週1くるパン屋の常連さんは伝説の騎士様だった〜最近ではほぼ毎日ご来店、ありがとうございます〜

狭山雪菜

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後編

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連れて行かれたのは、パン屋へと戻った私の家と正反対の場所にある木造2階建ての古びた建物だった。
「…ここは?」
「騎士団本部の宿舎だ、ここの私の部屋へ行こう」
「そんなっ部外者…が入っていいのですか?」
「…気にしなくて大丈夫だ」
戸惑う私に彼は気にせず、スタスタと宿舎へと入っていく。階段を上り、いくつかの角を曲がると廊下の端にある扉の前に止まった。扉を開けて中へ入ると短い廊下の両脇に扉があり、廊下を進むとベッドと木製のテーブルと椅子の同じデザインセットが置いてある。家具以外荷物もないシンプルな部屋に、生活感があまり感じられない。
「ココが、エン様の…?」
「ああ」
キョロキョロと部屋の中を見る私を、部屋の壁際に置かれたベッドにそっと座らせた。
彼の身体が私から離れてしまい、程よい温かさをくれていた熱がなくなり、思わず彼を見上げた。
「…どうした」
「あ…いえ」
意識しているのが私だけかと恥ずかしくなり俯くと、私の横にエン様が座った。
「マチルダ」
私の顎に手を添えて上へとあげると、私と彼の視線が絡まった。
ーー何て綺麗な瞳なの
と彼の瞳に見惚れていると、彼の顔が私の顔に近づき自然と瞼が閉じた。軽く唇を重ね合わせ、私の唇のラインを彼の舌がなぞる。薄く口を開けると、彼の舌がスルッと私の口内に入る。歯列をなぞり上顎も内頬も彼の舌が順番に辿り、最後に私の舌の付け根へと移動し、強く吸われチリチリと痛みが出る。
「ん…っ」
甘い声が漏れてしまうと、彼の口づけも深くなり、口同士が隙間なくぴたりと重なる。顔の角度を何度も何度も変えては、深くなる口づけに夢中になり、くらくらと目眩のような症状が出て彼の胸元のシャツを握った。すぐに握った片手の上から彼の左手が重なり、彼の右手は私の背中に回り引き寄せられ彼の上半身に密着する。
「ぁ、っ、そこはっ」
私の手の上に重ねていた彼の手が、私の制服の上から胸を揉んだ。ビクッと反応してしまい、彼の口づけから解放された。エン様はそのまま私の頬や耳元にキスを落としながら、制服のワンピースの背中にあるファスナーを下ろしていく。引っ掛かった肩の生地を前にして、袖を引っ張られ腕を抜くと、徐々に露わになる私の上半身。白い布を巻いただけの胸を隠すようにクロスした私は、恥ずかしくて目をぎゅっと瞑った。
ーーこんなっ、の、全然っ、予定してなかった…から
恋よりも生活するのにいっぱいいっぱいで、見えないだろうと服の下は、ただ細長い布を巻いているだけだった。でもちゃんとしておけばよかったと、今は遅い後悔をしている。
「マチルダ、可愛いよ」
私の両肩に手を置いて、肩から二の腕までを摩るエン様は、肩にちゅっ、ちゅっ、とキスを落としていく。瞼を開けると、すぐ側に彼の顔があった。
「…エン様」
と掠れた声が漏れてしまい、彼は私を宥めるように何度か啄むキスを始めた。身体の力が抜けると彼の唇は頬や首筋へとおりていき、鎖骨のラインを舌で這わし強く吸う。チクリとする痛みは所々で起きていき、痛みの起きた所を見ると赤い印が残っていた。柔らかな膨らみの乳房にも顔を埋めた彼は、丹念に舐めては強く吸い、こちらは甘噛みも加わった。
手持ち無沙汰になった私は、目の前で動く彼の銀色の髪に触れると、思いの外柔らかくて指を絡めた。彼の頭を抱きしめる体勢となってしまったが、エン様は私への口での愛撫をやめようとしなかった。
「っ、ぁ…っ」
擽ったいのと変な感覚を覚えて、もどもぞと身体が動いてしまうと、彼は私の太ももを上げてベッドへと仰向けにして寝かしつけた。その時、ワンピースを脱がせられ、彼の眼下に白い布が解け始めた乳房と白いパンティー姿の私が晒された。
「…とても…綺麗だ」
そう告げた彼は愛撫を再開させるべく上体を屈み、白い布を退かせながら乳房を口に含んだ。大きいとも言えないが、小さくもない乳房の先をちゅうちゅうと吸い、舌でツンとなった粒を転がし、粒の周りに舌を這わす。もう片方の乳房は、彼の手によってこねられ、揉まれぐにゅぐちゅと形が変わっていく。
「ん、っぁ、ん」
ぴりぴりとした感覚が続き、膝を合わせて摺り寄せていると、それに気がついた彼は乳房への愛撫を止め、彼の顔がそのまま乳房の下へと移動した。ちゅっとキスをしたり舌を這わし甘噛みしては、強く吸い痛みが出る。臍の中もねっとり舌を這わし、彼の手が腰のパンティーの中へ入ると、スルッと脱がされた。自分の髪と同じ赤い下生えを見られ、恥ずかしくなり手で隠そうとするが、その前に彼の顔が下生えに埋まる。喰むように優しく口の中へと入った下生えが、彼の舌と絡み濡れていく。
「ああっ!」
腰を掴まれたために身動きの取れない私は、強烈な痺れに耐えきれずに目の前が真っ白になり背がのけぞった。ぴくぴくと動き固まった私の下生えから、下の蜜壺の縁へと移動した彼の舌。余すことなく舐めては、蜜壺から溢れる蜜を啜り飲み込む。
「はっ、ぁぅっ、ぅっ、あ」
汚い、とか、いや、とか簡単な単語も言えない感覚に、ただただ一文字の言葉しか出ない。私の身体がこの感覚から逃げ出さないと悟った彼が掴んだ私の腰から手を離し、乳房へと移動すると両手での愛撫が始まった。乳房を揉まれツンとした粒を摘まれ、グリグリと潰したりピンと弾けさせ、下半身も遠慮なく責められて、呆気なくまた真っ白になる感覚。
「こわっ、い…ですっ、ぁっ、真っ白っ…に、ん」
「それは、私の愛撫に感じている証拠だ…快感だよ」
と、蜜壺の中を舌を入れられながら、彼が喋るから彼の息も当たり余計な刺激を感じる。
「っ、快…っ感っ…?」
「ああ」
彼の右手が私の乳房から離れ、身体のラインに沿って下がると、唐突に蜜壺の中に異物を感じ取った。
「ああ、っ、ああっ」
思わず身体が上がると、彼は私の内腿に舌を這わしながら、右手で私の蜜壺の中へと指を入れ出し入れさせていた。
グチュグチュと数回出し入れをすると、指が1本増えもう1本増え、今度は中へと埋まる時に指をくの字に曲げたり、パラパラと動かしたり、少しでも違う反応をする箇所を執拗に攻めたりと休む事なく指を動かし始める。
「あっ、ぅ、っっ」
乳房の愛撫も止まり彼が起き上がると、2人の視線は絡まった。
「マチルダ、いいか」
苦しそうな声に胸がきゅんとなり、コクコクとしか頷く事しか出来ない。
熱く燃えるような固さのモノが蜜壺の入口にあてがわれると、すぐにミチミチと広がっていく蜜壺の縁。蜜壺が裂けそうな痛みが出て、すぐに彼の昂りをぎゅうぎゅうと締め付けてしまう。
「っぐ…、悪い、っ」
そう言った彼だったけど、昂りを蜜壺の中へと入れる事をやめない。ズンッと入る彼の固さが蜜壺いっぱいに広がり、だんだんと痛さとは違う何か込み上げるものがやってくる。
「っ、あ…っ」
痛みを抑えた声から甘い声に変わっていくのを感じ取ったのか、エン様が私に覆い被さる。口を塞がれ舌が絡まる濃厚なキスをすると、彼の首の後ろへと腕を回した。その間にも繋がりは深くなっていき、キスをするにも苦しくなって口が離れた時には、もう彼の昂りは私の蜜壺を貫いていた。
お互いの舌を絡めながら、はぁ、はぁっと私の荒い息が彼の顔に掛かる。
「ん、っぅっあ」
少しずつ動き出した彼の腰は、昂りでいっぱいになっている蜜壺の側面を擦り付けていく。蜜壺の最奥へと戻る時は、抉るように昂りの先端を側面へと当てながら埋まっていく。
徐々に蜜壺への攻めは激しくなっていき、乳房がぷるんぷるんと上下に揺れる。私が特に反応する所を重点的に攻められて、絶頂へと達した。
「あっ、ぅっ、ああっああああっ!」
「ぐっ…っ、っ」
低く唸った彼の声が聞こえて、すぐに蜜壺に叩きつけるように注がれた熱い証。
「あっ、…つい、あっん、っ」
背がのけ反り彼から注がれる証を搾り取るように、私の蜜壺は伸縮し昂りをぎゅうぎゅうと締め付けた。
エン様は私の胸の上に倒れ込み、私は条件反射で彼を抱き止めた。

しばらくすると彼が顔だけ上げたので、彼の頬を両手で挟むと啄むキスが降りてくる。
「今日…は、このまま」
「はい」
泊まっていけとの事かと思い、頷くと蜜壺の中にあった彼の昂りが大きくなっていくのを感じた。チクチクとまだ痛みが出てきた蜜壺への刺激で、眉を寄せてしまうと、
「すまない」
と頬を赤らめた彼がどうしようもなく愛おしく感じてしまい、彼の鼻の頭にちゅっとキスをすると濃厚な雰囲気となり、名残惜しく彼は私の蜜壺からゆっくりと抜けてしまった。
「…無理をさせてしまい、申し訳ない…ゆっくりしてくれ」
そう言って彼は起き上がり、私に薄手の布団を掛けると、ベッドから居なくなってしまう。部屋の扉の方へ歩き出すと彼の姿が見えなくなってしまった。
ーーえっ…なんでっ
と軽くショックを受けていると、少しして彼が桶とタオルを持って戻ってきた。
「…エン様…?」
「清めないといけないから」
と桶をベッドの側の床に置くと、桶の中には水が入っていた。タオルを入れ濡らして絞り私の布団を捲ると、下半身へとタオルを当てた。ーー正確には下生えあたりだけど
「っ!なっ、エン様っ」
ぱくぱくと口を動かしながらも、恥ずかしくて声が出でしまうが私の抗議の声も虚しく、淡々と彼の証と少し出血してしまったモノを彼は丁寧に拭い、何度か桶の中にタオルを入れて絞り洗っていく。

「これで、よし」
そう言って桶の中にタオルを入れて、私のいるベッドに入り込むエン様は、私の身体を引き寄せ足が絡まった。
「マチルダ…私は君を愛している」
「エン様…私もです…愛してます」
彼の愛の告白に私も返すと彼が幸せそうな顔をして、私の頬を撫でた。頬へ何度も何度も優しく往復している親指の腹にだんだんと微睡み、睡魔がやってくる。
「おやすみ」
彼の低く落ち着いた声に全身の力が抜けて、私は眠りに落ちてしまったのだった。



**************


「団長っ!っ!何してるんですかっ」
気持ちよく眠っていたら、突然聞いたことのない男の人の元気で大きな声に、身体がビクッと反応して目が覚める。
「…カリス、大きな声を出すな」
彼の怒ったような声が聞こえたかと思ったら目の前が暗くなり、よく見たら薄手の布団を掛けられたからだと、分かった。
ーーそうだ…昨日、騎士団の宿舎で泊まったんだ
青ざめた私は、身体を動かさずに息を殺してじっとしている。だけど人型に盛り上がっているから、バレバレだとは思うけども。
そんな想いをしている私を気にしていない彼は起き上がり、カリスと呼んだ男の人に
「今日は一日有休を取る、あれほど休みを取れ取れ言っていたんだからいいよな?」
普段一緒にいる時には聞けない、有無を言わせないきびきびとした彼の声が聞こえる。
「そんなぁ…団長、急に言われても」
カリスと呼ばれた男の人は困った声を出していたが、はぁっ、と盛大なため息を吐いたと思ったら
「もう…今回だけっすよ、当日!しかも、始業直前ですよ」
「悪いな」
しばらく業務のやり取りを聞いていたが、私はお布団の下で血の気が引いていくのを感じた。
ーー騎士団長様っ、だわ…とてもっ、とてもお強いと言われているっ
そんな方と一夜を共に…いや、パン屋の常連客だからと、宿舎とは正反対の私の家まで送って下さってくれた。騎士団に入っているだけでも、周りからの羨望の眼差しが凄いのに、まさかそのトップの、騎士団長様だったなんてっ!
このあとの展開を考え、ガタガタと身体が震えていくのが分かる。
ーーあぁ、パン屋をクビにされて…それとも、不敬罪かな…
やっと手に入った安定した職を自分のせいで失くすなんて、悲しい感情がどっと押し寄せてくる。
「…マチルダ、起きてるか?」
彼の声と同時に布団の重みが無くなり、目の前が明るくなって眩しくて目を瞑る。手で目の上を覆い影を作り、明るさに目を慣らす。私の視界の半分下から彼の逞しい胸板が見えて、ドキッとする。
「…エン様」
昨日の出来事を思い出し頬が赤くなり、自分も何にも身につけていない事に気がついて、布団から出ている胸元を布団を引き寄せ隠した。
くくっ、と笑った彼は、布団の中へ腕を入れ私の上へと覆い被さった。
「昨日…愛し合っただろう?」
そう言って、彼の下半身が私の下半身と重なり密着する。私の顔の横に彼の左腕の肘が付いて、私を見下ろす。
微笑む表情は優しくて、彼の顔が私の顔に近づくと唇が重なる。すぐには離れなくて、彼の舌が私の唇を舐めると、自然と口が開き彼の舌が私の口内へ入る。彼が私の舌を強く吸い絡めていると、濃密な雰囲気が2人を包む。
「ん、っあ」
私の甘い声が漏れると、彼の舌が私の口内から居なくなってしまい、お互いの額が重なる。黙ったまま見つめ合っている。吸い込まれそうな彼の青い瞳に魅入られて、彼の頬を両手で挟む。
「…おはようございます」
「おはよう」
ふっと彼が笑うと、私の手も動く。彼の笑顔が嬉しくて、彼をじっと見つめてしまう。
「…団長…様だったのですね」
自分に言い聞かせるように告げると、彼の片眉が上がる。
「マチルダ?」
「…私、この事…誰にも言いません、だから」
私の左手の上に彼の手が重なり、持ち上げると私の掌に口づけをした。
「どうした…?」
優しい声に涙が溢れてしまう。突然泣き出した私にエン様は、びっくりして目を見開く。
「…まさか、伝説の騎士様だったなんて…私は知らなくて…」
「マチルダ、まさか」
突然彼の声が低くなりぐっと唸り、掴んでいた私の左手をシーツに押し付けた。
「まさか、このまま無かったことにするのか」
眉を寄せた彼の瞳は怒りに満ちていて、その瞳すら綺麗だと泣くのも忘れて見惚れてしまう。私が返事をしないのを、肯定と感じたのかシーツへと押し付けた私の左手をギュッと握る。
「マチーー」
彼が口を開いた瞬間、何か言わなくては、と焦った。
「そんなの!当たり前です!きっ、貴族様や伝説の騎士様とお近づきになりたい人達は沢山います!私は…私はっ、平民でっ」
身分が違いすぎて彼の足を引っ張ってしまう、と言おうとして、ハッとした。
ーー私っ、なんて浅ましい考えをっ
何の地位も名誉もない一般平民が、かの有名な騎士様の足を引っ張れると思っているなんて、何を考えているのだ。
「私はマチルダとしか近づきたくない…愛してるんだマチルダ、ひと目あった時からずっと…この気持ちは変わらない」
「だって…私は…」
「地位なんて関係ない、どうか…無かった事などにしないでくれ」
そう言って私の頬や鼻先、口の横にキスを落としていく彼。強く握っていた私の手を解き指を絡めると、額同士が触れ合い、また視線が絡んだ。
「好き…です」
断ろうとしたのだが…目の前に彼がいて触れ合っているだけで、もう離れたくない思いが溢れてくる。
「私っ…平民ですけどっ…一生懸命勉強して、エン様が快適に過ごせるようにっ、私っ」
上手く言葉に出来なくて何が言いたいのかわからなくなってきたが、私を落ち着かせるように彼は私の頬や肩に口づけをして肩を撫でる。
「ああ」
止まっていた涙が溢れ出し耐えきれなくなって、彼の首のうしろへと腕を回し彼に抱きつくと、彼は浮き上がった私の背中に手を回して支えてくれた。
「マチルダ…愛してる」
彼が私の耳元に囁くと彼も私の肩に顔を埋めて、しばらく私達は抱き合っていた。




**************




街角にある人気のパン屋に入ったばかりの一人の娘。赤い髪の彼女は明るい性格とその見た目の美しさから、あっという間に常連客に好まれ、女性からは羨望と嫉妬の眼差しを向けられていた。
その常連客の一人、建国史上最強と言われた騎士団長の心をも魅了し、表情の変化も無かった彼が唯一、パン屋に入る時だけ優しくなる表情。長年お店を切り盛りしていた女主人は、見たこともない騎士様の変化に驚いた。
「やっぱり、私の目に狂いは無かったね」
と、店を開けている準備を進めていた彼女に、騎士団長から女主人宛に送られてきた手紙を見て、ほくそ笑む。

『マチルダは本日、私エンドル・ファクトと過ごす事を許してほしい』




結局彼女は常連客に惜しまれながらパン屋を辞めてしまったのだけれど、末永く伝説の騎士様に愛されたとさ。


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