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第13話 『古竜王の問いかけ』
しおりを挟む――落ちていく、でも、痛くない。
そんな変な感覚で、エリーナは「夢の底」に触れた。
足元に地面はない。
空もない。
上下の感覚すら、曖昧になっていく。
白。
ただ、白。
何もない、真っ白な空間。
いや、「何もない」と思ったのは最初だけだった。
よく見ると、白い空間の端っこが、ところどころ滲んでいる。
山の稜線みたいな影。
森の木立のような線。
城壁のシルエット。
現実の風景が、輪郭だけを残して溶けているみたいな、変な世界。
「……どこ、ここ」
声は、ちゃんと出た。
ただ、耳では聞こえない。
自分の頭の中に、自分の声が反響するような感じ。
夢だ、と直感する。
でも、さっきまで見ていた「アークヴァンの悪夢」とは違う。
赤くもないし、血の匂いもしない。
静かな、白。
……と思った、そのとき。
遠くに、影が見えた。
最初は、山だと思った。
それくらい、大きかったから。
けれど、その「山」は、動いた。
ゆっくりと。
滑るように。
そして、翼を広げた。
巨大な竜影。
アークヴァンよりも、さらにずっと大きい。
空の半分を埋め尽くすくらいの、馬鹿みたいなサイズ。
鱗のひとつひとつが、まるで大地の岩盤みたいに見える。
尾の一本のうねりで、世界の輪郭が揺れる。
(おおきい……)
言葉にならない。
ただ、「竜だ」ということだけは、はっきり分かる。
そして、それが「普通の竜」じゃないことも。
理解が、感覚のほうから押し寄せてくる。
頭で考える前に、魂が先に震える。
(この気配……)
竜骨の森で聞いた、ざらりとした声。
アークヴァンの過去の奥で感じた、重たすぎる気配。
間違いない、と、どこかが告げる。
(古竜王)
自然と、その名が浮かんだ。
名乗られてもいないのに。
教えられてもいないのに。
「竜たちの王」としか言いようのない存在が、白い世界の向こう側で、ゆっくりと首をもたげる。
視線が、こちらに向いた。
その瞬間。
背筋に、冷たい刃がそっと沿わされたみたいに、ぞくりとした。
全身の感覚が、ピンと張り詰める。
『――竜の主』
声が、響いた。
音ではない。
けれど、確かに「声」だ。
頭の中に、直接落ちてくる。
『なぜ、今の時代に目覚めた』
問われている。
誰か分からない「誰か」じゃない。
明確に、「エリーナ」という一個の存在に向かって。
「え、っと……」
返事の仕方が分からなくて、とりあえず口を開く。
「あの、はじめまして、なのかな……?」
古竜王は、しばし沈黙した。
その沈黙すら、世界を重くする。
『礼儀は後でよい』
「ですよね」
初手から会話のテンポが合わない。
でも、その軽口で、ほんの少しだけ緊張が和らいだ。
『答えよ、竜の主』
古竜王の影が、わずかに前に進む。
『なぜ、今の時代に目覚めた』
「……目覚めた、って言われても」
エリーナは、自分の胸に手を当てた。
そこには、白銀の紋章。
アークヴァンとの魂契約の証。
「わたし、自分から“この時代に生まれたいです”って願った覚えもないし……
“特別な使命を授かりました!”とか、そういう自覚もないんですけど」
『では、なぜ卵に触れた』
「……」
森。
血を流した卵。
冷たい土。
幼い自分が、震えながら叫んだ夜。
『ひとりに、しないで』
あの言葉が、胸の奥で蘇る。
「ただ」
エリーナは、ゆっくりと言った。
「ひとりにされたくなかっただけ、です」
自分でも拍子抜けするくらい、小さな理由。
「森で、誰にも見つけてもらえなくて。
寒くて、怖くて、真っ暗で。
“このまま消えちゃうのかな”って思ったときに──」
血まみれの卵が、そこにあった。
「あの卵が、ひとりに見えたから。
“わたしだけじゃないんだ”って、ちょっとだけ安心して。
だから、“ひとりにしないで”って、お願いしただけで」
それが、全ての始まり。
竜の主になったきっかけは、世界の意志でも、偉大な運命でもなかった。
「……あと、今は」
少しだけ息を吸う。
「守りたい人がいるから」
『守りたい人』
「はい」
アークヴァン。
カイ。
干ばつの村の人たち。
今まで出会ってきた、泣きながら笑った人たち。
「世界どうこうじゃなくて、目の前で泣きそうな顔してる人とか。
この人の笑顔は守りたいなって思った人とか。
そういう人を、守れるだけ守りたいから」
それ以上でも、それ以下でもない。
『…………』
古竜王の影は、しばらく黙っていた。
沈黙が、白い空間に重く広がる。
やがて。
『“世界を選ぶ者”にしては、小さな理由だ』
くつ、と、笑い声のような振動が、空間を揺らした。
冷ややかで、どこか楽しんでいるような響き。
「世界を……選ぶ者?」
エリーナは、眉をひそめる。
「竜骨の森でも、そんな言葉、聞いた気がするけど」
『竜の主は、本来そう呼ばれてきた』
古竜王の目が、静かに光る。
『竜の力は、世界を傾ける。
その力をどこに流すかを決める者が、“竜の主”だ』
火を落とす場所。
水を引く場所。
守る城か、壊す城か。
『ひとつの城を守るために、別の城を焼き払う。
ひとつの国を救うために、別の国を枯らす』
淡々とした声で、恐ろしいことを言う。
『そうして、世界の形を選び続ける存在。
それが、“竜の主”であり、“世界を選ぶ者”』
「……そんな大役、聞いてないんだけど」
『聞いたからと言って、変わるものではない』
「ですよねー」
聞いた瞬間、胃がキリキリしてきた。
(世界の、何を、選ぶって言うの)
自分のことでさえ、ろくに選べなくて。
王宮の鎖を断ち切るだけでも精一杯で。
それなのに、世界ごと?
無理だ。
普通に考えて、キャパオーバーだ。
『かつて』
古竜王が言葉を続ける。
『“世界を大きく変えようとした竜の主”がいた』
「……」
背筋が、ひやりとした。
『そやつは、“全ての戦を終わらせるため”と言って、竜と人の力を一つにまとめようとした』
「全ての戦を終わらせる」。
そのフレーズは、一見して美しい。
『竜と人が完全に溶け合えば、争いは消えると信じたのだ』
でも、その結末は。
『そやつが選んだ結末は、“破滅”だった』
白い空間の端で、赤い残像がちらりと揺れた。
墜ちる竜。
燃える塔。
泣き叫ぶ人。
『竜と人の境を曖昧にしすぎれば、“何を守り、何を壊すべきか”の線が消える』
善意でとった選択が、結果的に最大の災厄になることもある。
『その竜の主は、自らの理想に酔い、世界を巻き込み、何も残せなかった』
“世界を選ぶ者”が選んだのは、“世界を壊す結末だった”ということだ。
『お前も、同じ道を辿るのではないか』
古竜王の目が、ぴたりとエリーナを射抜く。
『竜の過去に手を伸ばし、人の今に感情を重ね、“全部一緒に抱えようとする”』
さっき自分が口にした、「一緒に見る」という言葉が、ここまで届いている。
(やっぱ見られてたんだ……)
全身がこわばる。
『その先にあるのは、己の境界の喪失だ』
竜と人の境目が、溶けて消える。
『そうして“自分が消えた竜の主”も、我は見てきた』
古竜王の声には、飽き飽きしたような色すら混じっている。
『問い直そう、竜の主』
重たい視線が、もう一度エリーナの中心を射抜く。
『お前は、何を選ぶ』
世界か。
竜か。
人か。
過去か。
未来か。
選べ、と、言う。
そんな簡単に言われても。
あまりにも大きすぎて、足下がぐらぐらする。
「……世界なんて、選べないよ」
喉から出た声は、かすれていた。
『ほう』
「世界を、大きくどうこうするなんて、わたしにできるわけない」
素直な本音。
「そんなの、神様の仕事でしょ」
わたしは神じゃない。
竜でもない。
ひとりの人間だ。
「でも」
それでも、と言葉を継ぐ。
「“目の前の誰か”を選ぶことなら、わたしにもできる」
干ばつの村で、井戸を掘ると決めたとき。
竜狩りから逃げずに戦うと決めたとき。
城塞の鎖を拒んだとき。
全部、「世界全部」じゃなくて、「目の前の誰か」を選んだ結果だった。
「この人を守りたい、とか。
この村を見捨てたくない、とか。
この鎖は絶対に嫌、とか」
小さい。
世界規模から見れば、笑われるくらい、小さい理由。
「それしか、わたしには選べない」
でも。
「でも、“それだけは選べる”って信じたい」
目の前の手を取るかどうか。
泣いている人から目を逸らすかどうか。
鎖を飲み込むか、振り払うか。
「世界を選ぶ勇気はないけど、“目の前の選択を、ちゃんと選ぶ勇気”なら──」
少しだけ胸を張る。
「持ちたい」
震えながら。
怖さをだましながら。
それでも、そう言った。
白い空間が、静まり返る。
古竜王の巨大な影が、ぴくりとも動かない。
数秒。
数分。
あるいは、もっと長い時間。
時間の感覚が、溶ける。
やがて。
『……面白い』
ぽつりと落ちたその一言が、世界の空気を変えた。
『“世界を選ぶ”役目を授かりながら、“目の前しか選べない”と開き直るか』
「開き直ってるつもりはないんだけど」
『結果として、そうなっている』
くつり、と、古竜王の影が笑う。
『よい』
低く、重たい響き。
『ならば、見ていよう』
その言葉に、ぞくりとした。
『“目の前だけ”を選び続けた先に、何が残るのか』
嘲りとも、興味ともつかない響き。
『世界が、どう傾くのか。
お前自身が、何を失い、何を守るのか』
観察すると告げられている。
監視と、期待と、賭けのような目で。
『竜の主よ』
古竜王の影が、ゆっくりと遠ざかる。
『我は見ている』
その言葉を最後に、白い世界がひび割れた。
光が、亀裂から溢れ出す。
視界が反転する。
落ちる。
どこかに、戻っていく。
◆
「――っ!」
エリーナは、跳ねるように目を覚ました。
息は、さっきみたいに乱れていない。
胸の痛みも、過呼吸の苦しさもない。
ただ、背中に妙な汗がにじんでいた。
「エリーナ!」
隣から、カイが覗き込む。
その顔を見て、ようやく「あ、現実だ」と安心した。
「だいじょぶ……」
かすれた声で答える。
『主』
アークヴァンの声も、すぐに頭の中に響いた。
『今のは……古竜王か』
「……うん」
エリーナは、寝袋の中で体を起こしながら、二人に向かって深呼吸をひとつした。
「変な、夢だった」
◆
焚き火は、ほとんど灰になりかけていた。
夜明け前の薄暗い空の下。
エリーナは、見た夢の内容を、ふたりに話した。
白い空間。
溶けた世界の輪郭。
巨大な竜影。
古竜王。
「“竜の主よ、なぜ今の時代に目覚めた”って聞かれてさ」
「……なんて答えたの」
カイが、少しだけ緊張した声で尋ねる。
「“ひとりにされたくなかったから”と、“守りたい人がいるから”」
「エリーナらしいね」
「褒めてる?」
「半分は」
さっきアークヴァンが言ってたのと、同じ言い方。
エリーナは、すこしだけ笑った。
「それで、“世界を選ぶ者にしては、小さな理由だ”って笑われた」
『古竜王らしいな』
アークヴァンが、低く鼻を鳴らす。
『あの存在は、常に“大局”からしか物を見ぬ』
「“世界を大きく変えようとした竜の主”の話も、された」
戦争を終わらせようとして、逆に世界を壊した竜の主。
竜と人を溶かそうとして、自分を失った竜の主。
エリーナは、夢の中で聞いたその話を、できるだけ正確に伝えた。
カイは、難しい顔で黙って聞いていた。
「……君は、考えている以上に“大きな力の流れ”に巻き込まれてるんだと思う」
「うん」
分かってはいた。
王宮を吹き飛ばした時点で、ある程度覚悟はしていた。
「でも、“世界を選ぶ者”って言われると、さすがに胃が痛い」
「だよね」
カイも、苦笑する。
「俺だって、“竜魔法の研究者”のつもりが、気づいたら古竜王の観察対象のそばにいるわけだし」
「一緒に巻き込んでごめん」
「そこは“お疲れさま”って言ってほしいな」
二人の軽口に、アークヴァンが小さく溜息をつく。
『……だが、人間の言う通りだ』
竜の目は、真剣だった。
『古竜王が視線を向けたということは、この先、竜と竜の主たちの“時代の揺れ”が来る』
「時代の揺れ」
『竜が減り、人が増え、魔導具や禁術が広まり──
その中で、“竜の主”がどう動くかは、世界の流れに影響を与える』
それが、「大きな物語」のほう。
大陸全体の勢力図。
国と国の均衡。
竜という存在の行く末。
『古竜王は、常にそれを見ている』
アークヴァンの声に、わずかな身震いが混ざった。
『あの視線は、竜にとっても重い。
“試されている”と感じる者もいる』
「アークヴァンは、怖い?」
『……嬉しくはない』
正直だけど、プライドゆえに「怖い」とは言わない。
『だが』
竜は、エリーナに視線を向けた。
『主の選択は、何度でも尊重する』
「……うん」
『世界を選ぶかどうかは、古竜王の問いであって、我の問いではない』
アークヴァンの声は、静かに強かった。
『我が主に問うのは、ただ一つだ』
「一つ?」
『“今、目の前で何を選ぶか”だけだ』
それは、古竜王とは逆のベクトルの問い。
『あの村を助けるか。
あの鎖を断つか。
あの人間の手を取るか』
カイとエリーナが、同時に顔を赤くした。
『それら全ては、“世界”から見れば些細なことかもしれぬ。
だが、主の“今”は、そこにしかない』
「……うん」
エリーナは、胸の奥をぎゅっと押さえた。
「古竜王には、“目の前しか選べない”って笑われたけど」
『笑われていない』
「ちょっと笑ってたよ」
『あれは、“興味”だ』
アークヴァンは断言した。
『古竜王は、自分の見た“竜の主たちの破滅”とは違う答えを、主が出すかどうかを見ている』
「つまり、“賭けてる”ってこと?」
『ああ』
竜の目が、わずかに細められる。
『ならば、勝てばいい』
その単純さに、思わず笑ってしまった。
「勝つって、何に」
『主が“目の前”を選び続けた結果が、古竜王の予見する破滅とは違う未来に辿り着く、ということだ』
「……大きく出たね」
『竜だ』
アークヴァンは、当たり前のように言った。
『主がお前の言う“目の前”を選び続ける限り、我はそれに翼を貸す』
何度でも。
躓いても。
泣きながらでも。
『たとえ古竜王に何と言われようと、我は“主の選択”を優先する』
竜らしい、不器用な忠誠の言葉。
胸の奥が、じんわりと熱くなった。
「カイは?」
エリーナは、隣の青年を見る。
「カイは、どう思う?」
「そうだね」
カイは、しばらく黙ってから、言葉を選ぶように話し始めた。
「君が考えている以上に、君は大きな物語に関わってると思う」
「うん」
「王宮を吹き飛ばして、“災厄竜の娘”なんて呼ばれ始めて。
古竜王まで出てきて。
竜と人の歴史の“節目”みたいなところに立たされてる」
現実を冷静に整理すれば、そうなる。
「それでも」
カイは、エリーナの手をそっと取った。
「俺は、“目の前を選ぼうとする”君に賭けたい」
「……賭ける、って」
「君が、“世界全部”じゃなくて、“今この瞬間の誰か”を見てくれる限り。
その選び方のほうが、たぶん俺は好きだから」
その「誰か」の中に、自分が含まれていることを期待してしまうから。
そんなことは口に出さないけれど。
「君が、“目の前”を選び続けるなら、俺はその隣で“結果がどうなるか”を見たい」
研究者の目と、ひとりの男の目。
「世界規模の大きな物語がどんな形で押し寄せてきても──
君がそこで、“目の前の恋と日々”を捨てないタイプであることに賭ける」
「……恋って言った」
「言ったね」
しれっと認めるな。
エリーナの顔が、真っ赤になる。
『心拍上昇』
「観測やめてってばアークヴァン!!」
竜の実況に、半泣きで叫ぶ。
でも、泣き言の中に、ちゃんと笑いが混ざっていた。
◆
古竜王の視線。
世界規模の物語。
竜と人の歴史の節目。
それら全部が、空のもっと高い場所で、重たい雲みたいに渦巻いている。
でも、エリーナの足元にあるのは、小さな焚き火と、ひとつの寝袋と、隣り合って座るふたりと、一匹の竜だけだ。
世界の未来と、今日の朝ごはん。
古竜王の問いと、恋のドキドキ。
スケールの違うものたちが、同じ地平の上で、へんてこに並んでいる。
(世界は選べないけど)
エリーナは、自分の胸に手を当てた。
(今、わたしが隣にいたい人くらいは、選べる)
アークヴァンの背と。
カイの手と。
これから出会う誰かの笑顔と。
そのひとつひとつを、ちゃんと選べるように。
「よし」
小さく気合いを入れて、エリーナは立ち上がった。
「とりあえず、“目の前の選択第一号”」
「なに?」
「朝ごはん作る。お腹減った」
「大事」
カイが笑い、アークヴァンが小さく鼻を鳴らした。
世界の行方はまだ分からない。
古竜王の賭けも、どこへ向かうか分からない。
それでも、今日の一歩は、「目の前の小さな選択」から始まる。
竜の王に問われた“世界の話”と。
焚き火のそばで交わされる“日々と恋の話”が、静かに重なり合っていく朝だった。
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