36 / 45
36
しおりを挟む
保健室で治療を受けている間サイラスは傍で保健の先生と一緒に何が起こったのかの話を聞いてくれた。
お姉様との間に起こった事を説明し終わると、サイラスは怒った顔をした。
サイラスを宥めていると保健の先生が、
「処置は終わりましたよ。しばらく重い荷物等は持たないようにしてくださいね?まだここで休んでいていいですよ。私はトパゾライト公爵家に連絡を入れてきますので少し席を外します。」
そういって部屋を出ていってしまった…。
この程度の事で公爵家に連絡なんて迷惑をかけてしまう!
慌てて止めようと廊下に出たが時すでに遅かった…。
あの先生…どんなに足速いんだよ!!
私がため息をつくと横にいたサイラスに、
「何故トパゾライト公爵家に連絡なんだ?カルサイト侯爵家じゃなくて?」
と尋ねてきた。
…もっともな意見だね…。
そうなんでここでトパゾライト公爵家がでてくるのかって気になるよね~。
私がサイラスの立場だったら絶対に聞くもんな。
私は、サイラスにトパゾライト公爵家に養子に入ったことを教えた。
そして内密にして欲しいことも…。
保健の先生の発言からして、学園の先生は知っていると思われる。
ただ私が養子に入ったと伝えるパーティまでは内密にって話だったはず…。
一応まだ内密なんですよということを後で学園長に念押しに行かなければならないな…。
そんな事を考えていると、
「侯爵令嬢でも家格が合わないと思っていたんだけど公爵令嬢になってしまうと…俺にチャンスは無さそうだ…。」
そうしょぼくれるサイラスが大きな落ち込んだ犬のように見えて…いつもはカッコイイサイラスが今は可愛く見えた。
ギャップ萌えか…これがギャップ萌えだ!
私はサイラスの脇を肘でつつきながら、
「養子に入ったからと言って私は私だよ?それに公爵家の皆が私の結婚は自由にしていいって言ってくれているんだ。だから、これまでと同じように話しかけて欲しい…私はサイラスと話したい!ダメ?」
私がそうサイラスに伝えると、サイラスはダメじゃないです…と言いながら横を向いてしまった。
何故横を向く!?
そして何故敬語なんだ!?
私が少し不貞腐れているとサイラスは微笑みながら頭をポンっと叩いてきた。
「それじゃあ、これまで通り宜しくな!アンリ。あ、でも友達のままでいたくないからそのつもりで。」
そう言うと私の荷物を持って教室に向かって歩きだした。
私はサイラスの言葉にドキドキしながら、サイラスの後を追った。
この時はまだ知らなかった。
まさかあんな事が起きるなんて…。
お姉様との間に起こった事を説明し終わると、サイラスは怒った顔をした。
サイラスを宥めていると保健の先生が、
「処置は終わりましたよ。しばらく重い荷物等は持たないようにしてくださいね?まだここで休んでいていいですよ。私はトパゾライト公爵家に連絡を入れてきますので少し席を外します。」
そういって部屋を出ていってしまった…。
この程度の事で公爵家に連絡なんて迷惑をかけてしまう!
慌てて止めようと廊下に出たが時すでに遅かった…。
あの先生…どんなに足速いんだよ!!
私がため息をつくと横にいたサイラスに、
「何故トパゾライト公爵家に連絡なんだ?カルサイト侯爵家じゃなくて?」
と尋ねてきた。
…もっともな意見だね…。
そうなんでここでトパゾライト公爵家がでてくるのかって気になるよね~。
私がサイラスの立場だったら絶対に聞くもんな。
私は、サイラスにトパゾライト公爵家に養子に入ったことを教えた。
そして内密にして欲しいことも…。
保健の先生の発言からして、学園の先生は知っていると思われる。
ただ私が養子に入ったと伝えるパーティまでは内密にって話だったはず…。
一応まだ内密なんですよということを後で学園長に念押しに行かなければならないな…。
そんな事を考えていると、
「侯爵令嬢でも家格が合わないと思っていたんだけど公爵令嬢になってしまうと…俺にチャンスは無さそうだ…。」
そうしょぼくれるサイラスが大きな落ち込んだ犬のように見えて…いつもはカッコイイサイラスが今は可愛く見えた。
ギャップ萌えか…これがギャップ萌えだ!
私はサイラスの脇を肘でつつきながら、
「養子に入ったからと言って私は私だよ?それに公爵家の皆が私の結婚は自由にしていいって言ってくれているんだ。だから、これまでと同じように話しかけて欲しい…私はサイラスと話したい!ダメ?」
私がそうサイラスに伝えると、サイラスはダメじゃないです…と言いながら横を向いてしまった。
何故横を向く!?
そして何故敬語なんだ!?
私が少し不貞腐れているとサイラスは微笑みながら頭をポンっと叩いてきた。
「それじゃあ、これまで通り宜しくな!アンリ。あ、でも友達のままでいたくないからそのつもりで。」
そう言うと私の荷物を持って教室に向かって歩きだした。
私はサイラスの言葉にドキドキしながら、サイラスの後を追った。
この時はまだ知らなかった。
まさかあんな事が起きるなんて…。
251
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。
三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。
何度も断罪を回避しようとしたのに!
では、こんな国など出ていきます!
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
おかしくなったのは、彼女が我が家にやってきてからでした。
ましゅぺちーの
恋愛
公爵家の令嬢であるリリスは家族と婚約者に愛されて幸せの中にいた。
そんな時、リリスの父の弟夫婦が不慮の事故で亡くなり、その娘を我が家で引き取ることになった。
娘の名前はシルビア。天使のように可愛らしく愛嬌のある彼女はすぐに一家に馴染んでいった。
それに対してリリスは次第に家で孤立していき、シルビアに嫌がらせをしているとの噂までたち始めた。
婚約者もシルビアに奪われ、父からは勘当を言い渡される。
リリスは平民として第二の人生を歩み始める。
全8話。完結まで執筆済みです。
この作品は小説家になろう様にも掲載しています。
【完結】結婚して12年一度も会った事ありませんけど? それでも旦那様は全てが欲しいそうです
との
恋愛
結婚して12年目のシエナは白い結婚継続中。
白い結婚を理由に離婚したら、全てを失うシエナは漸く離婚に向けて動けるチャンスを見つけ・・
沈黙を続けていたルカが、
「新しく商会を作って、その先は?」
ーーーーーー
題名 少し改変しました
婚約者が選んだのは私から魔力を盗んだ妹でした
今川幸乃
恋愛
バートン伯爵家のミアの婚約者、パーシーはいつも「魔法が使える人がいい」とばかり言っていた。
実はミアは幼いころに水の精霊と親しくなり、魔法も得意だった。
妹のリリーが怪我した時に母親に「リリーが可哀想だから魔法ぐらい譲ってあげなさい」と言われ、精霊を譲っていたのだった。
リリーはとっくに怪我が治っているというのにずっと仮病を使っていて一向に精霊を返すつもりはない。
それでもミアはずっと我慢していたが、ある日パーシーとリリーが仲良くしているのを見かける。
パーシーによると「怪我しているのに頑張っていてすごい」ということらしく、リリーも満更ではなさそうだった。
そのためミアはついに彼女から精霊を取り戻すことを決意する。
悪役断罪?そもそも何かしましたか?
SHIN
恋愛
明日から王城に最終王妃教育のために登城する、懇談会パーティーに参加中の私の目の前では多人数の男性に囲まれてちやほやされている少女がいた。
男性はたしか婚約者がいたり妻がいたりするのだけど、良いのかしら。
あら、あそこに居ますのは第二王子では、ないですか。
えっ、婚約破棄?別に構いませんが、怒られますよ。
勘違い王子と企み少女に巻き込まれたある少女の話し。
【完結】美しい人。
❄️冬は つとめて
恋愛
「あなたが、ウイリアム兄様の婚約者? 」
「わたくし、カミーユと言いますの。ねえ、あなたがウイリアム兄様の婚約者で、間違いないかしら。」
「ねえ、返事は。」
「はい。私、ウイリアム様と婚約しています ナンシー。ナンシー・ヘルシンキ伯爵令嬢です。」
彼女の前に現れたのは、とても美しい人でした。
私を利用するための婚約だと気付いたので、別れるまでチクチク攻撃することにしました
柚木ゆず
恋愛
※22日、本編は完結となりました。明日(23日)より、番外編を投稿させていただきます。
そちらでは、レオが太っちょレオを捨てるお話と、もう一つ別のお話を描く予定となっております。
婚約者であるエリックの卑劣な罠を知った、令嬢・リナ。
リナはエリックと別れる日まで、何も知らないフリをしてチクチク攻撃することにしたのでした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる