たとえば勇者パーティを追放された少年が宿屋の未亡人達に恋するような物語

石のやっさん

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第34話 愛し愛されて

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やっぱり可愛らしい。

あの後、泣いている二人を宥めていたら…そのまま押し倒された。

「リヒトくん、して欲しい事は無い? 私なんでもしてあげるからね」

「私にもあるよね…良いよ!なんでもしてあげる」

いつも素敵だ…そう思っていたけど、優しくて綺麗で、女神みたいな包容力があるのに…『なんでもしてあげる』が加わると何とも淫靡な凄い物になる。

思わず見惚れていて俺は何も言えなかった。

それに耐えかねたのか、女神みたいに可愛くて綺麗な2人がまるでサキュバスか色魔みたいに自分から俺を求めてきた…、頭が2人の事で覆い尽くされていき、二人の事が凄く好き、いや愛している。

それだけしか考えられなくなった。

これ以上好きになる事は無い…もうカンストしていると思っていたけど…まだ先があったんだ…

それに好かれている、愛されている…そう思っていたけど、今日のは違う…今迄のが子供の愛にすら感じる位の母性溢れる大人の愛に感じる。

綺麗で可愛くて…そしてエロい。

終わったって一緒に暮らしているんだから、何時でも出来る。

それなのに…終わらせたくない、終わってしまいたくない。

そんな想いばかりが浮かぶ…

2人は俺に跨り交代でどれだけ腰を振ったのかさえもう解らない…解らない位に一心不乱に振っていた。

俺も多分数えきれない位腰を振り続けていた。

汚い…綺麗なんて概念すらない…3人がもう、指や手だけじゃなく、体の中で舌が触れて無い場所がお互いに無い位に、淫靡に舐めまわしていた気がする。

3人じゃ無くて、もう溶け合って一緒に1つの生き物になった様な錯覚さえ覚えた。

何時しか俺は…

◆◆◆

どうやら、俺は気を失っていたようだ。

ルミナスさんも気を失っているが、それでも右手は俺の股間を握っていた。

カルミーさんは俺に覆いかぶさるように胸を押し付けて同じく気を失っている。

どうしようも無い位、愛おしい。

俺の前世の38年はきっと寂しい人生だったのかも知れない。

この世界に生まれ変わり…両親を早くに失った。

村の人は暖かく優しかった。

村長も、カイト達の親も『優しかった』

女癖の悪い勇者カイトや剣聖のリダ、 聖女のフリージア、賢者のミルカ…多分、あれでも友達なのかもしれない。

だけど…前世の38年も含み…俺は愛された事が無い。

そう言える…

だけど『俺が愛されるわけがない』

『俺は誰も愛して無かった』だから愛されなかっただけだ。

月明かりで見る二人は幻想的で綺麗だ。

俺は彼女達が起きないように静かにずらした。

愛おしい…そんな気持ちが止まらない。

2人の髪をそっと撫でるとくすぐったそうな感じの笑顔になった。

思わず見惚れて額にキスをした。

俺は彼女達の為なら悪魔にでもなれる。

『ギルドの仕事で出かけてきます』

手紙を書置きし…俺は外へ出かけた。

俺が愛した人を傷つけた奴を狩る為に…






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