異世界で双子の娘の父親になった16歳DT-女神に魔法使いにされそうですー

バイブルさん

文字の大きさ
157 / 365
5章 DT、本気みせます!

143話 これがDTの真骨頂らしいです

しおりを挟む
 雄一は走る、そう、ただ真っ直ぐに……

 無防備にも自分の体格の倍もあろうケルベロスの頭頂部を目掛けて飛び上がる。まさに噛みたかったら噛んでみやがれ、と言いたげに雄一は笑みを浮かべる。

 一瞬、飲まれかけたケルベロスであったが、気合いを入った眼光を放つと真ん中の頭が雄一を捕えるように口を開ける。

 凶悪な鋭さをみせる牙に雄一は恐れも感じさせずにケルベロスの気合いを超える気合いを込めて叫ぶ。

「気合いがたらねぇ!!」

 雄一はケルベロスの顎を拳で上空へと撃ち放つ。

 それだけでケルベロスの体は浮き上がる。

 殴られた事により顎を閉じさせられたケルベロスの口を両手で挟むように閉じた雄一がケルベロスの目を全力の威圧を放って覗きこむようにする。

「俺がお前の主だ! 従え!」

 雄一の威圧に体を一瞬、硬直するがすぐに左の頭が雄一に襲いかかる。

 真ん中の頭から手を離して、空中を蹴ってケルベロスの牙を避ける流れで蹴り上げて顎を閉じさせる。

 再び、同じように左の頭の口を閉じさせて瞳に威圧を放つ。

「お前の本能まで染み込ませて理解させてやる。俺がお前の主人だっ!」

 叩きつけるように放たれる雄一の威圧に圧されるケルベロスは小刻みに体を震わせる。

 それでも従わないとばかりに右の頭の口の中に魔力が集まり出す。どうやら火を吐き出そうとしてるようだ。

 雄一はそれにたいした挙動を見せない、ただ、笑みを浮かべて手を翳して親指と中指を触れさせる。

 それを見たケルベロスは動きを止めるが、雄一は翳した手を降ろしてクイクイとかかってこいと挑発する。

 ケルベロスは、雄一に怒りを覚えたのか、それとも雄一に恐怖を覚えた事に対する怒りか分からないが、3つ頭が同調するように雄叫びを上げる。

 3つの口に魔力が集まりだし、口から赤い輝きが放たれ出す。

「よしよし、お前の根性があるのは伝わった。後は俺のモンになる価値があるか試してやる。撃ってこいっ!!」

 不敵な笑みを浮かべる雄一目掛けて、口に収まりきらなくなった火球を噛み砕く。

 そのケルベロスの行動に雄一は眉を寄せるがケルベロスの牙から漏れる激しい光を見た瞬間、本能が危険シグナルを鳴らす。

 ケルベロスが口を開く瞬間にギリギリ間に合うタイミングで雄一は右手を前に突き出す。突き出したと同時にケルベロスの3つの口から閃光と共に灼熱の火線が放たれる。

 受け止めた雄一の眉が一瞬歪むが代わりに獰猛な笑みが生まれる。

「悪くない、が、まだ足らない。もっと見せろ、お前は火の精霊獣だろうがぁ!」

 受け止めていた火線を薙ぎ払うと近くの小山に弾かれてあたると貫通して空へと消える。

 あっさりと薙ぎ払われて、怯えるように股に尻尾を挟もうとするケルベロスだったが、意思の力で抑え込むと奮い立たせるように遠吠えをする。

「まだだ、お前の全部を見てない。全部、曝け出せっ!」

 雄一は、そう叫ぶと上空に飛び上がり、ケルベロスを見下ろしながら右手を突き出す。

 突き出した雄一の右手に凶悪な魔力が集まり始める。

 それに気付いたケルベロスが、まるで泣くように遠吠えを繰り返し始める。その声に反応するようにして、ケルベロスの前面に幾重にも障壁が生まれる。

「さあ、次はどれくらい頑張れるか? 凌いでみやがれ」

 雄一も男、やはり伝説で謳われるような存在を相手にして興が乗り始め、悪ノリするように凶悪な笑みを浮かべる。

 ケルベロスに向けられた右手に集まった魔力から水龍が生まれる。生まれた水龍はケルベロスに向かって襲いかかり、障壁にぶつかる。

 一枚、また一枚と粉砕されていく障壁を見つめて、ケルベロスはついに意思の力で抑えられなくなったのか尻尾を股に挟みながら懸命に遠吠えを繰り返し、障壁の強化に必死になる。

