12 / 20
第12話「世界樹の声と、ふたりの仲間」
しおりを挟むそれは、ある日を境に、じわじわと始まった。
最初は――ただの“疲れ”だと思っていた。
水汲みの途中、急に視界の端がぼやける。
洗濯物を干しているとき、耳鳴りみたいなざわめきが混ざる。
夜、ベッドに横になると、瞼の裏側で“知らない森”の色がちらつく。
(……ちょっと、疲れてるだけ)
そう思い込もうとしていた。
でも、数日たっても、その“ノイズ”は弱まらなかった。
むしろ、少しずつ、少しずつ、増えていった。
◇ ◇ ◇
「……あ、また」
それは、水桶を片手に、井戸へ向かう途中だった。
朝の光は柔らかく、空気も涼しいのに――突然、頭の奥がぎゅっと締め付けられた。
キーン、と耳鳴り。
それと同時に、視界が一瞬“別の何か”で塗り替えられる。
暗い森。
樹が立っている。
けれど、葉がほとんどなく、枝は折れている。
地面には黒い水たまり。
そこから、ぬめっとした瘴気が立ち上がる。
(……ここ、どこ)
フィルナの森ではない。
もっと深く、もっと広く、もっと荒れている。
風の匂いも違う。
土が固く、古く、泣いている。
「助けて」とも「苦しい」とも言葉にならない何かが、土の奥から響いてくる。
胸の奥の灯りが、びくりと反応した。
「っ……」
思わず、水桶の取っ手を落としかける。
地面に置いて、額に手を当てた。
脈打つような頭痛。
目の奥が熱い。
吐き気とまではいかないが、胸のあたりがざわざわする。
(大丈夫、大丈夫……ここはフィルナ。さっきのは“よそ”)
自分に言い聞かせる。
深呼吸。
肺に入ってくる空気は、たしかに澄んでいて、冷たくて、優しい。
けれど、意識の一部はまだ“あっち”に引きずられていた。
遠く離れたどこかの森。
瘴気に沈みかけた湖。
乾いて割れた大地。
その断片的なイメージが、脈打つたびに頭の中へ流れ込んでくる。
「……世界樹の、声……?」
呟いた言葉は、風にすぐさらわれた。
胸元のペンダントが、かすかに揺れる。
木の感触はいつもと変わらないのに、そこから伝わる“世界の広さ”だけが日に日に増していく。
遠くの森の悲鳴。
干上がった湖の嘆き。
土に眠る種の、かすかな呼吸。
それらが、全部、ごちゃ混ぜになって押し寄せてくるのだ。
世界樹の末裔として、“繋がる能力”に目覚めた代償――
そう言われれば、納得はいく。
納得は、する。
でも、慣れるには、重すぎた。
「クレア?」
背後から名前を呼ばれて、肩がびくっと跳ねる。
振り向くと、マリアがそこにいた。
鎧の腰帯を締め直しながら、こちらをじっと見ている。
「……顔色、悪いな」
「そ、そうですか?」
「そうだ。白さが一段階増してる」
「そんな単位で……」
乾いた冗談にしようとしたのに、声も笑いも弱々しかった。
マリアは一歩近づき、クレアの額に手を伸ばす。
「熱は……ないな」
「はい。前みたいな、あの“焼ける感じ”はないんです。ただちょっと、頭が……」
「頭痛か」
マリアの眉が、かすかに寄る。
「瘴気の後遺症か、加護の影響か……まあ、どっちにしても無理はさせられん。今日の水汲みは半分でいい」
「でも、それだと皆さんの――」
「いいから」
短く遮られた。
いつも通りのぶっきらぼうな声。
だけど、その裏側にちゃんとした心配があるのが分かる。
「無理してぶっ倒れられても困る。お前が倒れたら、ノエルが二倍働く羽目になる」
「なんでそこでノエルさん」
「ざまあみろってやつだ」
ふ、と口角が上がる。
マリアは、それ以上踏み込んで聞いてこなかった。
「どんな頭痛か」「なにか見えたのか」
そういう質問も一切しない。
ただ、「体調が悪そうだから、仕事を減らす」。
それだけ。
(……聞かないでいてくれるの、ちょっと助かる)
説明できない。
説明しようとすると、かえって混乱しそうになる。
“遠くの森が泣いてます”なんて言ったら――
さすがのマリアでも、眉をひそめるだろう。
だから、この距離感がありがたい。
◇ ◇ ◇
夜になると――それは、もっとひどくなる。
昼間は、まだ雑役の仕事で気を紛らわせることができた。
目の前の皿、洗濯物、水桶。
そういう“今ここ”に意識を集中させれば、“遠くの声”は少しだけ薄くなる。
でも、夜。
灯りが落ちて。
マリアもノエルも、それぞれのベッドで寝息を立てて。
部屋が暗闇と静けさに満たされたとき。
――その静けさの隙間に、“世界のざわめき”が入り込んでくる。
(……また、これ)
ベッドの上で、膝を抱えてうずくまる。
瞼の裏に、次々とイメージが流れ込んでくる。
遠くの山脈。
そのふもとの枯れた森。
干上がった湖の、ひび割れた湖底。
砂に埋もれた街の廃墟。
灰色の空。
画面が切り替わるたび、頭の奥がぎゅっと締め付けられる。
痛い。
重い。
うるさい。
言葉にならない悲鳴や嘆きが、骨の中まで染み込んでくるみたいだった。
(わたし、全部受け止められるほど、強くないのに)
両耳を塞いでも、意味がない。
音じゃない。
感覚そのものが、流れ込んできている。
世界樹の根が、世界中に伸びていたとき。
そこを通っていた“情報”の量を、ほんの一部だけでも覗いてしまったような感覚だった。
(“気付け”なんて言ったの、簡単に言いすぎですって……)
思わず、誰にともなく文句を言いたくなる。
世界樹の声は、今夜は沈黙していた。
あのざらついた優しい声はない。
あるのはただ、世界中の“壊れかけた場所”の息遣いだけ。
「……いっそ、全部切れたら」
小さな声が零れる。
「なにも聞こえなくなったら、楽なのかな」
そんなことを考えてしまう自分に、うっすらと嫌悪が湧く。
だって、それは――“見ないふり”に他ならないから。
誰かが苦しんでいる。
どこかが壊れかけている。
それを知ってしまったのに、見ないふりをするのは、きっと、とてもズルい。
(だけど……)
頭を抱える指先が、震えた。
(今のわたしには、“知ってるだけ”で、なにもできない)
フィルナの森を浄化した。
それは、事実だ。
でも、それは“ここ”にある傷だけ。
世界に散らばったすべての傷を前にすれば、本当にちっぽけだ。
「……っ」
目の奥が熱くなり始めた、そのとき。
「おーい」
ノックも合図もなく、扉がそっと開いた。
「クレア、起きてるか?」
「っ!? ノ、ノエルさん……?」
慌てて膝を下ろし、寝巻きの裾を整える。
ノエルは、暗闇に慣れた目を細めながら、部屋に入り込んできた。
手には、湯気の立つカップ。
「隊長にはバレないようにって思ったけど、まあバレたらバレたで怒られりゃいいや」
「どういう理論ですかそれ……」
「いいからこれ」
ノエルは、クレアの手にカップを押し付けた。
中には、薄く淹れた薬草茶。
眠りを少しだけ深くする、マリアお手製のブレンドだ。
「頭痛いんだろ?」
「……どうして」
「分かるわ。顔見りゃ」
ノエルは遠慮なくベッドの端に腰を下ろし、壁に背を預けた。
「最近のお前、“遠く見てる顔”すること多いからな。
前の瘴気のときもそうだったけどさ。見たくもねえもん、いっぱい見えてんだろ」
「……そんなに、分かりやすい顔、してます?」
「まあな。俺じゃなくても、隊長も村の連中も、薄々気づいてると思うぞ」
「うそ」
「マジ」
クレアは思わずカップを握りしめた。
知られたくなかったわけじゃない。
ただ、「余計な心配をかけたくない」と思っていた。
「でもまあ」
ノエルは、腕を組んで大げさにうなずく。
「“心配されたくない”って考えるやつほど、だいたい一番心配されてるからな」
「……そんなものですか」
「そんなもんだ」
クレアはカップを口元に運び、一口すする。
少し苦くて、少し甘い。
喉を通って、じんわりと胃のあたりに温かさが広がっていく。
ノエルは、明かりがわりに持ってきた小さなランプの火を弱くした。
ぼんやりした光が、部屋をほどよく照らす。
「で、“どんな風に”しんどいんだ?」
唐突な問い。
マリアは「聞かないでいてくれる優しさ」だったけれど、ノエルは「聞いてくる優しさ」だった。
どっちが楽か――答えは簡単じゃない。
でも今は、少しだけ、誰かに話してみたい気分だった。
「……変な夢、みたいなのを、起きてるときにも見るんです」
クレアは、言葉を選びながら話し始めた。
「知らない森。枯れた木。干上がった湖。……ここじゃない、どこか」
「ふむ」
「声、というか……感情、みたいなのも一緒に入ってきて。
苦しいとか、寂しいとか、痛いとか。
