続・無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……✩✩旅を選んだ娘とその竜の物語

タマ マコト

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第6話 『竜骨の森で聞こえた声』

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 干ばつの村を発った朝、空の色は少しだけ深くなっていた。

 村の井戸から汲み上げられる水の音を、背中で聞きながら。
 エリーナは、最後にもう一度だけ振り返る。

 井戸の周りで、子どもたちが水をかけ合って笑っている。
 村長は、それを目を細めて見守りながら、エリーナたちに深々と頭を下げた。

「竜の主様。あんたと、その竜と、その……」

「研究員です」

「そう、その研究員殿のおかげで、この冬を越せる」

「研究員“殿”って呼ばれたの初めてだなあ」

 カイが苦笑しながら頭を掻く。

 エリーナは少し照れくさくなって、マントの裾を握りしめた。

「また……様子を見に来ます」

「うむ。そのときまでに、もう少しマシな料理を用意しとこう」

「十分おいしかったですけど」

「それでもだ」

 村長は、皺だらけの顔ににっと笑みを浮かべた。

 別れの挨拶を終えると、エリーナはアークヴァンの背に乗り、カイは馬車の屋根にひらりと飛び乗った。

 白い翼が、大地の上で一度だけ大きく風を起こす。

『主』

「なに?」

『あの村の匂い、覚えておこう』

「……うん」

 乾いた土と、新しく掘られた井戸の冷たい水の匂い。
 人々の汗と、焚き火の残り香。

 それら全部が、胸の奥に小さく沈殿していく。

 きっと、何度も思い出す場所になる。



 干ばつの村から半日ほど北へ進むと、景色が変わり始めた。

 土の色が、じわじわと濃くなる。
 草は増えているのに、不思議と“生き物の気配”が薄い。

「このあたりから先が、“竜骨の森”の領域だね」

 カイが、手元の地図を覗き込みながら言った。

「竜骨の森……」

 エリーナは、その名前を反芻する。

 森そのものの正式名称は別にあるらしい。
 けれど、今は誰もそっちの名前で呼ばない。

 古い竜の白骨が眠る場所。
 竜魔法の研究者や、竜素材を狙うハンターたちが時々出入りする、危うい森。

『気に入らぬ名だ』

 アークヴァンが、低く言った。

『竜の骨を“見世物”にするような呼び方は』

「アークヴァンにとっては、あまり気持ちのいい場所じゃないよね」

『当然だ』

 白銀の翼が、わずかに震える。

『だが、竜の骨が放つ魔力は強い。その周囲には、竜魔法の記憶も残りやすい』

「だから、行きたい」

 エリーナは、ぎゅっと手綱代わりの鱗をつかんだ。

「竜魔法のこと、もっとちゃんと知りたい。わたしが何を抱えていて、これから何ができるのか……できるだけ知っておきたい」

 王宮の大広間で暴走しかけた力。
 干ばつの村で空回りしかけた魔法。

 どちらも、自分が“よく分からないまま”使っている力だ。

 その無知が、いちばん怖い。

『主が望むなら行く』

 アークヴァンは、短く答えた。

『だが、警戒は怠るな。この森は──』

「竜の記憶が濃すぎる、でしょ?」

『ああ』

 竜の記憶。
 それは、血の奥底に沈んでいる“古い夢”みたいなもの。

 それが濃く漂っている場所に、竜の主が入るということは──
 他人の夢の中に、わざわざ飛び込んでいくようなものだ。



 森の入口は、拍子抜けするほど普通だった。

 大きな木が密集しているわけでもないし、魔物の気配が濃いわけでもない。

 ただ──静かだった。

 不自然なほどに。

「……鳥の声、ほとんどしない」

 エリーナは、足を止めて辺りを見回した。

 風は吹いているのに、葉擦れの音が妙に低い。
 虫の羽音も、どこか遠くから聞こえるだけだ。

 空気が、少し重い。

 胸の紋章が、かすかにきゅっと縮む。

『主』

 アークヴァンが、森の上空をゆっくり旋回しながら言った。

『この森には、“生きた竜”ではなく、“眠った竜”の気配が満ちている』

「眠った竜……」

『骨だけになっても、竜は大地と空に痕を残す。その痕が、風を浅くし、音を鈍くしている』

「……怖い?」

『我が、か?』

「ううん。わたしが」

 エリーナは、胸の上に手を当てた。

 鼓動が、ほんの少しだけ早い。

『怖いなら、ここで引き返してもよい』

「……怖いけど」

 その言葉は、嘘じゃなかった。

「怖いけど、知りたい」

 竜のこと。
 竜魔法のこと。
 “竜の主”という存在が、本当は何なのか。

『ならば進め』

 アークヴァンの声は、いつもと同じ静けさだった。

『我が上から見ておる』

「うん」

 エリーナは、深呼吸をひとつしてから、森の中へ足を踏み入れた。

「緊張してる?」

 隣を歩くカイが、少しからかうように聞いてくる。

「してないって言ったら嘘になる」

「だろうね。顔が“わくわくとびびり半々です”って言ってる」

「表情口が軽すぎる……」

 でも、その軽口に、少しだけ肩の力が抜けた。



 竜骨の森の中は、音の代わりに“匂い”が濃かった。

 湿った土と、古い木の匂い。
 どこか、焦げたような、焼けた石の残り香。

 足元には、白く乾いた破片が、ところどころに混ざっている。

 人の骨にしては大きすぎる。
 魔物の骨にしては、形が整いすぎている。

「……これも、竜の骨?」

「末端のほうの小さい骨かな。指とか尾の先とか」

 カイが、しゃがみこんで破片を観察する。

「魔導院の資料でしか見たことないな。実物は、思ったより……」

「思ったより?」

「静かだ」

 骨から、何かが襲いかかってくるわけじゃない。
 呪いのような気配も、今のところない。

 ただそこに、“残骸”としてあるだけ。

 それが逆に、奇妙な生々しさを帯びていた。

『奥に、大きいものがある』

 アークヴァンの声が、頭上から降ってくる。

『主、少し右にそれ。あの木の列を抜けた先だ』

「分かった」

 エリーナは、指示された方向へ歩を進めた。

 木々の間を抜けると──そこに、それはあった。

「……わ」

 声が、自然と漏れた。

 大地から突き出した巨大な白い弧。
 何本もの柱のような骨が、空に向かって伸びている。

 肋骨。
 その一本一本が、馬車を縦に並べてもまだ余る大きさ。

 半ば苔や蔓草に覆われてはいるが、その形ははっきりと残っていた。

 地面には、崩れ落ちた脊椎の一部と、折れた翼骨。
 少し離れた場所には、半分土に埋もれた頭蓋骨の一部が見える。

「これが……古代竜……」

 エリーナは、思わず近づいていった。

 白い骨は、陽の光を受けて鈍く光る。
 冷たい石みたいに見えるのに、目を離せない。

 胸の紋章が、じくじくとうずいた。

『主』

 アークヴァンの声が、少し強くなる。

『あまり近づきすぎるな』

「大丈夫。触ったりしないから」

『触らなければいい、という問題ではない』

 竜の声は珍しく苛立ちを含んでいた。

『その骨は、“竜の時代”の残り香だ。そなたの紋章は、それに反応しやすい』

「……竜の、時代」

 その言葉に、妙な重みがあった。

 今の世界とは違う、“竜が空と大地を支配していた頃”の記憶。

 エリーナは小さく笑って、骨から少し距離を取ろうとした。

 ──けれど、足が鉄でできたみたいに、その場に張り付いて動かなかった。

(触れたい)

 理性とは別のところで、そんな欲望がむくりと顔を出す。

 この骨が何を見てきたのか。
 どんな空を飛び、どんな地を踏んだのか。

 それを、指先で、掌で、ほんの少しでいいから感じてみたい。

「エリーナ?」

 カイが怪訝そうに呼ぶ。

「ごめん。ちょっとだけ」

 自分でも声が震えているのが分かった。

「ほんの少しだけ、触れてみてもいい?」

『主──』

 止める声と、自分の衝動とがぶつかる。

「もし、変なことになりそうだったら、すぐ離れるから」

 それが、どれほど約束になっていない約束か、分かっていながら。

 それでも、エリーナは手を伸ばした。

 白い骨に、そっと指先を触れさせる。

 ひんやりとした感触。
 石よりも滑らかで、でもどこかざらりとした“残滓”がある。

 次の瞬間。

 ざあああああああああ——

 音が、頭の中に流れ込んできた。

 風の音かと思った。
 でも、それは風ではなかった。

 無数の声。
 叫びとも、囁きともつかない、ざらざらした竜語。

『──……主……』

『……翼が燃える……』

『……我らの時代……』

『空は……黒く……』

 意味の断片だけが、砂嵐の中から拾われるみたいに耳に届く。

「っ……!」

 エリーナは、頭を抱えた。

 脳が直接掻き回されるような感覚。
 視界が、ぐにゃりと歪む。

「エリーナ!」

 カイの声が遠く聞こえた。

 膝が砕けるように、地面に落ちる。
 骨に触れていた手は、ずるりと滑り落ちた。

『主!』

 アークヴァンの声が、今度ははっきりと響く。

『離れろ! その記憶は、そなたのものではない!』

「……声が……」

 唇が、勝手に動く。

「聞こえる……。竜の、声……」

『“古竜”の残響だ。過去の傷と怒りと、滅びの記録だ』

 アークヴァンの声にも、微かな震えが混ざっていた。

『それは、既に終わった時代のもの。今の主が背負う必要はない』

 でも、エリーナは、耳を塞ぐことができなかった。

 胸の紋章が、外からの声に反応して、勝手に“門”を開けてしまう。

『……主……』

 誰かが、呼んでいる。

『……竜の主は……』

『世界を……』

 砂をかむみたいに、断片が流れ込む。

「世界を……?」

 エリーナは、歪んだ視界の中で、言葉だけを追いかけた。

『選ぶ者……』

 そこで、声がぷつりと途切れた。

 音の洪水が、ぱきん、とガラスが割れるみたいに消える。

 残ったのは、激しい頭痛と、胸の奥にざらざらと残る言葉だけ。

 ――竜の主は、“世界を選ぶ者”。

「……っ」

 激しく息を吐く。

 視界がゆっくりと元に戻っていく。

 カイが、すぐそばにいた。

 肩を支えられて、自分がどれだけ崩れ落ちていたのかを知る。

「無茶しないでって言ったよね」

 怒っているのか、心配しているのか、自分でも判別がつかない声で、カイが呟いた。

「ごめん……」

 一言だけ、それだけ絞り出す。

「でも……聞こえたの。何か、大事なことを言ってる気がして」

「だからって、頭抱えて崩れ落ちるまで聞く?」

「……反論できない」

 エリーナは、苦笑しようとして、痛みに顔をしかめた。

『主』

 アークヴァンの声が、いつもより低くなる。

『今の言葉を、繰り返してみろ』

「……“竜の主は”」

 エリーナは、額を押さえながら呟いた。

「“世界を選ぶ者”」

 口にした瞬間、胸の紋章が弱く脈打った。

 何かが反応している。

『……やはり、その言葉か』

「知ってるの?」

『記録に、少しだけ残っている』

 アークヴァンは、慎重に言葉を選ぶように話した。

『遥か昔、竜が空を支配していた時代。
 竜と人との契約は、“世界をどちらに傾けるか”を決める儀式でもあった』

「どちらに……?」

『竜の時代を延ばすのか、人の時代を早めるのか。
 荒廃へ向かうのか、繁栄へ向かうのか』

 アークヴァンの声に、古い傷の匂いが混ざる。

『竜の主は、その岐路に立つ者とされた』

「……そんな大それた役割、聞いてないんだけど」

 エリーナは、乾いた笑いを漏らす。

「わたし、そんな“世界”とか選びたくて契約したわけじゃないよ? 森で泣いてたとき、“ひとりにしないで”って願っただけで──」

『分かっている』

 アークヴァンは、優しく遮った。

『今の世界は、もうあの時代とは違う。
 竜の主が“世界をひとりで決める”ような時代ではない』

「……だといいけど」

 胸の奥に残るざらつきは、簡単には消えそうにない。

 世界を選ぶ者。
 その言葉が、妙に重く心に沈む。

「ねえ、カイ」

「うん」

「もし、本当に“竜の主が世界を選ぶ”なんて役目があるとして……」

 エリーナは、まだ少しふらつく視界の中で、彼を見た。

「わたしが、変なほう選びそうになったら、止めてね」

 真面目な声だった。

「自分で“正しいと思ったから”って暴走して、誰かを傷つけそうになったら」

 王宮の夜が、頭をよぎる。

「わたし、目の前のことでいっぱいいっぱいになると、視野が狭くなるから」

「自覚あるの、偉いけど悲しいね」

 カイは、苦笑を浮かべた。

「でも、止めるよ。全力で」

 迷いのない声だった。

「君が“世界を選ぶ者”かどうかは分からないけど、少なくとも、目の前の世界を壊しそうになったら──俺は“それは違う”って言う」

「……約束」

「約束」

 ここに、ひとつ、小さな契約が結ばれた。

 竜との魂の契約とは違う。
 もっと人間くさい、したたかで弱い、でも温かい約束。



 竜骨の森を後にしようとしたとき、エリーナは背筋にひやりとしたものを感じた。

「……今、誰か見てなかった?」

 振り返る。

 木々の間。
 暗い幹と幹の隙間。

 何かが、そこにいるような気がした。

 でも、目を凝らしても、影の形は見えない。

「気のせい、じゃないか?」

 カイが言う。

 確かに、視界の中には何もない。

 ただ、胸の紋章が、ほんの一瞬だけぴくりと反応した。

『……嫌な匂いがする』

 アークヴァンが、遠くから低く呟いた。

『鉄と、血と、油の匂いだ』

「鉄……?」

『“竜を狩る人間”が纏う匂いだ』

 その言葉に、エリーナはぞくりとした。

 竜狩り。
 竜の骨や鱗、血を素材として狙う傭兵団たち。

 竜骨の森は、彼らにとっては宝の山だ。

『今は、深追いせぬほうがよい』

 アークヴァンの声は、珍しく慎重だった。

『主の頭と心も消耗している。戦うなら、万全のときにだ』

「分かった」

 エリーナは、森の奥に一礼だけしてから、踵を返した。

「帰ろう。今日は、もう十分だよね」

「十分すぎるくらいだね」

 カイも頷き、エリーナの肩を軽く叩いた。

 竜骨の森の空気は、最後までざらざらとしていた。

 足元に残る白い欠片。
 木々の間に潜む、かすかな視線。

 それら全てが、「また来るか?」と試すように、背中を見送っている気がした。



 森の奥。
 大きな朽ちた切り株の影。

 そこに、ひとりの男が腰を下ろしていた。

 レザーの軽鎧。
 腰には大きな弓と、竜素材で作られたナイフ。

 彼は、木陰から去っていく白い影と、少女の小さな背中をじっと見つめていた。

「……本当に、いたな」

 低い声が、静寂を切り裂く。

「白竜と、その主」

 男は、口の端を持ち上げた。

「団長にいい土産話ができた」

 彼は、胸元の小さな水晶に触れる。

「こちら、斥候一番。報告。白竜アークヴァン、および竜の主と思しき少女を確認。竜骨の森北側から離脱中」

 水晶が、微かに光る。

『追うか?』

 くぐもった声が、水晶の中から返ってきた。

「今は距離を保つ。竜骨の森のすぐ外で仕掛けるのは、さすがに愚策だ」

 男は肩をすくめる。

「でも、そう遠くないうちに、また会えるさ。──獲物は、“自分から目立つ道”を歩いてる」

 森の空気が、ひやりと震えた。

 彼らの追跡が、すでに始まっていることを。

 エリーナも、カイも、まだ知らない。

 ただひとり、空高く飛ぶ白竜だけが、遠くの地平線の向こうを睨みつけていた。

『……臭うぞ、人間ども』

 低く、冷たい声。

『主よ。世界を選ぶ前に、まずは“そなたの背”を狙う者たちから、目を離すな』

 竜の黄金の瞳が、ゆっくりと細くなる。

 竜骨の森で聞こえた声。
 “世界を選ぶ者”という言葉。

 それらはまだ、エリーナの胸の片隅で静かに燻っているだけだ。

 けれど、その小さな火種が、この先どんな風を呼ぶのか──
 誰もまだ、知らなかった。
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