穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜

春凪アラシ

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2年1学期

3話:学園崩壊の危機に一つ告白を

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 一歩間違えれば学園の崩壊もあり得る、暴力的なまでの邪竜の魔力の奔流。

 魔力暴走したルカを止めるため、俺は決死の告白をする――

「今から言うこと、誰にも内緒にしてね?」

 ◇◇

「うーん、ここもハズレかな?」

 入学式から一月が経過し、すっかり春らしくなった日差しの中、俺は今日もペアであるルカを探して学校中を歩き回っていた。

「優等生みたいな顔立ちしてるのに一回も授業出ないってカイ以上の不良じゃん」

 カイはあれでいて単位を落とさないバランスでサボってるから割と授業には出てる。あんな不良ムーブしてるのに、意外と色々考えてるっぽいよね。 

 うちの学校は入学して数ヶ月は特にペアでの授業が多い。というかほぼメインだ。そこで今後長く続く学園生活で苦労しないように、数ヶ月かけて学校での過ごし方や魔力の扱い方を学ぶ。それに加えて縦の繋がりもできる大事な時期なのに、あのクールビューティー不良君はペアになってから一度も授業に出てこなかった。そのせいで俺をフリーだと思った一年生からのペアの申し込まれもいまだに続いていて俺は結構肩身が狭い。

「まあそんな気はしてたけどさ」

 ルカは入学式をサボってるくらいだから、これも俺の想定の範囲内ではあるけど、毎回中庭にいてくれるわけでもなく完全にランダム遭遇しかできないのは普通に困る。

 (もしかして、俺に捕まったから場所変えてる?)

 外出届をチェックした限り、ルカが校外に出てないのは不幸中の幸いだけど、それでも広大な敷地を毎日探し回るのはなかなかに骨が折れる。ルカが見つからずに1日終わることもあるしね。
 そんな俺を見たカイからは

「そんなに一年のけつ追っかけて楽しいのかよ?」

なんて呆れまじりに言われる始末。

 そういえばカイは結局男の子とペアを組んだみたいだけど、去年俺に迫ったみたいに可愛い女の子と組むと思ってたから意外かも?なんて思ったのは内緒。

 そんな事を思い出しながら俺は、今日は校内でもあまり立ち寄る人がいない旧校舎裏に来たわけだけど……いいことと悪いことが同時に発生してしまった。

「これはちょっとまずいかも?」

 まずはいい事。お目当ての探し人、ルカはそこにいた。人気がないところ好きそうだもんね。俺の勘は当たってた。

 そして悪い事は――

「お前一年のくせに調子乗ってんじゃねえぞ」
「ここは俺らの縄張りなんだよ、急に来て偉ぶんじゃねえ」

 ルカが10人くらいの不良に囲まれて絶賛トラブル勃発中って事。 

 (あの人達って校内でも評判の悪い不良グループだよね……カイと違って話とか聞いてくれなさそうだし……)

 余談だけどカイはグループに所属せずに一匹狼で不良をしてる珍しいタイプだ。わりとグループ不良達にも顔がきくから彼らへの口利きを頼もうかとも思ったけどこの一触即発の空気でその余裕はなさそうだ。

 (仕方ない、先輩が助けてあげますか)

 あまり気が進まないけど、俺が精一杯の笑顔を用意して仲裁に入ろうとした瞬間――

 地割れのような重低音が響いて旧校舎が揺れ、俺は思わずその場にうずくまる。

 (地震?いやこれは違う…)

 嫌な予感がして、俺が木の陰に隠れながらルカの方を覗き込むとその予感は的中していた。
 10人はいた不良達が全員伸びている。様子を見る限り、呼吸はしてそうだから、一応生きてはいるみたい。

 (良かった…けど一瞬であの人数をダウンさせるって何したらそうなるの!?)

 俺は驚愕しつつ中央にいるルカを見てみたけど、彼は心底どうでも良さそうな顔で不良達を見下ろしていた。その様子から、俺はルカにとっては今の出来事がなんでもないことなんだってのが嫌でも理解できる。

「化け物……」
「もしかしてお前があの邪竜……?」
「なんでこんなとこいんだよ」

 少し回復してきたのか、伸びてた不良達が口々に騒ぎ立てる。あんなにやられたのにまだ悪態をつく元気があるなんて、不良やってるだけあって丈夫なのかも。なんて呑気な事を考えてる暇はなかった。

 不良たちの言葉に合わせて、周囲の魔力圧が急激に高まる。発生源は言わずもがなルカ。この禍々しい気配は俺の記憶にも新しい。そう、魔力暴走だ。
 それを俺が知覚するとともに、あれだけいた不良達が消えていた。いや、正しくは彼らの姿がほとんど見えないほど遠くに散らばっていた。

 (今の一瞬であそこまで吹き飛ばされたって事!?)

 一体どれだけの魔力があればそんなことできるのか俺には見当もつかないけど、あんなのをくらったら俺なんてひとたまりもないと思う。俺は今もなお悪化していく、下手したら旧校舎が崩壊しそうなルカの激しい魔力の奔走に足がすくむ。これは前回のが比べ物にならないくらいの暴走だ。
 こんな事態、正直俺には手に負えないのかもしれない。だけど、白黒の前髪の下、一瞬見えたルカの表情が酷く泣きそうに見えたから、俺は唇を噛み締め、恐怖も不安もかなぐり捨てて駆け出していた。

 震える唇で詠唱し魔術式を展開してルカにしがみつく。もっと上手い人なら非接触でいけるんだけど俺の技術じゃまだそれは難しいし、俺の体質を利用するにはこれが都合がいいから仕方ない。そのまま俺は全力で鎮静魔術を展開してルカを抑え込む。

 ルカに直接触ってみて確信したけど、この間より暴走が激しい。ルカから迸る魔力の一つ一つが俺の皮膚を叩き、正直言ってかなり痛いし傷にもなりそう。というかなってる。これは確実にクロードにバレるし絶対叱られるどころじゃ済まない。

「ルカ、落ち着いて、大丈夫だから」

 俺はルカに精一杯の穏やかな口調で語りかけるけど、声が震えてない自信はない。

「大丈夫、俺がいるよ」 

 声をかけた瞬間、ビシって音がして頬の横に鋭い旋風が掠める。

「危なっ」

 俺は攻撃は苦手だけど、避けるのだけは得意で良かった。流石に顔に傷はクロードが黙ってないから。
 それに俺の顔に傷がついたら悲しむ人が後をたたないし……なんて一瞬気が逸れたところで

「……なんで」

とルカが苦しそうに呻くのが俺の耳に届く。

「……なんでお前は俺に構う」
「前も言ったでしょ?ルカのことが気になるから」

 俺はルカに聞こえるように声を張り上げつつ、その問いかけに答えた。

「……俺が、邪竜だから……?」

 ほんの少しだけ、小さな子供のような声でルカが俺に問いかける。

「まあ、大まかにいうとそうかな」

 返事を返すと、俺が言葉を続ける前にルカの魔力圧が大きくなり、彼は叫ぶように言葉を口にした。

「俺は、俺の、邪竜の力を誰かに使わせたりしない!俺は俺だけでいい!誰かに利用なんてされない」

 (あーこれ、勘違いされてるな)

 ルカの言葉を聞いて俺は気がつく。ルカは俺が邪竜の力を使いたくて近づいてるって思ってるみたい。まあ、今の俺の言い方だとそう思っちゃっても仕方ないよね。気持ちはわかる。