それが一度にどーっと押し寄せてきて、頭が、ぐちゃぐちゃになりそうで」
「それはしんどいな」
ノエルは、変に否定も肯定もしないで、ただ素直にそう言った。
その「それはしんどい」の一言が、妙に嬉しい。
変だとか、おかしいとか、怖いとか。
そういう言葉で処理される前に、「しんどい」と受け止めてくれたことが。
「世界樹の……“根”みたいなものが、まだ世界のあちこちに残っているって聞きました。
その欠片たちが、たぶん、少しずつ、ここに“繋がってきてる”」
「お前の中へ?」
「……はい。末裔だから、なのかもしれません。でも、だからといって、全部見ろ、全部聞けって言われているみたいで」
そこまで言って、クレアは急に怖くなった。
これを話したことで、「やっぱりお前は普通じゃない」と距離を取られたらどうしよう――
そんな恐怖が、喉元までこみ上げてくる。
ノエルは、しばらく黙って天井を見上げていた。
「……なあ、クレア」
「はい」
「世界樹の末裔だかなんだか知らねえけどさ」
さらっと、核心の単語を口にする。
「っ、聞いてたんですね?」
「そりゃな。お前、寝言でそれっぽいことちょいちょい言うし」
「うそでしょ……」
「冗談だ」
「ノエルさん!」
「半分な」
「半分あるんですか!?」
思わず声が裏返る。
ノエルは小さく笑い、それから真面目な顔でクレアを見た。
「まあ、末裔だろうが世界樹だろうが、なんだろうが――」
そこで、一度言葉を切る。
「“あんたはあんた”なんだろ?」
あまりにも、簡単な言葉。
でも、その簡単さが、胸にすとんと落ちた。
「……“わたしはわたし”、ですか」
「そう」
ノエルは、手のひらをひらひらさせる。
「世界中の森の悲鳴が聞こえようが、湖が泣いてようが、種がくしゃみしてようが」
「種はくしゃみしません」
「比喩だよ」
「比喩が雑です」
「はいはい」
やりとりに、少しだけ笑いが混ざる。
ノエルは続けた。
「どんなもんが聞こえてこようとさ、“クレア”っていう人間がここにいるって事実は変わらねえだろ。
飯食って、皿洗って、バケツ運んで、時々森ぶっ壊して――」
「最後のだけおかしいです……」
「おかしいけど、まあそれも含めて“お前”だ」
肩をすくめるような軽さで言うのに、その一言は不思議と重みがあった。
「世界樹の末裔だからって、“全部一人で背負わなきゃいけない”って決まりはねえよ」
「でも……」
「“でも”じゃねえ」
ノエルは、片目をつむる。
「しんどくなったら、“しんどい”って言え。
頭痛いなら、薬草茶の一杯でも取りに来い。
森がうるさいなら、俺がもっとくだらねえ話でかき消してやる」
「くだらないんですか、自覚あるんですね」
「おう、誇りにしてる」
即答したそのふざけた口調に、クレアはつい吹き出してしまう。
笑った瞬間、頭の中のざわめきが、ほんの少しだけ遠ざかった。
(……なんだろう)
世界中の“悲鳴”が、ノエルのどうでもいい冗談に負けている気がして、ちょっと可笑しい。
「隊長もさ」
ノエルは、壁のほうを顎で示した。
「本当は色々聞きたいことあると思うぞ。“何が見えてる?”とか、“本当に大丈夫か?”とか」
「……ですよね」
「けどあの人、お前が話す気になるまで待ってる。
だから俺は、その前座だな。話す気になるまで、横でうるさくしてる係」
「“うるさくしてる係”って」
「重要な役職だぞ?」
胸を張るノエルに、クレアは首をかしげる。
「マリアさんは、“待っててくれる係”ですか?」
「そうだな。
隊長は、“何があっても構え崩さない係”かね」
「名前が長いです」
「あとお前は、“よく分かんないけど世界と繋がっちゃった係”」
「最悪の命名センスです」
「だろ?」
本当に、誇りにしてそうな顔で言うから困る。
でも、その“係”という言い方は、少しだけ気分を軽くしてくれる。
役目はある。
でも、それは“ひとりきりの義務”じゃなくて、“役割のひとつ”。
そう思えたなら――少しだけ、息がしやすい。
クレアは、カップの底に残った薬草茶を飲み干した。
胃のあたりが、ぽかぽかと温まっていく。
「……わたし、できるなら」
ぽつりと、言葉が零れる。
「ここで、マリアさんやノエルさんと一緒に、静かに暮らしたいです。
毎日、水汲んで、洗濯して、ご飯食べて……時々森に怒られたりしながら」
「“時々森に怒られる”ってどんな生活だよ」
「今もそんな感じです」
「否定できねえ」
ノエルは苦笑し、それから少し真面目な声で言った。
「そう思うならさ、その“静かに暮らしたい”って願いも大事にしろよ」
「え……?」
「世界樹の末裔だからって、“大きなことだけ願え”なんて、誰も言ってねえ。
“ここで静かに暮らしたい”って願いは、ちゃんと――」
胸元を指さす。
「――“お前の”願いだろ?」
「……はい」
胸の奥の灯りが、小さく、でも確かに揺れた。
世界樹の声が、“欠片を探せ”と言う。
世界中の傷が、“見てくれ”と訴えてくる。
その中で、「ここで静かに暮らしたい」と願うのは――もしかしたら、わがままなのかもしれない。
でも、そのわがままを否定しないでくれる人が、目の前にいる。
「……ありがとう、ございます」
クレアは、小さな声でそう言った。
目尻が少し熱くなっているのを誤魔化すために、布団の端をぎゅっと握る。
ノエルは「おう」とだけ答えた。
それ以上、余計なことは言わない。
ただ、隣で欠伸を噛み殺しながら、しばらく天井を眺めていた。
「そろそろ戻るわ。隊長に見つかったら説教だし」
「はい……」
「あとさ」
立ち上がりかけて、ノエルはふと振り返る。
「本当にしんどくなったら、“大丈夫です”って言うな」
「……」
「“助けてください”って言え。
言った瞬間、“それを聞いた俺らの責任”になるからな」
その言葉は、とてつもなく重くて。
そして、とてつもなく優しかった。
「……分かりました。たぶん、がんばって、言います」
「“がんばって言う”って言い方がもう“言わなそう”なんだけど。まあいいや」
ノエルはひらひら手を振り、部屋を出て行った。
扉が閉まる音。
足音が遠ざかっていく。
クレアは布団の中で、そっと膝を抱え直した。
さっきまで、押し寄せるイメージで埋め尽くされていた頭の中は――今は、ずいぶん静かだった。
遠くの森。
干上がった湖。
乾いた土。
それらは、相変わらずそこにある。
声も、完全に消えたわけじゃない。
でも、その上に――マリアの無言の気遣いと、ノエルの不器用な冗談と、「ここで静かに暮らしたい」という自分の小さな願いが、ふわりと毛布みたいにかぶさっていた。
(……あんたはあんた、か)
胸の奥で、灯りがちろちろと燃える。
世界樹の末裔。
森を浄化する者。
エルフォルト家の娘。
いろんな名前が、彼女の上に貼りついていく中で――
「クレア」という、ひとりの人間としての名前を、ちゃんと呼んでくれる人たちがいる。
その事実が、今は何よりも心強かった。
「……おやすみなさい、マリアさん。ノエルさん」
小さく呟いて目を閉じる。
遠くの森のざわめきは、まだかすかに聞こえる。
でも、その手前で、フィルナの夜風の音が優しく揺れていた。
ここでの生活が、静かで、穏やかで、続いてほしい――
そんな小さな願いが、世界樹の根のどこかに届いたかどうかは、まだ誰も知らない。
242
あなたにおすすめの小説
騎士団長を追放した平和ボケ王国は、七日で滅びました
藤原遊
ファンタジー
長らく戦のなかった王国で、
騎士団長の父を病で失った令嬢は、その座を引き継いだ。
だが王城に呼び出された彼女に告げられたのは、
騎士団の解体と婚約破棄。
理由はただ一つ――
「武力を持つ者は危険だから」。
平和ボケした王子は、
非力で可愛い令嬢を侍らせ、
彼女を“国の火種”として国外追放する。
しかし王国が攻められなかった本当の理由は、
騎士団長家が持つ“戦況を覆す力”への恐れだった。
追放された令嬢は、即座に隣国帝国へ迎えられ、
軍人として正当に評価され、安泰な地位を得る。
――そして一週間後。
守りを捨てた王国は、あっけなく陥落した。
これは、
「守る力」を理解しなかった国の末路と、
追放された騎士団長令嬢のその後の物語。
【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~
いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。
地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。
「――もう、草とだけ暮らせればいい」
絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。
やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる――
「あなたの薬に、国を救ってほしい」
導かれるように再び王都へと向かうレイナ。
医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。
薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える――
これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
「不吉な黒」と捨てられた令嬢、漆黒の竜を「痛いの飛んでいけー!」で完治させてしまう
ムラサメ
恋愛
漆黒の髪と瞳。ただそれだけの理由で「不吉なゴミ」と虐げられてきた公爵令嬢ミア。
死の森に捨てられた彼女が出会ったのは、呪いに侵され、最期を待つ最強の黒竜と、その相棒である隣国の竜騎士ゼノだった。
しかし、ミアが無邪気に放った「おまじない」は、伝説の浄化魔法となって世界を塗り替える。
向こう見ずな天才騎士に拾われたミアは、隣国で「女神」として崇められ、徹底的に甘やかされることに。
一方、浄化の源を失った王国は、みるみるうちに泥沼へと沈んでいき……?
【完結】愛より金貨!〜虐げられ令嬢、脳内の守銭奴妖精と不遇を吹っ飛ばす〜
恋せよ恋
ファンタジー
「愛より金貨が信じられますわ!」守銭奴令嬢は今日も叫ぶ。
正統な血筋ながらも、「望まれぬ子」として侯爵家の離宮に
幽閉され、野生児のように育ったアニエス。
孤独だけれど元気な彼女の救いは、差し入れをくれる
優しい兄と、脳内に響く「銭ゲバ妖精」の声だった。
「冴えない無能」を演じつつ、裏で巨万の富を築くアニエス。
狡猾な義母と義母妹の罠に、慕っていた婚約者も奪われる。
――泣く?喚く?いいえ、違う。金貨の輝きこそすべて。
ぐんぐん突き進むアニエスの強欲な快進撃に、周囲は恐れ、
そしていつの間にか心酔していく。「人たらし令嬢」恐るべし!
守銭奴令嬢が金と知略で全てを奪い返し、愛を手に入れる。
不遇の幼女が、逆境をはね返す痛快大逆転劇!
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!
🔶表紙はAI生成画像です🤖
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
悪役令嬢扱いで国外追放?なら辺境で自由に生きます
タマ マコト
ファンタジー
王太子の婚約者として正しさを求め続けた侯爵令嬢セラフィナ・アルヴェインは、
妹と王太子の“真実の愛”を妨げた悪役令嬢として国外追放される。
家族にも見捨てられ、たった一人の侍女アイリスと共に辿り着いたのは、
何もなく、誰にも期待されない北方辺境。
そこで彼女は初めて、役割でも評価でもない「自分の人生」を生き直す決意をする。
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
追放令嬢、辺境王国で無双して王宮を揺るがす
yukataka
ファンタジー
王国随一の名門ハーランド公爵家の令嬢エリシアは、第一王子の婚約者でありながら、王宮の陰謀により突然追放される。濡れ衣を着せられ、全てを奪われた彼女は極寒の辺境国家ノルディアへと流される。しかしエリシアには秘密があった――前世の記憶と現代日本の経営知識を持つ転生者だったのだ。荒廃した辺境で、彼女は持ち前の戦略眼と人心掌握術で奇跡の復興を成し遂げる。やがて彼女の手腕は王国全土を震撼させ、自らを追放した者たちに復讐の刃を向ける。だが辺境王ルシアンとの運命的な出会いが、彼女の心に新たな感情を芽生えさせていく。これは、理不尽に奪われた女性が、知略と情熱で世界を変える物語――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる