16 / 20
第16話「“私の人生は、私のものです”」
しおりを挟むその夜、クレアは眠れなかった。
エルフォルト家の屋敷、その中でも客人用として用意された、やけに広い寝室。
天蓋付きのベッド、分厚いカーテン、重たいカーペット。
昔いた自室よりも豪奢なのに、空気だけはあの日と同じ匂いがした。
閉ざされて、息苦しくて、逃げ場がない匂い。
(……窓、開けよ)
じっとしていると、胸の奥のざわざわが増幅されていく。
クレアはベッドからそっと降り、裸足のまま窓辺へ歩み寄った。
厚手のカーテンを少しだけ押しやると、夜の王都の空気が、細く部屋に流れ込んでくる。
冷たい。
けれど、昼間のあの人の熱気よりは、いくらかマシだった。
窓を開けると、その向こうに小さなバルコニーが続いていた。
石造りの手すり。
そこから、王都の夜景が見下ろせる。
「……きれい」
思わず、声が漏れる。
眼下には、光の海。
家々の窓からこぼれる灯り、街灯の光、遠くに見える酒場の明かり。
整然とした街路が、光の筋となって走っている。
高い場所から見下ろす王都は、まるで一枚の絵みたいで――
息を呑むほど、整っていた。
でも、その美しさは、どこか硝子細工めいていた。
硬くて、冷たくて、触れたら割れてしまいそうで。
割れたとき、誰が怪我をするのかなんて、考えてもいないような、そんな脆さ。
(この街は、ずっと“綺麗なまま”でいたいんだろうな)
綺麗なまま。
都合のいい形のまま。
だから――異物は、囲い込むか、切り離す。
病弱で役に立たない“娘”だった頃のクレアは、「切り離す」側の対象だった。
今、力を手に入れたクレアは、「囲い込む」側の対象になった。
どちらにしても、“街の形”を崩す駒の一つに過ぎない。
手すりにそっと手を置き、夜風を吸い込む。
「……フィルナの風のほうが、好きだな」
ぽつりと、本音が零れた。
王都の風は、いろんなものを運んでくる。
人の声、馬車の音、音楽、笑い、怒号。
それらが混ざって、重くなっている。
フィルナの風はもっと単純だった。
森の匂い、土の匂い、水の匂い。
少しだけ獣の気配と、人の生活の煙の匂い。
息をするたび、生き物の鼓動が素直に伝わってきた。
クレアは、そっと目を閉じる。
意識を、指先へ。
胸の奥の灯りに触れ、その光を細く、遠くへ伸ばすイメージ。
世界樹の根が、地面を伝って遠くまで伸びていくみたいに。
(……フィルナ)
森。
村。
駐屯地。
井戸。
意識がふっと移動する。
錯覚かもしれない。
でも――たしかに、頬を撫でる感触がわずかに変わった気がした。
湿った土の匂い。
朝と夜の境目みたいな、ひんやりした風。
マリアの、ぶっきらぼうな声が、耳の奥に浮かぶ。
『行くか行かないかは、お前が決めろ』
ノエルの、間の抜けた笑い声が、すぐ隣で響く幻聴がした。
『嫌なら、逃げちまえよ』
村の子どもたちのはしゃぎ声。
「クレアお姉ちゃん!」と呼ぶ声。
全部が、かすかに、けれどはっきりと、胸の奥に返ってくる。
「……やっぱり」
息を吐く。
「私は――ここに、いなくてもいい」
夜の王都は、クレアがいなくても、ちゃんと回る。
瘴気の森は、フィルナの一角。
確かに脅威だけれど、それが薄れたからといって、この街の誰かがクレア個人を心から祝福してくれたわけじゃない。
王都にとってクレアは、“都合よく使えるかもしれない存在のひとつ”でしかない。
「わたしが必要なのは、ここじゃない」
森が沈みかけているところ。
湖が泣いているところ。
土が呼吸を忘れているところ。
世界樹の欠片が、静かに、助けを求めている場所。
そして――
フィルナの、あの小さな村。
胸の奥で、世界樹の声が、そっと囁いた。
《ソウダ》
低く、深く、しかしどこか優しい声。
《オ前ガ、王都ニ縛ラレル必要ハナイ》
まるで、当たり前のことを言うみたいに。
《オ前ガ生キタイ場所ヲ、選ベ》
“生きる場所”。
その言葉に、胸が少し熱くなる。
生まれた場所じゃなくて。
誰かに決められた場所じゃなくて。
「生きたい」と思える場所。
(……選んで、いいんだ)
そんなこと、一度も許されると思ってなかった。
家のため。
体面のため。
国のため。
ずっとそういう言葉で、居場所を決められてきた。
でも、世界樹は、“クレア自身が選べ”と言ってくれている。
風が、夜空のどこかでざわりと揺れた気がした。
クレアは胸元のペンダントを握る。
「……決める」
小さく、言葉にする。
「フィルナに、戻る。
それから――世界を、歩く。
行かなきゃいけない場所に、わたしの足で行く」
誰かに命令されるんじゃなくて。
「この国のため」というラベルを貼られるんじゃなくて。
自分が「行きたい」と思った場所へ。
「……私の人生は、私のものです」
夜空に向かって、静かに宣言する。
誰に聞かせるでもない。
でも、それは確かに、自分自身への誓いだった。
夜が、少しだけ、優しくなった気がした。
◇ ◇ ◇
翌日。
王城の小会議室。
昨日の謁見よりは人数の少ない、しかし顔ぶれの重さだけで言えば、むしろこちらのほうが上かもしれない場に、クレアは呼び出されていた。
王。
王太子。
軍務卿。
宰相。
数名の高位貴族。
エルフォルト家当主。
そして、王宮使節局のエドガー。
全員が、テーブルを囲むように座っている。
クレアだけが、席を与えられず、テーブルの一端に立ったままだった。
それでいい、とも思った。
(あそこに座ったら、“同じ側の人間”みたいな顔しなくちゃいけない)
それよりも、自分はここで、“選ばれる側”として堂々と立っていたかった。
「さて」
宰相が口を開く。
「昨日の謁見のあと、一夜の猶予を与えた。
クレア・エルフォルト。
そなたの返答を聞こう」
部屋の空気が、また少し重くなる。
父が、わずかに身を乗り出した。
「はい」と言ってほしい顔。
でも――
クレアは、深く息を吸い、顔を上げた。
「……結論から申し上げます」
一拍置いて、はっきりと言う。
「王都には、残りません」
短く、しかし決定的な言葉。
小さな爆発みたいに、部屋にざわめきが広がった。
「……は?」
「何を……」
「冗談だろう」
ひそひそというより、あからさまな驚きと苛立ちの声。
軍務卿が、テーブルを指でとん、と叩いた。
「昨夜の話を、理解していないのか。
そなたの力は国の……」
「理解しています」
クレアは遮った。
自分で遮っておいて、少し震えた。
それでも、言わなきゃいけないと思った。
「“国は私の力を必要としている。だから、私の意思に関わらずここにいろ”――そういうお話でしたね」
軍務卿は眉をひそめる。
「言い方を歪めるな」
「歪めてはいません」
静かに、しかしはっきりと首を振る。
「そして、その上で――私は、ここには残りません」
父が椅子をきしませて立ち上がった。
「クレア!」
鋭い声。
怒気を含んだ視線。
「お前は、自分が何を――」
「分かっています、お父様」
今度は、きっちりと“父”と呼んだ。
アルベルトの肩が、一瞬ぴくりと揺れる。
「私は、エルフォルト家の娘として生まれました。
それは、変わりません」
その事実を、否定するつもりはない。
「でも――私の人生は、エルフォルト家の所有物ではありません」
空気が、ぴしりと凍る音がした気がした。
“所有物ではありません”。
この家で、その言葉を口にする日が来るとは、自分でも思っていなかった。
父の顔色が、さっと変わる。
「……誰がそんなことを」
「ずっと、そう扱われてきました」
クレアは、淡々と言葉を続ける。
「病弱で、役に立たないと判断されたとき、私は“家のために”辺境に送られました。
森を浄化して、力があると分かった今は、“家のために”“国のために”その力を差し出せと言われています」
目の奥が、じんじんする。
でも、涙はこぼさない。
「そのどちらにも、私の意思はありませんでした」
宰相が、少しだけ眉を寄せた。
「クレア殿。
そなたの言いたいことも、分からぬではない。
しかし、“国”という単位で物事を考えるとき、個人の願いを全て通すわけには――」
「“全て”通せなんて、言っていません」
また遮ってしまった。
でも、ここで飲み込んだら、きっと一生飲み込むことになる。
「ただ、“ひとつだけ”は譲れません」
クレアは、胸に手を当てた。
世界樹の灯りが、そこに在ることを確かめるように。
「私の人生は、私のものです」
ゆっくりと、はっきりと、言葉にする。
「どこで生きるか、誰と生きるか、何のために力を使うか――
それを最初に決める権利だけは、誰にも渡したくない」
“国のため”も、“家のため”も。
全部、否定したいわけじゃない。
世界を旅して、瘴気に苦しむ土地を癒したい気持ちは、本物だ。
「私は、私の意志で世界を旅して、必要な場所を癒したい」
会議室の空気が、また揺れる。
軍務卿が、鼻で笑うような声を上げた。
「好き勝手に国中を歩き回るつもりか。
瘴気が濃い場所は危険だ。魔獣の巣もある。
王家の庇護もなく、勝手な独断で動けば――」
「だからこそ、『行きたい場所』じゃなくて、『行かなきゃいけない場所』を選びます」
クレアは、彼の目を見つめ返した。
その視線の奥に、「あ、この人は戦場しか見てこなかったんだな」と小さな理解が生まれる。
「世界樹の声が届く場所。
大地の嘆きが聞こえる場所。
そこに、私の足で行きます」
「その“声”とやらの真偽は、誰が確かめる」
「私が、です」
「それでは信用が――」
「信用の問題なら、今すぐ実績を積めばいいんじゃないでしょうか」
会議室の窓の外――かすかに見える城下の一角に、意識を向ける。
昨日、城へ来る途中で感じた、小さな“淀み”。
城下町の外れ、小さな貧民街。
そこでは、井戸が半ば枯れかけていた。
クレアは、指先に意識を集中させる。
胸の灯りから、細い糸のような光を、城の石を抜けて、街の地面へ伸ばす。
(……ごめんね。ちょっとだけ)
土の奥で眠っていた水脈を、そっと撫でるように揺らす。
ぎゅっと圧迫されていた流れを、ほんの少しだけほぐす。
会議室の床の下、遠くの土の中で、何かがふっと緩む感覚がした。
同時に――
遠くの井戸の水面が、静かに一段階上がるイメージが伝わってくる。
宰相が、はっとしたように目を見開いた。
「今、何を」
「少しだけ、城下の井戸に水を足しました」
クレアは、何でもないことのように言った。
「酷く枯れていたので。……何日もたせられるかは分かりませんけれど」
軍務卿が、信じられないものを見る目をした。
「馬鹿な……魔法陣も詠唱もなしに――」
「“どこまでできるか”は、私にもまだ分かりません。
だからこそ、色んな場所を見て、試して、学びたいんです」
クレアは、机の上に置かれていた王都地図に目を落とした。
「王都から見て西の山脈、そのふもとの森。
東の荒れ地。
南の干上がった湖。
北の、砂に埋もれた遺跡」
昨夜、胸の中に浮かんだ“光の点”たち。
「その全部を、私は知ってしまいました。
“ここが壊れかけている”って」
世界樹の根を通して見えた景色は、もう忘れられない。
「王都に閉じ込められて、“ここで言われたことだけやれ”と言われるのは――」
ぐっと唇を噛む。
「世界樹の声からも、私自身の願いからも、目を逸らすことになります」
王が、重々しい声で問う。
「そなたは、“国の命令”より、“世界樹の声”を優先するというのか」
「はい」
迷いなく答えた。
部屋の空気が、一段と冷え込む。
「もちろん、“国を傷つけたい”なんて思いは一切ありません。
フィルナの村も、この王都も――“この国の一部”ですから」
守りたい。
守ってもらいたい。
「でも、“国のため”という言葉で、私自身を殺したくはありません」
王と、軍務卿と、宰相と。
そして、エルフォルト家を、順に見渡す。
「もし、私のやり方が気に入らないなら――」
喉の奥が少し震える。
その震えごと、力に変える。
「私を“国の駒”として扱うのではなく、一人の“協力者”として扱ってください」
ざわめきが起きる。
「協力者……?」
「何を――」
クレアは、一歩前に出た。
「私からも、条件を出します」
王の眉が、ぴくりと動く。
「条件、だと?」
「はい」
自分でも、少し信じられなかった。
昨日まで、誰かの条件を飲まされる側だった自分が、今、王の前で条件を口にしている。
「私は、私の意志で世界を旅します。
王都には、常駐しません。
必要なときだけ、私が“そうだ”と感じたときだけ、力を使います」
その代わり、と続ける。
「世界樹の欠片を探し、瘴気に侵された土地を癒した結果は、全部“この国のもの”として報告します。
瘴気の原因や、これから起こり得る危機についても、できる限り王家に共有します」
王の瞳が、慎重な光を宿す。
軍務卿は、腕を組んで目を閉じた。
宰相は、指先で机を軽く叩きながら考え込んでいる。
「それは、つまり――」
宰相がゆっくりと口を開く。
「“管理も拘束もされない代わりに、成果だけは渡す”ということですか」
「乱暴に言えば、そうなりますね」
クレアは認めた。
「ただ、“私を道具として完全に支配したい”のであれば、受け入れられない契約だと思います。
でも、“この国が長く続いてほしい”という意味での“国のため”を本気で考えているなら――」
視線を、王に向ける。
「世界樹の欠片を探して歩く私が、“王都に閉じ込められている状態”より、“動き回っている状態”のほうが、きっと役に立ちます」
沈黙。
エルフォルト家当主が、口を開きかけて――
王の杖が、軽く床を打った音にかき消された。
王は、目を閉じたまま、しばらく動かなかった。
誰も、口を挟めない。
部屋の中心にいるはずの男が、今、この国全体の「重さ」を、一人で受け止めているように見えた。
やがて、ゆっくりと目を開ける。
「……そなたは、怖くないのか」
思ってもいなかった問いだった。
「怖い、です」
クレアは即答した。
「世界は広いし、瘴気に沈みかけた土地がどれほど危険かも分かりません。
一歩間違えば、簡単に死ぬと思います」
フィルナの森でさえ、あれだけ怖かった。
あれよりも酷い場所が、この世界にはいくつもある。
「でも、“ここで何もしないまま、自分の意思を殺して生きるほうが怖いです”」
王の瞳が、かすかに揺れた。
軍務卿が、口を開きかけて――
何かを飲み込み、腕を組み直す。
宰相は、深く息を吐き、薄い笑みを浮かべた。
「……まったく。
最近の若者は、宰相泣かせですな」
苦笑いのような言葉。
エルフォルト家当主だけが、なおも納得いかない顔で叫んだ。
「陛下! お言葉ですが、この娘の言い分を認めるのは――」
「黙れ、アルベルト」
王の一喝。
会議室の空気が、一瞬震えた。
アルベルトは、目を見開き、その場で言葉を失う。
王は、ゆっくりとクレアを見つめる。
「……そなたの提案は、王都にとって、決して都合が良いものではない」
「はい」
「だが同時に、“国にとって”悪いものとも言い切れぬ」
世界は広い。
王都から見える部分など、ごく一部。
「我らは、王都の石壁の中に座ったまま、すべてを見通せるわけではない。
世界樹の末裔――そなたが見て、感じる世界は、我々の知らぬ場所にまで及ぶのだろう」
杖が、床を軽く叩く。
「……よかろう」
短い言葉。
会議室の空気が、一瞬止まる。
「クレア・エルフォルト」
王は、言葉を慎重に選びながら続けた。
「王都に残ることを強要はせぬ。
そなたは、そなたの言う通り、自らの意思で世界を旅し、必要な場所を癒すがよい」
「陛下!」
軍務卿の抗議を、王の手が制した。
「ただし――」
王の瞳が、鋭く光る。
「そなたもまた、“この国の民”であることを忘れるな。
世界樹の声だけでなく、この国の声も、時に思い出せ」
その条件は――クレアにとって、重くもあり、嬉しくもあった。
「……はい」
深く頭を下げる。
「必要なときには、必ず戻ってきます」
戻りたい場所は、もう決まっている。
王都ではない。
フィルナだ。
マリアと、ノエルと、あの村の人たちがいる場所。
エルフォルト家当主は、なおも何か言いたげだったが――
王の決定の前では、もはや何も言えなかった。
「家のため」という言葉も、「国のため」という言葉も、
今は、クレアの足を縛る鎖にはならない。
胸の中の世界樹の灯りが、ふっと明るくなった。
会議室の窓の外。
風が、そっと揺れる。
(帰ろう)
心の中で、小さく呟く。
(フィルナに。
“クレア”として、ちゃんと帰ろう)
ざわめきも、怒号も、説得も。
全部がまだ耳の周りでこだましている。
それでも――
クレアの意思は、もう揺れなかった。
281
あなたにおすすめの小説
騎士団長を追放した平和ボケ王国は、七日で滅びました
藤原遊
ファンタジー
長らく戦のなかった王国で、
騎士団長の父を病で失った令嬢は、その座を引き継いだ。
だが王城に呼び出された彼女に告げられたのは、
騎士団の解体と婚約破棄。
理由はただ一つ――
「武力を持つ者は危険だから」。
平和ボケした王子は、
非力で可愛い令嬢を侍らせ、
彼女を“国の火種”として国外追放する。
しかし王国が攻められなかった本当の理由は、
騎士団長家が持つ“戦況を覆す力”への恐れだった。
追放された令嬢は、即座に隣国帝国へ迎えられ、
軍人として正当に評価され、安泰な地位を得る。
――そして一週間後。
守りを捨てた王国は、あっけなく陥落した。
これは、
「守る力」を理解しなかった国の末路と、
追放された騎士団長令嬢のその後の物語。
【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~
いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。
地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。
「――もう、草とだけ暮らせればいい」
絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。
やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる――
「あなたの薬に、国を救ってほしい」
導かれるように再び王都へと向かうレイナ。
医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。
薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える――
これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
「不吉な黒」と捨てられた令嬢、漆黒の竜を「痛いの飛んでいけー!」で完治させてしまう
ムラサメ
恋愛
漆黒の髪と瞳。ただそれだけの理由で「不吉なゴミ」と虐げられてきた公爵令嬢ミア。
死の森に捨てられた彼女が出会ったのは、呪いに侵され、最期を待つ最強の黒竜と、その相棒である隣国の竜騎士ゼノだった。
しかし、ミアが無邪気に放った「おまじない」は、伝説の浄化魔法となって世界を塗り替える。
向こう見ずな天才騎士に拾われたミアは、隣国で「女神」として崇められ、徹底的に甘やかされることに。
一方、浄化の源を失った王国は、みるみるうちに泥沼へと沈んでいき……?
【完結】愛より金貨!〜虐げられ令嬢、脳内の守銭奴妖精と不遇を吹っ飛ばす〜
恋せよ恋
ファンタジー
「愛より金貨が信じられますわ!」守銭奴令嬢は今日も叫ぶ。
正統な血筋ながらも、「望まれぬ子」として侯爵家の離宮に
幽閉され、野生児のように育ったアニエス。
孤独だけれど元気な彼女の救いは、差し入れをくれる
優しい兄と、脳内に響く「銭ゲバ妖精」の声だった。
「冴えない無能」を演じつつ、裏で巨万の富を築くアニエス。
狡猾な義母と義母妹の罠に、慕っていた婚約者も奪われる。
――泣く?喚く?いいえ、違う。金貨の輝きこそすべて。
ぐんぐん突き進むアニエスの強欲な快進撃に、周囲は恐れ、
そしていつの間にか心酔していく。「人たらし令嬢」恐るべし!
守銭奴令嬢が金と知略で全てを奪い返し、愛を手に入れる。
不遇の幼女が、逆境をはね返す痛快大逆転劇!
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!
🔶表紙はAI生成画像です🤖
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
悪役令嬢扱いで国外追放?なら辺境で自由に生きます
タマ マコト
ファンタジー
王太子の婚約者として正しさを求め続けた侯爵令嬢セラフィナ・アルヴェインは、
妹と王太子の“真実の愛”を妨げた悪役令嬢として国外追放される。
家族にも見捨てられ、たった一人の侍女アイリスと共に辿り着いたのは、
何もなく、誰にも期待されない北方辺境。
そこで彼女は初めて、役割でも評価でもない「自分の人生」を生き直す決意をする。
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
追放令嬢、辺境王国で無双して王宮を揺るがす
yukataka
ファンタジー
王国随一の名門ハーランド公爵家の令嬢エリシアは、第一王子の婚約者でありながら、王宮の陰謀により突然追放される。濡れ衣を着せられ、全てを奪われた彼女は極寒の辺境国家ノルディアへと流される。しかしエリシアには秘密があった――前世の記憶と現代日本の経営知識を持つ転生者だったのだ。荒廃した辺境で、彼女は持ち前の戦略眼と人心掌握術で奇跡の復興を成し遂げる。やがて彼女の手腕は王国全土を震撼させ、自らを追放した者たちに復讐の刃を向ける。だが辺境王ルシアンとの運命的な出会いが、彼女の心に新たな感情を芽生えさせていく。これは、理不尽に奪われた女性が、知略と情熱で世界を変える物語――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる