35 / 45
35
しおりを挟む
トパゾライト公爵家を訪問して2週間が経った頃、寮にトパゾライト公爵から手紙が届いた。
無事にトパゾライト公爵家に養子に入れた事が書いてあった。
そして、部屋が整ったから週末に帰っておいでと…。
凄いスピードで物事が進んだ為未だに実感が湧かなかった。
「エマ…私の頬を叩いてくれない?」
「お嬢様はいつも突飛なことを言われますがそれはできません。何故叩かないといけないのですか?」
「トパゾライト公爵家に私養子に無事入れたんだって…で泊まりにおいでって…。」
「良かったではないですか。これで一安心ですね。」
「そうなんだけど…なんか実感湧かなくて…夢なんじゃないかと…。」
「夢ではありませんから大丈夫ですよ。それでカルサイト家の皆様はお嬢様が養子に出た事をしっかり理解されているのでしょうか?」
「うーーん?その辺分からないね…。今週末に公爵様に聞いてみるしかないね…。」
「お嬢様も公爵家の一員になられたのでどのようにお呼びしたらいいのか確認された方がいいと思いますよ?」
「あ、うん。そうだね。確認する…。とりあえず授業受けてくる…。」
「そうですね。今すべき事は授業を受けることですね。行ってらっしゃいませ。」
エマに送り出されて校舎へと歩いていると、会いたくなかった人に出会ってしまった…。
無視するわけにもいかず、挨拶をする事にした。
「お姉様おはようございます。何故学園に?」
そうお姉様はもう学園に通わなくてもよい期間に入っているはずなのだ。
なのに何故か制服を着て学園にいる。
仲良しのメンバーと共に…。
「おはようアンリ。少し…レポート作成しなければならなくなったのよ…。いくら欲しがったってレポートは渡せないわ…。」
いや、要らない!
卒業前なのにレポート?
もしかしてそれレポートが完成しなかったら卒業できないって事じゃないですよね?
お仲間さん達もみんな?
大丈夫か?
いや、大丈夫じゃないから学園にいるんだったね!
これは関わったらダメなヤツ!!
「大丈夫ですよお姉様。私は私の勉強で精一杯ですので…欲しがったり致しません。私は授業がありますので、これで失礼いたします。」
私が礼をして去ろうとした瞬間、お姉様に腕を掴まれた。
「週末は帰ってくるのよね?」
お姉様が私を掴んでいる手に力を入れてきた。
「痛いです…。やめてください!」
私が訴える離してくれない。
こんなバカ力持っていたなんて…でも問題は起こせない!!
そう困っていると、
「離して貰えませんか?カルサイト侯爵令嬢。アンリが嫌がってます。」
そう言ってサイラスはお姉様から私を解放させると自分の後ろに私を隠すように立った。
「何よ?姉妹でちょっと話してただけよ?邪魔しないでよ!?」
「ちょっと話だけなのに、アンリの腕が赤くなるまで力を込めて掴む必要ありますか?アンリを治療の為保健室に連れていきますので、これで失礼します。」
サイラスはお姉様にそう伝えると私をお姫様抱っこした。
なぜ!?
私足怪我してないよ!!
「サイラス助けてくれてありがとう。でも歩けるから降ろして?」
「お前…気づいてないみたいだけど足震えてたぞ?いいから保健室まで我慢しろ。俺からしたら役得だし?」
そういってサイラスは笑った。
役得って…。
役得!?
いや、恥ずかしい!
少しバタバタと反抗したが私は、お姫様抱っこのまま保健室に運ばれたのだった…。
無事にトパゾライト公爵家に養子に入れた事が書いてあった。
そして、部屋が整ったから週末に帰っておいでと…。
凄いスピードで物事が進んだ為未だに実感が湧かなかった。
「エマ…私の頬を叩いてくれない?」
「お嬢様はいつも突飛なことを言われますがそれはできません。何故叩かないといけないのですか?」
「トパゾライト公爵家に私養子に無事入れたんだって…で泊まりにおいでって…。」
「良かったではないですか。これで一安心ですね。」
「そうなんだけど…なんか実感湧かなくて…夢なんじゃないかと…。」
「夢ではありませんから大丈夫ですよ。それでカルサイト家の皆様はお嬢様が養子に出た事をしっかり理解されているのでしょうか?」
「うーーん?その辺分からないね…。今週末に公爵様に聞いてみるしかないね…。」
「お嬢様も公爵家の一員になられたのでどのようにお呼びしたらいいのか確認された方がいいと思いますよ?」
「あ、うん。そうだね。確認する…。とりあえず授業受けてくる…。」
「そうですね。今すべき事は授業を受けることですね。行ってらっしゃいませ。」
エマに送り出されて校舎へと歩いていると、会いたくなかった人に出会ってしまった…。
無視するわけにもいかず、挨拶をする事にした。
「お姉様おはようございます。何故学園に?」
そうお姉様はもう学園に通わなくてもよい期間に入っているはずなのだ。
なのに何故か制服を着て学園にいる。
仲良しのメンバーと共に…。
「おはようアンリ。少し…レポート作成しなければならなくなったのよ…。いくら欲しがったってレポートは渡せないわ…。」
いや、要らない!
卒業前なのにレポート?
もしかしてそれレポートが完成しなかったら卒業できないって事じゃないですよね?
お仲間さん達もみんな?
大丈夫か?
いや、大丈夫じゃないから学園にいるんだったね!
これは関わったらダメなヤツ!!
「大丈夫ですよお姉様。私は私の勉強で精一杯ですので…欲しがったり致しません。私は授業がありますので、これで失礼いたします。」
私が礼をして去ろうとした瞬間、お姉様に腕を掴まれた。
「週末は帰ってくるのよね?」
お姉様が私を掴んでいる手に力を入れてきた。
「痛いです…。やめてください!」
私が訴える離してくれない。
こんなバカ力持っていたなんて…でも問題は起こせない!!
そう困っていると、
「離して貰えませんか?カルサイト侯爵令嬢。アンリが嫌がってます。」
そう言ってサイラスはお姉様から私を解放させると自分の後ろに私を隠すように立った。
「何よ?姉妹でちょっと話してただけよ?邪魔しないでよ!?」
「ちょっと話だけなのに、アンリの腕が赤くなるまで力を込めて掴む必要ありますか?アンリを治療の為保健室に連れていきますので、これで失礼します。」
サイラスはお姉様にそう伝えると私をお姫様抱っこした。
なぜ!?
私足怪我してないよ!!
「サイラス助けてくれてありがとう。でも歩けるから降ろして?」
「お前…気づいてないみたいだけど足震えてたぞ?いいから保健室まで我慢しろ。俺からしたら役得だし?」
そういってサイラスは笑った。
役得って…。
役得!?
いや、恥ずかしい!
少しバタバタと反抗したが私は、お姫様抱っこのまま保健室に運ばれたのだった…。
249
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。
三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。
何度も断罪を回避しようとしたのに!
では、こんな国など出ていきます!
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
おかしくなったのは、彼女が我が家にやってきてからでした。
ましゅぺちーの
恋愛
公爵家の令嬢であるリリスは家族と婚約者に愛されて幸せの中にいた。
そんな時、リリスの父の弟夫婦が不慮の事故で亡くなり、その娘を我が家で引き取ることになった。
娘の名前はシルビア。天使のように可愛らしく愛嬌のある彼女はすぐに一家に馴染んでいった。
それに対してリリスは次第に家で孤立していき、シルビアに嫌がらせをしているとの噂までたち始めた。
婚約者もシルビアに奪われ、父からは勘当を言い渡される。
リリスは平民として第二の人生を歩み始める。
全8話。完結まで執筆済みです。
この作品は小説家になろう様にも掲載しています。
【完結】結婚して12年一度も会った事ありませんけど? それでも旦那様は全てが欲しいそうです
との
恋愛
結婚して12年目のシエナは白い結婚継続中。
白い結婚を理由に離婚したら、全てを失うシエナは漸く離婚に向けて動けるチャンスを見つけ・・
沈黙を続けていたルカが、
「新しく商会を作って、その先は?」
ーーーーーー
題名 少し改変しました
婚約者が選んだのは私から魔力を盗んだ妹でした
今川幸乃
恋愛
バートン伯爵家のミアの婚約者、パーシーはいつも「魔法が使える人がいい」とばかり言っていた。
実はミアは幼いころに水の精霊と親しくなり、魔法も得意だった。
妹のリリーが怪我した時に母親に「リリーが可哀想だから魔法ぐらい譲ってあげなさい」と言われ、精霊を譲っていたのだった。
リリーはとっくに怪我が治っているというのにずっと仮病を使っていて一向に精霊を返すつもりはない。
それでもミアはずっと我慢していたが、ある日パーシーとリリーが仲良くしているのを見かける。
パーシーによると「怪我しているのに頑張っていてすごい」ということらしく、リリーも満更ではなさそうだった。
そのためミアはついに彼女から精霊を取り戻すことを決意する。
悪役断罪?そもそも何かしましたか?
SHIN
恋愛
明日から王城に最終王妃教育のために登城する、懇談会パーティーに参加中の私の目の前では多人数の男性に囲まれてちやほやされている少女がいた。
男性はたしか婚約者がいたり妻がいたりするのだけど、良いのかしら。
あら、あそこに居ますのは第二王子では、ないですか。
えっ、婚約破棄?別に構いませんが、怒られますよ。
勘違い王子と企み少女に巻き込まれたある少女の話し。
居候と婚約者が手を組んでいた!
すみ 小桜(sumitan)
恋愛
グリンマトル伯爵家の一人娘のレネットは、前世の記憶を持っていた。前世は体が弱く入院しそのまま亡くなった。その為、病気に苦しむ人を助けたいと思い薬師になる事に。幸いの事に、家業は薬師だったので、いざ学校へ。本来は17歳から通う学校へ7歳から行く事に。ほらそこは、転生者だから!
って、王都の学校だったので寮生活で、数年後に帰ってみると居候がいるではないですか!
父親の妹家族のウルミーシュ子爵家だった。同じ年の従姉妹アンナがこれまたわがまま。
アンアの母親で父親の妹のエルダがこれまたくせ者で。
最悪な事態が起き、レネットの思い描いていた未来は消え去った。家族と末永く幸せと願った未来が――。
私を利用するための婚約だと気付いたので、別れるまでチクチク攻撃することにしました
柚木ゆず
恋愛
※22日、本編は完結となりました。明日(23日)より、番外編を投稿させていただきます。
そちらでは、レオが太っちょレオを捨てるお話と、もう一つ別のお話を描く予定となっております。
婚約者であるエリックの卑劣な罠を知った、令嬢・リナ。
リナはエリックと別れる日まで、何も知らないフリをしてチクチク攻撃することにしたのでした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる