53 / 67
数年後24
しおりを挟む
「第1王子のサイード、その側近のダルス・ガインズ、ビント・ユレナールこの3名の婚約を破棄とする。」
国王陛下からこの発言を聞いたピンク頭さんは笑顔でかの3名を見つめます。
3名はというと…もう項垂れてますけどね?
ピンク頭さんも不思議に思ったようで声をかけようとされますが、ピンク頭さんが声を発せられる前に国王陛下が次の言葉を紡がれました。
「婚約破棄は男性陣の有責である。各自慰謝料を払うように。金額については纏めた紙を渡すから各自確認するように。また、今回の婚約破棄と共に各々に罰を与える。」
「え?なんで?なんで?」
ピンク頭さん、混乱してますね。
だって今日は自分が婚約者になれると思ってウキウキだったんでしょうから。
まぁ…王子からドレス届いたし?
勘違いしてもおかしくないですよ?
でも、そのドレス…何か思いませんでしたか?
最新のファッションとか思いましたか?
そのドレスのネタばらしはもう少しお待ちくださいね?
順番っていうものがあるんですよ。
ピンク頭さんがオロオロしている間に話は進みます。
「サイード、お前は廃嫡とする。平民として働いて慰謝料を返すように。といっても、それだと時間がかかりすぎる。そこで、私が指定する『金融機関』に借金をし慰謝料は速やかに渡すようにしろ。その後は働いて借金をしっかり返すこと。しかしガーランドでの処罰もある。働き口や諸々の対応は全てガーランド王国によって決められる。異論はないな?」
「…国王陛下のお心のままに…。」
サイード様は、歯を食いしばりながら答えられております。
ピンク頭さん?
ピンク頭さんは、呆然とその姿を見ておられます。
「え?私が王妃になれるんじゃないの?」
などと…何やらブツブツ言われてますが、知りません。
「ダルス・ガインズ、お前も廃嫡が決まっている。本来なら王家の騎士として勤めるはずだったが…残念だ。もう一度騎士としてやり直せと言いたい所だが、殺人の疑いがある。残念だが、処罰をくださねばならぬ。慰謝料はガインズ伯爵家が既に払っておる。お前は牢にて刑の確定を大人しく待つように。」
「…しかと心得ました。」
ダルス様、顔色は悪い。
でも仕方がない。
人を殺して、遺体を隠した貴方は救いようがない。
「最後にビント・ユレナール。お前の家は没落した。原因は聞いておるな?」
「はい…。説明を受け納得しております。」
「ならば良い。お前にはもう帰る家はない。お前はこの後隣国へと行ってもらう。行先はガーラント王国。そこの下働きとして引き受けて貰うことが決まった。お前達がしてきたことはガーラント王国にも知れ渡っている。その辺も心得て出国するように。」
「…かしこまりました。」
ビント様の処罰が一番軽い感じに見えますが、実はそんなに軽くはあません。
ガーラント王国にと言いましたが、彼は王家に仕えるわけではありません。
ガーラントにある私の商会で働いてもらうだけです。
主に重労働や皆が嫌がる作業をしてもらう予定です。
しかも周りの皆から嫌われた状態で味方は1人もいない状態で…。
寂しそうだったら、その辺の幽霊でも話し相手としてプレゼントしよう。
「先に処罰を伝えたが、今から婚約破棄の原因とその罪についてしっかりと話させて貰おう。この件の被害者達、部屋に入りたまえ。」
その声と共に扉が開かれました。
そこには綺麗に着飾った元婚約者様達と罪人である3人のお付きの者達。
ピンク頭さんは…もう口があいてますよ?
大丈夫ですか?
そりゃあ…ピンク頭さんからしたらもう死んでると思っていたメンバーですものね?
でもまだこのパーティーは始まったばかり…。
これぐらいで驚いてもらっては困ります。
覚悟をしてくださいませ?
国王陛下からこの発言を聞いたピンク頭さんは笑顔でかの3名を見つめます。
3名はというと…もう項垂れてますけどね?
ピンク頭さんも不思議に思ったようで声をかけようとされますが、ピンク頭さんが声を発せられる前に国王陛下が次の言葉を紡がれました。
「婚約破棄は男性陣の有責である。各自慰謝料を払うように。金額については纏めた紙を渡すから各自確認するように。また、今回の婚約破棄と共に各々に罰を与える。」
「え?なんで?なんで?」
ピンク頭さん、混乱してますね。
だって今日は自分が婚約者になれると思ってウキウキだったんでしょうから。
まぁ…王子からドレス届いたし?
勘違いしてもおかしくないですよ?
でも、そのドレス…何か思いませんでしたか?
最新のファッションとか思いましたか?
そのドレスのネタばらしはもう少しお待ちくださいね?
順番っていうものがあるんですよ。
ピンク頭さんがオロオロしている間に話は進みます。
「サイード、お前は廃嫡とする。平民として働いて慰謝料を返すように。といっても、それだと時間がかかりすぎる。そこで、私が指定する『金融機関』に借金をし慰謝料は速やかに渡すようにしろ。その後は働いて借金をしっかり返すこと。しかしガーランドでの処罰もある。働き口や諸々の対応は全てガーランド王国によって決められる。異論はないな?」
「…国王陛下のお心のままに…。」
サイード様は、歯を食いしばりながら答えられております。
ピンク頭さん?
ピンク頭さんは、呆然とその姿を見ておられます。
「え?私が王妃になれるんじゃないの?」
などと…何やらブツブツ言われてますが、知りません。
「ダルス・ガインズ、お前も廃嫡が決まっている。本来なら王家の騎士として勤めるはずだったが…残念だ。もう一度騎士としてやり直せと言いたい所だが、殺人の疑いがある。残念だが、処罰をくださねばならぬ。慰謝料はガインズ伯爵家が既に払っておる。お前は牢にて刑の確定を大人しく待つように。」
「…しかと心得ました。」
ダルス様、顔色は悪い。
でも仕方がない。
人を殺して、遺体を隠した貴方は救いようがない。
「最後にビント・ユレナール。お前の家は没落した。原因は聞いておるな?」
「はい…。説明を受け納得しております。」
「ならば良い。お前にはもう帰る家はない。お前はこの後隣国へと行ってもらう。行先はガーラント王国。そこの下働きとして引き受けて貰うことが決まった。お前達がしてきたことはガーラント王国にも知れ渡っている。その辺も心得て出国するように。」
「…かしこまりました。」
ビント様の処罰が一番軽い感じに見えますが、実はそんなに軽くはあません。
ガーラント王国にと言いましたが、彼は王家に仕えるわけではありません。
ガーラントにある私の商会で働いてもらうだけです。
主に重労働や皆が嫌がる作業をしてもらう予定です。
しかも周りの皆から嫌われた状態で味方は1人もいない状態で…。
寂しそうだったら、その辺の幽霊でも話し相手としてプレゼントしよう。
「先に処罰を伝えたが、今から婚約破棄の原因とその罪についてしっかりと話させて貰おう。この件の被害者達、部屋に入りたまえ。」
その声と共に扉が開かれました。
そこには綺麗に着飾った元婚約者様達と罪人である3人のお付きの者達。
ピンク頭さんは…もう口があいてますよ?
大丈夫ですか?
そりゃあ…ピンク頭さんからしたらもう死んでると思っていたメンバーですものね?
でもまだこのパーティーは始まったばかり…。
これぐらいで驚いてもらっては困ります。
覚悟をしてくださいませ?
49
あなたにおすすめの小説
聖女を怒らせたら・・・
朝山みどり
ファンタジー
ある国が聖樹を浄化して貰うために聖女を召喚した。仕事を終わらせれば帰れるならと聖女は浄化の旅に出た。浄化の旅は辛く、聖樹の浄化も大変だったが聖女は頑張った。聖女のそばでは王子も励ました。やがて二人はお互いに心惹かれるようになったが・・・
透明な貴方
ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
政略結婚の両親は、私が生まれてから離縁した。
私の名は、マーシャ・フャルム・ククルス。
ククルス公爵家の一人娘。
父ククルス公爵は仕事人間で、殆ど家には帰って来ない。母は既に年下の伯爵と再婚し、伯爵夫人として暮らしているらしい。
複雑な環境で育つマーシャの家庭には、秘密があった。
(カクヨムさん、小説家になろうさんにも載せています)
善人ぶった姉に奪われ続けてきましたが、逃げた先で溺愛されて私のスキルで領地は豊作です
しろこねこ
ファンタジー
「あなたのためを思って」という一見優しい伯爵家の姉ジュリナに虐げられている妹セリナ。醜いセリナの言うことを家族は誰も聞いてくれない。そんな中、唯一差別しない家庭教師に貴族子女にははしたないとされる魔法を教わるが、親切ぶってセリナを孤立させる姉。植物魔法に目覚めたセリナはペット?のヴィリオをともに家を出て南の辺境を目指す。
女神様、もっと早く祝福が欲しかった。
しゃーりん
ファンタジー
アルーサル王国には、女神様からの祝福を授かる者がいる。…ごくたまに。
今回、授かったのは6歳の王女であり、血縁の判定ができる魔力だった。
女神様は国に役立つ魔力を授けてくれる。ということは、血縁が乱れてるってことか?
一人の倫理観が異常な男によって、国中の貴族が混乱するお話です。ご注意下さい。
どうぞお好きに
音無砂月
ファンタジー
公爵家に生まれたスカーレット・ミレイユ。
王命で第二王子であるセルフと婚約することになったけれど彼が商家の娘であるシャーベットを囲っているのはとても有名な話だった。そのせいか、なかなか婚約話が進まず、あまり野心のない公爵家にまで縁談話が来てしまった。
真実の愛のおつりたち
毒島醜女
ファンタジー
ある公国。
不幸な身の上の平民女に恋をした公子は彼女を虐げた公爵令嬢を婚約破棄する。
その騒動は大きな波を起こし、大勢の人間を巻き込んでいった。
真実の愛に踊らされるのは当人だけではない。
そんな群像劇。
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
留学してたら、愚昧がやらかした件。
庭にハニワ
ファンタジー
バカだアホだ、と思っちゃいたが、本当に愚かしい妹。老害と化した祖父母に甘やかし放題されて、聖女気取りで日々暮らしてるらしい。どうしてくれよう……。
R−15は基本です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる