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第9話 腐敗の匂い
しおりを挟む最初に気づいたのは、匂いだった。甘ったるいはずの春風に、鉄と油と、紙を焦がしたような焦げた匂いが薄く混じっていた。王都の大通りは祭りの準備で浮かれているのに、地面の下だけが腐っている――そんな感覚。私は窓を開け、深く吸ってから、すぐ閉じた。
「お嬢様、王妃殿下からの返書です」
侍女が封書を差し出す。開くと、端正な文字で短く〈影を扱え〉。前夜に受けた言葉と同じ指示。光ではなく、影。視線を集めるのではなく、外す。見せるのではなく、見せない。了解。やってみせる。
机の上には資料が散らばっている。王都の出納記録、城壁補修の請求書、工房街の納入台帳。王妃の権限で「視覚化」のための閲覧を許された分だけでも、線が見え始めていた。夜半だけ太る道、白い粉、窓の墨。そこへ、今朝は新しい線が一本、届いた。
「フロレンスが……早朝に」
侍女の言葉どおり、王立図書塔の老司書から、小包。封蝋を切ると、薄い羊皮紙が三枚。外周に、彼の控えめな字で注意書きがある。〈閲覧のみ。写し不可。理解後、返却〉。中央の紙には、金色の細い線で刻印の写し――王国財務局の支払い印だ。ただし、通常の印と違って、外輪に“王印の変型”が回っている。王家の私的財団が介在した時だけ使われる特殊印。数は少ないはず――なのに、今月だけで十五。宛先は三種。「城壁補修」「貧民救済」「対外調停費」。その三つに、共通する納入元。〈王都交易組合連合――オーフィリウス窓口〉。
オーフィリウス。王の私室に出入りする会計官の家名だ。私は紙を重ね、心の中の弁をひとつ締める。怒りは細く。悔しさは霧に。恐れは点に。冷やす。冷やした頭で、横の紙束を引く。工房街の納入台帳――“白革の靴”店で掴んだ伝令の踵の減り方と同じ癖がある記帳。日付は城壁補修の支払いと一致。額は合わない。必要数より多く、単価は二倍。救済用の穀物は、帳簿上だけで九十日分動き、現物は三十日分。差分が、どこかへ。どこかは、オーフィリウス。
「……殿下の父上に、繋がってる」
声に出した瞬間、背筋に冷たい汗が走る。王太子アレンの父。現国王。彼の署名や私印を直接見たわけではない。けれど、特殊印の線はまっすぐに玉座の足元まで伸びている。王妃が「影を扱え」と言った意味がやっと落ちた。これは光で暴くと、燃える。燃えた炎は、無差別に広がる。殿下まで焼く。光の角度を誤れば、守るべきものを失う。
私はペンを置き、父の執務室を叩いた。
「入れ」
いつもの低い声。父は書類の山から目だけを上げる。私は机の端に資料を並べ、一枚、二枚とめくる。
「王家の特殊印。直近の支払いだけで十五件。宛先が“城壁”“救済”“調停”。納入元が一箇所に偏り、単価が跳ね上がっている。……オーフィリウス」
父は無表情で一通り目を通し、短く問う。
「裏は」
「図書塔の未公開控え。フロレンスが“理解後返却”で貸してくれた。あと、工房街の伝令靴の癖、納入台帳の流れ、衛兵の巡回記録。全部、細い線だけど、同じ場所へ向かってる」
「その場所は」
「玉座の脚」
言い切ると、部屋の空気が薄くなる。父は視線を窓へ逃がさず、ただ言った。
「暴く気か」
「暴す。けど、やり方を選ぶ。光じゃなく、影で」
「何を守る」
「人。殿下。……それから、私」
父は初めてわずかに目を細めた。それが、承認に近い顔だと私は知っている。
「二点。まず、証拠は“絵”ではなく“手”。次に、王妃に背を預け過ぎるな。あの方は風を読むが、風そのものではない」
「心得た」
部屋を辞して、私は図書塔へ向かった。フロレンスは杖で机を指し、「返却」を促す。私は素直に羊皮紙を戻し、代わりに訊いた。
「この印の現物、どこに」
「財務局の“静庫”。動かぬ帳簿、動かぬ印章、動かぬ署名。動かぬ場所にある」
「静庫の鍵は」
「名目上は財務長官。実際には、“王印”。つまり王」
フロレンスはそこで言葉を切り、私の目を見た。問いではない。覚悟の確認だ。私は頷き、「影を扱う」とだけ答える。彼の口元が一瞬だけ動いた。笑顔の代わりに、古い紙の束を差し出す。静庫の見取り図。窓はなし。灯りは少ない。守りは厚いが、律義すぎる。律義さは予測可能という意味。
塔を出る途中、ジェイルが追いついてきた。彼は肩で息をしながら、封筒を差し出す。
「応用術式、二件。ひとつは“影落とし”。微光の逆、視線から除外する微弱な暗。もうひとつは“静音の針”。結界ほど大きくない、ピンポイントの音殺し。安全域は昨日までの値。持続は短い、最大二十秒」
「十分。危ない匂いがするってわかってて、来てくれる?」
「見たいから。真実ってやつを」
彼の目に臆病の色はなかった。愚かさの色も。ちょうどいい温度だ。私は小さく笑い、封筒を懐に入れる。
夜。財務局の裏手は、昼間と違って生き物の気配が薄い。静庫はそのまた奥。カイルが影から現れた。鎧の代わりに地味な外套。靴音はいつも通り、規則正しい。
「護衛の名目は?」
「王妃の依頼で夜間巡回。書面、ここ」
「完璧」
私は“影落とし”の印を指に仕込み、ジェイルが作った“静音の針”を耳の内側で弾く小さな合図に紐づける。
「合図は二つ。私が右手を握ったら“静音”。左手を握ったら“影”。持続二十秒。引き返す合図は、拳を開いたまま二回」
「了解」
廊下には衛兵が二人。カイルが正面から近づき、書面を見せる。交代の時刻と重なるように時間を選んだ。彼らの視線が紙に吸い寄せられた瞬間、私は柱の影から抜け出し、鍵の掛かった小扉の前に“影”を落とす。廊下の端にあるべき「もの」を、なかったことにする微弱な暗。視界の端で見えにくくなるだけ。人の脳は面倒を嫌うから、ないことにしてくれる。
静庫の前。鍵穴は二つ。うち一つは形式的なダミー。もう一つが本物だ。ガチャリ。開かない。鍵はない。いや、ある。扉の上部、金具の隙間に薄い鉛の封印。その封に刻まれた、王家の印。触るだけで警鐘が鳴る仕掛けだ。
「ジェイル」
私は彼の手に金線を巻き、囁く。
「“圧”だけを一点に。裂け目を作る。音は殺す」
「いける」
右拳を握る。耳の奥で空気が“コト”と沈む。周囲の音が一段消える。ジェイルが針で封の端を撫で、私が腹の弁を半分だけ締める。“圧”が指先を通り、封の縁に細い亀裂を生む。二十秒。十分。封は壊れず、しかし「同じものではなくなった」。警鐘の回路が半刻だけ鈍る。私は金具をそっと外し、扉を押す。冷気が頬を撫でる。内は暗い。左拳。影を落とす。私たちの輪郭が壁の模様に溶ける。
棚は二列。中央に低い机。奥に印章と帳簿。私は呼吸を整え、印章の箱を開けた。中に、問題の印。外輪に“王印の変型”。彫りが新しい。つまり、最近作り直した。作り直す理由は二つ。使いすぎて摩耗、あるいは偽造対策。どちらにせよ、頻度が異常だ。
「帳簿……」
ジェイルが手を伸ばす。私は首を振る。直に触れない。布手袋。手早くページを繰る。支払い先、日付、額。見慣れた三つの名目。ページの隅には“逆さ文字”の走り書き。〈R・M・指令〉。逆さに読むと、“M・R”。王の名の略号だ。ご丁寧に。私は喉が乾くのを自覚した。証拠になり得るものを、見た。
二十秒の影が切れる。私は合図もなく“影”を落とし直し、同時に“静音”を足す。息を詰める。扉の外を誰かが通った気配。カイルの靴音が速度を落とし、何気ない巡回の演技で間をつなぐ。危険ではない。危険に“なりつつある”だけ。私は帳簿の該当ページを薄い紙で挟み、位置を記憶する。印章は正しい位置へ戻す。封の金具は、針で形を整え、壊す前に近い形に“戻す”。戻せないものは最初から触らない。静庫を出る。扉を押し、封を“貼り直す”。完全ではない。でも、今夜は気づかれない。たぶん。祈らない。祈りは運に変わる。今必要なのは、手順。
廊下に出ると、カイルが自然に列へ戻る。私は柱の影を滑り、二人と合流した。
「退路」
「確保済み。――脈、速いぞ」
「生きてる証拠」
局の外に出たところで、私は足を止めた。冷気が一枚、肺の内側を撫でる。弁を一つ戻し、指先から熱を追い出す。ジェイルが肩で笑った。
「初めて、王の手の跡ってやつを、目で見た」
「見たら、やることが増える。覚悟は大丈夫?」
「燃えない範囲なら」
「燃やさない。焦がしもしない。冷ます」
屋敷に戻ると、父から短い紙片が届いていた。〈王妃、既に察知。表には出さぬ方針〉。やはり、風を読んだ。次は、殿下。彼にどう伝えるか。伝えるべきか。いや、伝える。伝えずに舞台を動かせば、彼自身が“観客”になる。観客でいさせない。それが、私の線。
翌朝、私は王妃の前で証言ではなく“構造”を並べた。図は使わない。言葉で、点と点をまっすぐに。
「殿下の父上に直結する線です。宮廷内の手と、市井の手。救済と城壁と調停。名目は正しい。流路が腐っている」
王妃は扇を伏せ、静かに問う。
「暴くのか、救うのか」
「両方。暴くのは“構造”を。名は、風が決める」
「殿下には」
「お話しします。……私の“影”で」
王妃は短く頷いた。「あなたに五日やる」。五日。短い。けれど、私には十分。光で焼かない分、影で冷ます時間がいる。
その足で、私は庭園の外れに向かった。殿下はそこで護衛と簡単な稽古をしていた。汗の匂い。誠実な息。私の胸の奥が少しだけ重くなる。言うべきことを口にする時の重さ。
「殿下」
「セレナ。君の顔は“長い話”の顔だ」
「長くするつもりはない。……王都の出納で、三つの名目が過剰。共通する窓口が、オーフィリウス。あなたの父上の私的財団に繋がる」
アレンは一拍だけ目を伏せ、すぐに私を見る。「証拠は」
「静庫の印章と帳簿。ページの隅に“逆さ文字”。M・R」
彼の指がわずかに震えた。震えを握り込み、質問だけが出る。
「君は、俺に“父を裁け”と言うのか」
「裁きは、風がやる。私は“構造を変えろ”と言う。殿下、あなたは風に飛ばされる側じゃなく、風の向きを変える側でいて」
「できるかな」
「できるように整える。五日ください」
「……いいだろう。俺は君を信じる」
信じる、という言葉が、昔なら甘かった。でも今は重い。私はうなずくだけにして、背中を向けた。揺れそうになった心は、まだ誰にも見せない。
午後、フロレンスとジェイルと私、そしてカイル。四人で机を囲み、手順を紙に落とす。“影”で抜くのは三点。オーフィリウスの個人帳簿の片側、交易組合の裏帳簿の総勘定、王城内薬室の外流し記録。王と魔導師団の線は、今回の目的から外す――と紙に書いて、私はペン先でそこを二重線にした。外すけど、忘れない。次の章の「臭い」は、もう届いている。薬室の裏流しに“アゾット”の名。禁呪の核。
「三夜で三点。四夜目に視覚化しない“審理”(王妃の内々)。五夜目に“風”を入れる」
カイルが言う。「風は、誰だ」
「民。数字。欠けた穀物の列。冷たい“空白”に、風はよく通る」
準備は流れる。私は夜ごとに“影”を落とし、“静音”で針を差し、紙の端だけを持ち上げては元に戻した。無理はしない。脈が乱れれば引く。引けば次に行ける。ジェイルの手は正確で、フロレンスの沈黙は防壁になった。カイルは直線で道を切り開いた。四人の仕事は、五日目の夜明け前に揃った。テーブルの上に並んだ三つの紙束。それぞれが別の部屋で別の方法で書かれたはずなのに、数字が綺麗に足し合わさる。足し算ができる汚職は、だいたい長く続いたものだ。長く続いたものは、崩れ始めると速い。
五日目。王妃の小広間。壁に図は出さない。代わりに、空の帳簿を三冊、机に置く。一冊目に穀物の“空白”。二冊目に城壁の“過剰”。三冊目に調停費の“回し”。そこへ、薄く“影”をかける。視線が書かれていない行に留まる。“ない”を見せる。ないものは、怖い。だから、効く。
王妃は扇を閉じ、「十分」とだけ言った。王太子は黙って立っていた。私は彼の横顔を見ない。見ると、揺れるから。
翌朝、王都は少しだけ静かだった。王宮から公式の発表はない。ないまま、財務長官が辞任。オーフィリウスが“病気療養”。救済の列が短くなり、城壁の工事が一時停止。匂いは消えない。けれど、風向きは変わった。腐敗の匂いは、風に逆らえない。
屋敷の書斎で、私は“器”の蓋を開けた。怒りの糸を一本だけ摘み、霧と点で挟み、そっと閉じる。燃やさない。冷やして、刃にする。ドアが軽く叩かれた。カイルだ。
「終わったわけじゃないが、ひと段落だ」
「うん」
「……お前の目は、まだ冷たいな」
「熱くしないと、燃える」
「燃えても、俺は消す」
素直に笑いそうになって、やめた。やめるのに、少し時間がかかった。心が軋む、ってこういうことを言うのかもしれない。私は机から視線を外し、短くだけ言った。
「ありがとう。でも、まだ“影”の中にいる。もう少し、ここで」
「わかった」
彼はそれ以上踏み込まない。踏み込まないことが、今は救いだ。扉が閉まる。静けさが戻る。私は椅子にもたれ、天井の角を見た。角には、薄い影が一枚だけ貼り付いている。私が選んだ“方法”だ。光じゃなく、影。影で描く線は、消えにくい。だからこそ、扱いを間違えると、自分をも削る。
机上の手帳に、三行。
一、王家の特殊印――静庫確認。証拠は“構造”で示す。
二、五日で風向きを変えた。名はまだ呼ばない。
三、腐敗の匂いの奥に、薬の匂い。次は“魔導師団”。
最後の行に、私は小さく二本線を引いた。次の線は、さらに深い。光を当てれば暴発する。影で削る。私は指先の痺れを確かめ、弁の位置を微調整した。
「暴く」
口にした言葉は、驚くほど軽かった。軽いままでいい。重さは証拠が持つ。私の仕事は、角度。角度を間違えない限り、風は味方だ。殿下の父は、殿下の父である前に、王だ。王の罪は、王の座で裁かれるべきだ。私はその椅子の脚を、一本抜く。抜いて、床を張り替える。そう決めた。
夜、窓を開けると、春風に混じる匂いが少しだけ薄くなっていた。甘さが戻り始めている。私はそれを楽しまず、ただ確認として吸い込んでから、窓を閉めた。明日は、禁呪の匂いを辿る。光ではなく、影で。燃やさず、凍らせるように。そうやって、私は進む。進んで、終わらせる。その途中に、もし誰かの手があれば――掴むかどうかは、その時に決める。今は、前だけ。腐敗の匂いは、もう誤魔化せない。だから、暴く。ここから先は、痛みの章だ。けれど、私の“兵”は、もう揃っている。怒り、悲しみ、恐れ。全部、冷たい刃にした。刃の鞘は、私の体。折れない。折らない。進む。
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