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第四章 自由な生活
第75話 NG無し
しおりを挟む「それで、私は何をこれからされちゃうのでしょうか? ナイフで刻まれたり、鞭で叩かれたり、もしかして、乳首や性器にピアスとかされるんですか? 」
「そんな事はしないよ…」
「まさか四肢切断とか…もしするなら一生面倒を見て下さいね」
なんだか、凄い事を言い出した。
「そんな事するつもりは無いけど…なんでそんな事言うんだ!」
確か奴隷商のお姉さんは確か…
『理人様が思っているような凄い暴力じゃありません!精々が罵られて多少虐められる位です…そうですねビンタや腹パン…プレイならロウソクや乳首ピアス、あっお好きな刺青位は可能ですね…』
そう言っていた。
だが、エルミナはさっきからそれ以上の話をしてくる。
どう言う事なんだろうか。
「あの…理人様はあの表示で私を購入したんではないのですか?」
看板? なにか書いてあったのかな?
「何か書いてあったのかな…」
「あの、あそこの奴隷のなかで私だけに書いてあったんです!『NGなし』って…だからこんな醜い体で選んでくれたんじゃないんですか? 流石に死にたくはないですが…お情けが頂けるなら、頑張りますよ! 私!」
「え~とNG無しって」
「NG無しはNG無しです! 私の体はもう理人様の物です、どんな事でも断る事はありません…好きにして良いんです!」
この世界はSEXは美徳だから、誰とでも普通に出来る。
これは完全にMで何をしても良いって事だ。
「それで、他の奴隷は普通に人権はあったみたいだけど、なんでエルミナだけNG無しなの?」
「嫌ですね!私みたいな醜い体の女、そうでもしなければ誰も選ぶわけないじゃないですか?」
う~ん、ボンキュウボンの凄い体なんだけどな…
そう言えばこの国では奴隷は犯罪者で、犯罪奴隷しか居ないって言っていたけど、エルミナはどんな犯罪をしたんだ。
「俺は触り心地が良さそうで良いと思うけど? それでエルミナは一体、どんな犯罪をしたんだ? 見た感じ、余りそう言う事しそうに無さそうだけど…」
「奴隷に成るような犯罪は『男性絡み』の犯罪ですよ…その恥ずかしい話ですが、私の場合はポケットマンを男性の前で落としてしまったんです」
「ポケットマン?」
「はい…」
ポケットマンというのは、まぁ前の世界で言う『大人のおもちゃ』みたいなものだ。
エルミナは旅行に出かけた先で荷物を取り出す際に落としてしまったそうだ。
運が悪かったのは、そのポケットマンが転がった先がその国の王族。
しかも、その中に王子が居たそうで…そのまま逮捕され国に強制送還され…罰を受ける事になったそうだ。
「へぇ~なんだかついて無いね」
「そうですね…私は本当の罰は『強制所送り』だったんですが、この国にはその前に奴隷に落とすそういうルールがあるんです…そうすれば身内や知り合いが買う事が出来ますからね…こうして税収を稼いでいます…市場や奴隷商にいる期間はおおよそ1か月です。実質『強制所送り』は無事帰ってこれる人は1割も居ませんから、半分死刑みたいな物…そう言われています」
「そうなんだ…」
「私みたいなブサイクはまず買って貰えないし…強制所送りで地獄のような生活をするよりは、多少酷い目にあっても死ぬよりマシなので『NGなし』そういう記載をして貰ったんです」
「すごいね…」
「恥ずかしいですが…それで理人様は私に何をして欲しいですか?」
ポケットマンなんて持っていた位だから、多分凄くエロい性格…
いや、この世界にエロくない女なんていない。
「それじゃ…しようか?」
「あの…しようかって何をですか?」
「ポケットマンなんて持っていた位だから…そう言う事したいんじゃないの?」
「まぁまさか…SEXですか?して良いんですか?」
「いいよ…うんぐっ…ハァハァ」
そう言った途端、いきなりキスをされ、エルミナは待ちきれないのか、自分の服を半分引き千切るように脱ぎ捨てた。
そのまま、俺の股間に顔を埋めると…
「これを自由に…本当にして良いんですね…ハァハァ、幸せ~」
顔を赤くしながら口を大きく開け近づけてきた。
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