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そして……一年後。
私は、辺境伯夫人として、王都で開かれた貴族評議の場にいた。きらびやかなドレスを身に纏い、胸元にはエリオット様から贈られた美しい宝石が輝いている。隣には、私の手を優しく握るエリオット様の姿。
「緊張しているのか?」
エリオット様が、私の耳元で囁いた。彼の声は、いつも私を落ち着かせてくれる。
「少し、いえ…かなり、です」
私は正直に答えた。辺境の地で、領民や貴族の方々と接することには慣れたけれど、王都の貴族たちの目は、辺境とは比べ物にならないほど厳しい。それに、この場所は、私にとって苦い思い出のある場所でもあるから。
「心配ない。君は、誰よりも立派な辺境伯夫人だ」
エリオット様の言葉に、私は心が温かくなった。彼の言葉は、いつも私の背中を押してくれる。
評議の会場は、各国の貴族たちで賑わっていた。きらびやかな衣装を身につけた貴婦人たちが、優雅に談笑している。その中で、一際目を引く男がいた。
――ロルフ様。
彼の隣には、見慣れない貴族令嬢が寄り添っていた。以前、私を罵倒したカトリーヌ様ではない。別の、もっと地位の高い貴族の令嬢だろう。ロルフ様は、その令嬢に媚びるように微笑みかけ、親密そうに話している。彼の瞳は、かつて私に向けられた蔑みとは違い、明らかに計算と欲望に満ちていた。
私がロルフ様の存在に気づいた瞬間、彼もまた、私に気づいたようだった。彼の顔から、スッと血の気が引いたのが分かった。彼は、目を見開いて私を凝視している。まるで、この世のものではないものを見たかのように。
私が、かつてのメイド服の平民の娘ではなく、辺境伯夫人として堂々と立っていることに、ロルフ様は驚きを隠せないようだった。その顔には、焦りと動揺がはっきりと見て取れる。
私とロルフ様の間に流れる空気に気づいた人々のざわめきが徐々に広がり、会場を包み始めた。ロルフ様の不実な行いは、王都の貴族たちの間でも、すでに噂になっていたのだろう。彼の隣の令嬢も、周囲の視線に気づき、不機嫌そうな顔でロルフ様を睨みつけている。
やがて、評議が始まった。議題は、各領地の現状報告と、今後の国の発展についてだ。エリオット様は、静かに、しかし力強く、辺境伯領の現状と、これまでの改革の成果を報告していく。その言葉は、具体的で説得力があり、評族たちの間からは感嘆の声が上がっていた。
「そして、この改革は、私の妻であるマリアの尽力なくしては成し得ませんでした」
エリオット様が、そう言って私の方を見た時、私の胸は熱くなった。彼は、公の場で、私の功績を認めてくれたのだ。
その瞬間、ロルフ様の顔が、さらに青ざめるのが見えた。彼は、もう何も言えずに、ただ呆然と私を見ていた。
議題が終盤に差し掛かった時、一人の貴族が、ロルフ様に向かって問いかけた。
「子爵ロルフ殿。貴殿の領地での、昨年の物資不足の件について、いまだ解決されていないと聞く。それに、婚約破棄を繰り返しているとの噂もあるが、これはいかに?」
その言葉に、会場のざわめきが大きくなった。ロルフ様の顔は、みるみるうちに赤くなり、汗が滲み出る。
「そ、それは…! 誤解です! 私の領地は、順調に…!」
ロルフ様はしどろもどろになって弁解しようとするが、すでに多くの貴族たちが、彼に冷たい視線を向けていた。
「誤解ですと? では、先日貴殿が、王都の貴族令嬢を誑かし、その財産を騙し取ろうとしたという訴えは、どう説明なさるおつもりか?」
別の貴族が、さらに厳しい追及の言葉を投げかけた。ロルフ様の悪行は、次々と暴かれていく。彼は、もはや何も言い訳できない状況に追い込まれていた。
「そんな…! 誰が、そんなでたらめを…!」
ロルフ様は、私の方をちらりと見た。その目には、憎悪と、そしてわずかな恐怖が混じっていた。まるで、私がこの状況を仕組んだかのように。だが、私はただ、静かにその光景を見つめているだけだ。彼が蒔いた種が、今、彼自身を苦しめているだけだ。
「貴殿の行いは、貴族としてあるまじきものです! これ以上、国の品位を貶めるわけにはいきません!」
「子爵の地位を剥奪し、領地も没収すべきだ!」
貴族たちの怒りの声が、会場に響き渡る。ロルフ様は、その場で膝から崩れ落ちた。顔は土気色になり、もはや貴族としての威厳など、かけらも残っていなかった。彼の隣にいた令嬢は、嫌悪感を露わにし、彼から離れていった。
すべてを失ったロルフ様は、力なく私の方を見た。その目には、懇願の色が浮かんでいた。助けてほしい、と言っているようだった。
私は、彼の視線から目をそらさなかった。たっぷりと視線を合わせて、それから、静かに、ゆっくりとエリオット様の方を向いた。
エリオット様は静かに私の手を包み込み、その指先から伝わる温もりが胸に沁み渡った。
エリオット様の瞳は優しさと深い愛情に満ちており、その温かな眼差しがまるで私の心を包み込むように見つめていた。
どんな困難な時も、彼の存在は私にとって揺るぎない支えであり、安らぎの源だった。
彼のそばにいるだけで、私は不安や迷いを忘れ、前へと進む力を取り戻すことができた。エリオット様の存在が、私の心に確かな強さをもたらしてくれているのだと、改めて実感した。
ロルフ様がかつて私に与えた絶望と屈辱は、今やまったく私の心に痛みを与えることはなかった。
あの時感じた深い傷や涙は、時間とともに癒え、強さへと変わっていた。
彼の言葉や行動によって引き裂かれた心は、もう昔のように私を縛りつけることはできない。今の私は、自分自身を取り戻し、過去の影に怯えることなく前を向いて歩んでいるのだから。
私は、辺境伯夫人として、王都で開かれた貴族評議の場にいた。きらびやかなドレスを身に纏い、胸元にはエリオット様から贈られた美しい宝石が輝いている。隣には、私の手を優しく握るエリオット様の姿。
「緊張しているのか?」
エリオット様が、私の耳元で囁いた。彼の声は、いつも私を落ち着かせてくれる。
「少し、いえ…かなり、です」
私は正直に答えた。辺境の地で、領民や貴族の方々と接することには慣れたけれど、王都の貴族たちの目は、辺境とは比べ物にならないほど厳しい。それに、この場所は、私にとって苦い思い出のある場所でもあるから。
「心配ない。君は、誰よりも立派な辺境伯夫人だ」
エリオット様の言葉に、私は心が温かくなった。彼の言葉は、いつも私の背中を押してくれる。
評議の会場は、各国の貴族たちで賑わっていた。きらびやかな衣装を身につけた貴婦人たちが、優雅に談笑している。その中で、一際目を引く男がいた。
――ロルフ様。
彼の隣には、見慣れない貴族令嬢が寄り添っていた。以前、私を罵倒したカトリーヌ様ではない。別の、もっと地位の高い貴族の令嬢だろう。ロルフ様は、その令嬢に媚びるように微笑みかけ、親密そうに話している。彼の瞳は、かつて私に向けられた蔑みとは違い、明らかに計算と欲望に満ちていた。
私がロルフ様の存在に気づいた瞬間、彼もまた、私に気づいたようだった。彼の顔から、スッと血の気が引いたのが分かった。彼は、目を見開いて私を凝視している。まるで、この世のものではないものを見たかのように。
私が、かつてのメイド服の平民の娘ではなく、辺境伯夫人として堂々と立っていることに、ロルフ様は驚きを隠せないようだった。その顔には、焦りと動揺がはっきりと見て取れる。
私とロルフ様の間に流れる空気に気づいた人々のざわめきが徐々に広がり、会場を包み始めた。ロルフ様の不実な行いは、王都の貴族たちの間でも、すでに噂になっていたのだろう。彼の隣の令嬢も、周囲の視線に気づき、不機嫌そうな顔でロルフ様を睨みつけている。
やがて、評議が始まった。議題は、各領地の現状報告と、今後の国の発展についてだ。エリオット様は、静かに、しかし力強く、辺境伯領の現状と、これまでの改革の成果を報告していく。その言葉は、具体的で説得力があり、評族たちの間からは感嘆の声が上がっていた。
「そして、この改革は、私の妻であるマリアの尽力なくしては成し得ませんでした」
エリオット様が、そう言って私の方を見た時、私の胸は熱くなった。彼は、公の場で、私の功績を認めてくれたのだ。
その瞬間、ロルフ様の顔が、さらに青ざめるのが見えた。彼は、もう何も言えずに、ただ呆然と私を見ていた。
議題が終盤に差し掛かった時、一人の貴族が、ロルフ様に向かって問いかけた。
「子爵ロルフ殿。貴殿の領地での、昨年の物資不足の件について、いまだ解決されていないと聞く。それに、婚約破棄を繰り返しているとの噂もあるが、これはいかに?」
その言葉に、会場のざわめきが大きくなった。ロルフ様の顔は、みるみるうちに赤くなり、汗が滲み出る。
「そ、それは…! 誤解です! 私の領地は、順調に…!」
ロルフ様はしどろもどろになって弁解しようとするが、すでに多くの貴族たちが、彼に冷たい視線を向けていた。
「誤解ですと? では、先日貴殿が、王都の貴族令嬢を誑かし、その財産を騙し取ろうとしたという訴えは、どう説明なさるおつもりか?」
別の貴族が、さらに厳しい追及の言葉を投げかけた。ロルフ様の悪行は、次々と暴かれていく。彼は、もはや何も言い訳できない状況に追い込まれていた。
「そんな…! 誰が、そんなでたらめを…!」
ロルフ様は、私の方をちらりと見た。その目には、憎悪と、そしてわずかな恐怖が混じっていた。まるで、私がこの状況を仕組んだかのように。だが、私はただ、静かにその光景を見つめているだけだ。彼が蒔いた種が、今、彼自身を苦しめているだけだ。
「貴殿の行いは、貴族としてあるまじきものです! これ以上、国の品位を貶めるわけにはいきません!」
「子爵の地位を剥奪し、領地も没収すべきだ!」
貴族たちの怒りの声が、会場に響き渡る。ロルフ様は、その場で膝から崩れ落ちた。顔は土気色になり、もはや貴族としての威厳など、かけらも残っていなかった。彼の隣にいた令嬢は、嫌悪感を露わにし、彼から離れていった。
すべてを失ったロルフ様は、力なく私の方を見た。その目には、懇願の色が浮かんでいた。助けてほしい、と言っているようだった。
私は、彼の視線から目をそらさなかった。たっぷりと視線を合わせて、それから、静かに、ゆっくりとエリオット様の方を向いた。
エリオット様は静かに私の手を包み込み、その指先から伝わる温もりが胸に沁み渡った。
エリオット様の瞳は優しさと深い愛情に満ちており、その温かな眼差しがまるで私の心を包み込むように見つめていた。
どんな困難な時も、彼の存在は私にとって揺るぎない支えであり、安らぎの源だった。
彼のそばにいるだけで、私は不安や迷いを忘れ、前へと進む力を取り戻すことができた。エリオット様の存在が、私の心に確かな強さをもたらしてくれているのだと、改めて実感した。
ロルフ様がかつて私に与えた絶望と屈辱は、今やまったく私の心に痛みを与えることはなかった。
あの時感じた深い傷や涙は、時間とともに癒え、強さへと変わっていた。
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