 最後の一枚になった所で雄一が放った水龍が消滅する。

 首の皮一枚で助かり、怯えるように「クゥ~ン」と鳴くケルベロスに再び、雄一は右手を突き付けながら話しかける。

「どうだ? 主と認める気になったか?」

 ケルベロスは一瞬の躊躇らしき仕草を見せたが牙を剥き出しにして唸る。

 その様子に満足そうに笑う雄一は魔力を練り始める。

「じゃ、次はこれを凌いでみろ」

 雄一は気合いを入れるように短く叫ぶとケルベロスを囲むように全方位に先程の水龍が配置される。

 それに驚いているケルベロスに気付いた雄一が忠告とお願いをする。

「さっきと同等の魔力が込められた水龍だ、気合い入れて凌げよ? 頼む、死なないでくれ」

 死の予感を感じとったように恐怖に歪めるようにしてみせるケルベロスは、本能の訴えに全力で従って死力を尽くして遠吠えを上げながら障壁を張っていく。

 雄一は、ケルベロスが息切れするまで遠吠えをするのを黙って見守り、身を伏せて縮こまるのを見ると水龍を放つ。

 今度は先程より充分に備えて込めた力だったようで格段に強度が上がっていたが、半分だけ凌いだだけで残る半分は無傷の状態でケルベロスに襲いかかった。

 ケルベロスの鳴き声が響き渡る。

 地面を穿った衝撃で生まれた粉じんにより姿が確認しづらくなるが、巨体が横たわり痙攣するように生きていた。

 雄一は生き残ってくれた事にホッとすると同時に調子に乗り過ぎた事を反省しながら近寄っていく。

「本当にちょっと危なかったな。それはともかく、主として認めさせる事はできなかったが、動けなくして連れて帰れる事で良しとするか」

 近寄った雄一に反応するように顔を向けてくるケルベロスに雄一は少し驚いた顔を見せる。

 震える四肢を踏ん張って立ち上がろうとするが、失敗するが再度チャレンジして立ち上がる。

「まだやる気か? もう勝てないのは痛いほど体で知っただろう?」

 雄一を見下ろすようにして立つケルベロスの姿に呆れるように見ていたが、すぐに様子がおかしい事に気付く。

 ケルベロスの瞳に敵意がないのである。

 何かを訴えるような瞳をジッと見られていた雄一が口の端を上げて笑う。

「自分の底だけ見せられて納得できないか? 俺の全力を見せろって言いたいのか?」

 そう言うと3つの頭が頷くように上下に揺する。

 雄一は、楽しそうに笑みを大きくして巴を地面に突き刺す。

「いいぜ、いいぜ、お前の気位の高さは悪くない。試されてやるから全力で撃ってきやがれ、決めた、絶対、お前に俺が主と嫌でも認めさせてやる!」

 ケルベロスは返事をするように今日一番の澄んだ遠吠えを始める。まるで歌うように吼えるケルベロスを見つめる。

 そのケルベロスの上には物凄い魔力が込められた火球が生まれる。だが、それだけで満足できないケルベロスは更なる魔力を込め始める。

 それを不敵な笑みで見守る雄一は、肌を刺すような熱さを感じて、まるでもう一つの太陽のようだと思う。

 それを向かい討つ為に雄一は両足を肩幅に開き、気合いを入れて火球を睨みつける。

 雄一の気合いに連動するように両目に宿っていた金と青の光が混じり合うようにして雄一を覆い始める。

 その光が雄一を包むように馴染むとイエローグリーンライトに近い色のオーラになって安定する。

 両目の瞳の色もオーラと同じように安定するとケルベロスに叫ぶ。

「いつでもきやがれっ!」

 それが合図になったかのように最後の力を振り絞るように遠吠えするケルベロスが雄一に極大の火球を放つ。

 極大だからゆっくりに見えるが凄まじい早さで雄一に襲いかかる。

 このまま落ちてくるのを待っていると死力を尽くしたケルベロスを巻き込んで死なせてしまうと判断した雄一は飛び上がる。

「まったく馬鹿犬が、俺が凌げなかったら自分が死ぬ事を考えなかったのか?」

 ケルベロスを一瞥して、呆れるように言うと正面に向き直り、口の端を上げて笑う。

「だがよ、凌ぐだけじゃ満足したりしねぇんだろ? ああ、いいぜ、俺の魂が燃えるとっておきの一発を眼を見開いて見てろっ!」

 雄一は雄叫びを上げながらケルベロスが生み出した火球に拳一つで殴りかかる。

 拳が火球にぶつかると上半身裸の雄一の背中の筋肉が盛り上がる。火球の熱さか自身が発する熱のせいか、噴き出す汗を流しながら拮抗した状態で腹の底から叫ぶ。

「これが俺の……俺の『お父さんマジ殴り』だぁ!!!!」

 覆っていたオーラが激しく明滅すると突然激しく光輝き始める。雄一を包むオーラはケルベロスをも飲み込む程、大きくなる。

 雄一は、「どっせいぃ!」と叫びと共に拳を振り抜く。

 振り抜かれた火球は押し返され、大爆発を起こす。

 貫くようにして雄一の放った力が上空にある雨雲に突き当たると見える範囲にある雨雲が掻き消え去る。

 地面に降り立った雄一はケルベロスを見上げる。

「どうだ? 満足したか?」

 少なくとも雄一はスッキリとした顔をして笑みを浮かべる。

 すると、ケルベロスを覆うように陽炎が生まれ、そこから見える影が縮むのに雄一が眉を寄せていると声がする。

「悠久の時を過ごしてきたが、こんな満たされた気持ちになる日が来るとは思ってなかった。わらわは満足じゃ、この身も心もそなたのモノじゃ」

 陽炎の中から出てくる存在を雄一は凝視する。

 何か認めるのを拒否するように眉間を良く揉んでから、もう一度見つめるが見えるモノは変わらなかった。

 若干、土埃に汚れて、足下が覚束ない歩き方をしてこちらにやってくる。アレが雄一が思う存在であるならば、そうなっているのは雄一が原因である。

 雄一の目に映る存在は、アクアやアグートと同じようにチャイナドレスのような服を着ており、アグートは真っ赤であったが、目の前にいる子はピンクに近い赤色といったチャイナドレスを纏っていた。

 チャイナドレスより、はっきりと分かるピンクの長い髪を両端でお団子にするような髪型をして、シホーヌより少し小柄な色々バランスがおかしい少女が雄一にヨタヨタと近寄ってくると倒れるように雄一に抱きついてくる。

 思わずといった感じで抱き返す雄一に少女は更に強く抱きついてくる。

「おおっ、逞しいオスの匂いがするのじゃ」

 にへら、と嬉しそうな顔をして雄一の割れた腹筋に頬ずりをする。

 雄一の顔が驚愕に歪む。

 正面から抱きつかれている事ではっきりと自覚する。歩いてくるのを見てる時から思っていた事ではあるが、明らかにバランスのおかしい胸の大きさの危険物を股間に押し付けられる事で自覚してしまう。

 雄一は、逃げるように腰を引いて、誤魔化すように目線を合わせて質問する。

「えっと、君は誰だ?」

 そう言いつつも誰かと検討は付いているが否定して欲しくて聞くが、抱きつきを阻止されて頬を膨らませて、そっぽ向かれる。

 忍耐強く耐えた雄一は、ピンクのお団子頭の少女にもう一度同じ質問をすると、「これから時間は沢山ある」と表情を明るくすると雄一に向き直り答えてくれる。

「わらわは、リューリカ。火の精霊獣じゃ。今日、この時より、わらわの主はそなただ。末永く、よろしくなのじゃ、ダーリン」
「ごめん、事情が分からない」

 可愛らしく頬を染めて、はにかむ少女、リューリカに負けずに切り返すが意にも返されない。

 思考が停止しかけている雄一に飛びかかるようにして首に抱きついて雄一に頬ずりを再開する。

 そして、雄一を覗き込むようにして、幸せそうに笑いながら言ってくる。

「わらわと初めての子作りしよっ?」

 雄一は澄み渡る青空を見上げ、「ああ、俺は夢を見てるのか、早く起きて朝食を作らないと……」と現実逃避しているのを見ていたリューリカが、にぱぁ、と笑顔を浮かべる。

「ダーリンは料理もできるのか? 素晴らしいのじゃ、わらわも早く食してみたいのじゃ」

 雄一は、MP0になり、涙を流し続けた。
しおりを挟む
感想 128

あなたにおすすめの小説

最強の異世界やりすぎ旅行記

萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。 そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。 「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」 バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!? 最強が無双する異世界ファンタジー開幕!

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。 前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。 ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。 「この家は、もうすぐ潰れます」 家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。 手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。 間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。 多分不具合だとおもう。 召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。 そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます ◇ 四巻が販売されました! 今日から四巻の範囲がレンタルとなります 書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます 追加場面もあります よろしくお願いします! 一応191話で終わりとなります 最後まで見ていただきありがとうございました コミカライズもスタートしています 毎月最初の金曜日に更新です お楽しみください!

処理中です...