「違うよ」
「何が違う!俺が邪竜だから近づいたって」

 ルカの語気に比例してますます強くなる魔力圧に、俺は吹き飛ばされないだけで精一杯だ。それでもこれだけは伝えたくて俺はルカの耳に口を寄せる。

「それはそうなんだけど……今から言うこと、誰にも内緒にしてね?」

 正直腕は限界だし魔力もそろそろまずかったから、何とかするため俺は秘密の一言を口にする。

「俺ね、夢魔の血が流れてるんだ」

 俺が決死の告白をした瞬間、時間が止まったかと錯覚するような静寂が訪れた。
 俺の耳にルカの少し上がった息遣いだけが小さく響く。
 あれだけ膨れ上がっていたルカの魔力圧が嘘みたいに鎮静化して、旧校舎裏はいつも通りの静けさを取り戻していった。

「夢……魔……?」

 そう口にして、ルカが呆然とした表情で俺を見る。
 これは俺にとっては命と同じくらい重い秘密。だけど他の人にとっては、好奇心の的か、珍しいだけの個人情報。邪竜と同じ、特殊な種族だという共感で少し落ち着いてもらえたら、という賭けで口にした俺の一言は予想以上の衝撃をルカに与えたらしい。
 正直ここまで即効性があるとは思ってなかったし、ルカが止まってくれた理由はよくわからない。この結果には俺の方がびっくりしたくらいだけど、これは好機だ。

「そうそう……だけどえっちなこととかはしないからね!あれは悪いパブリックイメージで本来は……って今はその話は置いといて」

 俺は癖になってる自己弁護を振り切ってルカに笑いかける。

「だから、ルカのこと少しだけわかる気がするんだ。夢魔もイメージで物を言われて、それから逃げるために隠さなきゃいけない種族だから」

 自分で言ってて、俺は過去の辛い記憶がちらついてずきんと心の奥が痛くなる。
 それでもルカに安心して欲しくて俺は言葉を続ける。

「この学校で知ってるのクロードと先生だけ。他はルカに言ったのが初めてなんだからね」

 邪竜のルカと同じで、もし俺が夢魔の血を引いてる事を知ったらきっと周りの人は今と同じ扱いはしてくれないだろう。

「ルカを落ち着かせる魔法が使えたのは、精神魔法が得意な夢魔の特性のおかげだから、悪いことばっかじゃないんだけどね」 

 そんな想いを込めながら俺がルカを見上げると、彼からさっきまでの張り詰めた雰囲気が無くなった、年相応の瞳で見つめ返される。

「……なんで」
「ん?」
「……なんで、フレンは俺に優しくするの?」

 (名前、初めて呼ばれた、覚えててくれたんだ。やっぱり、怖がってただけで言葉は届いてたんだね)

「ルカほどじゃないけど、俺もわかるから。自分のせいじゃないことで色眼鏡かけられるのって寂しいし辛いよね」

 俺はそう言って、俯いたままのルカのツートンの前髪に優しく触れ、そのまま撫でた。

「……っ」

 ルカはびっくりしたみたいで少し震えてたけどもう振り払うような事はしなかった。俺はそのままルカが落ち着くまでそうしていようかと思っていたけど、

「おい!お前達!何やってる」

こんな声と共に、遠くから学年主任達が走ってくるのが見えて手を止める。
 あれだけの魔力圧だから、魔力暴走という異常事態が起きた事はしっかり校内まで届いてたらしい。当然と言えばそうなんだけど、流石に今回は内緒にはできなさそう。

「あー先生達に見つかっちゃったね。まあ今回は叱られますか」

 俺が大人しくお縄にかかるため、先生達の方に向かおうとしたら、後ろ向きに抵抗がかかる。振り返るとルカが俺の上着の裾を遠慮がちに掴んでいた。
 超問題児ではあるけど怒られるのはやっぱり不安なのかな?可愛いところもあるじゃん。

「大丈夫!俺先生にも可愛がられてるからそんなにお咎めないって!先輩にまかせて!」

 後輩から初めて頼られた嬉しさが俺の身体中に込み上げる。にっと笑った俺は、ルカの手を握って引っ張り旧校舎を後にした。

 ◇

 結論から言うと大きなお咎めはなかった。
 それはもちろん俺の愛嬌が大きかった……ってのは冗談で先にルカに手を出したのが不良グループだった事、不良グループにはかなりの前科がある事、そして、ルカの魔力暴走が周りに被害を及ぼす前に鎮静化できてたって事が大きかった。
 まあつまり、愛嬌は置いといて半分は俺のおかげって事だからルカが俺に感謝するのはまあ当然なのかもしれないけど――

「でもこれはさ、懐きすぎじゃない?」


 数日後のペア合同授業の朝、俺は俺の後ろにぴったりくっついて離れないルカに対して思わずそう呟いちゃったんだけど、これくらいは許してほしい。
 いくらこの授業がペアで協力するものだからって、ゼロ距離でやる必要はないんだよ?ルカ。
 加えて、これを見たカイからは

「お前のペアってサボり野郎じゃねぇの?後ろの何?お前何したんだよ?」
「う、うーん、腹を割って話したから……かな?」

って若干引かれながら聞かれる始末。数日経ったけど俺自身もまだ何でこうなってるのかよくわからない。というか今のルカはペア授業の時だけこうだけど、最初はもっと凄かった。あの日以降何故かルカはペア授業じゃない、普通の授業中も当然みたいな顔で俺の教室に来るようになったから。流石にそれはダメだよって俺が何度かお話しをしてやっと今の状態に落ち着いたんだよね。
 それに物理的距離だけじゃなくて――

「……フレン、今のどう、だった?俺が全部弾いたけど……」

 褒めてほしいと隠さずに俺を見つめてくる深緑の瞳は、芸を覚えたての子犬みたいで可愛くはある。だけど煙を立てて地面に大きく空いた穴を見た上で単純に褒めれるほど俺は人間ができてない。
 今日のペア授業はペア同士の魔術訓練で、それぞれのペアが交互に攻撃してはそれをシールドで防ぐといった防御の練習をメインでするものなんだけど

「ルカ、あのね、今日のは攻撃を防ぐだけで良くって、跳ね返して相手に倍返し(?)はしなくて良くてね……」

簡単な炎魔法が、ルカの手によって地獄炎弾になって跳ね返ってきた相手には同情しかない。だってもう相手ペア泣きそうだもの。相手ペアにそれが当たらなかったのは不幸中の幸いだけど、代わりに舗装されて頑丈なはずの地面がかなり深くまで抉れている。

「……俺、フレンが喜ぶと思って頑張ったのに……」

 俺から、期待してた褒めが貰えなかったからか明らかにしゅんとしはじめるルカ。こういうところは可愛いとは思うんだけど、俺が先輩としてビシッと言わないとルカのためにならないよね。

「ルカが強いのは俺よく知ってるから、こういう授業ではルカが模範になって、みんなにお手本を見せてあげてほしいな?そのほうがルカのことみんなもわかってくれるでしょ?」 

 俺は項垂れて手が届きやすくなったルカのツートンの前髪を優しく撫でながら彼が授業に馴染めるように提案をする。それを聞いて、ルカはわかってくれたのかとても嬉しそうに目を細めて俺の手に擦り寄ってきた。ルカのこういう表情も最近少しずつ見られるようになってきて俺は彼の成長を感じる。

 (ルカはすごく魔法が上手だから、それを活かしてみんなに早く馴染めるようにしてあげたいな。そしたらきっと寂しくないよね)

 俺がそろそろいいかなとルカを撫でていた手を離そうとしたら、ルカから手首を掴まれて静止される。

「……次は頑張るから、もうちょっと……して」 

 俺のありがたい一言で、ルカのやる気も出たみたいだし、俺はご褒美の前借りってことでもう少し撫でてあげることにした。俺の手袋越しの指先にサラサラとした髪の手触りがして少し気持ちがいい。

「あれぜってえ意味違うだろ……フレンってやっぱ鈍すぎねぇ?てかやべえよな……あいつそろそろ気づくだろうし」

 遠くで眺めていたカイが呟いた言葉は授業の喧騒に塗れて、ルカのお世話で手いっぱいな俺に届く事はなかった。
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