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トパゾライト公爵家を訪問して2週間が経った頃、寮にトパゾライト公爵から手紙が届いた。
無事にトパゾライト公爵家に養子に入れた事が書いてあった。
そして、部屋が整ったから週末に帰っておいでと…。
凄いスピードで物事が進んだ為未だに実感が湧かなかった。
「エマ…私の頬を叩いてくれない?」
「お嬢様はいつも突飛なことを言われますがそれはできません。何故叩かないといけないのですか?」
「トパゾライト公爵家に私養子に無事入れたんだって…で泊まりにおいでって…。」
「良かったではないですか。これで一安心ですね。」
「そうなんだけど…なんか実感湧かなくて…夢なんじゃないかと…。」
「夢ではありませんから大丈夫ですよ。それでカルサイト家の皆様はお嬢様が養子に出た事をしっかり理解されているのでしょうか?」
「うーーん?その辺分からないね…。今週末に公爵様に聞いてみるしかないね…。」
「お嬢様も公爵家の一員になられたのでどのようにお呼びしたらいいのか確認された方がいいと思いますよ?」
「あ、うん。そうだね。確認する…。とりあえず授業受けてくる…。」
「そうですね。今すべき事は授業を受けることですね。行ってらっしゃいませ。」
エマに送り出されて校舎へと歩いていると、会いたくなかった人に出会ってしまった…。
無視するわけにもいかず、挨拶をする事にした。
「お姉様おはようございます。何故学園に?」
そうお姉様はもう学園に通わなくてもよい期間に入っているはずなのだ。
なのに何故か制服を着て学園にいる。
仲良しのメンバーと共に…。
「おはようアンリ。少し…レポート作成しなければならなくなったのよ…。いくら欲しがったってレポートは渡せないわ…。」
いや、要らない!
卒業前なのにレポート?
もしかしてそれレポートが完成しなかったら卒業できないって事じゃないですよね?
お仲間さん達もみんな?
大丈夫か?
いや、大丈夫じゃないから学園にいるんだったね!
これは関わったらダメなヤツ!!
「大丈夫ですよお姉様。私は私の勉強で精一杯ですので…欲しがったり致しません。私は授業がありますので、これで失礼いたします。」
私が礼をして去ろうとした瞬間、お姉様に腕を掴まれた。
「週末は帰ってくるのよね?」
お姉様が私を掴んでいる手に力を入れてきた。
「痛いです…。やめてください!」
私が訴える離してくれない。
こんなバカ力持っていたなんて…でも問題は起こせない!!
そう困っていると、
「離して貰えませんか?カルサイト侯爵令嬢。アンリが嫌がってます。」
そう言ってサイラスはお姉様から私を解放させると自分の後ろに私を隠すように立った。
「何よ?姉妹でちょっと話してただけよ?邪魔しないでよ!?」
「ちょっと話だけなのに、アンリの腕が赤くなるまで力を込めて掴む必要ありますか?アンリを治療の為保健室に連れていきますので、これで失礼します。」
サイラスはお姉様にそう伝えると私をお姫様抱っこした。
なぜ!?
私足怪我してないよ!!
「サイラス助けてくれてありがとう。でも歩けるから降ろして?」
「お前…気づいてないみたいだけど足震えてたぞ?いいから保健室まで我慢しろ。俺からしたら役得だし?」
そういってサイラスは笑った。
役得って…。
役得!?
いや、恥ずかしい!
少しバタバタと反抗したが私は、お姫様抱っこのまま保健室に運ばれたのだった…。
無事にトパゾライト公爵家に養子に入れた事が書いてあった。
そして、部屋が整ったから週末に帰っておいでと…。
凄いスピードで物事が進んだ為未だに実感が湧かなかった。
「エマ…私の頬を叩いてくれない?」
「お嬢様はいつも突飛なことを言われますがそれはできません。何故叩かないといけないのですか?」
「トパゾライト公爵家に私養子に無事入れたんだって…で泊まりにおいでって…。」
「良かったではないですか。これで一安心ですね。」
「そうなんだけど…なんか実感湧かなくて…夢なんじゃないかと…。」
「夢ではありませんから大丈夫ですよ。それでカルサイト家の皆様はお嬢様が養子に出た事をしっかり理解されているのでしょうか?」
「うーーん?その辺分からないね…。今週末に公爵様に聞いてみるしかないね…。」
「お嬢様も公爵家の一員になられたのでどのようにお呼びしたらいいのか確認された方がいいと思いますよ?」
「あ、うん。そうだね。確認する…。とりあえず授業受けてくる…。」
「そうですね。今すべき事は授業を受けることですね。行ってらっしゃいませ。」
エマに送り出されて校舎へと歩いていると、会いたくなかった人に出会ってしまった…。
無視するわけにもいかず、挨拶をする事にした。
「お姉様おはようございます。何故学園に?」
そうお姉様はもう学園に通わなくてもよい期間に入っているはずなのだ。
なのに何故か制服を着て学園にいる。
仲良しのメンバーと共に…。
「おはようアンリ。少し…レポート作成しなければならなくなったのよ…。いくら欲しがったってレポートは渡せないわ…。」
いや、要らない!
卒業前なのにレポート?
もしかしてそれレポートが完成しなかったら卒業できないって事じゃないですよね?
お仲間さん達もみんな?
大丈夫か?
いや、大丈夫じゃないから学園にいるんだったね!
これは関わったらダメなヤツ!!
「大丈夫ですよお姉様。私は私の勉強で精一杯ですので…欲しがったり致しません。私は授業がありますので、これで失礼いたします。」
私が礼をして去ろうとした瞬間、お姉様に腕を掴まれた。
「週末は帰ってくるのよね?」
お姉様が私を掴んでいる手に力を入れてきた。
「痛いです…。やめてください!」
私が訴える離してくれない。
こんなバカ力持っていたなんて…でも問題は起こせない!!
そう困っていると、
「離して貰えませんか?カルサイト侯爵令嬢。アンリが嫌がってます。」
そう言ってサイラスはお姉様から私を解放させると自分の後ろに私を隠すように立った。
「何よ?姉妹でちょっと話してただけよ?邪魔しないでよ!?」
「ちょっと話だけなのに、アンリの腕が赤くなるまで力を込めて掴む必要ありますか?アンリを治療の為保健室に連れていきますので、これで失礼します。」
サイラスはお姉様にそう伝えると私をお姫様抱っこした。
なぜ!?
私足怪我してないよ!!
「サイラス助けてくれてありがとう。でも歩けるから降ろして?」
「お前…気づいてないみたいだけど足震えてたぞ?いいから保健室まで我慢しろ。俺からしたら役得だし?」
そういってサイラスは笑った。
役得って…。
役得!?
いや、恥ずかしい!
少しバタバタと反抗したが私は、お姫様抱っこのまま保健室に運ばれたのだった…。
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