
海里との間に奇跡的に産まれた、自分にそっくりの娘は、スヤスヤと寝ている。
「お母様ももう教室を閉める頃だから、みんなで帰ろう。」
そう言うと、マリーンは、うん!と笑った。
キュウリ先輩も、人参色の髪の自分によく似た子と手を繋ぐ。
「お母様、お父さま。今日も遅い?」
「ピンキー。今日頑張ったら、明日早く帰れるみたいだよ。休みの日はどこかへおでかけいこうね。」
「わあい!」
「ブラック、帰るよ~。」
騎士団に迎えに来た愛しのミリーと長女のアリー、長男のシアンに、ブラックはホッとした。
アリーはミリーに似て美人だし、手前味噌だが自分に似たシアンもなかなか美人だ。
だから、ホワイトの気持ちはわからんでもないが。
よそからみると、クローヴ殿下に見初められているのは、悪いことではないと思う。
だが、ホワイトに言わせると、ああいうのが将来別の美人に現を抜かして婚約破棄してくるらしい。
かわいい息子を悪役令息にしたくないとかわけわからないことを言っている。
「じゃ、俺も迎えが来たから!」
「チッ、仕方ないですね?明日も付き合ってくださいよ。」
「そういうのはクミン様たちに言え!俺と管巻いても何も解決しないから!婚約の申込みが今にくるから!」
言ってやって、ブラックは逃げた。
そして、文官室では、最後に残ったソルトたちが………
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